戸建にせよマンションにせよ、いつかはマイホームを構えて快適に暮らしたいものですよね。
マイホームの購入は結婚や出産と同じくらい人生の中でもビックイベントですが、いずれもしっかりとした「準備」が肝心です。
中でもマイホーム購入は、
・実際に住み始めてから始めて気づいた不満が…。
・思っていたイメージと違う…。
・支払いプランを失敗してしまった…。
となってしまっても修正するのに莫大な料金がかかってしまう事も。
そこで本日は低金利や増税前の追い風を受ける、「分譲マンション」の「モデルルーム見学」について取り上げてみました。
実はこのモデルルーム見学の段階で、しっかりとポイントを押さえ、住まいのイメージや確認すべきポイントを明確にしておくことが上記の様なリスクヘッジにつながります。
本記事では、モデルルーム見学の流れ・見ておくべきポイント・聞いておきたいことを解説していきます。
マイホームを検討中の方も、将来的にマイホームを検討される方も、見学前の事前学習としてぜひお役立ていただければと思います。
※ここでは一般的なモデルルーム見学の流れをご紹介しています。企業によって異なる場合がありますのでご了承ください。
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モデルルーム見学の前に、知っておきたいこと
モデルルームは「見学だけ」でも大丈夫!
来店するとまずは受付から始まり、その後は上図のような流れで進行していきます。
もちろんモデルルーム見学だけでも可能ですし、工程のうちのいずれかピックアップして説明を受けることも可能ですので、早ければ10分程度で見学を終える方もいます。
「買うと決めていないのに気軽に行ってもいいのかなぁ?」
「今すぐ必要というわけではないし…。」
と考えている方も多くいらっしゃいますが、将来のための参考見学や一戸建てとの比較検討、またインテリアコーディネートの参考などでもOKです。気軽な気持ちでふらっと寄ってみてもモデルルームを見学させてもらえますので、ぜひ行ってみましょう。
もし時間制限のある方は「○時○○分には帰らないといけないので。」と来店した際にあらかじめ帰る時間を伝えておくといいでしょう。
ゆっくり見学したい場合は「来場予約」を活用しよう!
物件の良し悪しから住宅ローンの予備知識まで、1から10まできちんと説明を受けたいという方もいらっしゃるかと思います。より充実した見学を実現するために、事前の【来場予約】をおすすめします。来場予約をすると、スタッフがご指定の見学時間までに、ゆっくり見学できるようお席と時間の確保、ご準備をしますので、混み合って充分な見学ができないということはありません。
来場予約は、電話もしくは企業のホームページから簡単に予約をすることができます。
企業によっては、ホームページの予約画面に、説明を聞きたい項目の選択ができるようになっているところもあります。見学当日までに販売スタッフに、要望に合わせた資料等をしっかり準備をしておいてもらえるというメリットがありますので、ぜひ活用されてはいかがでしょうか。
モデルルーム見学の流れとポイント
モデルルーム見学の一般的な流れは、
- 受付をする
- 建設地・周辺施設の説明を受ける
- 物件規模・概要の説明を受ける
- 間取りプランの説明を受ける
- モデルルームを見学する
- 検討する間取りで支払いシミュレーションをする
となっています。
モデルルームによって、工程がこれより多かったり少なかったり、また前後することもあります。所要時間は、全ての工程を受けた場合、約1~2時間程度が平均的です。
そして全体を通してのモデルルーム見学成功の秘訣は、実際に住んでいるところをどれだけ具体的に想像することができるかです。
そのためのポイントを工程の流れに沿って解説していきます。
Step1. 受付をする
受付用紙に記入
来店すると、まずテーブルに案内され、そこで受付用紙に記入をします。
(受付用紙に記載する項目例)
- お名前やご住所、お電話番号などの基本情報
- 現在のお住まいの状況(間取り、家賃、お住まいに対する不満、等)
- 新居への希望条件(間取り、広さ、設備、立地、希望価格、等)
- ご勤務先やご年収など住宅ローンの資金計画算出に必要な事項 等
受付用紙にどこまで記入すべきか、ご不安な方はこちらの記事をご覧ください。
担当スタッフのご挨拶
そして、ご案内する担当スタッフがご挨拶をし、受付用紙にご記入いただいた内容を元に、お客様に合わせてのヒアリング、マンションのご説明へと進んでいきます。
このヒアリングの段階では、この後の工程をご自身に合ったより具体的なものにするため、現在の不満やマイホームに求めている条件など、どんな細かいことでも大丈夫ですので、担当スタッフにご自身の状況を伝えておきましょう。
モデルルームに見られる様々な『おもてなし』
最近ではいろいろな種類のドリンクやお菓子をお出ししてお迎えするギャラリーが増えています。
またキッズスペースが用意されているところがほとんどですので、お子様連れのご家族も安心してゆっくり見学できるようになっています。
女性に優しいサービス(トイレルームの様々なアメニティーやひざ掛け、加湿器等)や細かい文字が読みにくい方向けにルーペのご準備など、長い時間の滞在にくつろげる環境づくりを努めている会社が増えてきています。
Step2. 建設地・周辺施設の説明を受ける
多くは商談テーブルに置かれている卓上マップやパネルを用いて建設地の説明を行っていきます。
ジオラマ(立体模型)を設置しているマンションギャラリーも存在します。
この段階で担当スタッフに聞いておきたいポイントをご紹介します。
以前は何が建っていたのか
例えば以前建っていたものが工場の場合、その種類によっては、その土地に基準値を超える有害物質が含まれていないか(土壌汚染)の確認などが必要です。念のために聞いておきましょう。意外と見落としがちですが、押さえておきたいポイントの一つです。
どの方角を向いて建築されるのか
建物の向きは人によって好みの違いはありますが、重要な確認ポイントです。南向きは人気がある分、他の向きに比べ価格が高く設定される場合が多いです。また、周辺建物の状況や望める眺望によっても人気は変わります。一旦、向きを確認したうえで、その他の条件(価格・眺望など)も加味しつつ、総合的な判断をしましょう。
前・横・後ろの周辺建物の位置関係
地図上では周辺にどれぐらいの規模・高さの建物が建っているか分かりません。検討物件の周辺に日影を落とす建物がないかどうかなど、スタッフに確認しましょう。また、建設される現地でも周辺建物との距離や日当たりを実際に確認してみることも大切です。
保育・幼稚園や学校などの教育施設
教育施設はお子様がいらっしゃるご家族には気になるポイントですし、近くにあって欲しい施設ですね。距離だけでなく、通学路が安全かどうか実際の通学時間帯の交通量なども確認しておくとより安心です。
逆にデメリットとしては、近すぎると学校のチャイムや部活動の音などがうるさいのでは?と不安に思われることも。音については自身の許容範囲かどうか実際に確認してみることが大切です。教育施設が近いことは、いざというときの避難所が近いとも言えますし、歩車分離されている舗道となっていたり、地域によってはパトカーが巡回してくれることもあり、意外なメリットを享受できる場合があります。
教育施設が近い物件が選ばれる理由についてはこちらの記事もご覧ください。
内科、小児科、救急病院などの医療施設
医療施設が近ければいざという時に安心ですね。ただ、救急病院など大型病院の場合は救急車の出入りが多い可能性もあります。サイレン等の騒音を気にされる方は、その状況を確認しておきましょう。
スーパーやコンビニなどの購買施設
スーパーなどが近く徒歩圏内であれば、買いだめしておく必要もなくなりますね。毎日必要な食材だけ買うことができ、冷蔵庫の中はいつもクリーンな状態に。賞味期限を気にしながら食事メニューを考える必要もなくなります。
ただし、大型スーパーが近くにある場合は、大きなトラックや買い物客で交通量も多くなりますので、排気ガスが気になる方は確認しておきましょう。検討している物件がスーパーから遠い場合でも、最近ではネットスーパーを利用するなどの方法があります。
買い物をラクにするポイントについてはこちらの記事もご覧ください。
バス停、駅などの交通利便
交通機関が徒歩何分の場所に位置しているのか、時間帯による便数、最終便時刻などは確認が必要です。また、バス停であれば屋根が付いているかなども確認しておいても良いかも知れません。
駅近物件を求められる方が多くいらっしゃいますが、近い分、貨物列車を含む電車の音が気にならない程度かどうかは確認が必要です。
Step3. 物件規模・概要の説明を受ける
物件の戸数や階数、施工スケジュール、入居開始日などの全体概要が説明されます。
また、各モデルルームには「設計図書」が設置されていますので、各間取りの平面詳細図や建具図、また杭のデータや本数なども確認できます。
この段階で担当スタッフに聞いておきたいポイントをご紹介します。
全部で何戸(世帯)あるの?
10~30戸程度の小規模のマンションもあれば、100戸以上の大規模なマンションもあります。
管理形態にもよりますが、規模によって毎月のランニングコストである管理費等の負担額や、管理組合の役員の順番がまわってくる頻度などに影響してきます。
何階建て?
階数や構造によって、眺望や価格、間取りや天井高などの仕様が変わる場合があります。
一般的に同じ間取りでも階数が高い方が眺望は良く、その分価格は高くなります。また、階数によって、梁の出る位置が違ったり、防火構造上窓が網入りガラスになっていたりするので確認が必要です。
マンションの階数を選ぶポイントについてはこちらの記事もご覧ください。
価格帯は?毎月のランニング(管理費、修繕積立金、駐車場など)費用は?
間取りや階数によって価格が異なります。また、狭い部屋のほうが所有持分も少なくなりますので、価格に比例してランニング費用が安くなり、一方の広いお部屋はこれらが高くなるのが一般的です。
ただし、向きや眺望、周辺環境によって異なる場合があります。
マンションのランニング費用についてはこちらの記事もご覧ください。
入居時期は?
即入居可能物件もあれば、入居が数か月~2年先といったこともしばしばあります。販売開始から早い時期であれば、フローリングや扉などのカラーを選択できたり、注文戸建のように好みに合わせた間取り変更や収納スペース増設などの変更工事を受け付けてもらえたりするところもあります。
また、入居までしばらく期間がある場合、頭金を貯めることもできますね。即入居可能物件は、今の住まいの家賃をしばらく無駄に払い続けなくていいという良さがある反面、購入しようとしている物件が今まで売れ残ってきたという不評物件であることも考えられます。販売開始から何ヶ月経過してその販売状況なのか、ここはぜひ確認すべきポイントです。
マンション購入の狙い目についてはこちらの記事もご覧ください。
標準設備はどんなものがあるの?
近年においてはLED照明やエコ給湯器など全体的にエコ仕様になっていますが、さらには「見える化」も促進され給湯リモコンや専用ページなどで光熱費が確認できるようになってきています。
こういった最新設備の他にも、都市ガスの有無、IH対応可能か、浴室乾燥はガス式か電気式かなど標準設備の説明を一通り受けるようにしましょう。
マンション設備についてはこちらの記事もご覧ください。
管理人さんはいるの?勤務形態は?
管理会社から派遣される管理人さんは、ご入居後において一番身近な存在ではないでしょうか。勤務内容は主には清掃業務や巡回業務となりますが、例えば、勤務時間が9時から17時までのところもあれば、9時から15時まで、また中には24時間体制のマンションもあったりとさまざまです。
管理人さんのお給料も管理費から算出されますので、管理費が極端に安くしてあるところは週に2日だけとか、午前中のみといったケースもありますので、注意が必要です。
駐車場は敷地内に1台は付いている?先着順?
基本的に一家に1区画確保されているケースが多いです。お部屋と同様に先着順もあれば抽選形式もありますので、確認しておきましょう。駐車場が確保されていない場合は、マンションの周辺で確保する必要が出てきますので、周辺の空き状況や賃料相場などを確認しておくと良いでしょう。
分譲マンションの駐車場についてはこちらの記事もご覧ください。
Step4. 間取りプランの説明を受ける
間取りタイプはA,B,C,D…などのアルファベッドで表記されているケースが多いですが、それぞれ広さも違えば、部屋数、間取り、向き、そして価格等も異なります。そのため選択に戸惑ってしまうことも少なくありません。
ご自身の予算、置かれている状況、そして希望条件により近い部屋選びをしましょう。間取り模型を置いてある所も多いため、図面と間取り模型を有効活用して、ご家族で生活イメージを想像しながらお部屋を選んでいきましょう。
モデルルームでは複数ある間取りの中で1プランのみを公開していることが多く(建物内モデルルーム等、複数タイプの部屋を公開している場合もあります)、希望のプランは見られないことが多いです。そのためこの段階でのポイントは、希望間取りを絞っておくということです。
モデルルーム見学の際、モデルルームと実際検討する部屋とではどこがどう違うのか、図面を見比べ、担当スタッフに確認しながら見学をすすめることで、より具体的に想像を広げていきます。
1つに絞れない場合は、中住戸だったら○○○号室、角住戸だったら○○○号室といったように2つくらいに絞ってモデルルーム見学に進みましょう。
間取りの選び方についてはこちらの記事もご覧ください。
この段階で担当スタッフに聞いておきたいポイントをご紹介します。
自分の好きな間取りに変更できる?
受け付けてくれるメーカーもあれば、そうでないメーカーもあります。受付可能であれば、収納を増やしたり、逆に収納を減らしてお部屋内を広くしたりと好みに合わせて自由にカスタマイズできます(有償の場合があります)。
ただし分譲マンションは限られた面積のため、物理的に困難なことや、基本的に水周りの移動はできないなど制限がある場合があり、できる範囲もある程度は限られてきます。
Step5. モデルルームを見学する
モデルルーム見学において、自分にあった物件なのか、しっかり見極めるためのポイントをご紹介します。
図面と見比べる
前述のとおり、モデルルームと実際検討する部屋の広さとではどこがどう違うのか、図面を見比べて、また担当スタッフに確認しながら見学をすすめましょう。
各部屋の広さや形の他に、バスルームの大きさ、システムキッチンの長さ、梁の出ている位置などが違っている場合があるのでチェックしましょう。モデルルームの中にシールで「○タイプの場合、長さはここまで」といったような目印をしているところもあります。
動いて、触って、体験する
色々な生活シーンを具体的にイメージして<疑似的に>体験してみましょう。そうすると、ただ歩いて見て廻るときとは違ったものがどんどん見えてくるはずです。
居心地の良さ、便利さをじっくり味わうのももちろん良いですが、不便なところ、気になるところはないかという視点で一通りチェックしてみてください。
「キッチン台の高さはちょうど良いだろうか」
「サニタリールームの広さは充分だろうか」
「寛いでいる時に照明が目に入るな」
「照明スイッチの位置が高(低)すぎるな」
など。
特に「動線」は図面で想像するよりも実際に動いてみた方が、何倍も実感できるはずです。
ここで感じた課題は、案内してもらっている営業スタッフに相談してみましょう。営業スタッフは購入やお金のこと以外にも、暮らし方の提案を総合的に行っている“住まいのプロ”。思いもよらなかった解決策をもらえるかもしれません。
オプションと標準の仕様を区別する
実際の生活をイメージしやすくするために、モデルルームにはキッチンの収納棚、食器洗浄乾燥機、エアコン、照明器具、ダイニングセット、また造作家具など多くの有償オプションやインテリアが設置されています(多くの場合、シールなどでオプション品を明示されています)。
また、いくつかのパターン化された間取りから好きな間取りプランに変更できる「メニュープラン」を利用可能な場合もあります。例えば、リビングの一角が和室になっているプランをすべてフローリングひとつづきのリビングに変更するなどのプラン変更が行えるものです。
システムキッチンのパネルやフローリング、建具のカラー等も変更できる場合があります。ほとんどの場合が明示されていますが、モデルルームで気になるものがあったらオプションかどうか確認しましょう。
希望の間取りに変更したい場合や、欲しい設備がある場合には、担当者にそれが有償オプションなのか無償で対応できるものなのか確認しておきましょう。
部屋ごとにチェックしておくべきポイント
玄関
廊下
また車椅子を使っている人、将来使う想定をしている人は充分通れるスペースがあるか、壁に手すりをつける予定がある場合は壁にそのための下地があるかどうかなどの確認が必要です。
マンションのバリアフリー事情についてはこちらの記事もご覧ください。
寝室
収納
マンションの収納についてはこちらの記事もご覧ください。
バスルーム・サニタリー・トイレ
サニタリールームについてはこちらの記事もご覧ください。
キッチン
この時に洗い物のしやすさにも影響するシンクの深さも必ずチェックしましょう。料理だけでなく他の家事と並行作業することを考えると、キッチンからバルコニー、キッチンからバスルームなどへのアプローチのしやすさも重要です。夫婦や子どもと一緒に料理をすることが多いご家庭の場合は、ご家族で見学して並んで使いやすいかどうかも見ておいてくださいね。
家事動線の良い間取りの選び方についてはこちらの記事もご覧ください。
リビング・ダイニング
バルコニー
バルコニーの活用方法についてはこちらの記事もご覧ください。
その他
マンションは限られた面積になりますので、個人のプライベートな空間を確保できるかどうかもチェックしておきましょう。
プライベート空間についてはこちらの記事もご覧ください。
Step6. 希望間取りで支払いシミュレーションをする
全体の「販売状況表」を持ち帰らせてくれる会社もありますが、そうでない会社も多いので、持ち帰って検討したい場合は成約済住戸をチェックして帰るようにしましょう。
モデルルームでは、担当スタッフが地方銀行、都市銀行、そして近年増加傾向にあるネット銀行の商品まで提案をしてくれます。何年ローンで毎月いくらになるのか、金利(利息)が安い銀行はどこがあるのか、そして将来的な繰上げ返済の説明までしてもらえます。
住宅ローンの審査についても、わざわざ時間と労力を要して銀行を渡り歩かなくても、モデルルームで済ませることが可能です。ローンの審査が通るかどうかは実際に審査をかけてみないと分かりませんが、通る見込みがあるか否かは銀行の審査基準、或いは販売スタッフの過去の経験(事例)に基づいて親切・丁寧に教えてくれますので、ぜひ気軽に相談してみましょう。
その方に合った金融機関や商品を紹介してくれますし、また金融機関に対してローンの斡旋まで行いますので、随分と手間を省くことができます。
マイホームの資金計画についてはこちらの記事もご覧ください。
この段階で担当スタッフに聞いておきたいポイントをご紹介します。
はたして今の収入で買える?
審査基準のひとつとして年収に対する「返済負担率」というものがあります。例えば年収を100%と見た場合に、「このうちローンの割合は35%までにしてください」といった基準が設けられています。金融機関や年収の額により負担率は異なりますが、この基準を満たしていれば借入は可能です。
ただしマイカーローンなど他の借入がある場合は、その返済も負担率の基準の対象となります。例えば車のローンの返済が年収に対して10%の割合を占めている場合は35%から10%を引いた25%が住宅ローンの借入できる割合となります。もちろんマイカーローンがあった場合でも、基準内に収まっていれば住宅ローンの借入は可能です。
住宅ローン借入可能額の計算についてはこちらの記事もご覧ください。
頭金0円で全額ローンは組める?
結論から言いますと組めます。上の負担率に収まっていて、他に銀行が設けている審査基準をクリア出来れば、本体価格3,000万円に対して住宅ローン3,000万円の借入は可能です。ただし、住宅購入には物件本体価格の他に、登録免許税や銀行の手数料関係等の諸経費で約100~200万円ほどかかりますのでお含みおきください。
これらを住宅ローンに上乗せして借入し、手出し資金を少なくすることもできますので、まずは担当スタッフに相談してみましょう。
頭金なしで住宅ローンを組むポイントについてはこちらの記事もご覧ください。
今の年齢でも最長期間でローンは組める?
最長期間と完済時年齢の制限も金融機関により異なりますが、最長期間は35年を設けている金融機関が多く、完済時年齢は80歳または81歳未満が多いです。仮に完済時年齢を80歳未満とすると、最長で組める年齢は44歳までということになります。
住宅ローンと年齢の関係についてはこちらの記事もご覧ください。
転職したばかりだけどローンは組める?
一般的には転職して1~3年以上とされているところが多いようですが、1,2ヶ月でも割戻し計算で審査してもらえる金融機関も多くあります。
転職後に住宅ローンを組むポイントについてはこちらの記事もご覧ください。
パートナーはいないけど1人でローンは組める?
単身男性でも単身女性でもローンは組めますし、連帯保証人をつけることを条件としない金融機関も多いです。
単身女性のマンション購入についてはこちらの記事もご覧ください。
保証人は必要?
最近は不要としている金融機関が多いです。その代わりに保証会社による保証をつけることを条件としている金融機関が多くなっています。
住宅ローン保証料についてはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
昨今では、WEB上にモデルルームを撮影した動画、VRモデルルーム体験システムなど、モデルルーム体験をリアルに体験できるツールが登場し便利になってきています。ただ、〔百聞は一見にしかず〕という言葉がありますように、物件や住宅購入に関する情報は、実際にマンションギャラリーにご来場いただいたほうが短時間でより多くの事をより深く知っていただくことができます。
将来的に検討を予定している方、今まさに検討を始めようとしている方、ぜひマンションギャラリーに足を運ばれてみてはいかがでしょうか。ドラマに出てくるようなモデルルームを見学できて感動することはもちろんのこと、予備知識もたくさん増えて、きっとご満足した一日になることと思います。
今回は、モデルルーム見学の流れと要点を絞ったチェック項目をご紹介しましたが、細かいチェック項目を網羅したこちらの記事もぜひ合わせてご覧いただければと思います。
これからマンション購入を検討されている方へ
初めてのマンション購入。
たくさん手続きがあって不安になることがあると思います。
マンションという大きな買い物だからこそ、ミスなく・不安なく・効率よく、そしてお得に、購入手続きを進めたいですよね。
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