マンションのチラシを何気なく見ていたら、見学した人向けに素敵なプレゼントが用意されていた。今すぐマンションを買うつもりはないけど、プレゼントは欲しい。見学だけしても大丈夫?
マンション営業スタッフの私が結論から申し上げると「プレゼントだけをもらいに行っても大丈夫」です。
プレゼントにも費用がかかっているだろうに、なぜ?と思った人もいるかもしれません。
もちろん、モデルルーム見学に来た人にプレゼントを渡すのには理由があります。この記事ではその理由と、プレゼントをもらう上での注意点について解説してまいります。
これからマンション購入を検討されている方へ
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・マンションの購入を検討するときの注意点
・マンションを購入してから入居までの手続きの流れ
目次
プレゼントする理由は「とにかく一度見に来て欲しい」から
マンションに限らず、住宅に興味があるけど、気軽にモデルルームに入りづらい…そう思っている方も多くいらっしゃいます。
そういった心理的な障壁を少しでも取り払っていただくために、プレゼントを用意しています。
モデルルームの存在を知ってもらう”きっかけづくり”のため
マンションの販売会社は、少しでも多くの人に販売しているマンションのことを知ってもらうために、あらゆる方法でマンションの告知をします。その方法のひとつにプレゼントがあります。
たとえ購入の意思がなくても、モデルルームを見たことがきっかけで「いつかは買いたい」「マイホームはマンションでも良いかも」と感じてもらえたり、「素敵なマンションだから知人に紹介してみよう」と思ってもらえるかもしれないからです。
「どういった状況の方でも、とにかく一度は見に来ていただきたい」というのが販売会社の本音です。
賑わい感を出すため
ゴールデンウィークやお盆などの連休時、バレンタインデーやクリスマスなどのイベント期間中に、賑わいづくりを計画することがあります。その際にプレゼントをお渡しすることで、多くのお客様にご来場いただくこともあります。
また営業スタッフ自身も、多くのお客様を案内することで新しい気づきがあったり、常に勉強をさせてもらっています。
特に担当するマンションが自分の出身地ではない時などは、いらっしゃったお客様からその土地の情報や県民性などを、世間話を通して教えていただくことが多々あります。
マンションを買うか買わないかは関係なく、営業スタッフはそのエリアのお客様とさまざまなお話をしたいと思っているのです。
アンケートに回答してもらうため
プレゼントをもらうためには、基本的にアンケートへの回答が必要です。
このアンケートでは、氏名・住所・連絡先・住宅について(持家か賃貸か、住み替えの予定の有無)といった情報の記入をお願いしている会社がほとんどです。
「初めて会う人(企業)に個人情報を教えたくない」と思う方も少なくないでしょう。その場合は「物件を気に入ったら、書きます」と伝えると、担当者も希望に沿ってくれることが多いです。
最終的にアンケートに答えなくてもよいですが、その場合はプレゼントはもらえない可能性があります。
ただしプレゼントをもらうには条件があります
来場プレゼントをもらうには、いくつか条件がある場合があります。せっかく見学するならプレゼントをもらった方がお得ですので、事前にもらえる条件を確認しておきましょう。
一般的な条件としては以下のようなものがあります。
- アンケートにお答えいただいた方に限ります
- 1家族様につき1回、初回来場の方に限ります
- プレゼントには数に限りがあります
- お子様・学生の方のみでの来場はご遠慮ください
アンケートの回答はほぼ必須
プレゼントをもらうためには、アンケートへの回答が必要なことがほとんどです。販売会社は、どういった方が見学に来ているのかの情報を得たいと考えているからです。したがって個人情報の提示をしたくない場合は、プレゼントをもらうことは難しいと考えても良いでしょう。
ただし販売会社によっては個人情報の開示をせずに見学可能なところもあります。事前に問い合わせてみましょう。
事前の予約が必要など、対象者が限られている場合もある
モデルルームによっては「事前に予約をした人だけ」など、限られた対象の人だけにプレゼントをすることもあります。また対象によってプレゼントの内容が異なる場合もあるので、チラシやWEBサイトで確認すると良いでしょう。
ひとつ目は待ち時間なく確実に見学ができるからです。
混んでいる場合は待たされたり、予約のない空き時間だけで見学せざるを得ないので落ち着かなかったりすることもあります。またそもそも見学自体ができないことも考えられます。
ふたつ目は、予約時に希望を伝えておけるからです。
「周辺の環境を知りたい」「間取りの詳細が見たい」「資金計画や住宅ローンについて詳しく知りたい」という風に、具体的に知りたいことや要望を伝えておきましょう。自分専用の資料を用意してもらえたり、より自分の状況に合った説明を聞くことができます。
また車で行く場合は駐車場の確保を、お子様連れの場合はキッズスペースの手配や、スペースに近い席を確保してもらえることがあります。
そして最後は、プレゼントをもらえることです。チラシなどでお知らせしているプレゼントのほか、予約者限定のプラスアルファのプレゼントを用意している場合もありますよ。
検討状況は、ありのまま伝えて大丈夫
プレゼントをもらうためだけに見学する場合でも、営業スタッフに気を使って検討をしているように見せる必要はありません。現状をありのまま担当者に伝えるとよいでしょう。
「最近家を建てたばかりだけど、気になったから見学したい」
「インテリアの参考に見学したい」
「プレゼントがもらえると聞いて、ついでに部屋を見せてもらいたい」
など、どんなことでも構いません。
ただ、実際に部屋を見てみて少しでも気に入ったときは、率直に伝えてみてください。その物件の担当者しか知らない情報も多くあり、それを教えてもらえるかもしれません。
モデルルーム見学の流れ
では最後に、モデルルームではどんなことをするのか、一般的な見学の流れを紹介いたします。
販売会社によって多少異なる点もありますが、概ね以下のような手順で見学は進みます。
- 受付
- 建設地・周辺施設の説明を受ける
- 物件規模・概要の説明を受ける
- 間取りプランの説明を受ける
- モデルルームを見学する
- 検討する間取りで支払いのシミュレーションをする
時間がなく長時間滞在できない場合は、気軽に担当スタッフに相談してみましょう。
まとめ
- プレゼント目的でも、モデルルーム見学に行って大丈夫
- 販売会社は、賑わいやきっかけを作るためにプレゼントを企画していることが多い
- プレゼントをもらうには条件があるので、事前にチラシやWEBサイトで確認する
- 検討状況は、ありのままに伝えても大丈夫