マンションで戸建感覚の生活が実現!?一階を選ぶ3つのメリット

分譲マンションでは1階がお部屋として分譲されるケースがあります。

1階のお部屋を検討される方の中には、「せっかくマンションに住むのに1階でいいのか」「1階は簡単に侵入されそうで、防犯面が心配」等検討されている方の中には気になることもあるのではないでしょうか。

実はマンションの1階は、考え方や家族構成によっては最も住みやすく・お得な部屋でもあるのです。

そこで、今回はマンションの1階のお部屋についての疑問についてそれぞれ解説し、1階のお部屋を選ぶメリットについて考えたいと思います。

この記事をご覧になって1階のお部屋の良さについて知っていただければと思います。


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1 マンションの1階=平屋の一戸建てという考え方

せっかくマンションに住むなら上層階が良いという方も多いかと思いますが、そんな中で1階を選ぶ価値はどのような意味があるのでしょうか。

結論から言いますと、「駅近等の生活利便性が高い好立地で、平屋の戸建のようなバリアフリーな住まいを手頃な金額で持つことができる   」ことが1階の魅力ではないでしょうか。

例えば、一戸建てを駅前で建てるとなると価格面で負担が大きくなってしまいます。しかし、集合住宅であるマンションであれば利便性が高い場所でも負担を抑えて実現することが可能です。また、マンションの1階の生活は、段差が少ないという点で平屋の一戸建ての暮らし方とも似ています。

また、マンションの分譲価格は同じ間取りでも上層階は高く設定されています。そして、最も価格が安く設定されているのが1階のお部屋なのです。つまり、利便性と価格を考えた場合、お買い得なお部屋が1階なのです


2 1階住戸の防犯性や快適性ってどうなの?

では、マンションの1階のお部屋の住み心地等はどうでしょうか。一般的に気になる項目について考えて見たいと思います。

2-1 防犯性

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2階以上の住戸に比べると、1階はなんとなく防犯性が気になる方が多いのではないでしょうか。1階住戸の防犯性が気になる場合は、まずはパンフレット等で仕様を確認しましょう。物件よっては1階住戸に防犯ガラスや防犯センサーが標準で採用されている場合があります。 建物が完成している場合は、どこに防犯カメラが設置されてあるかを確認するもの良いです。

また、立地によっては道路等から人目に付きやすいこともあるため、防犯性においてはむしろ安心できる場合もあります。現地でマンション周辺を確認しましょう。

なお、分譲マンションは基本的な設備としてオートロックや目隠しフェンスが設置されているため防犯性やプライバシー性が高いと言えます。

2-2 快適性

1階住戸は2階以上の部屋と比べて快適性はどうでしょうか。ここでは3つのポイントについて考えてみたいと思います。

2-2-1 音について

d8af6f838a124f2acabeed235cfc38cb_sまず音についてですが、音はマンション内での上下左右のお部屋に関することと外部からの音に関することに分かれます。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、お子様の音に関して下の階に気を使ってしまう方も多いのではないでしょうか。この点、1階住戸であれば下に住んでいる方がいらっしゃらないため、過度に神経質になることもないでしょう

また、外部からの音についてですが、これは立地により左右されます。バルコニー側の目の前が交通量の多い幹線道路や線路の場合は注意が必要です。まずは現地で音の確認をしましょう 。もし、現地の騒音が大きい場合には、2重サッシや防音性能の高いサッシが使われているか担当者に確認しましょう。サッシの防音性能の基準はT1~T4まであり数字が大きい程防音効果が高くなっていますが、その場所にあった防音サッシを使っているかは非常に重要です。

また、音に関しては1階の方が静かなケースがあります 。例えば、周辺が一戸建て等に囲まれている場合です。音というのは発生地点から放射線状に広がりますが、自分が住んでいるお部屋と音の発生地点との間に建物等の遮蔽物があれば音は軽減されます。このような点で、1階のお部屋は周辺に一戸建てやマンション等の建物がある場合が多いため、むしろ静かなことも多いのです。 筆者も比較的駅から近い場所に住んでいるのですが、周りが一戸建てに囲まれているので音に関しては全く気になりません。

2-2-2 湿気について

5f190b2e0242bdbe35fa84af037c7fc7_sマンションは一戸建てに比べて機密性が高いため湿気が多い状態で長時間放置しておくとカビの原因になってしまいます。特に1階は地面に近いため、湿気について心配される方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、最近のマンションでは24時間換気が法律上義務付けられており常にお部屋の空気が循環するような設計になっておりますので昔に比べ湿気やカビの問題は少なくなっています。また、最近ではバスマットにもなり話題になりました珪藻土を使った壁紙もあります。

珪藻土とはいわゆる現代風の土壁のことです。珪藻土は自然素材で室内の湿気の調整機能があります。デザインや色も
様々でお部屋のインテリアにも使われています。

このような商品を活用することで、湿気に関してより快適な
住まいを実現することができます。

2-2-3 プライバシー

df177410cd51e92915d03a5c5ff7a423_s1階のプライバシー性はどうでしょうか。プライバシー性については前面道路・歩道等から部屋が見られるかどうか・近くの建物から覗かれることはないかを現地で必ず確認しましょう。

まず、バルコニーが道路に面していなければ不特定多数の方からお部屋の中を見られることは少ないはずです。一方バルコニーが歩道や道路に面している場合は、ランドプランがプライバシー性に配慮されているか確認しましょう。多くの場合は目隠しフェンスかマンション敷地内に植えた樹木で目隠しをしているケースが多くなっています。これらを確認して中が見られることがないと確認できれば、安心です。

2-3 1階住戸ならではの特別仕様

庭・テラス

庭

1階住戸の特別仕様で最も多いのが、庭・テラスではないでしょうか。庭・テラスは、多くの場合バルコニーの外側に配置されています。ガーデニングを楽しんだり、お子様がいらっしゃるご家庭ではこどもを遊ばせたりすることができます。

特にお子様がいらっしゃるご家庭の場合は、近くに公園がない場合でも自宅のお庭で遊ばせることができるため非常に重宝しますしお子様も喜びます。

また、テラスがあれば、椅子・テーブル等を置いて自宅でいつもと変わった食事を楽しむことも可能です。

このように、2階以上のお部屋では実現できない生活を楽しめるのが1階の魅力です
専用庭がある暮らしの魅力については、こちらの記事も参考にしてください。

マンション専用庭の使い方とルール

専用駐車場

物件によっては1階住戸に専用駐車場が付いているケースもあります。駐車場が全世帯分確保出来ていない物件にとっては、これはとても貴重です。一般的に駐車場が全世帯分確保出来ていない場合、入居後でも管理組合の運営次第では再抽選が行われる場合があります。

しかし、専用駐車場ですとそのような心配はありません。また、駐車場から直接リビングに入ることができる動線になっていることもあり便利です。

天井高

マンションの1階にはエントランスが設けられていることが多くなっています。エントランスの天井高は高めに作られることが多いため、1階の住戸は天井高が高くなっているケースがあります。図面集やパンフレットで確認するか、営業の担当者に確認をしましょう。


 3 1階住戸はこんな方にお勧め

3-1 夫婦共働き

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当たり前の話ですが、1階の方はエレベーターを使うことがありません。もちろん、朝の忙しい時間帯にエレベーターを待つ心配もありません。つまりエレベーターを使って登り下りをする住戸と比べるとそれだけ朝の時間に余裕が生まれます。時には同じマンションでも敷地から出るのに5分以上の差が生まれることもあります。

また、忘れ物をしたときにすぐに戻ることができるのも1階の良さです。

3-2 音のことを心配される方

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お子様が2歳~3歳になるとお家でも元気に走ります。お子様が家の中を走ることで下の階へ迷惑がかかっていないか心配になる方も多くいらっしゃいます。ちょっとしたことですが、毎日のことですのでこれが入居後にストレスになることがあります。

1階であれば、下に住んでいる人はいませんので音に関しては気持ちが楽になるのではないでしょうか。もちろん、全く気にしなくて良いわけではありませんが。

3-3 エレベーター以外での登り下りが難しい方

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エレベーターは定期点検があります。 ベビーカーを利用する小さいお子様がいらっしゃるご家族や足が不自由な方はエレベーターが点検や故障等で止まった際に非常に困ってしまいます。ですが、1階住戸であればそんな心配はありません。また、天災等の緊急時にいち早く非難できるのも1階の良さです。 


4 まとめ

いかがでしたか。マンションというと高層建物というイメージがあるため検討するお部屋も「せっかくなら上層階を」と考えがちですが、1階住戸にしかない魅力は多くありますので皆さん是非検討の一つに入れて頂ければと思います。

また、1階住戸にしようか悩んでいらっしゃる方はこの記事を読んで頂き検討が進むきっかけになれば幸いです。

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