初めてのマイホーム購入。何から始めればいいのか、またいつ何が必要になるのか、多くの人が分からず不安になると思います。
そこで今回は新築マンション購入の段取りを、購入を考え始めてから実際に入居するまでの段階ごとに解説します。マンション購入という大きな買い物だからこそ、ミスなく・不安なく・効率よく、購入から引渡しを迎えられるように、ぜひ参考にしてください。
これからマンション購入を検討されている方へ
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・マンションの購入を検討するときの注意点
・マンションを購入してから入居までの手続きの流れ
マンション購入を考え始めたら——購入物件の選定
まずはどんなマンションを購入するかを決めなければなりません。ここでの段取りは、大きく分けて5つのSTEPに分けられます。
- STEP1.住まいに希望すること・条件を決める
- STEP2.マンションの情報をリサーチ、資料を請求する
- STEP3.モデルルームを見学する
- STEP4.マンション購入の資金計画を立てる
- STEP5.立地の確認をする
STEP1.住まいに希望すること・条件を決める
住まいの条件決めは、マンション探しの基になります。どんな些細なことでもかまいません。様々な角度から洗い出し、優先順位を付けていきましょう。
すること
自分の住まいに対する希望や条件を、なるべく細かく書き出しましょう。
(例)
- 毎日の通勤を考えると、最寄り駅まで徒歩10分以内がよい
- 子ども部屋と寝室は確保したいので、3LDK以上の間取りにしたい
- 日中家にいることが多いので、日当たりのよい南向きの物件がいい
- できるだけ転校させたくないので、○○学校区のマンションがいい
- 住宅に充てられる金額は月々10万円ぐらいが限度
- 2023年3月までに入居したい
…など
すべて書き出ししたら、どうしても譲れない・生活において重要だと思うものから優先順位を付けていきます。
タイミング
住宅購入を考え始めたとき
ポイント
- 条件には「なぜそれを希望するのか」という理由もできるだけ細かく書いておきます。優先順位を付ける時に同じくらいの重要度だと迷ったら、その理由を遡って、とどちらを取捨選択するべきかを決めやすくなるからです。
「自分の希望する条件がよく分からない」という方におすすめの記事はこちら
STEP2.マンションの情報をリサーチ、資料を請求する
WEB上には多くのマンション情報があり、日々更新されます。こまめにリサーチし、自分の条件に当てはまるマンションを見つけたら、とことん資料請求しましょう。たくさんの資料を一気に集めることで、同じ条件のマンションを比較することもできます。
届いた資料で気になったことを付箋などにメモしておくと、モデルルーム見学に行った時に忘れず確認できます。
すること
- 検索サイトで「新築マンション 希望エリア名」と検索→検索結果に出てきたマンションに資料を請求する
- 不動産ポータルサイトで希望エリアにあるマンションを探して資料を請求する
- 住宅情報誌で希望エリアにあるマンションを探して、問合せ・資料請求をする
タイミング
住宅購入を考え始めたとき
ポイント
STEP1で設定した条件に合ったマンション、少しでも気になるマンションがあれば、全てに資料請求をして比較するのがポイントです。比較したら自分の条件に沿う順にマンションをランク付けしてみましょう。
資料を読むときは、
- 希望の間取りタイプに印を付ける
- パンフレットや間取り図面で分からないことがあればメモを付ける
といったことをしておくと、このあとのモデルルーム見学がスムーズです。
また子どもの入園を控えていたり、マンション購入に伴って転園が必要になりそうな場合は、このタイミングで保育園・幼稚園の下調べを始めましょう。
資料を請求するとどうなるのか。何が届くのか。
そんな不安を抱えている方向けの記事はこちら
STEP3.モデルルームを見学する
可能な限りモデルルームは見学しましょう。WEB上の情報やパンフレットだけでは分かりにくい情報も、モデルルームを見れば解決することもあります。
例えば「思ったよりも広い」「ここに収納があったんだ」など、見学したからこそ分かる情報がたくさんあります。また天井高や開口部などを実際に見ることで、広さの感じ方も変わります。
実物大で体感できるモデルルーム見学で、生活するイメージを具体化しましょう。
すること
- モデルルーム見学の予約
- 見学時に質問することをまとめる
- (モデルルーム見学時)部屋・駐車場の空き状況を確認する
タイミング
住宅購入を考え始めたとき
あると便利なもの
- 置きたい家具のサイズ表
- メジャー
お子様連れで見学する場合
- お菓子やおもちゃ
- 替えのおむつやおむつ替えシート
ポイント
事前に予約を入れる
モデルルーム見学は、予約をしなくても受け付けてもらえるところがほとんどです。
しかし昨今の情勢で事前の予約を求められることが多くなってきていますし、予約なしで行って先客がいた場合は、思ったように見学することも難しくなります。
あなぶき興産でも、様々な資料や動画を使って、マンションギャラリーにお越しいただくのと同等のご案内を行う「オンライン相談サービス」を行っています。お気軽にお問い合わせください。
見学時は疑問点がなくなるまで質問する
STEP2で届いた資料を見て、疑問に思ったことや気になったことを予約時に伝えておくと、当日にその場で尋ねるよりも詳しい回答を聞くことができます。
「こんなこと聞いて大丈夫かな」「質問が多すぎるかも」と心配する必要はありません。見学時には疑問に思っていることがなくなるまで質問することが大切です。
見学では、パンフレットや図面では分からなかった部分を体感する
天井高や収納量、お部屋の広さは、パンフレットの写真や間取り図面を見ているだけでは分かりません。モデルルーム見学ではそういった部分を体感しましょう。
標準仕様では何が付いているか(モデルルーム内のオプション仕様)確認しておきましょう。
STEP4.マンション購入の資金計画を立てる
マンションを購入するために何にいくらかかるのかを把握しましょう。特に住宅ローンを利用するなら、マンションのお部屋以外にも費用が必要になります。
住宅ローンを利用した資金計画を立てる際は、(1)どれくらいの額を借入れできるか(2)毎月いくらぐらいまでを住宅費用に充てられるか、の2点をを確認しておきます。
毎月の支払額は、頭金の有無・ボーナス払い併用の有無・支払期間などの条件によって変わるので、必ず複数のパターンで計算してもらいましょう。
すること
- 毎月の収支確認しておく
- 住宅に充てられる理想額と限度額を考える
- モデルルーム見学の時に、担当スタッフに支払いシミュレーションを作成してもらう
タイミング
モデルルーム見学をした時
準備物
すでに毎月の収支を把握している場合は、特に何も必要ありません。
「より具体的な資金計画をたてたい」「住宅ローンの借入可能額を確認したい」という場合は、次の書類を用意して持参しましょう。
- 源泉徴収票または給与明細
- 既存のローンがある場合は、支払額が分かる書類(借入明細など)
ポイント
支払いシミュレーションは複数のパターンを作成してもらう
例えば「毎月の支払をなるべく抑えたい」場合でも、いくつかのパターンがあります。
- 借入期間を長くする
- まとまった頭金を支払う
- ボーナス併用払いにして、ボーナス月だけ多めに返済する
複数のパターンをシミュレーションしてもらうことで、どの支払いパターンが自分の生活に合っているか比較しやすくなります。
既存のローンがある場合は書類を持参する
住宅ローンで借入可能になる額は収入のほか、既存の住宅ローンの有無なども関係します。
シミュレーションの際に源泉徴収票や給与明細などの収入を証明するものと、既存のローンがある場合は借入明細などの書類を持参すると、より正確な結果を知ることが可能です。
STEP5.立地の確認をする
立地の確認はとても大切です。毎日の通勤・通学路の確認、建設地隣地など周辺環境は必ず確認しておきましょう。
すること
・通勤・通学路の確認
交通や人流がどれくらいか・外灯があるか・歩道の整備状況などの、安全性の確認をしましょう。
公共交通機関を利用して通勤・通学する場合は、最寄りのバス停や駅の場所と利用時間の本数を確認して、利便性を確認します。
・隣地の状況確認
周辺の土地に何が建っているかを確認します。特に日当たりを重視する場合は、バルコニー側に日影となるような建物が建っていないかも確認しましょう。
タイミング
モデルルーム見学の前後
準備物
記録用にカメラがあると便利です。
ポイント
販売会社のスタッフと一緒に確認することをおすすめします。現地を確認して疑問が生じた場合でもその場で質問できるので、確認がスムーズに進みます。また建設時期によっては、安全上問題なければ敷地内を見学できることもあります
- 通勤で公共交通機関を使う場合は、最寄り駅まで歩いてみましょう
- 通学路は、危険な場所がないか確認しましょう
- マンションが建つ隣地に何があるか確認しておきましょう
購入したいマンションが決まったら、部屋を決めて契約へ
購入したいマンションが見つかったら、いよいよ契約です。ここでは大きく分けて4つのSTEPがあります。
STEP6.購入する部屋を決める
空き状況を確認して、自分たちの条件に合う部屋の選定を行いましょう。
販売が進んでいる物件では、タッチの差で希望の部屋が無くなることもあります。なるべく早めに販売会社の担当スタッフに相談しましょう。
すること
- 販売会社に空き状況を確認する
- 階数や間取りを再度確認する
タイミング
購入したい物件が決まった時
準備物
購入申込書の記入のために、印鑑が必要になる場合があります。
ポイント
- 購入を決めたら早めに営業スタッフに問合せをして、契約までにどんな手続きが必要か確認しましょう
- 自分たちが優先する条件が叶うマンション、間取りタイプであるかを確認する
- 日当たり・眺望が優先する条件の場合は、周辺の建設予定の情報、電線の位置などを確認する
- 自分の条件に合わない点は、妥協できるラインを設定し、解決策について販売会社に相談しましょう
- 購入に当たって必要な費用と、いつ必要になるかを確認する
STEP7.住宅ローンの事前審査
住宅ローンを利用してマンションを購入する場合は、契約前に住宅ローンの事前審査を受け、承認が必要となります。
住宅ローンを利用せずに購入する予定の場合はSTEP8に進みます。
すること
- 事前審査に必要な書類を準備する(販売会社や金融機関に確認すると安心です)
- モデルルーム、または借入を希望する金融機関で事前審査用紙に必要事項を記入する
タイミング
購入する部屋が決まって契約する時
準備物
必要な書類は金融機関によって異なります。また給与所得者ではない人、産休育休中の人は特別な書類が必要になる場合がありますので、必ず事前に何が必要かを確認しましょう。
共通して必要な書類
- 運転免許証、個人番号カード、保険証など本人確認ができる書類
- 印鑑
- 直近の源泉徴収票や所得証明書など収入が分かる書類
給与所得者の場合
- 源泉徴収票または市県民税決定通知書
※勤続年数が1年未満の場合は、給与明細・賞与明細を全月数分準備しましょう。
給与所得者以外・会社経営者の場合
- 決算書(2~3期分)
- 確定申告書(2~3期分)
既存の借入がある場合
- 借入償還表(借入金額・借入期間・毎月の支払額・残高が分かる書類)
ポイント
住宅ローンの事前審査は、販売会社を通して審査することがおすすめです。
販売会社を通して審査することで、
- 提携金利など優遇を受けられる場合がある
- 複数の金融機関の審査用紙があり、自分で複数の金融機関に行く手間を省ける
などのメリットを受けられます。
STEP8.重要事項説明を受ける
契約前には、販売会社(売主)から購入者(買主)にマンションや取引条件、注意事項などに関する説明が行われます。これを重要事項説明といい、契約前に必ず行うように法律(宅地建物取引業法)で義務付けられています。
書面にはマンションに関する情報や、契約から引渡しまでの注意点、居住する上でのルールや注意点なども記載されており、非常に重要なステップとなりますのでしっかり説明を受けて、疑問点は潰しておきましょう。
すること
- 販売会社(売主)から購入するマンションや取引条件などの説明を受ける
- 分からないこと・疑問点は遠慮なく確認し、クリアにする
タイミング
契約する前
準備物
印鑑(契約名義人分)
ポイント
説明の際は専門用語も多く出てくるので、あらかじめ重要事項説明書のコピーをもらって目を通しておくと理解しやすくなります。その際に疑問に思った部分には付箋を付けるなど、質問の準備をしておくと理解も深まります。
主に押さえておきたいポイントはこちら。
- 解約の場合の取り決め、違約金・損害賠償の内容
- 災害警戒区域等に該当しているかどうか
- 電気、ガス、水道、インターネットなど供給先と支払方法
- 建物の瑕疵担保(保証)の内容
- 手付金の保全について
- 住宅ローン借入が不可だった場合の取扱い
- 住宅性能評価を受けた新築住宅の場合はその旨の記載
その他の大事なポイントも含め、こちらの記事をご覧いただくと安心できます。
STEP9.手付金を入金する
契約のタイミングで手付金を支払います。手付金額は販売会社と相談して決めましょう。
すること
- 契約手付金の額を販売会社と相談する(手付金は売買価格の20%が上限のため、その範囲内となる)
- 手付金を振り込む
タイミング
契約する時
ポイント
- 手付金の準備は早めにしておきましょう
- 振込伝票や振込明細は入金した証拠です。大切に保管しておきましょう
- 大きな額を振込むので、銀行の窓口で対応してもらうのがおすすめです
引渡しから入居の準備
無事に契約が完了したらそれで終わりではありません。引渡しを迎えるまでの間にもやるべきことがあります。特に引渡し1か月前は手続きが多くなる時期なので、余裕を持って準備を始めることが大切です。
ここからは販売会社によって内容が変わるところですので、あなぶき興産での流れをベースにご説明します。
あなぶき興産では、契約完了からあとのSTEPは大きく分けて9つあります。
- STEP10.変更工事の打合せ・注文する
- STEP11.住宅ローン本申込する
- STEP12.引越しの準備
- STEP13.入居の手続き
- STEP14.内覧会
- STEP15.火災保険の手続き
- STEP16.金銭消費貸借契約
- STEP17.現金分残代金の入金
- STEP18.引渡し
STEP10.変更工事の打合せ・注文する
新築マンションは建設中の段階から販売を行うため、締切期限内であれば間取りの変更工事などが行えます。
もちろん販売会社・施工会社によっては受け付けていない場合もあります。自分が購入するマンションで可能かどうか、まずは担当スタッフに確認しましょう。
すること
- 担当スタッフと打合せをし、見積もりを出してもらう
- 注文内容と金額の確認をして決定する
- 変更工事注文代金の一部を入金する
タイミング
契約後、変更工事締め切り前まで
準備物
- 変更工事注文代金(入金する一部分)
あると良いもの
- 置きたい家具のサイズ表
- メジャー
- 変更したいイメージ写真や画像
ポイント
- 「こうしたい」と明確なイメージがある場合は、参考になる写真や画像を準備しましょう。イメージが伝わりやすくなり、打合せがスムーズに進みます
- 変更工事が必要なのか、入居後のリフォームで対応できることなのかが分からない場合は、担当スタッフに相談する
(例)テレビを壁掛けにしたい場合は、変更工事で壁に補強材などを付加しておく必要がある場合があります - 変更工事代金の支払時期・支払方法を確認しておきましょう
- コンセント位置の移設・増設も変更工事に含まれます。標準プランのコンセント位置を確認し、変更の必要がないかを確認しましょう
STEP11.住宅ローン本申込する
引渡しの半年前までに住宅ローンの本申込みを行い、承認をもらいます。金融機関の選定は、契約後から徐々に進めておきましょう。
すること
- 住宅ローン本申込をする金融機関を決める
- 必要な書類を準備する(販売会社や金融機関に確認する)
- 本申込手続きの予約をする
※本申込手続きは名義人全員の書類準備、申込用紙の記入、押印が必要です。
タイミング
- 金融機関選定を行う:契約後から引渡しの7か月前
- 住宅ローン本申込の承認をもらう:引渡し半年前まで
通常は、審査結果が出るまでに、審査書類を不備なく提出してから3週間程かかります。余裕を持って、引渡し7か月前には本申込審査を開始できるように準備を進めましょう。
準備物
必要な書類は金融機関によって異なります。事前に確認しましょう。主に必要となるのは以下のような書類です。
- 本人確認書類(運転免許証や個人番号カード、健康保険証など)
- 源泉徴収票
- 課税証明書(原本)
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- 実印
- 住民票(原本)
ポイント
- 金融機関と商品の選定は、金利、保証料・手数料、団体信用生命保険の内容を軸に選びましょう
- 複数の金融機関に問合せをして、条件や商品の特徴を聞いてみましょう(直接出向く場合は、予約してからがおすすめです)
- 一般的に審査結果が出るまでに2〜3週間程度かかります。早めに取りかかりましょう
- 課税証明書や住民票など、公的書類は提出の3か月以内のものを準備する必要があります。取得のタイミングに注意
- 審査書類には、売主が準備するものもあります。必要な書類がある場合は、早めに売主(担当スタッフ)に伝えておきましょう
STEP12.引越しの準備
引越しの準備は、できることから早めに取りかかりましょう。
賃貸住宅に住んでいる人は退去の連絡、子供がいる家庭で転校を伴う場合は、転校の手続きの確認も早めに備えておきましょう。
すること
- 荷物の整理
- 賃貸住宅の場合は、管理会社に退去日の連絡をする
- 電気・ガス・水道・インターネット等の解約手続き
- 家具家電など買い揃えるものがあれば、購入手配
子供がいる場合
- 転園・転校について自治体に確認し、手続きを行う
タイミング
契約後から引渡し前まで
ポイント
引渡しの1か月前は手続き作業が増えて忙しくなるので、前もってできることから準備をしておくと引渡しをスムーズに迎えられます。
STEP13.入居の手続き
販売会社によって異なりますが、引渡しの3〜4か月前に入居手続きの案内が届きます。指定された会場で説明会を行ったり、オンラインで動画を見ながら手続きを行うなど方法は様々ですが、お引渡しに重要な手続きです。しっかり手続きをを行いましょう。
すること
入居手続きの案内に沿って手続きをする。一般的には以下の手続きを行います。
- 登記の名義や持分等の確認
- 引渡し日の日程確認
- 内覧会、引渡日の日程確認
- 管理費等の引落し口座の設定
タイミング
引渡し3〜4か月前、販売会社から入居手続きの案内が届いたら
準備物
- 販売会社から届く入居手続きの案内
- 認印
- 引落し口座の通帳
ポイント
手続きすることが多いので、いつまでに・誰が・何を・どこに提出するのかメモしておくといいでしょう。
公的書類の取得や各種手続きのため、役所に出向くことが多くなります。必要な書類・要件を一覧にまとめてから出向くと手間が少なくなります。
STEP14.内覧会
購入したマンションのお部屋を初めて見ることができるのが、内覧会です。新居用に家具や家電を購入する場合は、内覧会で寸法の確認をしておきましょう。
すること
- 購入したお部屋の確認
- 変更工事の注文をしている場合は、注文内容通りになっているかを見る
- 部屋の寸法の確認
- 共用部分の確認
タイミング
引渡し1〜2か月前
準備物
- メジャー
- 置きたい家具が決まっている場合はサイズ表
- 認印
- 夏なら暑さ対策できるもの、冬なら寒さ対策できるもの
ポイント
引渡し前にお部屋に入れるのは、基本的に内覧会のタイミングだけです。カーテンや家具を購入する予定の場合は、採寸を忘れないようにしましょう。
引渡し前のマンションは冷暖房がは言っていません。暑さ対策・寒さ対策できるものを準備しておきましょう。
STEP15.火災保険の手続き
住宅ローンを利用する時は、火災保険の加入が必須となることがほとんどです。現金で購入する場合は、火災保険の加入は任意です。
すること
- 火災保険の見積もりを取る
- 保険の内容を決める(家財保険を付けるかどうか、付ける場合はいくら分付ける/地震保険にも加入するか)
- 保険会社の選定
- 火災保険の申込
タイミング
引渡1か月前、金銭消費貸借契約前まで
準備物
- 購入したマンションの物件概要、部屋の広さ(平米数)が分かる書類
- 認印
- 引渡日が分かる書類
ポイント
- 保険会社によって補償内容が異なるため、保険料も異なります。複数の保険会社で見積もりを取って、比較がおすすめです
- 引渡しの1か月前には火災保険加入先を決定できるように、引渡し2〜3か月前には検討を始めましょう
STEP16.金銭消費貸借契約
金銭消費貸借契約とは、金融機関との住宅ローンの最終契約のことです。
すること
- 必要な書類の確認と準備
- 金銭消費貸借契約の予約
※金銭消費貸借契約手続きは、名義人全員の書類準備・必要書類の記入・押印が必要です。
タイミング
引渡し1か月前から3週間前頃
準備物
金融機関によって必要な書類は異なります。必ず事前に確認しましょう。
主に必要となる書類はこちら
- 本人確認書類(運転免許証や個人番号カード、健康保険証など)
- 実印
- 通帳印
- 引落し口座の通帳(新規開設の場合は不要)
- 住民票 原本
- 印鑑証明書
ポイント
金銭消費貸借契約の手続きが遅くなると、引渡日に間に合わず、予定通り引渡しを受けられないこともあります。必要書類の準備も含め、2か月前頃から動き始めましょう。
STEP17.現金分残代金の入金
現金で支払う方は、このタイミングで入金します。金額は前もって販売会社に確認し、準備しておきましょう。
すること
現金分残代金の準備と振込
タイミング
売主の指定する期日まで(通常は引渡しの2〜3週間前)
ポイント
定期預金の解約などお金の取出し手続きがある場合は、事前に取出しまでの期間を確認しておきましょう。また振込みが遅れそうな場合は、早めに販売会社に伝えましょう。
STEP18.引渡し
いよいよお部屋の引渡しです。引渡しの手続き自体は、通常20~30分程で完了します。
翌日に引越しが控えている場合は、手続きを終えたら簡単にお部屋の掃除をしておくと良いでしょう。引越しがスムーズに行えます。
〇すること
- 鍵の受領
- 取扱説明書などの書類受領
〇タイミング
引渡し日
〇準備物
- 認印
- スリッパ
- お掃除グッズ
- 先に運んでおきたいもの(ただし台車を使って運ぶことはできません)
〇ポイント
通常、鍵の引渡しの翌日から引越しが始まります。すぐ翌日が引越し日なら簡単な掃除を、引越しまで数日猶予がある場合は換気と掃除をしておきましょう。水回りのカビ対策、換気扇の汚れ対策、害虫対策は引越し前(物を運ぶ前)にする方が物の干渉がないので楽です。
また引越しが日没後の場合は、照明器具を先に付けておきましょう。
まとめ
新築マンションの購入・契約・引渡しのフェーズに分けて、全18ステップの段取りを紹介しました。
やることは多いですが、ひとつずつこなしていけば大丈夫です。何か困ったことがあれば、まずは販売会社の担当スタッフに相談しましょう。
これからマンション購入を検討されている方へ
初めてのマンション購入。
たくさん手続きがあって不安になることがあると思います。
マンションという大きな買い物だからこそ、ミスなく・不安なく・効率よく、そしてお得に、購入手続きを進めたいですよね。
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