" マンション × くらし × まち "の魅力を新発見。
地方都市のマンションライフを充実させるための情報メディア

新築マンションへの引越し
マンションの基礎知識

新築マンションに引っ越し!一斉入居の流れとスムーズに行う6つのポイント

今まで引っ越しは何度かしたことはあるけど、新築マンションへの引っ越しは初めて・・、何か違う点はあるのかな?
新築マンションへの引っ越しは、楽しみでもあり不安な部分も多いと思います。
一般的な引っ越しと、新築マンションへの引っ越し、大きな違いは【一斉に入居が行われる】【売主指定の幹事会社がある】【引っ越し作業の時間に制限がある】の3点です。
この3点を踏まえながら、新築マンションへ引っ越すまでの流れとポイントをお伝えしたいと思います。

引っ越しも含めた「購入から入居」までの全体スケジュールを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

参考記事
新築マンションを購入してから入居までのスケジュールと流れを理解しよう!

みんなの暮らし、住まい探しをリサーチ!

あなぶき興産が運営する「アルファあなぶきStyle」では、住宅購入にまつわるアンケート調査から、わざわざ人に聞かないけどずっと気になっている日常生活のアレコレまで、独自リサーチをお届けしています。

会員登録してみんなの「どうしてる?」をキャッチしよう!

1 「一般的な引っ越し」と「新築マンションへの引っ越し」の流れの違い

新築マンション引っ越しの流れ

新築マンションへの引っ越しは、一般的な引っ越しと違い一斉入居になります。
引っ越し日程がかぶらないように、引っ越し希望日のアンケート送付・返送から始まることが多いです。
アンケートの送付や日程の調整は売主指定の幹事会社(引っ越し会社)が行います。
引っ越す際のトラブル防止の為にも、1日に引越しできる時間帯や作業時間等に制限が定められています。


2 新築マンションは一斉入居

戸建てや賃貸、一部入居済みのマンションとは違い、これから完成する新築マンションは一斉入居がほとんどです。
新築マンションの鍵のお引渡しは1日でおこなわれ(都合の悪い方を除く)、鍵のお引渡しが完了した方から一斉に引っ越しが始まります。
ただし、時間のかからない鍵の引き渡しとは違い、時間のかかる引っ越しは一斉にできません。
仮に50世帯のマンションの皆さんがいっきに引っ越ししてしまうと、駐車場やエレベーターが混雑し、トラブルになってしまいます。
そうならないよう新築マンションの引っ越しでは、幹事会社(引っ越し会社)を指定し、引っ越しの管理全般を委託しています。

幹事会社とは

売主指定の引っ越し会社です。
新築マンション全世帯分の引っ越し日程の調整・管理をおこないます。
それは第3者に日程調整・管理をお願いすることで、日程調整を公平に行うためです。
また、幹事会社は引っ越す場合のルール設定や共用部分が傷つかないように養生作業も行います。
ルールとは、引っ越し作業時間の制限やエレベーターの使い方、荷物の搬入経路、トラックの停車位置、使用していいトラックのサイズなど、細かく設定されます。


3 新築マンションへの引っ越しの際の6つのポイント

引っ越しの流れにそって、大切な6つのポイントをお教えします。

ポイント1 引っ越し希望日の調整(引っ越し作業時間制限あり)

引越し日を決める

先ほど説明したとおり新築マンションでは一般的に一斉入居が多く、一斉入居の場合には幹事会社が事前に引っ越し希望日のアンケート調査を行います。
1日に引っ越しができる件数は、エレベーターが1基の場合で1日4件ほどです。1件あたり2時間半から3時間で搬入作業を終えなければなりません。
そこで、スムーズな引越し作業を行なうために、荷物の搬入の際に使用するエレベーターや駐車場位置の使用時間を区切る必要がでてきます。
よって、引っ越しの希望日時が重なれば、抽選や調整が行われます。

注意点

アンケートには提出期限がありますので、提出が遅れると希望日にならない場合が多いです。
また、多くの方がいち早く新居へ引っ越したいと思いますので、引っ越し開始日や早期の休日は人気が集中します。
あえて日程をずらすことで、落ち着いた引っ越しができる場合があります。

ポイント2 引っ越し会社は幹事会社以外でもOK

売主指定の幹事会社がありますが、引っ越し会社はどこを利用しても大丈夫な場合が多いです。
ただし入居者は、どこの引っ越し会社を利用するか幹事会社へ報告をする必要があります。
幹事会社と幹事会社以外にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
見積金額が変わらないようであれば、私は幹事会社をお勧めします。

安心・信頼で選ぶ方は幹事会社を選択<幹事会社を選ぶメリット・デメリット>

メリット

引越し時にトラブルが起こった場合、解決がスムーズになる場合が多いです。
また、多くの方が幹事会社を利用しますので、引っ越しの作業員も多く、搬入経路も熟知しているので無駄がなく、スムーズに引っ越しが行われます。

デメリット

利用される方が多いので、もともとの見積り金額が安いです。よって値引き金額が低い場合が多いです。

価格重視で選ぶ方は幹事会社以外を選択<幹事会社以外を選ぶメリット・デメリット>

メリット

幹事会社より料金が安い場合があります。ただし金額が安い場合は、作業人数や作業内容が同じ内容になっているか確認は必要です。

デメリット

引っ越す際のルールや搬入経路、駐車位置の説明を、オーナー様より利用される引っ越し会社さんへ説明していいただく必要があります。
ルールが守られないと他の方へ迷惑になることはもちろん、引越しの時間にズレが生じてしまうと荷物の搬入が出来なくなってしまいます。

ポイント3 見積もり依頼は複数の引っ越し業者に

引っ越し会社は数多くあります。
幹事会社以外の引越し業者を考えたい場合には、数社へ見積依頼をすることをお勧めします。
引っ越し金額の相場を知ることができ、幹事会社を選ぶかどうか判断ができるようになります。

注意点

過剰な値引き交渉はやめましょう。
金額の引き合いの末に作業員が減り、引越し作業が雑になってしまうことや、引っ越し作業の時間が通常より長くかかってしまう可能性があるからです。

ポイント4 賃貸管理会社へ退去の連絡

一般的には退去をする1か月前までに、賃貸管理会社へ連絡が必要です。
例外もありますので、まずは賃貸契約書を読み、いつまでに、どのように退去を申し込んだらいいか確認をしましょう。また、退去方法を確認したら、退去の連絡を忘れないようにスケジュールに記載しておきましょう。

注意点

退去の連絡を忘れてしまうと、新築マンションに引っ越した後も家賃を支払うことになってしまいます。
住宅ローンの支払いと家賃の2重払にならないためにも、退去日の調整も早めに考えておきましょう。
また、退去をする際には管理会社の立会が必要な場合が多く、傷や汚れがないか部屋のチェックが行われます。
部屋が広ければ広いほどチェックには時間がかかりますので、新居への引っ越しに影響が出ないように時間の調整を行いましょう。

ポイント5 電話・郵便・電気・ガス・水道・ネット会社へ引っ越しの連絡

退去の日程が決まったら電話・郵便・電気・ガス・水道・ネット会社へ連絡が必要です。

電話
新居へ引き込み工事が必要になる場合があります。
郵便
転居届が必要です。転居届を出すと旧住所へ届いた郵便物を、新住所へ1年間無料転送してもらえます。
電気
同じ電力会社の場合は住まい変更の連絡、違う電力会社の場合は旧電力会社へ解約の連絡と新電力会社へ開始の連絡が必要です。
ガス
使用しているガス会社へ使用停止の連絡と、新居のガス会社へ開栓の連絡が必要です。また、ガスの開栓には立会が必要になりますので、前もって開栓の日時の予約をしておきましょう。
水道
使用している水道局へ停止の連絡、新しい水道局へ開始の連絡が必要です。
ネット
新築マンションは指定回線会社が入っていることが多いです。現在個別にてネット回線を契約中の方は、契約の見直しや、回線の解約が必要になります。

ポイント6 近隣へ引っ越しの挨拶

ご挨拶の手土産引っ越しの挨拶は部屋の上下左右のお部屋へ挨拶にいかれる方が多いです。
何かと手を借りることがあるかもしれませんし、どのような方が住んでいるか確認をするチャンスでもあります。
また、子供がいる場合は生活音で迷惑をかける場合があるかもしれません。
子供がいることを前もって伝えておくことで、騒音の感じ方が少し変わるといわれています。

引っ越しのご挨拶に欠かせないものが粗品です。
挨拶に何も持っていかないよりは、粗品を持って行った方が印象はいいと思います。
相場は500円~1000円ぐらいと言われています。
粗品は、もらって困らない物、大げさではない物がいいでしょう。
私が引っ越した時は、粗品として食器洗剤や洗濯洗剤を渡しました。
大きいサイズではなく、小さなサイズのものです。

注意点

一斉引渡しの場合、いつ上下左右の方が引っ越してこられるかわかりません。
引っ越しがある程度落ち着いた頃を見計らい、挨拶へ伺いましょう。

参考記事
ご近所付き合いを円滑に!マンションでの引越し挨拶のマナーと注意点

4 引っ越し時におこった失敗例

ケース1 家具・家電を購入、時間指定ができず他の引っ越しの妨げに

家具の新調新築マンションへ引っ越し、家具や家電を新調する方も多いです。
ただし、家具や家電の配送は時間指定ができないことがほとんどです。
他の方の引っ越し時間に家具や家電が届いてしまうと、搬入の妨げになりトラブルの原因になってしまうことがあります。
売主指定の会社で購入すると、鍵の引き渡し前に搬入設置してくれるケースがありますので、購入前に確認をしておきましょう。

ケース2 ガスの開栓の連絡を忘れ、お湯が出ない

ガスコック結構忘れがちな失敗例がガスの開栓連絡です。電気や水道とは違い、ガスを使用するにはお客様立会のもと、開栓作業が必要です。
休日や時間外で対応できない場合もありますので、あらかじめ開栓作業の予約を入れておきましょう。
忘れてしまうと、引っ越したのにお湯がでず、銭湯に行くことになるかもしれません。

ケース3 エアコン設置が上手くできなかった

エアコン戸建てとは違い、鉄筋コンクリート造りのマンションは、エアコンスリーブの位置が指定されています。間取りによっては窓の下にある場合があります。
街の電気屋さんでエアコンを取り付けした際、エアコンの配管や配管を隠すための化粧カバーが上手く設置できず、売主指定の業者にて設置をやりなおすケースがありました。こうなると二度の作業費がかかり無駄な出費になってしまいます。
前もって設置作業ができるかどうか、確認をしておきましょう。

参考記事
新築マンションにエアコンを取り付ける前に知っておきたいこと・確認しておきたいこと

5 まとめに       

通常のマンションと、新築マンションへ引っ越す場合の大きな違いは3点。
【一斉に入居が行われる】【売主指定の幹事会社がある】【引っ越し作業の時間に制限がある】です。
失敗のないスムーズな引っ越しができるよう、流れポイントを理解し、前もって引っ越しのスケジュールを組み立てておきましょう。
また、引っ越しの挨拶は必ずしないといけないと言うものではありません。
これからの住みよい環境を作る為にも、上下左右のお部屋には挨拶に行かれることをお勧めします。

みんなの暮らし、住まい探しをリサーチ!

「住宅ローンを組むには年収はどれくらい?」
「頭金はどれくらい出すのが妥当?」
「収納が足りないけど、みんなどうしてる?」

あなぶき興産が運営する「アルファあなぶきStyle」では、住宅購入にまつわるアンケート調査から、わざわざ人に聞かないけどずっと気になっている日常生活のアレコレまで、独自リサーチをお届けしています。

会員登録してみんなの「どうしてる?」をキャッチしよう!
あなたのアイデアもぜひ聞かせてください!

 
アルファジャーナル
アンケートリサーチの情報をメルマガで配信中!