不動産については、情報収集をしてきた。
これから「こんな家に住みたい!」というイメージも膨らませてきた。
しかし、
「あれ?肝心な住宅ローンの流れが分からない!」
「どうやって手続きをすればいいの?」
という方や、
「これから住宅購入を検討してみようと思うけど、購入と住宅ローンってどんな流れなのかなぁ」
とお考えの方など。
住宅ローンの手続きについてお困りの皆様に、不動産の営業マンである筆者が、不動産購入の流れと一緒に住宅ローンの手続きについて詳しく解説します。
住まい購入に関わる税制・ローンの知識を深めたい方へ
税制や住宅ローンについて調べ始めると、聞きなれない用語にたくさん出会います。
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新築マンションの「購入」と「住宅ローン」の流れ
【図解】新築マンションの購入と住宅ローンの流れ
新築マンションの購入と住宅ローンは、並行して手続きが進行していきます。
どのように流れていくかについて、図にまとめました。
住宅ローン手続きの大まかな項目は、以下の3つです。
- 事前審査 ・・・融資が可能か否かを金融機関と保証会社(※)が審査します。
- 本申込(正式審査) ・・・事前審査を元に、金融機関と保証会社(※)が詳しく審査をします。
- 住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約) ・・・融資借入先の金融機関との契約を行います。
※保証会社の詳しい説明については「住宅ローン保証料を分かりやすく解説!比較で見えてきたお得な払い方」をご覧ください。
各項目の詳細については、後の章にて詳しく解説します。
住宅ローンの手続きの進め方
1. まずは住宅ローンについて相談しよう
希望の物件が決まったら、まずは住宅ローンの相談から始めましょう。
相談方法としては、以下の2つがあります。
- 見学に行ったモデルルームにて、営業担当の方に相談
- 金融機関のローン窓口に相談する方法
基本的には、どちらの方法でご相談いただいても大丈夫ですが、ご希望の物件やお部屋の間取りが具体的にある方は、ご見学に行ったモデルルームにてご相談いただいたほうが、よりスムーズに住宅検討を進めていくことが出来ると思います。
2. 事前審査・・・<審査期間:1日~1週間>
事前審査とは、住宅ローンを正式に申し込む前に、返済能力などの最小限の情報を元に、短期間で金融機関が判断する審査です。
住宅ローンを借りることが出来るか否かについて、契約前(物件購入前)に確認することが可能です 。
準備する書類については以下のとおりです。
※あくまで、ご参考書類になりますのでご了承下さい。
※詳細については、金融機関や営業担当の方とご相談していくことをお勧めします。
金融機関や、申込内容によって違いはありますが、一般的に1日~1週間程度 で審査結果の連絡があります。
【万が一事前審査の承認を得られなかった場合】
事前審査の承認が万が一得られなかった場合、様々な要因が考えられます。
承認を得られなかった理由として、一般的に多いものをご紹介します。
1.個人信用情報に関係するもの
過去に借入れがあり、返済が遅れていたことが度々あった など
2.現在持っているローンに関するもの
多数の所から借入れをしている、支払いの延滞がある など
3.借入希望額に関するもの
年収に対して、無理のある支払い計画になってしまう など
4.勤続年数が短い
転職をしたばかり など
承認が得られなかった場合は、マンション営業担当の方と再度打ち合わせを行い、何か方法がないか提案してもらいましょう。
3. 本申込(正式審査)・・・<審査期間:約1~2週間>
本申込(正式審査)とは、住宅の売買契約締結後に申し込む審査の事です。
金融機関と保証会社が詳しく審査を行う為、後述しますが、契約書類や市役所等で取得した証明書類が必要となります。また、団体信用生命保険への加入についても、加入できる健康状態かを確認を受けます。
本申込における注意点は、「事前審査の承認を得たのに、本申込の審査が不承認だった」ということが無いように、車のローンを組む等、新たに借入れを増やしたりするのは止めておきましょう。
準備する書類については以下のとおりです。
※あくまで、ご参考書類になりますのでご了承下さい。
※※詳細については、金融機関や営業担当の方とご相談していくことをお勧めします。
金融機関や、申込内容によって違いはありますが、一般的に1~2週間程度 で審査結果の連絡があります。
【万が一本申込の承認を得られなかった場合】
事前審査は承認されたのに、本申込で否決されることもあります。
万が一否決された場合は、様々な要因が考えられます。
一般的に多い要因をご紹介します。
1.事前審査申込時と、本申込時の情報に相違があった場合
車のローンなど、新たに借入れを組んだ場合 転職、退職をした など
2.現在持っているローンに関するもの
ローンの支払いを延滞してしまった など
なお、上記以外の要因の場合もあります。
マンション営業担当の方と再度お打合わせを行い、次の動きを提案してもらいましょう。
4. 住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)
金銭消費貸借契約(以下、金消契約とします)とは、住宅ローンの融資実行の前に、担保になる住宅に抵当権をつけて、金融機関との間で資金の借入れに関して締結する契約のことです。
準備物は、以下のとおりです。
※詳細については、事前にお尋ねすることをお勧めします。
まとめ
今回は住宅ローンの流れについて、フラット35の流れをベースにお話いたしました。
金融機関や、お申込内容によって、提出書類等の違いがありますので、住宅ローンについて相談する際には、金融機関や営業担当の方に相談しながら進めていくのをお勧めします。
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住宅購入には、難しい専門用語や複雑な税制、手続きが関わっています。これからの専門知識を正しく理解するためには、日ごろから住宅販売に携わり、最新情報を取り扱っているプロのサポートが有効です。
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