年末年始は、休みに入った家族が揃う数少ない機会。
家族旅行もいいですが、お家の災害対策について、家族で確認してみませんか?
また、帰省した機会に、普段は離れて暮らす実家のご両親のために、実家の備蓄や避難経路、災害時の連絡について確認してはいかがでしょうか。
アルファジャーナルでは、マンションの防災設備や、もしもの備えのチェックについて解説しています。ぜひ参考にして、安心して新年を迎えられるようにしましょう。
まずは有事の備蓄品を揃えよう!
手始めに、自宅に常備しておきたい防災グッズを確認しましょう。
実際の災害時は、自宅で避難生活をすることができるのか、避難所で生活するのかで、必要なものが変わってきます。どちらの場合でも対応できるよう、それぞれでまとめておきたいですね。
こちらの記事は、読みながら必要なものを集められるチェックリストになっている保存版。それぞれの場合に必要なものが揃っているかチェックを入れながら確認してみてください。
防災グッズは揃えたらそれでOKではありません。定期的な中身の点検・見直しが必要です。
防災グッズの管理方法としては「ローリングストック方式」をおすすめします。ローリングストックとは、新旧を回転させるように蓄えることを意味します。日常的に古いものから消費しておくようにすると、いざという時の賞味期限切れや使用期限切れを防ぐことができるほか、非常時に使い慣れたもの、食べ慣れたものと、そうでないものでは、避難生活を送る上でのストレスの度合いも違ってきます。
◯日用品を安く買いたい人必見!お得にまとめ買いするコツ、教えます
更新したい備蓄食品や足りない防災グッズを買い足すときも、どうせならお得に揃えたいもの。
こちらの記事では、日用品をお得にまとめ買いしたいときのコツと注意点を紹介しています。使用期限が長い備蓄用品を購入するときにも、参考になりますよ。
防災設備を確認して、避難のシミュレーションを
続いては、家の設備について確認して、実際に避難するときの行動のシミュレーションをしてみましょう。
火災報知器や避難設備など、住宅には災害時に使う設備も数多く搭載されています。
この記事では、マンションの防災設備の解説と、自分たちでできる災害への備えについてご紹介しています。
◯これが生死の分かれ目に!今すぐ実践したい、マンション管理者のための防災対策
災害に対する心構えを作る防災訓練については、こちらの記事も参考にしてください。
マンション管理者でなくても知っておきたい大事な設備や、知っておくと実際の避難のときに慌てずにすむ豆知識を解説しています。
◯「図面集はお部屋の教科書」~入居後に後悔しないための図面集の見方(1階共用部編)
今お住いのマンションから実際に避難するシミュレーションを考えるときは、マンションの見取り図で確認したいですね。分譲マンションの場合は、購入時に「図面集」をもらっていると思いますが、この「図面集」は見慣れない記号や線が多く、素人には分かりづらいものです。
こちらの記事は、マンション営業の視点から、購入者の皆さんに知っておいてほしい図面集の見方を解説したシリーズ。「1階共用部編」は、エントランスやエレベータなどの入居者みんなが使う設備や駐車場などの見方を紹介しています。
自分の住戸や周辺のお部屋で火事が起こった場合や地震のときなどを想定して、複数の避難経路を確認しておきましょう。
また、防災倉庫や共用部の水栓など、自宅避難になったときに使いそうな設備の位置も、図面集上で確認しておくといいでしょう。
災害に強い家の選び方を考える
最後は、これから家えらびを考える方に、災害への備えの観点から読んでいただきたい記事をご紹介します。
◯『マンションVS一戸建て』徹底比較!買うならマンションのおすすめ理由
まずは「マンションか一戸建てか」という選択肢について考えましょう。
マンションを選んだ人の中には、「防災面を考えて」という方も多いそうですよ。
地震対策としてはこの点でマンションも一戸建ても違いがありません。しかし昨今の頻発する地震への備えとして、マンション独自で「防災倉庫の設置」や「地震に備えた避難訓練」を行う分譲マンションも増えてきています。いつ・どんな状況で起こるか分からない災害時には周囲の人との連携がポイントとなります。その点、管理組合全体で対策をして備えることができるマンションは安心ではないでしょうか。
また木造が多い一戸建てと比較して、鉄筋コンクリート造であるマンションは耐火性にも優れていて、火事や台風などの災害にも被害を最小限に留めることができます。
一戸建てでも災害に強いものが増えてきていますが、その分価格が高くなります。
「新築マンションは災害に強い」と言われますが、その理由は「新耐震基準」に合わせた設計になっているから。大きな地震の経験から、耐震基準はより高い水準の耐震性能を満たすよう改正されています。
こちらの記事では、耐震基準を含む、マンション設計の地震への備えについて解説しています。現在の住まいの耐震基準がいつのものなのかを確認したいときも、この記事を参考にしてください。
最後は「どこの場所が安全なのか」という家の立地選び。防災の観点では、活断層から離れた場所や高台を選ぶといった選び方が考えられます。
しかし、そんな「安全な立地」は注目度が高く、価格も高騰しがち。立地の安全度と建物・設備でのフォロー体制のバランスを見て、自分に合った住まいを選ぶのがベストのようです。
この記事では、自分が住まいに求める条件の優先順位をつけて、タイミングを逃さず家を購入する考え方を紹介しています。これから住宅購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
学校は災害非常時の応急避難場所になるので、震災に備えて学校のそばの家を選ぶという方もいるそうです。
災害時に自宅で避難できた場合でも、学校のそばなら救援物資をすぐに受け取ることができるので、学校までの経路は常に確認しておきたいですね。
こちらの記事では、災害対策も含めた、学校のそばで暮らすことのメリットを解説しています。「登下校に便利」などの子どもにとってのメリットだけでなく、「眺望が確保されやすい」という意外なメリットも!? 詳しくは記事内でご確認ください。
まとめ
災害への備えに役立つ記事を、9点ご紹介しました。
家を選ぶときに対策を考え、防災グッズを備えておくのはもちろん大事ですが、なにより大切なのは、日頃から「災害はいつやってくるかわからない」という心構えをしておくこと。
自然災害は「ある日突然、忘れた頃にやってくる」のです。その時、家族みんなが一緒にいるとも、自宅にいるともわかりません。筆者自身、ある程度の防災意識をもっていると思っていましたが、地震の大きな揺れと携帯の地震警報音に飛び起きた際、パニックになりベッドから動けなかった経験があります。
自然災害の多い日本で暮らす私たちは、普段から充分すぎるくらいの準備と防災を意識することが何よりも大切ではないでしょうか。
実際に災害にあったときに「自分が何をしなければならないのか」の具体的な手順を落ち着いて思い出せるよう、日頃から意識の備えをしておきましょう。
そのために、家族が集まる機会、ご近所の方と話をする機会に、ぜひ防災について再確認してみてください。
アルファジャーナルでは、今後も災害に備えた心がけやマンションの防災設備について紹介していきます。防災についての話し合いに役立てていただければ幸いです。