今年の夏も暑くなりそうです。梅雨に感じた体の怠さが抜けないまま、夏に突入して体の疲れが取れないという人も多いのではないでしょうか。
そのままにしていると暑さで親子ともに食欲が落ちてしまい、気がつけば体力低下で夏バテになってしまうかも。
そんな夏には、お酢のレシピを上手に取り入れてみてください。
お酢は疲労回復効果やスタミナアップに効果的と言われています。お酢を使ったレシピはさっぱりとして暑い夏でも食べやすいのもポイント。
今回は、お酢を使った料理やドリンク、ドレッシングのレシピを8点ご紹介します。
夏バテになる前に「お酢」レシピのすっぱいパワーを借りて、親子で夏に負けない体をつくりましょう!
目次
1.親子で食べたいお酢レシピ
お酢は、そのままでは刺激が強く、特に小さな子どもは摂りにくいものです。親子でお酢を摂取するためには、料理に上手く取り入れるのがコツ。お酢には肉や魚を柔らかくしてくれるなど、料理に嬉しい効果もあります。
ここでは、子どもも食べやすいお酢を使ったさっぱりレシピを3種類ご紹介します。
1-1.夏野菜でかんたん「ミニトマトのマリネ」
ミニトマトは色も鮮やかなので、1品プラスするだけで食卓もパッと明るくなります。
冷蔵庫に入れておけば3~4日保存がきくので、多めに作って常備菜にしてもOK。メイン料理の付け合せにもおすすめです。
<材料>
- ミニトマト…約20個
- お酢…大さじ2
- はちみつ…大さじ3
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩…少々
- 耐熱ボウル
<作り方>
- ミニトマトのヘタをとり、水洗いをしたら、軽く切り込みを入れる。
- ボウル(耐熱のもの)に[1]を入れ、熱湯をそそぎ30秒ほどおく。
- [2]のお湯を捨て、流水で流しながらミニトマトの皮をむく。
- 別のボウルに、お酢、はちみつ、オリーブオイル、塩を入れよく混ぜる。
- [4]にミニトマトを入れて軽く和えたら完成。
一晩以上漬けておくと食べごろに。
ミニトマトも赤色だけでなく黄色や緑などカラフルなものを使えばより華やかに仕上がります。
1-2.お酢とめんつゆで「鶏のさっぱり煮」
体力をつけたい夏は、肉料理のメニューも欠かせません。
「鶏のさっぱり煮」は、ぴったりの肉のおかず。お酢のチカラで鶏が柔らかくなるので子どもも食べやすく、めんつゆを使って手軽にでき、作り手にも嬉しいレシピになっています。
<材料>
- 鶏の手羽元…9本
- しょうが…約15g
- にんにく…1.5片
- ゆで卵…3個
- お酢…1カップ
- 砂糖…大さじ1.5
- 市販のめんつゆ(2倍濃縮のもの)…薄めずに1カップ
<作り方>
- キッチンペーパなどで鶏の手羽元の水気を拭く。
- しょうがを薄切りにし、にんにくを潰しておく。
- [1]にお酢とめんつゆ、砂糖を加え、煮立たせる。
- [3]に鶏の手羽元と皮をむいたゆで卵を入れ、蓋をして中火で20~30分ほど煮る。
- 煮汁が1/2~1/3程度になったら完成。
1‐3.子どもも食べやすい「甘酢あんかけオムレツ」
野菜もたっぷり入れて栄養満点の夏レシピです。
<材料>
(オムレツ用)
- 卵…2個
- トマト…1/2個
- 長ネギ…1/4本
- ブロッコリー(茹でたもの)…1/4株程度
- ツナの缶詰…約40g
- コーン…大さじ1.5~2
- チーズ…70~80g
- サラダ油…少々
(甘酢あん用)
- お酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ2
- しょうゆ…大さじ1
- 鶏がらスープの素…小さじ1
- 水…150cc
- 片栗粉…大さじ1/2
<作り方>
- トマト、長ネギ、チーズを細かく刻む(トマトのタネは除いておくと刻みやすい)。
茹でたブロッコリーは小さくしておく。 - [1]にコーン、ツナ、卵を加えよく混ぜる。
- フライパンにサラダ油を熱したら、[2]を流し入れ、菜箸でかき混ぜながらまとめていく。
- オムレツができあがったら、皿へ移しておく。
- 同じフライパンに、お酢、砂糖、しょうゆ、鶏がらスープの素、水を入れ、ひと煮立ちさせる。
- [5]に水溶き片栗粉でとろみをつける(お好みで片栗粉の量を調節してください)。
- オムレツに[6]をかけて完成。
2.フルーツビネガーで楽しむ!お酢のドリンクレシピ
お酢は料理に使うだけでなく、ドリンクとして飲むのもおすすめ。
家にあるお酢とお好きな果物で手軽にフルーツビネガー(果実酢)を作ることができます。さっぱりとしたフルーツビネガーを冷やしてお好きな飲み物で割ると、さらに飲みやすく夏にぴったり。ぜひ親子で手作りのフルーツビネガーにチャレンジしてみてください。
ここではフルーツビネガーのレシピを3種ご紹介します。中にははちみつを使うレシピがありますので、子どもの年齢に注意してください(はちみつは一般的に1歳以上であれば摂取しても問題ないとされています)。
2-1.お酢入りはちみつレモン
一度作れば冷蔵庫で1~2週間保存がきくのも嬉しいポイントです。
<材料>
- レモン…1個
- お酢…120cc
- はちみつ…約100g
- 煮沸消毒済みのビン(密閉保存できるものがよい)
<基本のお酢入りはちみつレモンの作り方>
- レモンを2~3mmの薄切りにする。
- ビンを煮沸消毒し、熱いうちに、お酢とはちみつをそれぞれ半分入れる。
- [2]に[1]を入れ、残りのお酢とはちみつを加え蓋をして完成。
2-2.夏のパイナップル酢
パイナップルはお酢と相性抜群のフルーツです。ちょっと酸っぱいパイナップルは、フルーツビネガーにして楽しんでみては。冷蔵庫で冷やしてから水や牛乳で割ると子どもと一緒に楽しめます。
ちょっと贅沢に、ミキサーにかけたパイナップルの実を加えてもトロトロのドリンクになって美味しいですよ!
<材料>
- 完熟パイナップル…500g
- お酢…500cc
- 氷砂糖…500g
- 煮沸消毒済みのビン(密閉保存できるものがよい)
<基本のパイナップル酢の作り方>
- ビンを煮沸消毒したら、氷砂糖とパイナップルを交互に入れます。
- 最後にお酢をそそいで完成。
2‐3.りんご酢
りんご酢は幅広く応用が利くフルーツビネガーです。炭酸水で割れば簡単りんご酢サワーの完成。子どもの場合は水や牛乳で割って飲むのがおすすめです。
ヨーグルトドリンクと合わせると時間がないときの朝ごはん代わりにもなりそう。ヨーグルトドリンクと合わせるときは、ブレンダーを使うのがおすすめです。
お料理にも使えるので、初心者向きのフルーツビネガーです。
<材料>
- りんご…1個
- お酢…500cc
- はちみつ…150g
- 煮沸消毒済みのビン(密閉保存できるものがよい)
<基本のりんご酢の作り方>
- りんごは皮をむいていちょう切りにする。
- ビンを煮沸消毒したら、お酢、はちみつ、りんごを入れ、蓋をする。
- ビンを振って混ぜたら完成。
3.混ぜるだけのお酢レシピ!子どもに食べさせたい自家製ドレッシング
ドレッシングを手作りすると聞くと、忙しい毎日の中ではハードルが高く感じるかもしれませんが、実は混ぜるだけ。材料も家庭にありそうなものばかりです。
ここでは基本のドレッシングのレシピを2種類ご紹介します。基本を抑えたら、ぜひこどもの好きな調味料などを加えてアレンジしてみてください。
ドレッシングを手作りするメリットは、お酢を手軽に摂るというだけではありません。市販のドレッシングは添加物が入っているものがほとんど。添加物が気になる方は、家庭で作ることができれば健康面でも子どもに安心です。
手作りドレッシングで季節の野菜をもっと楽しんでください。
3-1.基本のフレンチドレッシング
お酢の量をお好みで加減して、子どもも一緒に楽しめる味を作ってみてください。
<材料>
- お酢…1/4カップ
- サラダ油…1/2カップ
- 塩…小さじ3/4程度
- こしょう…少々
<作り方>
- お酢と塩をしっかり混ぜる。塩が溶け込むまで混ぜるのがコツ。
- [1]にサラダ油を加え、白くにごるまでしっかりと混ぜて完成。
3-2.和風ドレッシング
アレンジをきかせたいときは、たたいた梅、わさび、ゆず胡椒などで風味をプラスしてみてください。
<材料>
- お酢…1/4カップ
- サラダ油…1/2カップ
- しょうゆ…1/8カップ
- 砂糖…小さじ1/2
- 塩…少々
- こしょう…少々
<作り方>
- お酢、しょうゆ、砂糖、塩をしっかりと混ぜる。
- [1]にサラダ油を加え、さらに混ぜたら完成。
かんたんお酢レシピで夏を元気に乗り切ろう!
お酢というと子どもには摂りにくいイメージがあるかもしれませんが、レシピへの取り入れ方によっては子どももおいしく頂くことができます。ぜひ、少量ずつで良いので毎日の生活に意識的に取り入れてみてください。
この夏は、お酢のチカラで親子でバテない体づくりをしてみましょう!