明かりを変えてお部屋を癒しの空間に。目的とシーンに合わせた照明の選び方

目的とシーンに合わせた照明の選び方

照明を選ぶときには、部屋のタイプや種類もそうですが、何をする部屋なのかなど目的をはっきりさせることが大切です。

例えば同じ6畳の部屋でも、寝室と書斎では必要な明かりの種類が異なります。
例えば同じリビングでも、使う人がどんな人なのか、何をするのかで必要な明るさが異なります。
目的とシーンを決めた上で、それに合わせた照明を選ぶことで、生活が快適になりますよ。

今回は、光の癒し効果と、目的・シーン別の照明の選び方をご説明します。

光の効果を知って癒しの空間を作ろう

光の効果を知って癒しの空間を作ろう

光のタイプと癒し効果

人が癒しを感じるのは視点からの効果も大きいとされており、自然の光の中では、夕焼けの光がもっともリラックスすると言われています。
オレンジ色のやさしい光は、ゆっくりとした時間の流れを感じさせてくれます。
光の色は、大きく「白い光」と「オレンジ色の光」に分けられ、照明の種類とともに使い分けると、選択の幅が広がります
光のタイプ
白い光は勉強や読書に適し、オレンジ色の光はくつろぎの空間に適しています。

キャンドルの光
やさしく静かにゆれるキャンドルの光はこころを落ち着かせる効果があります。
同時に香りが楽しめるものならリラックス効果もアップします。
 
オレンジ色の光
白熱灯や電球色の照明など、オレンジ色のあたたかい光は、家族が集まるリビングに適しています。
和紙照明や、北欧の個性的なデザイン機器にすると、よりあたたかい雰囲気になるのでおすすめです。
 
眠りやすい光
ベッドサイドには、やさしい光を置いて、質の高い眠りを心がけましょう。
寝る直前に白い光や強い光を浴びると寝つきが悪くなるので、照明器具を天井や床に向け、間接的な光にするとよいでしょう。
 
寝室での照明の選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
寝室をリラックス空間に!カギは「照明」計画

光に変化をつけて用途にあった快適空間に

明かりは、心理的にも心身的にも大きな影響を及ぼし、明るさや光の色で「快適さ」が変化します。
たとえば白い光は、明るい状態だと快適と感じ、薄暗いと寒々しい陰気な雰囲気になります。
一方、オレンジ色のあたたかい光はやや暗いほうが快適で、明るすぎると暑苦しく感じてしまいます。

部屋の明かりは一定に保つ必要はありません。むしろ、そのときの気分や用途に応じて明るさや強さをかえることでリラックスしたり作業するのにふさわしい空間がつくれます。

年齢に合わせて変えてみよう
細かな作業において、20代と60代では、必要な明かりの強さは2~3倍違うと言われています。ゆえに、高齢者が過ごす空間は若年者に比べ、局所的に明るさが必要となります。
また廊下や階段などにも、安全に歩行ができるように、足元の照明をプラスすることをおすすめします。
 
気分によって変化させてみよう
リラックスしたい場所では、飾り棚の壁を照らしたり、コーナーを暗くして中央にだけ光を灯すなどのワンポイントテクニックを使いましょう。
またイベントにも光は大活躍します。スポットライトを設置するなどして明るく楽しい空間を演出することも可能です。

目的で選ぶ照明の種類

目的で選ぶ照明の種類
続いては、目的別の照明の選び方について解説します。

くつろぎながら読書したい

おすすめの照明
電球色の照明

ソファーやベッドでくつろぎながら読書したいときは、主に手元を照らすようにすればよいでしょう。
直接顔に光が当たらなければ不快感はなく、就寝前の読書でも眠りにつきやすくなります。

料理をおいしく見せたい

おすすめの照明
電球色の照明(夕食時)

料理をおいしく見せたい天井からつるすタイプの器具で照らしましょう。照明の大きさの目安は、テーブルの長さの 1/3、丸いテーブルなら直径の1/2が目安。高さの目安は、テーブル上から約70cmの距離。照明器具が食べるときに邪魔にならないことも重要です。
朝食は光が入る場所で取るようにすると、目覚めがすっきりし、食欲も高まります。

ダイニングでの照明の選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
アクセントに最適!ペンダントライトを使ったダイニング照明実例20選

眠気が覚めないトイレの明かりに

おすすめの照明
LED灯

あたたかい光は夜だけ調光器などで弱くしたり、目線より低い位置に照明が来るようにすると気になりません。消費電力が小さいLED器具は一晩中つけておく常夜灯としてもオススメです。

作業を効率的に済ませたい

おすすめの照明
蛍光灯、昼白色のLED灯

作業を効率的に済ませたい細かい作業に必要な明るさを確保する必要があります。
手元一灯だけでなく、頭上から照らす明るい光(天井灯)も必要で、手元は聞き手と逆からデスク用スタンドなどで照らすと、作業面に影が生まれずに作業しやすくなります。

階段を安全におしゃれに照らしたい

おすすめの照明
電球色の照明

階段を安全におしゃれに照らしたい一般的なのが上からの吊り下げ式の照明ですが、コーナーや壁に間接照明を設置したり、階段にフットライト(電球色の明かりやLED)を設置するのもオススメです。

夜にお風呂でリラックスしたい

おすすめの照明
電球色の照明、蛍光灯

お風呂の照明は夜に入る場合はリラックスしたりゆっくり入る事が多いと思いますので、暖色の白熱照明や電球色の蛍光灯をおすすめします。

キッチンでの作業を快適にしたい

おすすめの照明
電球色の照明、蛍光灯

流し台やガス台などのスペース全体に光を届かせる事が重要です。
キッチンは細かい作業を行う場所なので明度のはっきりした蛍光灯をおすすめします。
ガス台等の調理する場所では、食物の色をよく見る為に電球色の照明をおすすめします。

シーンに合わせた照明器具の選び方

シーンに合わせた照明器具の選び方
一般的な住宅では、照明器具は天井に設置されていることが多く、一つの部屋に一つの灯り、つまり「一室一灯」=「全体照明」が主流です。
しかし最近では「一室多灯」=「間接照明」を利用する場合も多く、照明器具によってさまざまな演出が可能です。

部屋や希望の雰囲気に合わせた照明器具を選んで、イメージ通りのお部屋を作りましょう。
照明の種類については、こちらの記事も参考にしてください。
照明一つでお部屋の雰囲気を一新。雰囲気に合わせた照明の種類をご紹介

全体照明の種類

シーリングライト
リビングや寝室、玄関向けで、部屋全体をまんべんなく照らすライトです。天井にすっきりと取り付けられる部屋用の照明として一般的です。光源としては蛍光灯を利用する場合が多いです。
 
シャンデリア
リビング、玄関向けで、特に高天井や吹き抜けなど高さのある空間に向いています。ガラスやクリスタルなどを使った多灯型で、天井から吊り下げて華やかな空間を演出します。
※重量のあるシャンデリアやシーリングライトを取り入れるときは、天井の強度を確認しておきましょう。
 
ペンダントライト
タイプによって、リビング、ダイニング、玄関など幅広く利用できます。チェーンやコードなどで吊り下げるタイプの照明で、デザイン性が高くスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。

間接照明の種類

スタンドライト
スタンドライト大きさによって種類があり、ピンポイントに明かりが欲しいときや雰囲気作りをしたいときなどに広く利用できます。移動も簡単で、位置を変えてさまざまな雰囲気を楽しみましょう。

  • フロアスタンド
    床において使用するタイプの照明です。部屋のコーナーや壁側を照らすことで部屋全体を広く見せる効果があります。
  • テーブルスタンド
    基本的に置く場所を選ばない照明です。リビングや寝室などのくつろぎ空間で、手元を照らす補助灯として活用できます。
  • マスコットスタンド
    部屋を照らすというよりは、“おしゃれな雰囲気を演出”を目的とした照明です。
スポットライト
集光性が高く、壁や天井に設置して意図的に一部を照らしたい場合に活用されます。絵や写真などを光で効果的に演出したいときや、間接照明などでは壁面などをスポットライトで照らす事で反射光を使った照明効果が得られます。
 
ダウンライト
天井などに埋め込むことで、天井面をすっきりとみせ、下方など必要な場所を部分的に照らしたいときに有効です。簡単に言えば、部屋の中に明るい部分と暗い部分をつくり出すことで、「ドラマに出てくるようなおしゃれな部屋」を演出することが可能となります。
 
ダウンライトの種類と選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
ダウンライトの種類を理解して、生活シーンに彩りを取り入れよう!
間接照明の取り入れ方

間接照明の取り入れ方
間接照明とは、照明ライトの器具から直接光を当てずに、天井や壁などで光を反射させて間接光とする照明テクニックのことです。
間接照明は、反射光で周囲を照らす為、直接光を当てるよりも柔らかい印象を与える事ができます。そのため間接照明には高いリラックス効果があるとされています。その他にも、部分的に光を当てる事で、明るさの濃淡を作り出すことができるためスペース全体に立体感を生み出す空間演出も可能です。
まずは明るすぎる環境からリラックスできる空間を作る意識でお部屋にとりいれてみると良いでしょう。

間接照明を取り入れる具体的なテクニックについては、こちらの記事も参考にしてください。
間接照明で癒やしの空間に!一室多灯を意識した照明の使い方と選び方

間接照明の取り入れ方

天井を照らす
一般的なのが上からの吊り下げ式の照明ですが、コーナーや壁に間接照明を設置したり、階段にフットライト(白熱灯やLED)を設置するのもオススメです。
 
壁を照らす
壁を間接照明で照らす事により、光が当たっている部分と当たっていない部分とで濃淡がはっきりします。
こうすることで部屋全体に立体感を漂わせる事ができます。
 
空間を照らす
部屋のあるスポットだけを照らしたり、フィルムなどで光を包む事により部屋に奥行きが生まれます。またできるだけ、部屋の入り口から離れたところに照明を置くことでより部屋を広く感じさせることができます。

間接照明の応用テクニック

見せたいところを強調する
人間の目は、暗いところよりも明るいところを集中して見ようとする特徴があります。
その特徴を利用して部屋のセンスアップにつなげることができます。
 
例えば、玄関に入ってきた来客に対して、お気に入りの絵画を見せたいと思うとき、玄関の照明は若干暗めにしておきます。対して、見せたい絵画に対してはスポットライトなどで、明るく照らしておくと人間は自然とその絵画に目がいくようになります。
 
このように、間接照明を利用する事で人間の目線をある程度コントロールする事ができ、見せたいところを強調することが可能です。
 
部屋を広く見せる
上記でも説明しているように、人間は暗いところよりも明るいところに目がいく性質があります。
そのため、部屋の隅が暗いと部屋の奥行きがなくなり空間の広がりを認識しにくくなります。
 
そこで、部屋の隅を照らすようなスポットライトを設置してみます。
そうすることにより、部屋の隅が明かりで視認されるようになり、より広く空間が認識できるようになります。
特に、隅をまわりの明るさよりも強めにすることでより効果的に空間の広がりを感じることができるようになります。

まとめ

光の癒し効果を活かして、快適なお部屋を実現してください
シーンや目的別に照明を選ぶ方法についてご紹介しました。
たくさんの照明からどれを選ぶか考えるときは、お部屋の目的とシーンをまず確認して、それに合わせた照明を選びましょう。
光の癒し効果を活かして、快適なお部屋を実現してくださいね。

※この記事は、2012年9月~2013年4月に公開されたアルファあなぶきStyle内コンテンツ記事を再編集したものです。

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