家族旅行の計画をお考え中の皆様、こんにちは!元ツアーコンダクターの石井です。
家族での旅行は、家族の大切な思い出にもなる大事なイベント。せっかく行くなら、バッチリ楽しんで身も心もリフレッシュしたいものですよね!
とはいえ、どうしても気にせざるを得ないのは予算です。楽しみ盛りだくさんのプランを立てても、家計に負担がかかってしまっては存分に楽しむ気持ちにはなれません…。
費用を出来る限り抑えつつ、満足度の高い家族旅行を実現するためのポイントは以下の2つです。
- 旅行の目的を決めて、節約のための準備を早めにはじめる
- 交通費、宿泊費、食費、観光費、それぞれの節約方法を知る
旅行会社で働いていた私が、その経験を活かして「満足度の高い旅行を実現するための節約術」を皆さんにお伝えしたいと思います!
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旅行の目的を決めて、早めに準備をはじめよう
早めの準備が大切な理由
費用を抑えつつ満足度の高い家族旅行を実現するには、何と言っても早めに準備を始めることが大切です。
その理由は2つあります。
- 交通費や宿泊費について、早期予約割引を利用することで大幅な節約が可能になる
- 事前リサーチに十分な時間をかけることで、より満足度が高いプランを立てられる可能性が高まる
なるべく早い段階から準備を始めましょう!
最初に旅行の目的を決めよう
事前準備でまず最初に行うべきなのは、旅行の目的を決めることです。
観光地でのレジャー、美味しい料理、快適な宿…旅の醍醐味はたくさんありますが、すべてで贅沢することが難しい以上は、費用をっ抑えるべきポイントではしっかり節約する必要があります。
また逆に、メインの目的には、あえてお金をかける・節約を加減するなど工夫も必要だということを念頭においてください。
家族旅行にオススメの節約術
それでは旅行費用の節約術を、交通費、宿泊費、食費、観光費の種類別に見ていきましょう!
交通費の節約術
車を利用する場合
車は、大人数での移動が必要になる家族旅行では便利な交通手段です。時刻表に縛られずに行動が可能で、途中休憩や大きな荷物の持ち運びにも向いています。
車を利用する際は「高速道路料金」と「ガソリン代」を抑える工夫が求められます。
ETCの時間帯割引を利用/通行予定の高速道路を事前調査
高速道路を利用するときは、ETCカードを使って時間帯割引を最大限に利用しましょう。また、事前に利用予定のルートを調べておくことで、不必要な通行や迂回を避けることができます。
ETC割引やルートについては、NEXCO東日本等の高速道路会社のサイトで確認できます。
ドラぷら(NEXCO東日本) | 全国高速料金・ルート検索、渋滞、サービスエリア情報 |
高速道路、観光地でのガソリン給油は避ける
ガソリン需要が高まる高速道路や観光地では、ガソリン料金が高い傾向があります。給油は高速道路に乗る前や観光地に近づく前に、余裕を持って行いましょう。
駐車料金がかかる場所を調べる
駐車料金にも注意が必要です。観光地や宿泊先などで車を駐車する際には、駐車場の料金や時間制限を確認しましょう。
特に観光地が都市の中心部にある場合、駐車料金が思ったより高くなる可能性があります。事前に近隣の格安駐車場や無料の駐車場を調査することで、駐車料金を節約することができます。
飛行機を利用する場合
飛行機は長距離移動では圧倒的に旅行時間が短縮できるますが、費用は高額になりがちです。
飛行機のチケット料金は常に変動していますので、お得なタイミングを見極めて購入しましょう!
早期予約割引や、低コストキャリア(LCC)を利用する
早めに予約をすると割安になる「早得」プランや、低コスト航空会社であるLCCを利用することで、通常より安く飛行機に乗ることが可能な場合があります。
ただし、割引価格で購入した航空券はキャンセルや変更にかかる料金が高くなる傾向があるため、予定が確定してから予約するほうが安全です。
そのためにも、旅行の計画は早めに立てましょう。
混雑する時期を避ける
混雑期を避けることで、チケット代を大幅に節約することも可能です。一般的に、以下のような時期や時間帯に出発する便は混雑しやすく、料金も高くなりがちです。
- 年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇期間
- 春休み(3~4月)、夏休み(7月~8月)
- 昼間~夕方の出発便
※特定の路線や便では混雑するタイミングは異なりますのでご注意ください。
混雑する時期はチケット代が高いだけではなく、小さな子供を連れての移動が大変です。旅行のストレスを減らすためにも、混雑時期は避けることをおすすめします。
マイルを貯めて利用する
航空会社のマイレージプログラムに参加して日頃からマイルを積み立てておくことも、飛行機移動の節約術として有効です。貯めたマイルを、チケット料金の割引や無料チケットとして利用できます。
会社の出張や、クレジットカード等のポイントを上手に利用して、日頃からマイルを貯めることを意識してみてはいかがでしょうか。
航空会社のウェブサイトやメールマガジン、ポイントサイトなどを定期的にチェックし、お得な情報をキャッチしましょう。
電車の場合
電車の旅は安全で効率的なだけでなく、移動費の負担を軽減する優れた手段です。
飛行機に比べて通年で料金が安定していますし、車移動でかかるガソリン代、駐車料金などの事前に見積もりづらい費用を気にする必要がありません。
さらに、各種割引やプランをしっかり活用すればとても経済的に旅行を満喫できます。
往復割引を活用する
片道601キロ以上を移動する場合、チケットを往復で購入すれば「往復割引」が適用されます。
こども料金、学生割引を利用する
電車の場合、乳幼児(6歳未満)であれば運賃は無料です。また小学生以下であれば「こども料金」が適用され、大人の半額で乗車することが出来ます。
中学生以上でも、ほとんどの学生(中学生、高校生、大学生、専門学生、各種学校など)は「学生割引」が利用可能です。利用区間の片道の営業キロが101キロ以上ある場合に適用され、往復割引とも併用することができます。
ファミリー向けプランを利用する
さらに、鉄道会社が提供する「ファミリー向けプラン」も注目です。ゴールデンウィークなどの特別な期間には、家族向けの割引切符などが発売されることもあります。
各種割引についての詳細は、JR東日本をはじめとしたご利用の鉄道会社の公式サイトでご確認ください。
JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社 |
宿泊費の節約術
次に宿泊費の節約術をご紹介します!
早期予約割引を活用する
宿泊費を抑えるためには、まずは宿泊予約を早めに行うことが重要です。多くのホテルは、早期予約者に対して割引や特典を提供しています。
旅行会社のパッケージ(宿泊+移動プラン)を探す
旅行会社が提供するホテル+移動(飛行機など)のパッケージを利用すると、費用を大幅に抑えられる場合もあります。
ただし、パッケージのほうが常に安いかというと、実はそういうわけではありません。ときには単体で予約した方が割安な場合もありますので、注意深く比較して選ぶことが大切です。
子どもの「無料宿泊、添い寝割引」がある宿を探す
宿泊施設によっては、子どもの宿泊料が無料だったり、大人と添い寝ならば宿泊料が割引になる場合もあります。
インターネットの宿泊予約サイトを利用すると比較的簡単に見つけることができるので、探してみてください。
キャンプ場を利用する
アウトドアに抵抗がなければ、キャンプ場を利用するのもひとつの方法です。
キャンプ場でテント泊や車中泊などをすれば、経済的に旅を楽しむことができます。自然を満喫しながら宿泊費を抑えることができるので、アウトドア好きな方にピッタリです。
食費の節約術
旅行先のグルメは旅行の醍醐味ですが、油断すると予想外に費用がかさんでしまうことがあります。
食事費を節約しつつ楽しむためのアイデアをご紹介します。
これらの節約方法を活用すれば、旅行中でも美味しい食事を心行くまで楽しみつつ、予算を抑えることが可能です。
初日のランチは持参する
旅行の初日のランチは、自家製のお弁当を持参して節約して、その分、ほかの食事を豪華にして楽しみましょう!
また、屋外の施設(動物園など)ではお弁当の持ち込みが許可されている場所も多く、ピクニック気分も楽しめます。これは家族旅行にならではの節約術と言えるでしょう。
地元のB級グルメを試す
グルメを堪能したい場合、地元のB級グルメを試すのもオススメです!
観光客で溢れた人気店よりもお手頃な価格で、地元ならではの味わいを楽しむことができるかもしれません。
道の駅で食事する
現地を車で移動する場合、道の駅での食事はとてもオススメです。地元の特産品やご当地グルメをリーズナブルに楽しむことができ、駐車場も完備されていて駐車料金も無料の場合が多いです。
食べ歩きグルメは比較的安価な場合が多いですが、あれもこれもと気になって、気づいたらしっかりお店で食べるのと変わらない金額になっていることも…。
また、子ども連れの場合、歩きながら食べるのは思わぬトラブルのもとになります。ゆっくりと座って食事を楽しめる場所を探すと良いでしょう。
観光費の節約術
次は、観光費を節約するための方法をいくつかご紹介します。
無料の観光地で楽しむ
まず、無料の観光スポットを探して楽しむという方法があります。観光地には、工場見学や牧場など、入場無料で体験や学びの得られる施設も多くあります。
また有料の施設でも、子供の入場料が割引や無料になる場所もあるため、それらの情報を確認することを忘れないようにしましょう。
観光地の割引クーポンを事前にチェックする
割引クーポンを配布している観光地もあります。観光地の公式ウェブサイトやSNS、観光案内所などをチェックしてみましょう。
おみやげは誰に何個買うかを事前に決める
おみやげに関しては、事前に必要な数量と予算を決めておくことが大切です。事前に決めておくことで、無駄遣いを防ぎ、買い忘れを避けることができます。
また当日おみやげ屋さんであれこれと迷うのは時間の浪費ですし、頭も疲れてしまいます。本来楽しいはずのおみやげ選びがストレスにならないためにも、事前に決めておくことは大切です。
おみやげは地元の市場やフードマーケットで買う
おみやげ選びの際には、地元の市場やフードマーケットを訪れることをおすすめします。その土地ならではの商品を手頃な価格で購入することができます。
「おみやげは個性を重視」という方には、特にこの方法がおすすめです。
旅先での出費を抑えるための持参品
旅行の楽しみとは無関係のちょっとした出費を抑えたり、想定外のトラブルでの出費を最低限に抑えるために持参するとよいものをご紹介します。
金額自体は小さくても、想定外の出費がかさむと「もっとしっかり準備しておけば…」というモヤモヤで旅行を楽しめなくなってしまうかもしれません。
どうせなら徹底的に準備しましょう!
飲み物、おやつ
飲み物やおやつは持参しましょう。ちょっとした買い物でも、積み重なると費用がかさんでしまうため、旅行前に必要な分を用意しておくことが大切です。
飲み物は自宅から水筒を持参したり、事前にスーパーなどでまとめ買いしておくことで、旅先で購入するよりも価格を抑えることができます。
また旅先でコンビニ等に立ち寄る時間も減るため、時間を有効的に使うことができます。
子供の着替え(多め)
子どもの着替えは多めに持って行くと安心です。
旅先での予期せぬ事故やトラブルにより、子どもの服が汚れたり破れたりする可能性があります。着替えがないと旅先で新品を購入せざるを得ません。
予想外の事態でも出費を抑えられるように準備しましょう。
家族全員分の健康保険証と常備薬
急な体調不良やケガに備えて、健康保険証と必要な常備薬を持参することも重要です。これにより、緊急事態に対応することができますし、不必要な医療費を抑制することも可能となります。
エコバッグ
旅先ではいろいろなお店で買い物をしますので、エコバックを持っていくことをおすすめします。
大した金額では無いにせよ、買い物のたびに少しずつ積み重なる出費のストレスから開放されますし、両手がレジ袋で塞がることも防げます。
環境にもよく、旅行中のストレスも軽減してくれる便利なアイテムです。
身体に負担がかかるNGな節約術
家族旅行の節約の中で一番おすすめしないのが「体に負荷をかける節約」です。
観光地で楽しむのにも体力が必要となる場面が多くあります。疲れていては、最大限に旅行を楽しむことはできません。特に子供連れの旅行では、体力を消耗するような節約は避けましょう。
特に負荷がかかりやすい移動に関するNG節約術の一部をご紹介します。
長距離を一般道で移動する(車の場合)
一般道を上手に利用するのは節約術として有効ですが、高速道路をまったく使わないというのはおすすめできません。
移動時間が長くかかり、運転者はもちろん同乗者も疲労してしまいます。またそれだけでなく、観光地での滞在時間が短くなってしまいます。
高速道路と一般道路をうまく使い分けるためには、出発前に道のりを計画し、当日の交通状況をチェックすることが重要です。
鈍行列車で長時間移動する(電車の場合)
鈍行列車を使えば長距離を安く移動することが可能ですが、その分、時間はかかりますし疲労もたまります。
また、車移動に比べるとリラックスしづらいので、移動時間が長かったり乗り換えの回数が多いと、子供の疲れや我慢が限界に達する可能性があります。
距離によっては、新幹線や急行列車を適切に利用することも大切です。
夜行バスを利用する
夜の間に移動できる夜行バスは、経済的にも効率的にも優れた移動方法ですが、人によっては十分な睡眠をとることが出来ない危険性があります。
家族での旅行の場合、誰かが1人の体調が悪いと全員が旅行を十分に楽しむことができなくなる可能性があります。
家族全員が快適に使える移動手段を選ぶことが、楽しい旅行をするためのポイントです。
まとめ
費用を抑えつつ満足度の高い家族旅行を実現するために必要なことや、節約術についてご紹介しました。
繰り返しになりますが、まずは絶対に実現したい旅行の目的を決めましょう!
さまざまな節約術を駆使して不要なコストを抑えることは大切ですが、それらは、先に決めた旅行の目的を達成するために行うことです。
旅行はリフレッシュや思い出作りの貴重な機会です。節約自体が目的になって旅行を楽しめないのでは元も子もありません。
適切な節約を心がけつつ、家族全員が満足できる旅行を目指してください!
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