念願のマンション購入。数ある物件の中から決断に至る物件を選ぶのは大変だと思います。一度、物件を決めて契約すると、あとは入居の日が待ち遠しくてならないと思います。新築分譲マンションだと建物の建設中から販売を開始することが多いため、契約から入居まで1年以上の期間があることもよくあります。契約はしたものの、これから入居まで何をして、どのようなイベントがあるのか流れを理解しておくと、直前になってバタバタすることもなくなり、スムーズな手続きをすることができます。今回は、新築マンションの契約から入居までのスケジュールについて解説します。
※マンション業者によって流れが異なりますので、詳しくは購入先にお尋ねください。
※物件選びから契約までの流れを知りたい方は、下記まとめページをご参照ください。
→【まとめ】徹底解説!マンション選びから購入、入居までのやることリスト
これからマンション購入を検討されている方へ
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・マンションの購入を検討するときの注意点
・マンションを購入してから入居までの手続きの流れ
1.契約から入居までの流れを理解しよう!(図解)
新築マンションの契約が終わった後は、大きく分けて3つの「やること」があります。一つ目は、お部屋をカスタマイズする「オプション工事の打合せ」、二つ目は、購入物件の資金内訳を確定しながら進めていく「住宅ローンの借入手続き」、三つ目は、入居に向けて入居予定者全員が参加する「物件スケジュール」です。
2.完成前の物件ならオプション工事が可能!
契約した物件にもよりますが、多くの新築分譲マンションではオプション工事を注文することが可能となっています。標準仕様からのグレードアップや、自分たち家族により適した仕様に変更できれば、入居後のマンションライフもより良いものになります。
オプション工事は、建物の工事進捗状況によって注文できるかどうかが決まります。契約時期によっては、オプション工事の締切りが過ぎている場合もありますので、自身が契約したマンションでオプション工事が可能か確認してみましょう。オプション工事代金は、注文時に半金、入居直前にもう半金をお支払いが必要となります。
※工事代金のお支払い方法は、マンション業者によって異なります。営業担当者に確認しましょう。
2-1.オプション工事
オプション工事には、カタログ等から選び注文するオプションと、間取り設計の変更など個別に注文するオプションがあります。マンション業者の営業担当と打ち合わせをしながら進めていくのですが、希望の内容によって見積りに時間がかかる場合もありますので、締切日を確認の上、計画的に打ち合わせを進めていきましょう。
2-2.カラーセレクト
こちらも期限内であれば、室内の雰囲気を大きく左右するフローリング、建具、キッチン扉などをご自身の好みに合わせて選ぶことができるのがカラーセレクトです。マンション業者によって違いはあると思いますが、無償でセレクト可能としている場合が多いです。インスピレーションで選ぶのも良いですが、お部屋の家具をどのようなカラーにするかによって、フローリングカラーも合う、合わないがあります。ちょっと気が早いかもしれませんが、配置したいインテリアについても考えて選びましょう。
3.住宅ローンの流れ
マンション購入で住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの流れを理解する必要があります。
3-1.住宅ローン事前審査をしよう(契約前に完了させましょう)
住宅ローンを利用してマンションの購入を考えている場合、まずは住宅ローンの事前審査をして、自身が住宅ローンを利用できるか確認する必要があります。マンション業者としても、住宅ローンが利用できる方かどうか不確定な状態では契約を締結しないこともありますし、なによりご自身が住宅ローンの利用が可能であることを確認してから契約をした方が安心だと思います。
どの金融機関で審査をしてよいか検討がつかない場合は、マンション業者が斡旋する提携金融機関で審査をするとスムーズです。また、この段階で金融機関を最終決定する必要はありません。
3-2.資金内訳の確定、住宅ローン正式申込(引渡しの6ヶ月~3ヶ月前ごろ)
引渡しが近づいてくると、住宅ローンの手続きもいよいよ本格化してきます。契約時に審査した金融機関を含めて、自分にあった金融機関をセレクトしていきましょう。契約から引渡しまで期間がある物件だと、金利動向や住宅ローンの商品性が大きく変わっている場合もあります。ある程度、希望の金融機関を絞った上で、営業担当者に相談して最終決定しましょう。
また、この正式申込までにマンション購入に関する資金内訳を決定する必要があります。頭金をどれくらい、住宅ローンの借入をどれくらいにするか、考えておきましょう。この正式申込の際にも、勤務先やご収入、その他お借入れ状況(返済状況)などの審査が入ります。契約してから物件の引渡しまでは、新たな借入などはしないようにご注意ください。
3-3.住宅ローンの契約(引渡しの1ヶ月前~2週間前ごろ)から資金実行
最終決定をした金融機関と契約をします。正式名称は「金銭消費貸借契約(金消契約)」と言います。この手続きが完了すれば、あとは資金実行(融資金が振り込まれること)を待つのみとなります。金消契約までにやっておくことをまとめていますので、確認しておきましょう。
- 実印が必要になります。持っていない場合は、早めに購入しておきましょう。
- 火災保険の申込書(控え)が必要になります。金消契約までに、火災保険の申し込みを完了させましょう。
- 金消契約の契約書に貼る印紙が必要になります。個人で準備するのか、マンション業者・金融機関に確認しておきましょう。
4.物件のスケジュール
最後に、物件のスケジュールについてご紹介いたします。お金の流れも理解しながらご確認下さい。
4-1.入居に関する説明会(引渡しの3ヶ月前ごろ)
新築分譲マンションにおける入居説明会とは、会場を貸しきって入居者に引渡しのスケジュールを具体的に説明する会です。引越しの案内、登記の説明、マンション管理に関する説明などが行われます。
最近では感染症対策などにより、説明会自体は開催せず、動画などでご案内するマンションも増えてきています。どのような形式で入居に関する説明があるのか、担当者に確認しましょう。
4-2.内覧会(引渡しの1ヶ月前ごろ)
引渡しの1ヶ月前ごろには、マンションが完成(竣工)し、工事関係者以外の方もマンション内に入ることができるようになります。内覧会とは、ご自身が契約した物件に初めて入ることができる機会です。お部屋の中だけでなく、駐車場やエントランスなど共用部分も確認することができるので、楽しみにされる方も多いでしょう。内覧会の際は、手続きをするというよりは、お部屋のチェックや採寸がメインです。引っ越しまでに家具や家電の購入を考える時期と重なりますので、現在の自宅から持って行く物、購入する物をある程度考えておけば、より具体的にお部屋の見学・採寸ができることでしょう。
詳しくはこちらでチェック
→「これで安心、マンションの内覧会で役立つチェックポイント集」
4-3.残代金・諸費用の振り込み(引渡しの2週間前ごろ)
マンション業者と打合せで決定した残代金と諸費用の振り込みが必要になります。一般的には、マンション業者から請求書が送られてきますので、指定された口座に振込みをしましょう。振込み手数料は、マンション業者負担となっている場合もありますので、細かいことですが振込み前に確認しておくと良いと思います。
4-4.引渡し
新築分譲マンションでは多くの場合、お部屋のお引渡しは一斉に行われます。お部屋のお引渡し、つまり住戸鍵を預かることになります。
この日から、鍵はお客様ご自身の管理となるため、物件への出入りが自由にできます。すぐに入居しない場合は、定期的にお部屋の換気も行いましょう。
4-5.マンションへ入居(引っ越し)
マンションの場合、すべての世帯が一斉に引っ越しをすることは不可能です。そのため、入居予定者から希望の引っ越し日を募った上で、スケジュールを組み引っ越しすることが一般的です。
家具や家電を購入する場合は、引っ越しに合わせて配達日を指定すればスムーズに引っ越しができます。
番外編:引っ越し後に行う主な手続き
- 郵便局に転居届けを提出しましょう。
- 運転免許証の書き換え、各種カード等の住所変更をしましょう。
- 不動産取得税の申告をしましょう。詳しくはこちらで解説しています。
まとめ
今回は、マンションの契約からお引渡しまでの流れについて解説いたしました。マンション購入は初めてという方も多いと思いますので、引渡しまでの全体像を把握しましょう。
大まかな流れを理解しておけば、そんなに難しい手続きはありませんので、営業担当者に確認しながら進めていきましょう。
これからマンション購入を検討されている方へ
初めてのマンション購入。
たくさん手続きがあって不安になることがあると思います。
マンションという大きな買い物だからこそ、ミスなく・不安なく・効率よく、そしてお得に、購入手続きを進めたいですよね。
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