すぐできる!マンションで加湿器に頼らず部屋の乾燥を防ぐ方法10選

すぐできる!マンションで加湿器に頼ら部屋の乾燥を防ぐ方法10選

マンションの部屋は気密性が高く冬でも比較的暖かく快適に過ごせます。しかし、一方で換気システムにより部屋が乾燥しやすいと感じることもあるのではないでしょうか。

空気が乾燥すると体調を崩しやすく、肌のトラブルも起きやすいといわれているので、何とか対策したいものですよね。
とはいえ、「加湿器を持っていない」「加湿器の使用は電気代が気になる…」「加湿器は手入れが面倒」「シーズンオフ時の加湿器の収納場所がない」など、部屋で加湿器を使うのに消極的な方もいらっしゃるのでは?

そんな方は、加湿器に頼らない方法で部屋の加湿を試みてはいかがでしょうか。
今回ご紹介する方法は、すぐ始められる手軽なものばかり! 乾燥知らずのマンションライフを送るヒントにしてみてくださいね。

1.あなどらないで!部屋の乾燥が招く5つのトラブル

あなどらないで!部屋の乾燥が招く5つのトラブル
乾燥対策のご紹介の前に、まずは空気が乾燥することで、一体どのようなトラブルが考えられるのかを見ておきましょう。

1-1.鼻やのどが乾燥し防御機能が低下する

鼻やのどの粘膜は、空気中の雑菌やウイルスの侵入を防ぐ役目がありますが、空気が乾燥するとその粘膜の防御機能が低下します。結果的に雑菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。そう、冬に、インフルエンザなどの感染症が流行するのは、空気の乾燥が密接に関係しているのです。

厚生労働省では、インフルエンザ予防のために室内の湿度を50~60%(相対湿度)に保つことを推奨しています。

参考資料:厚生労働省 インフルエンザQ&A

1-2.肌あれを招く

空気が乾燥すると、肌から体内の水分が蒸発しやすくなり、肌あれが生じます。
特に女性の方は、肌のかさつきや赤みなど乾燥による肌トラブルを気にされる方は多いのではないでしょうか。

日本気象協会では、気温や湿度データをもとに「うるおい指数」を出して肌あれについて注意を呼びかけています。部屋を加湿する目安にするとよいでしょう。

参考資料: 日本気象協会 うるおい指数

1-3.脱水症状につながる

脱水症状につながる
脱水症状と言うと、夏の熱中症のイメージがあるかもしれませんが、冬でも起こる症状です。むしろ、暑い夏と違い、冬はのどの渇きを感じにくく水分の摂取量が少なくなるので、気が付かないうちに隠れ脱水症状になることも
高齢者や赤ちゃんなど、脱水症状になりやすい人は特に注意が必要ですね。

また、成人病の持病がある場合、体内の水分が不足することで血液がドロドロに濃くなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。空気が乾燥すると、肌から体内の水分が蒸発します。意識して水分摂取をするようにしましょう。

参考資料:厚生労働省 「健康のため水を飲もう」推進運動

1-4.火災がおきやすくなる

冬になると、ニュースで火災や山火事などの報道をよく見かけます。冬は空気が乾燥しているので木材などの水分が少なくなるため火がつきやすいのです。
そして一度ついた火はあっという間に広がってしまう恐れがあるので、特に乾燥した季節の火の取り扱いには十分な注意が必要です。

1-5.静電気がおきやすくなる

ドアノブを触ったらバチッ! ニットを脱ぐときにパチパチ! …静電気っていやですよね。
静電気というのは、気温25度以下・湿度20%以下で起きやすいといわれているので、寒く乾燥した冬ほど静電気が起きやすくなります。

2.今日からやってみよう!加湿器に頼らず乾燥を防ぐ10の方法

さぁ、お待たせしました!
部屋の乾燥によるトラブルを防ぐため、今からすぐにできるお手軽加湿方法を順にご紹介していきましょう。

2-1.浴室の入り口を開けておく

浴槽の入り口を開けておく
住居スペースがワンフロアになっているマンションでは、この方法が効果的といえるのではないでしょうか。

加湿方法はいたって簡単。入浴した後お湯を抜かず、浴槽のふたと浴室の扉を開けておくだけ。そうすることで浴室にたまっていた蒸気がお部屋全体に広がり、加湿ができます。

注意点

この方法は、手っ取り早く加湿できる反面、湿度が高くなりすぎてしまうことがあります
気密性の高いマンションでは結露がつき、カビが生える原因にもなるため、部屋の湿度を確認しながら、浴室の扉を開ける時間を調節するとよいでしょう。

また、小さなお子さまがいるお宅では、浴槽に水をはったまま、扉をあけておくことが大きな事故にもつながりかねないので注意が必要です。
もしこの方法を試したいのなら、子どもが不在の時や、寝ている間の数時間だけ、この方法で加湿するといった工夫をしてくださいね。

2-2. ぬれタオルや洗濯ものを干す

ぬれタオルや洗濯ものを干す
生活感はかなり出てしまいますが、室内に洗濯物を干す方法はいかがでしょうか。洗濯物に含まれる水分がゆっくりと蒸発することで部屋が加湿されます。
洗濯物の量が多いほどその効果は期待できますよ。

注意点

部屋干しをする時の注意点として、通気が悪い部屋や、室温が低い部屋だと洗濯物の乾くスピードがゆっくりとなり、生乾き臭が発生することも。それを防ぐためには、窓際など日の当たる場所に干したり、あらかじめ部屋干し専用の洗剤を使ったりするとよいでしょう。

また、洗濯物を乾かす際に、サーキュレーターや扇風機を併用すると洗濯物が早く乾き、臭い対策になります。

2-3. 鍋料理をする・お湯を沸かす

リビングの加湿にはこの方法がおすすめです!
寒い冬の定番である鍋料理。ぐつぐつと煮える鍋から出る蒸気により、部屋が加湿されます。また、やかんや電気ケトルでお湯を沸かし、ふたを開けておく方法も、同様の効果があります。高温の蒸気がでて、すぐに加湿ができますよ。

注意点

鍋もやかんも高温の蒸気が出るので、やけどには十分注意してください。
また、空だきにならないよう、鍋ややかんを火にかけているときは目を離さないようにしましょう。

2-4.エアコン以外の暖房を使う

温かい風を出して部屋を暖めるエアコンは、暖房器具として一般的ではありますが、エアコンの風はどうしても部屋を乾燥させてしまいます。

乾燥が気になるのであれば、比較的乾燥しにくい暖房器具を使ってみてはいかがですか?マンションの場合、空気を汚さない暖房器具が安心・安全に使えておすすめです。
例えば、オイルヒーター、床暖房、ホットカーペットなら、風は出ないので乾燥しません。また空気も汚れません。温まるのに少し時間はかかりますが、部屋全体をじんわりと温めてくれます。

注意点

オイルヒーターやホットカーペットなどは製品によっては電力消費が大きいため、電気代がかさむことも。様子を見ながら導入してみましょう。

また、加湿を重視するなら、石油ストーブやガスファンヒーターという選択肢もありますが、こちらに関しては注意が必要です。
石油やガスというのは燃焼すると同時に、水蒸気が出ます。そのため加湿器がなくても気にならないほど十分な加湿効果が見込めます。
しかし、マンションのような高気密住宅では、必要以上に湿度をあげてしまい結露がでる可能性が。また、汚れた空気が十分に外に排出されず一酸化中毒になる恐れも考えられることから、マンションによっては使用が認められない場合があるので使用細則等を確認しましょう。

2-5.霧吹きをする

霧吹きをする
100円ショップなどで売られている霧吹きに水を入れ、1日数回、カーテンやじゅうたんなど水分を含みやすいもの、もしくは空間にシュッシュッと吹きかけましょう。それだけで、乾いた部屋の湿度は上がります。
ドラッグストアなどで売っている消臭効果やアロマ効果のあるルームスプレーを利用しても同じ効果が得られますよ。

注意点

カーテンやじゅうたんがベタベタに湿ってしまうのは、水のかけすぎです。かけすぎは雑菌やカビの発生につながるので、水は少量をまんべんなく吹きかけるようにしましょう。

霧吹きの目は細かい方が、水が一点にかかるのではなく、拡散しやすいのでおすすめですよ。なお、吹きかける水は、衛生面を考えて、毎日新しい水に入れかえましょう。

2-6.水槽を置く

水槽を置く
部屋の中に水槽を置くのも加湿効果があります。ポイントはふたを開けておくこと。熱帯魚や金魚の飼育は本格的にやるとコストがかかります。

手軽に始めるのであれば、金魚鉢はいかがでしょうか? 部屋の加湿を助けるうえ、かわいい癒しのインテリアにもなりますね。

2-7.窓や床を水拭きする

準備するものは雑巾一枚のみ。雑巾を水でぬらして窓や床を水拭きすると、その水分が蒸発して乾燥対策になります。地味な作業ですが効果は見込めます。
同時に、水拭きすることで、掃除機で除去しきれなかった小さなほこりやウイルスなどもしっかりと拭き取れるので、一石二鳥です。

ただし、フローリングは水拭きをやりすぎると床材を傷めてしまう可能性があります。適切な頻度ややり方は、こちらの記事を参考にしてください。

【保存版】フローリング掃除の基本と原因別汚れの落とし方

2-8.器にお湯を入れる

やり方は、とってもシンプルです。コップやボウルなどの器にお湯を入れて側に置いておくだけ。残念ながら部屋全体を加湿するとなると十分ではないかもしれませんが、狭い場所をピンポイントで加湿したいのであれば効果的です。

器に入れるのは水でもいいのですが、蒸発するのに時間がかかるので、早めに加湿したいのならお湯の方がおすすめです。器のサイズは大きい方がより加湿できます。

注意点

お湯入りの器の置き場所は、床やベッド周りは避け、テーブルの上など安全な場所にしましょう。
もし、床やベッド周りに置いていたら、寝起きにうっかりこぼしてしまうことが考えられます。そうなったら朝から片付けに追われ、困ってしまいますよね。

2-9.観葉植物を置く

観葉植物を置く
植物には、根から水分を吸い上げ、外に放出される「蒸散」という作用があります。この蒸散により空気中の水分が多くなるので、部屋に植物を置くことは、多少加湿効果はあるでしょう。ただ、残念なことに、蒸散は冬の間は活動が鈍くなるので、冬の乾燥した部屋を十分に加湿するほどの効果は見込めないでしょう。

しかし、観葉植物を部屋に取り入れることで、部屋を加湿した状態につなげることができます。どういうことかといいますと、観葉植物の中には乾燥に弱い品種があり、そうした品種には、乾燥を防ぐために、霧吹きを使って葉の表面に水を与えるといった保湿ケアが必要なのです。

少し遠回りの手段かもしれませんが、「乾燥に弱い植物を部屋に置くこと」=「部屋を適切な湿度に保つ習慣が身につくようになる」といえるでしょう。

2-10.室内でマスクをつける

部屋を加湿できるわけではありませんが、乾燥トラブルを手っ取り早く防ぐ方法としてマスクをつけることも挙げておきたいと思います。
おなじみのアイテムなので、多くの方は実感されていることでしょうが、マスクをつけると自分の呼気によりマスク内が加湿され、鼻やのど、肌が潤います。そのため特に、就寝時の利用は効果的といえるでしょう。
ゆっくりくつろぎたい就寝タイムは極力、負担の少ないマスクを選びたいですね。

最近は、リラックス効果がある香り付きマスク、耳が痛くならないゴムなしタイプ、より潤いを与える加湿タイプなど様々な特徴を持ったマスクが販売されています。お気に入りのものを探してみましょう。

3. 加湿し過ぎが招く2つのリスク。忘れず換気して予防しよう!

加湿のし過ぎの問題点
マンションの多くは鉄筋コンクリートでできているため密閉構造になっています。その構造のおかげで部屋の温度は一定に保て、日当たりの良い部屋だと、冬でも暖房を使用せず日差しの暖かさだけで過ごせる日があるほど。
しかし、部屋の空気を閉じ込める構造は、加湿しすぎると結露やカビが発生しやすい環境であるといえます。結露やカビの予防のため、マンションの加湿は、換気とセットで行うほうがよいでしょう。

3-1.結露対策には「換気」と「即拭き」が必須

結露というのは「外気と内気の気温差」と「湿度の高い場所」で発生します。
もし結露が発生したら、そのまま放置しているとカビの原因になるので、なるべく早く拭き取ってください。とはいえ、完全に拭ききれなくても大丈夫。そのあと、窓を開けて外の空気を取り入れたら完全に乾かせます。
マンションの24時間換気システムは、こもりがちな部屋の空気を循環させる大切な役割があります。冬は換気システムによって「暖気が逃げる」「乾燥する」など気になるかもしれませんが、電源を切らないようにしましょう。

またお風呂や台所を使用したあと、数時間は換気扇を回し続けておくと、空気が循環し結露を防げます。就寝前に数分間、窓を開け換気をしておくと、朝に窓にびっしりとつく結露を減らす効果もありますよ。

注意点

現在、新築マンションで設置が義務づけられている24時間換気システムですが、2003年以前に建設されたマンションでは24時間換気システムがないケースがあります。
その場合は、浴室か台所の換気扇を就寝時以外は回し続けておくと、結露の発生を抑えられます。

その他お手軽グッズを使った結露対策はこちらの記事も参考にしてください。

家にあるものでやってみよう♪窓の結露を防止する「お手軽対策」

3-2.カビ対策には「通気用の隙間」を増やすことが効果的

部屋の隅のクロスや家具の裏など、知らぬ間にカビが繁殖していることがあります。
ひどい状況になってから慌てるのではなく、普段から対策とカビのチェックを行いカビの発生を未然に防ぎましょう。カビ対策というのは、結露対策と同じと考えてください。まずは換気を行い、結露を放置しないことが大切です。

それに加え、家具の配置の工夫を取り入れることをおすすめします。ベッドやタンスなどの家具は壁にぴったりくっつけずに、隙間を作ります。そうすることで風通しがよくなりカビが繁殖しにくくなります。

また、押し入れ・クローゼットには、乾燥剤を入れるか、新聞紙を敷き、定期的に取り替えて、こもる湿気を除きましょう。さらに、すのこを押し入れの床と壁に敷くと、風通しがよくなりしっかりと換気ができます。

4.冬は部屋の湿度を40~60%に保つのが理想的

冬は部屋の湿度を40~60%に保つのが理想的
部屋の湿度は、低すぎても高すぎても快適に過ごすことはできません。では、冬の適正湿度とはどのくらいなのでしょうか。

「建築物衛生法」で定められている適正湿度というのは40%~70%です。
適正温度とされる湿度40%を下回ると、鼻やのどの粘膜が乾燥しはじめることから、インフルエンザなどの感染症にかかる危険性が高まります。また、静電気も発生しやすくなります。
一方、湿度60%を超えると、気管支ぜん息やアレルギー疾患の原因になるダニやカビが発生しやすくなります。さらに湿度70%以上になると、汗が蒸発しにくくなり肌がべたつき不快に感じます。カビの繁殖にも適した環境になってしまいます。

これらの情報から、健康を意識した部屋の適正湿度は40%~60%くらいが理想的と考えられますので、冬はこの湿度を目安にしましょう。

※参考資料:厚生労働省 建築物環境衛生管理基準について
※参考資料:文部科学省 カビ対策マニュアル 基礎編

5.まとめ

今回は、加湿器に頼らずマンションの部屋の乾燥を防ぐ方法をご紹介しました。
先述の通り、マンションのお部屋には24時間換気システムが導入されているので、十分な湿度を保つのは難しいものです。一つの方法で効果が出ないと感じたときは、いくつかの方法を組み合わせながら、あなたのお部屋に適した丁度良い加湿を試してみてください。湿度が上がりすぎるのなら、換気も組み合わせましょう。

湿度をうまくコントロールして、健康で快適なマンションライフを送ってくださいね。

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