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くらしのヒント

【保存版】フローリングの基本の掃除方法と汚れの落とし方

今やほとんどの住宅に取り入れられているフローリング。
フラットで木の材質が心地よく、様々な生活スタイルにあった床材です。
お子さんがいる家庭では、素足で歩いたり寝転んだり、といったこともあるかもしれませんね。
日々の掃除ですが、なんとなく掃除機をかけるだけ…なんてことはありませんか?
一見綺麗なように見えても意外と汚れていたり、実はカーペットよりもホコリが舞いやすかったりするんですよ。
ここでは基本的なフローリングの掃除方法と綺麗に保つためのコツをご紹介していきます☆


フローリングの基本的な掃除手順

フローリングを綺麗に保つには、こまめな掃除が基本です。
しかし、毎日フルコースの掃除をしていては他の家事がなかなか片付きませんよね。
掃除の正しい方法と適切な頻度を知って毎日快適な日々を過ごしましょう。

【毎朝】モップ・ワイパーで全体的にホコリを取り除く

毎日行うこと、まずは乾いたモップやワイパーでホコリを取り除きます。

最初に掃除機をかけてしまうと、排気でホコリを舞い上げてしまい余計に部屋を汚しかねませんし、いきなり水拭きをしてしまうと、汚れやゴミをフローリングに塗りこんでしまい、逆に取れにくい汚れにしてしまう恐れがあります。

時間帯は朝がおすすめ。 日中に舞い上がっているホコリが夜中には床に落ちつくので、活動する前の朝一番に取り除くのが効果的です。

モップやワイパーのかけ方は、左右に頭を振りながら奥から手前へ。自分のところにホコリを集めるようなつもりで後退していき、最終的に掃除機で吸い取ります。
家具を置いているところや狭い隙間など、掃除機が入りづらいところは家具を移動するなどして、この時に念入りにゴミを取り除いておきます。

☆筆者のおすすめ☆

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モップとワイパーどちらが良いか悩む人も多いと思いますが、細かい狭い所にはモップ、広い面にはワイパーが適しています。階段にはモップの方が掃除しやすいように思います。
平屋か2階建て以上か、部屋数が多いか少ないか、家具や物が多い家かどうか、等でどちらが適しているか変わってくるので、よく考えて選びたいですね。

筆者は普段ワイパーを使っているのですが、以前は安価なシートを使っていたのですが、持ちが良くなく何枚も使ってしまい、結局コストがかかってしまっていた経験があります。今は少し値段が高めでも、クイックルワイパーなど正規品の厚手のものを使うようにしています。

【週2回】溝や隅に残ったゴミを掃除機で吸い取る

モップやワイパーでは取りきれないフローリングの溝にたまったゴミを吸い取るため、週に2回は掃除機をかけます。

必ずモップやワイパーをかけた後に掃除機をかけます。 排気でホコリを舞い上げるのを防ぐためと、あらかじめゴミを少なくしておくことで、掃除機を引きずる際にフローリングを傷つけずに済みます。

掃除機のかけ方は、モップやワイパーがけで残ったゴミを重点的に吸い取るつもりで 、溝の目地に沿ってかけます。壁際の隅にもゴミが残りやすいので細口ノズルなども活用して丁寧にかけます。

掃除機をかける速度は、速すぎるとゴミを取り逃してしまうので、ゆっくりかけます。目安は1往復5~6秒。1回で動かす幅は、掃除機の頭が浮き上がらないように、自分の身長の半分くらいの長さに留めます。掃除機が床面に吸い付いているのを感じながらかけるのがポイント です。

☆筆者のおすすめ☆

モップやワイパーで取りきれなかったゴミを吸い取る、ということを考えるとやはり吸引力の強い「キャニスター型掃除機」をおすすめします。
スティック型に比べて重そう…という印象もありますが、吸引力がある分、掃除機を持っている時間は短くなります。
掃除機を選ぶ時は、ヘッドの動かしやすさや移動のスムーズさを必ず、家電店などで確認しましょう。自分に合っているかどうかで掃除にかかる時間や快適さが随分と違ってきます。

【2週間に1回】水拭きでフローリングがさらさらに!香りにもこだわって

床面は汚れていないように見えても、いざ拭き取ってみると、クロスが真っ黒になってびっくりするものです。
基本はから拭きでOK。
ただ、水拭きもあまりやりすぎると床材を痛めてしまったり、逆に水跡が汚く見えてしまったりするので、2週間に1回程度、掃除機をかけた後に霧吹きで吹いた水を乾いたクロスで拭く のをおすすめします。
フローリングを長時間濡れたまま放置すると、変色、そり、ひび割れの原因になります。また、表面が濡れたままだと滑りやすく、転倒の恐れがあるため、水を使う際は速やかに拭き取ることが鉄則です。

洗剤を使うのもいいですが、濃度が高いと粘度も高くなり、逆に汚れを引き寄せてしまうことも。洗剤はピンポイントの汚れに使うか、全体的に使いたい場合は水で希釈してから使うようにします。
エッセンシャルオイルを数滴たらした水で水拭き すると、部屋全体に良い香りが広がって気分も上がりますよ。

また、水拭きの後に乾拭きをすると床材の持ちも良く、フローリングが光って見た目も良くなります。

☆筆者のおすすめ☆

水拭きに使うエッセンシャルオイルに、お気に入りの香りを使うのも良いですが、筆者の経験上、フローラルや甘めの香りよりも「レモン」のようなすっきりとした香りの方がお掃除向きと思います。また優れた殺菌効果を期待するなら「ユーカリ」もおすすめです。

また、床を拭く雑巾には、布を挟めるタイプのワイパーを使うと、立ったまま力も入りやすく手軽でおすすめです。


<原因別>オススメの洗剤と落とし方

油汚れには「重曹」

重曹

油汚れには、油やたんぱく質を分解する性質をもつ「重曹」を使うのがおすすめです。
但し、アルカリ性の重曹はフローリングのワックス剤を剥がしてしまう恐れがあるので、必ず薄めて使い、重曹の後に酸性の「クエン酸」を使うことでpHを中和させます。クエン酸には汚れを付きにくくする効果もあります。

  • 重曹の濃度
    3~5%(1Lのぬるま湯に大さじ2~3杯程度)
  • クエン酸の濃度
    20~30%

最初に重曹水に浸した布を固く絞って油汚れの箇所を拭き、汚れが落ちたら、重曹を使った箇所にクエン酸水をスプレーして拭き取ります。

黒ずみには「食器用洗剤」

食器用洗剤

フローリングの黒ずみにはさまざまな原因が考えられますが、まず多いのは、足裏などの皮脂によるものです。
住居用の中性洗剤でもOKですが、実は皮脂汚れには「食器用洗剤」が有効です。ぬるま湯に数滴垂らした水で拭くととても取れやすくなります。

ワックスの劣化による黒ずみは、ワックスを重ね付けしても綺麗にはならないので、一度剥離してから塗り直す必要があります。

カビが原因の黒ずみについては次でご紹介します。

カビには「アルコールスプレー」

アルコールスプレー

フローリングの上にカーペット等を敷いていると、知らない間にカビが出来ていた…ということがあります。
間違っても掃除機で吸ってはいけません。カビ胞子を部屋中にまき散らしてしまいます。「アルコールスプレー」を使ってそっと拭き取りましょう。

アルコールには油分を溶かす性質があるので、ワックス剤が剥がれてしまう可能性があります。あらかじめ目立たないところで使用してみて、少量ずつ使うようにしましょう。

ゴム跡には「ハンドクリーム」

家具やカーペットの滑り止めのゴム跡がフローリングにつくとなかなか取れなくて困りますよね。

ゴムは油に溶け出す性質があるので、「ハンドクリーム」もしくは「クレンジングオイル」をなじませてみましょう。しばらくすると思いのほか綺麗に取れてきますよ。

クレヨンなどの汚れを落としたい時もこの方法をおすすめします。

油分がフローリングに残っていると、非常に滑りやすいので拭き取りはしっかり行ってくださいね。


フローリングを綺麗を保つための秘訣

フローリングの基本の掃除方法をお伝えしてきましたが、プラスアルファの情報として、綺麗な状態を保つ方法をご紹介します。

【半年に1回】ワックスがけをする

ワックスがけ

半年~1年ごどにワックスがけをすると、フローリングの保護、艶出し効果が持続します。

ワックスのかけ方は以下の順序で。

Step.1 天気の良い日を選びます。窓を開けて風通しをよくします。室温が5℃以下の時や、雨天で湿度の高い時はワックスがけは避けましょう。
Step.2 掃除機などでフローリング表面、目地部のゴミ、ホコリを取り除きます。フローリングの汚れは水または住宅用洗剤を含ませた雑巾を固く絞って取り除きます。
※住宅用洗剤を使ったときは、最後に固く絞った雑巾で水拭きし、洗剤分を完全に拭き取ってください。
Step.3 フローリング表面、目地部を完全に乾かします。
Step.4 ワックスを洗面器などに移し、きれいな雑巾に含ませ、しずくが落ちない程度に絞って目地にたまらないよう、木目方向に沿って、薄くむらなく塗ります。
Step.5 ワックスが完全に乾くまで(20~60分程度)自然乾燥します。乾くまでは、上を歩かないようにしてくださいね。

<ポイント> ワックスはフローリングに直接まいたり雑巾に直につけたりするのはNGです。ムラになって綺麗に塗れません。最近では、ワイパーに取り付けて簡単に塗れるシートタイプのワックスもありますので試してみてくださいね。

フローリングによっては使用できるワックス剤を指定されている場合がありますので、事前にお住まいのお手入れガイドブックなどを確認しましょう。

付着すると変色しやすい物の扱いには注意する

次に挙げるのは付着するとフローリングが変色しやすい物です。
うっかりこぼしてしまった…とならないよう、日頃から取り扱いには注意しましょう。

  • 漂白剤などの特殊洗剤
  • アンモニア系(犬のおしっこなど)
  • シンナー系(除光液・ボンドなど)
  • 化粧品や整髪料

キッチンにはマットを敷く

すぐ対処すれば、たいていの汚れは落ちるのですが、水や油が飛び散りやすく頻繁に歩くキッチンには、あらかじめマットを敷いておくことをおすすめします。
劣化しやすい場所を保護しておくことで、他の場所と同じくらい綺麗な状態を長持ちさせることができますよ。


お掃除ロボットで『時短』をかなえる

お掃除ロボットの手を借りてみる!

時にはお掃除ロボットの手も借りてみましょう。ルンバなどが有名ですね。
筆者の家もルンバを使いますが、自分でやるよりも断然綺麗にゴミが無くなっているので感動します。
よく謳い文句で “留守中にお掃除してくれる“ と言いますが、留守の間の代わりにというよりは、『家事の分担』という感覚で使ってみるのがおすすめ です。
「今日は水拭きまでやろう!」という時に、意気込みはあってもどうしても大きな労力を使ってしまいますよね。
そんな時、お掃除ロボットに掃除機をかけてもらっている間に、自分は洗濯物を干す、トイレを掃除する、といった時間の使い方をすると、効率よく家事をこなせるのではないかと思います。
他の家事が終わった頃には、掃除機を綺麗にかけ終わっているので、良いタイミングであとは水拭きだけ、という具合です。
ただ、お掃除ロボットは、掃除が完了するのに時間がかかるのと、ちょっとした段差につまずくので、時々助けに行かなければならないのが難点でしょうか。


まとめ

普段何気なく掃除しているフローリングですが、日々の正しいお手入れがフローリングを綺麗に保ち、またそれが生活環境を良くすることにもつながっていきます。
面倒になりがちなお掃除も正しく効率的な方法で、楽しく継続していきましょう!

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