徳島市で住まいをお探しでしょうか?
ご結婚や独立、転勤でのお引っ越し? またUターンやIターンなどでしょうか。
公共交通機関が少ない徳島での生活は、自家用車での移動がメインです。マンションデベロッパーが建設計画を立てるときも、車生活を前提に、道路のアクセスを重視して場所を選ぶことが多いようです。
この考え方は、マンションだけでなく、戸建住宅を探すときにも使えるチェックポイントです。
徳島での生活を考えている方のために、「車をどのように使うか」から考える徳島市の居住エリアの考え方を、徳島県出身の筆者がご提案します。
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ドライブを楽しむ人にうってつけ! 徳島市の交通事情と主要道路
四国一の水系・吉野川の河口に位置し、市街にもその支流が張り巡らされた「水都」徳島市。
市内の水景だけでなく、県東・南部の海や西部の山・川など、徳島の魅力はなんといっても豊かな自然と、それを活かした食文化や伝統産業でしょう。
徳島市は徳島県の東の端に位置していますが、県内外を繋ぐ主要道路はやはり県庁所在地の徳島市を中心に整備されています。
そのため、徳島市は県内のどこに向けてもアクセスが良く、自然を楽しむ休日ドライブの拠点としてうってつけの居住地と言えます。
そうなると、徳島での生活では、足となるのはもちろん自家用車です。
県内全域でのデータになりますが、徳島県1世帯あたりの自動車保有台数は2.02台、成人1人あたりの自動車保有台数が1.00台と、「大人になったら1人1台車を買う」のが徳島県民の常識といっても過言ではありません。
徳島県の1世帯・成人1人あたりの自動車保有台数
自動車保有台数(平成28年3月末現在) | 619,400台(うち乗用車452,267台) |
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世帯数(平成28年4月1日現在) | 306,232世帯 |
成人人口数(平成28年4月1日現在) | 621,553人 |
1世帯あたりの自動車保有台数 | 2.02台(乗用車のみ1.48台) |
成人1人あたり(20歳以上) の自動車保有台数 | 1.00台(乗用車のみ0.73台) |
※1世帯あたり・1人あたりの自動車保有台数は小数点第3位を四捨五入
データ出典:
徳島県/徳島県年齢別推計人口(平成28年4月)、徳島県推計人口(平成28年4月)
自動車検査登録情報協会/自動車保有台数(平成28年)
※1/30情報修正:成人人口数より「年齢不詳」分を削除
そんな交通事情からか、他県に比べて駐車場料金も割安。県庁・市役所のある官公庁周辺でも月額1~1.5万円程度、住宅地エリアであれば月額5,000円台~で借りることができるようです(平成28年12月調べ)。
筆者が現在暮らす高松市と比較しても、6~7割程度の相場感です。
一方で、みんなが自家用車を持っていると公共交通機関を使う機会は少なくなります。それにともなって、鉄道・バスは本数を減らしているようです。
徳島市の鉄道はJRのみで、県西部に向かう徳島線で1時間に1~3本、それよりも本数が多い高松-徳島線でも1時間あたり1~4本。バスは路線こそ徳島市内全域をカバーできていますが、本数が多い市内南・西方面への路線でも1時間に1~3本、市内の各方面へ向かう循環線でも1時間に1~2本。
公共交通機関を普段の足と考えると、どうしても待ち時間が長くなってしまいます。
参考サイト:JR四国、徳島市/徳島市営バス
徳島市を通る主要道路
車を使った移動が主な徳島市では、自宅からアクセスしやすい大きな道路がどれになるかで、生活のしやすさが大きく変わってきます。徳島市を通る主要な道路をご紹介します。
▽徳島自動車道 ▽国道55号線~国道11号線 ▽国道192号線 ▽県道30号徳島鴨島線(田宮街道) ▽徳島環状道路
徳島自動車道
県西部や四国の他県への移動、または近畿圏への移動に使う有料高速道路です。
徳島市からは、徳島ICか藍住ICから利用することになるでしょう。
県西部のレジャー施設や、板野町の子ども科学館「あすたむランド徳島」に行くには、この道路を使うのが便利です。
国道55号線~国道11号線
徳島市内を南北に走る道路です。市内のかちどき橋にて55号線が11号線に切り替わります。
南(55号線)は小松島市・阿南市~高知市まで、北(11号線)は鳴門市~高松市、ひいては愛媛県まで繋がる、四国の沿岸を走る主要道路です。
徳島県庁や県警、裁判所などの公的機関や主要な企業がこの道沿いにあるので、通勤道路としても重要な道です。
遠出の用途では、徳島の東端を海沿いに走る道なので、海でのレジャーが趣味の方はこの道路を使って県南部や高知県まで足を伸ばすことになります。
イベント会場としてよく利用される徳島県立産業観光交流センター(アスティとくしま)もこの道路沿いにあります。
国道192号線
国道11号線から県西部の吉野川市・美馬市・三好市を経て、愛媛県四国中央市まで四国を東西に貫く、四国の大動脈といえる道路です。
徳島県内の沿線の各市ではこの道路沿いが中心地となり、企業や店舗が立ち並ぶ賑やかな通りですが、その分交通量が多く渋滞が発生しやすくもあります。東西の長距離を移動するのには向きませんが、通勤・お出かけの目的地となる道です。
192号線をさらに東に進むと末広・沖洲の沿岸エリアにアクセスできます。
県道30号徳島鴨島線(田宮街道)
国道192号線のバイパスとして徳島市~吉野川市鴨島町まで作られた東西の道路です。
県道30号線のうちで徳島市内を走る区間は「田宮街道」と呼ばれ、大型店舗が立ち並ぶ特に賑やかなエリアです。
生活に必要な施設はこの道路の周辺で一通り揃うので、沿線一帯は住宅地としても開発が進んでいます。
吉野川を渡って、北部環状道路にもアクセスしやすいので、休日にショッピングを楽しみたい方は、この道路が身近に使えると便利でしょう。
徳島環状道路(国道192号線・県道29号線)
上記の主要道路の渋滞を軽減するため、徳島市周縁部をつなぐ道路が作られています。
徳島市内の中心部を通らずに徳島市周辺各部を行き来できるようにするのが目的ですが、徳島市内と周辺部との行き来にも便利な道路です。
北部環状道路
環状道路の北部にあたる藍住町・北島町付近では、沿線が大型のショッピングモールを中心とした商業エリアとして開発され、一大集客エリアとなっています。
南部環状道路
環状道路の南部には、県立図書館・博物館・美術館等が集まった「文化の森総合公園」や、徳島動物園・植物園併設の遊園地「とくしまファミリーランド」があります。
この道路にアクセスしやすいと、特にファミリーのお出かけに便利ですね。
車の用途から見る、徳島市のおすすめ居住エリア
以上を踏まえて、徳島市で住まいを探すときは、「車をどのように使う生活をするか」によって考えるといいでしょう。
車の用途別の、おすすめの居住エリアをご紹介します。
毎日の通勤がメインなら、渋滞対策に勤務地までの橋をできるだけ避ける
車を通勤メインで使うなら、勤務地までの移動時間をできるだけ短くするのが肝要。
そのためには、勤務地までの「橋」の数をできるだけ少なくできるエリアで住まいを検討しましょう。
徳島市は、水運を意識して吉野川河口の三角州に建てられた都市です。市内を通る吉野川・新町川・助任川・沖洲川等によって隔てられた、大小の中洲で構成されています。中でも、JR徳島駅が含まれる中洲はその形状から「ひょうたん島」と呼ばれ、「水都」徳島市のシンボルとなっています。
各中洲間にかかる橋も、それぞれがランドマークとなって、橋の名前がそのまま地名になっているエリアも数多くあります。
そしてこれらの橋ですが、ただでさえ人口に対して車が多い徳島市では、朝夕の通勤時間帯に、それぞれの橋で渋滞が起こります。
筆者は徳島に住んでいた頃、徳島市の西側の市から車で20分ほどかけて徳島市内に通勤していました。徳島市内までの道で、国道192号線・県道30号線(田宮街道)が渋滞しているのは吉野川堤防沿いの道を使って回避できていたのですが、市街に入る橋で毎日渋滞に巻き込まれていたものです。
道路で渋滞が起こっているだけなら迂回路を探せばいいのですが、橋ではその迂回路が少ないので、橋の数だけ通勤時間が伸びるリスクが発生します。住まいを選ぶときには、通勤路に橋ができるだけ入らないように考えておくといいでしょう。もしくは、通勤時間帯をずらしてラッシュを避けるなど、スムーズに移動できるよう工夫してみましょう。
車でのレジャーがメインなら、長距離移動向きの道路アクセス重視
車をレジャーに使うことを主とするなら、県外につながる徳島自動車道や県南につながる国道55号線にアクセスしやすい場所で住まいを検討しましょう。
具体的には、市北部の応神町、南部の沖浜町でしょうか。徳島市外になりますが、徳島自動車道にアクセスしやすい北島町・藍住町もおすすめエリアです。
また、市街地のいわゆる「マンション立地」で、この観点でおすすめできるのが国道55号線沿いの北・中・南常三島町や助任町・助任本町、北部環状線に比較的混雑せずにつながる田宮街道周辺エリアです。
これらのエリアは店舗が多い田宮街道・国道192号線にもアクセスが良いので、お出かけ以外の普段の生活も便利に過ごせます。
車を持ちたくないなら、周辺に生活施設が揃ったエリアを選ぶ
車の維持費を節約したかったり、老後はいずれ車を手放すことを考えたりすると、自家用車を持たない生活ができる場所に住まいを持っておきたいという方も多いと思います。
そんな方におすすめできるのが、新町・佐古の、徳島駅~佐古駅の南側のエリアです。
新町エリアは、新町川沿いの遊歩道に休日にパラソルショップが立ったり、閉店した店舗が多いとはいえ東新町・西新町の商店街があったりと、徒歩圏に休日のおでかけスポットや普段使いの購買施設が揃う場所です。
遠出したいときも、徒歩で徳島駅まで行けるので鉄道・バスともに利用できます。
徳島駅からは、四国各県や近畿圏をはじめとして全国に向けての高速バス便や、高速道路を利用したバスツアーが充実しているのも、車を持たない生活には心強いポイント です。
明石大橋経由で大阪駅まで約2時間30分、関西空港まで2時間40分程度で行けるとあって、高速バスは徳島市民の重要なお出かけの足となっています。
佐古エリアも佐古駅まで徒歩で行ける範囲なので交通利便性が良く、こちらは医療施設が充実しているのが特徴です。西隣の蔵本町には徳大医学部病院や県立中央病院があるので、大きな病気で通院することになっても対応できます。
同じく、駅まで徒歩圏という観点から、徳島駅北側の前川町・助任本町や東側の徳島城址(徳島中央公園)東エリアもおすすめです。
前川・助任南エリアは鳴門教育大学附属幼稚園・小学校があり、文教区として人気があります。助任川を渡ることになりますが、徳島中央公園を抜けて、意外と徳島駅まで歩いて行ける居住エリアです。
徳島城址東エリアは、かつて城下の武家屋敷があった格式高い街で、現在は閑静な住宅地となっています。徳島県立城東高校があり、こちらも人気の文教区です。
その他のエリアで車を持たずに生活するなら、タクシーの足は確保できるように確認しておきましょう。
前述の通り、徳島市内でもバス便の本数が心もとないので、自宅の近くにタクシー会社や大きな会社、官公庁といったタクシーの回遊スポットになる場所があると便利です。
まとめ
徳島での生活は、交通網の関係からどうしても車との関わりは避けられません。
ご予算や希望する間取りの住宅があるかどうかなど、住まい選びで考えなければならない条件は他にもいろいろありますが、徳島市で住居を検討するときには、
- ご自分の生活でどれくらい車を使いたいか
- どの道がつながっている場所に移動したいか
- 自分では車を持たないなら、目的地に行ける交通手段が身近にあるか
も考慮に入れてみてください。自分に合った居住エリアを見つける助けになるでしょう。
大まかな希望エリアが決まったら、実際に足を運んで自分が暮らしやすそうな街かどうかもチェックしてみましょう。
その際には、こちらの記事も参考にしてください。
知っておきたい「住みやすい街」の見分け方!
自分の希望について考えがまとまらないときは、不動産屋さんやマンションギャラリーで住まいのプロに相談してみるのも一つの手。
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JR佐古駅(約550m)徒歩圏内。眉山を望むリバーサイドに全54邸南向きのレジデンス誕生
- 平面駐車場119%確保
- 周辺にはショッピング施設が集積した、開放感のあるリバーサイド立地
徳島県で住まいの購入をお考えの方へ
その他の記事はこちらをCHECK
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