食洗機の掃除は専用洗剤だけでOK!食洗機ヘビーユーザーの私が実際に掃除してみました

食洗機の掃除は専用洗剤で

1日3回必ず使っている我が家の食洗機。筆者の生活に無くてはならない存在です。
そんな愛すべき食洗機も、年を重ねるごとに汚れやニオイが気になってきました。

そこで、初めて本格的な庫内掃除をしてみることに。
「説明書どおり、専用洗剤で掃除するだけでキレイになるのかな」と半信半疑でとりかかりました。
結果、1回の念入りなお手入れで気になる汚れはほとんど取れました。食洗機の専用洗剤のパワーは想像以上です。

そんな筆者の食洗機掃除体験談を、掃除して気づいた説明書にはない注意点とともにご紹介します。
まずは、基本のお手入れ方法からみていきましょう!

1.基本のお手入れはコレ!頻度別の掃除方法

食洗機の基本のお手入れ方法
食洗機は60~80℃の高温で汚れを洗いながし、乾燥させることを常に繰り返しています。そのため、ほかのキッチン家電とくらべると汚れにくく、清潔な状態をキープしやすいものです。

とはいえ、何もしなくてもキレイなままというわけではありません。まずは、頻度別の基本のお手入れ方法をおさえておきましょう。

1‐1 使ったあとは毎回 残さいフィルターの掃除

残さいフィルターの掃除は、使ったあと毎回行います。ここに汚れがたまっていたり、目づまりしていたりするとニオイの原因になります。また、残さいが残ったまま運転すると、せっかく洗った食器に再び汚れがついてしまいます。

■手順、注意点

  • 運転直後はヒーターが高熱になっているので、掃除は必ず30分以上たってからはじめましょう。
  • フィルターを外したら、残さいを洗いながします。
  • あみ目に汚れがからみついているときは、柔らかいブラシでしっかり取りのぞきましょう。
  • フィルターを外したあとの格子に残さいが残っていないか確認してください。
  • 洗い終わったら、フィルターをセットし忘れないように注意しましょう。

1‐2 月に2~3回 食洗機洗剤で食器なしの空運転

月に2~3回、食器を入れずに運転させましょう。そうすることでニオイや汚れがつきにくくなり、庫内を清潔にたもつことができます。このお手入れを繰りかえせば、気になっているニオイも軽減されますよ。

■手順、注意点

  • 食洗機を空っぽにしたら、食洗機専用洗剤を約10g(標準使用量の約2倍)入れて運転します。
  • 「お手入れコース」や「強力コース」、「念入りコース」など各メーカーの仕様にあった動作を選ぶとさらに効果的です。

1‐3 月に1回 本体や部品の総点検

月に1度は、本体や部品を掃除しましょう。庫内だけでなく、水流があたりづらいパッキンやタンクのふち、庫内の回転ノズルの裏側、スイッチまわり、食洗機の前面パネルなどは時間の経過とともに汚れがたまっているものです。

■手順、注意点

  • 庫内の外せる部品やカゴをとりだして1つ1つ手洗いしましょう。
  • タンクの内部や食洗機の外側はよくしぼった布でふいて、念入りにお手入れしてください。

2.気になる汚れも食洗機専用洗剤を使うだけでOK

専用洗剤だけで大丈夫?
基本のお手入れをしていても、食洗機は使い続けるほどにニオイや水アカなどがだんだんと気になってきますよね。そんなときのお手入れを取扱説明書で調べても、専用洗剤や庫内クリーナーを使った掃除方法しか書かれていません。
「それだけでほんとうにスッキリするのか」、筆者と同じように不安に思っている方も多いはず。

でも、大丈夫です。食洗機専用洗剤や庫内クリーナーの洗浄パワーを信じてください。そう言いきれるのはなぜか、理由は洗剤の成分にありました。

2‐1 食洗機専用洗剤の成分に秘密あり!

実は、食洗機専用洗剤は一般の台所用洗剤と成分が全くちがいます。
手洗いのときに使う台所用洗剤は、手にも刺激が少ない中性です。一方の専用洗剤は、ほとんどが弱アルカリ性です。食洗機は手肌につくことがないので、中性よりも高い洗浄力をもつ弱アルカリ性の洗剤が使えるということです。

もう少しくわしく、専用洗剤の中身をみていきましょう。

  一般台所用洗剤 食洗機専用洗剤
液性 中性 弱アルカリ性
主成分 界面活性剤(泡) 酵素
漂白剤 なし あり
炭酸塩 なし あり

パナソニック株式会社 ビルトイン洗浄機まるごとQ&A 基礎知識編 を参考に作成

上の表は、一般台所用洗剤と食洗機専用洗剤の成分表示をもとに違いをくらべたものです。これをみると、一目で食洗機専用洗剤の洗浄パワーがすぐれていることがわかります。

食洗機専用洗剤は、タンパク質やしつこい油汚れを酵素の力で分解してくれます。加えて、漂白成分も含まれていることで、より清潔に洗いあげることができます。また、専用洗剤に入っている炭酸塩は、重曹やセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ性が強いものになります。

つまり、食洗機は高温のお湯と洗浄力の高い洗剤を使うことで、さまざまな気になる汚れにも対応できるということなのです。

ここで注意してほしいのは、エコ洗剤として人気のある重曹やクエン酸の使用です。各メーカーは、専用洗剤以外での動作や洗浄効果は保証していません。「重曹の成分を含む専用洗剤」なら問題はありませんが、重曹だけで洗ってしまうと溶けのこりから故障してしまう恐れもあります。
※一部メーカーでは、重曹を使って洗浄する商品も開発されています。

食洗機を長く使い続けるためにも、メーカーが推奨している方法でお手入れするようにしましょう。

2‐2 ガンコな汚れは庫内クリーナーを試してみよう

専用洗剤を使っても、取りきれないニオイや庫内のくもり、しつこい色うつりが残っているときは食洗機用の庫内クリーナーを使いましょう。

庫内クリーナーの液性は酸性で、非常に強い洗浄力をもっています。特に、水道水のミネラル分による水アカに効果を発揮します。また、取れないニオイも庫内クリーナーでのお手入れを2~3度くり返すことでやわらぎます。食洗機掃除の心強い味方ですね。

ただし、酸性の庫内クリーナーは塩素系の洗浄剤と混ぜるとガスが発生する恐れがあるので、絶対に混ぜないようにしてください。

庫内クリーナーを使ったあと、水が当たりにくく白い汚れが残っている部分は、運転が終わって30分以上たってからスポンジなどでやさしくこすると汚れが落ちますよ。

2‐3 食洗機を正しく使おう!汚れを広げないための3つのコツ

普段のお手入れを怠らないことも大切ですが、食洗機の汚れを広げないポイントをおさえておけば掃除もグッと楽になるはずです。
基本的な食洗機の使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。ポイントだけでなく、一から使い方を確認しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

食洗機の性能を最大限に引きだす!正しい使い方を徹底解説

2‐3‐1 庫内のキレイをキープ!食べ残しやひどい油汚れはサッとふく

洗う前にサッと吹拭く
万能な食洗機も、苦手な汚れがあります。例えばグラタン皿や鍋の焦げつき、ご飯のこびりつき、ギトギトの油などは洗いきれず、庫内の汚れにつながってしまいます。
そうさせないためにも、ひどい汚れはあらかじめ落とすようにしましょう。食洗機に入れるまえに、しばらくつけ置きしてふやかしておいたり、いらなくなった紙などで油分を拭き取ったりするといいでしょう。

2‐3‐2 専用洗剤は適量を守って洗剤残りのないように

食洗機を使うとき、きちんと洗剤の量をはかっていますか?
計量スプーンなどを使い適量を守ることで、食洗機の洗浄効果が発揮できます。

どれだけ汚れが少ないときでも、洗剤なしで洗うことはやめましょう。お湯だけでは汚れが取りきれず、庫内も清潔にはなりません。

油汚れが多い場合は、いつもより少し多め(通常の約2倍量)の専用洗剤を入れてもかまいません。弱アルカリ成分が増えて洗浄力が高まり、食器の表面に強い膜がつくられることで油分が再びつくことを防いでくれます。
とはいえ、多めに入れるのは2倍までです。それ以上入れすぎると、洗剤が溶けずに庫内に残ってしまいます。
また、洗剤を固まったまま入れるのも溶け残りになります。手で砕いてから投入するようにしましょう。

2‐3‐3 ニオイの原因はさまざま。食洗機の使い方を見直そう

食洗機のニオイの原因の1つは、残さいフィルターをはじめ庫内に食べかすが残っていることがあげられます。加えて、庫内が濡れたまま放置されていたり、「乾燥だけ」「洗浄とすすぎだけ」といった具合に、特定の機能だけで使い続けていたりするとニオイが発生しやすくなります。
いつもの食洗機の使い方を少し見直すだけで、ニオイがなくなるかもしれませんよ。

手洗いした食器を乾燥させるためだけに食洗機を使っていると、排水経路のトラップの水が蒸発してしまいニオイがあがってきます。そんなときは、月に1~2回専用洗剤を入れて空運転しましょう。

洗浄とすすぎだけを食洗機でおこない、あとはドアを開けて乾燥させている場合、食器の形や材質によっては水がたまったままになってしまいます。そうすると、庫内もしめった状態が続くのでニオイの原因になります。

濡れたままの食器を食洗機においておくのはよくありません。食洗機の乾燥効果を高める、「ドライキープ」や「送風」などを選び、完全に食器を乾燥させましょう。

3.実践!筆者が初めて食洗機の部品を外して掃除してみました

食洗機の掃除を実践
食洗機の掃除方法を学んだところで、さっそく食洗機のお手入れをしてみることにしました。
あくまで、我が家の場合ですが、「これから食洗機を掃除してみよう!」と思っている方の参考になればと思います。

3‐1 我が家の食洗機の現状

  • 使用機器 ・・・ 4~5人家族用 ビルトインタイプ
  • 使用期間 ・・・約4年
  • 使用頻度 ・・・ほぼ毎日3回使用
  • 普段のお手入れ ・・・運転後に残さいフィルターの掃除、4年間で数回空運転

食洗機の現状は、このとおりです。購入してから4年間、ほぼ毎日使っているのでさすがに汚れが気になります。お手入れは、残さいフィルターの掃除がメインで、気になったときに操作パネルを拭くくらいでした。部品を取り外したことはありません。

ぬめりやカビなどは発生していませんが、なんとなく庫内が白くくもっているように見えます。また、最近は運転後にニオイを感じるときもあります。「さすがになんとかしなければ」と危機感をもっていました。

3‐2 気になる汚れは水アカとニオイ。掃除してどうなった

まずは、カゴや回転ノズルなど外せるものを食洗機の外にだします。外せる部品の数は少なく、思っていたよりも単純な構造でした。

回転ノズルの裏側をチェックすると、部品と部品がはまっているところが汚れていました。恐らく、運転中も洗浄液がかからないところだと思います。
水につけてゆすって洗っても取れず、歯ブラシでこすりました。メーカーによって違いはあるかもしれませんが、回転ノズルは簡単に取り外しできました。

カゴを点検しても、目立った汚れは見当たりませんでした。あれだけ毎日使っていたうえに、頻繁に掃除をしていたわけではないのに、カビやぬめりはありません。専用洗剤の洗浄パワーをあらためて感じました。

部品を戻したら、空運転で仕上げます。食洗機専用洗剤を2倍入れて、強力コースと60分の乾燥時間を選びました。運転終了後は、再びカゴを外して庫内やタンクのふちを拭きあげました。

掃除した結果
ニオイはなくなり、拭き掃除もしたのでとてもスッキリしました。
ただ、庫内全体の白いくもりについては、少し軽減したものの大きな変化を感じなかったので、次は庫内クリーナーを試してみたいと思っています。

4.実践して気づいた!取扱説明書には書いていない注意点

実際に掃除をして食洗機はキレイになりましたが、やってみて初めて気づいた注意点がいくつかあります。掃除をはじめる前に、頭に入れておくとスムーズに掃除がすすむはずです。

4-1 掃除中にカゴなどを一時的に置いておく場所が必要

カゴなどを置いておく場所が必要
まずは、外した部品の置き場です。庫内を拭くときに、部品の一時的な置き場を作っておかないと慌てます。特に、カゴは思ったより大きかったです。
部品が置けるようにキッチンの作業台にスペースをつくってから、掃除をはじめるといいと思います。

4-2 ふきんの厚みでは届かない凹凸がある

食洗機の中をよくみると、カゴを設置するところに凹凸があったり、操作パネル付近に細いミゾがあったりします。そういったところは、ふきんの厚みが邪魔をして思うように汚れが取れませんでした。
綿棒、やわらかいブラシ、細い棒に布をあててこするなど、ふきん以外のアイテムがあると便利です。

4-3 掃除に必要な時間を確保できるか

筆者が掃除をして、「しまった」と思ったのが時間です。「お昼までに、パッと終わらせよう」と、軽く考えていましたが誤算でした。

朝食のあと、いつもどおり食洗機を運転させ、食器をかたづけてから、部品のチェックと空運転をしました。
しかし、我が家の食洗機の強力コースは終わるまで2時間近くかかります。さらに終わったあと、30分休ませてから拭き掃除をしたら、午前中まるまる掃除にあてることになりました。

食洗機の掃除は、時間に余裕があるときにしたほうが無難です。掃除前にメーカーの取り扱い説明書をみて、運転時間の目安を把握しておきましょう

5.まとめ

特別なお手入れをする間もないほど働きどおしだった、我が家の食洗機。
本当に頼りにしているからこそ、日々のケアは大切ですよね。

食洗機の掃除に、特別な洗剤はいりません。
時間のあるときに、いつでも専用洗剤だけできちんとお手入れができるのです。

食洗機ヘビーユーザーのみなさん、日頃のお手入れを怠らず、愛すべき食洗機と末永くつきあっていきましょう。

食洗機をきれいにしたら、その他のキッチン設備もピカピカに掃除してみましょう。
食洗機と同じくお掃除のハードルが高いのが「魚焼きグリル」。
こちらの記事を参考に、きれいなキッチンでお料理を楽しみましょう!

魚焼きグリルの汚れやニオイを撃退!そのお掃除テクニックとは?

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