あなたのご家庭では魚焼きグリルを活用していますか?
おいしく焼きあがるのはわかっていても、使用後の掃除が面倒だと感じる方は多いのではないでしょうか。
今回は、面倒な魚焼きグリルの掃除が楽になる掃除テクニックと、掃除の負担を減らすためのコツをご紹介します。「魚焼きグリルを使いたいけど、掃除が面倒で使うことを避けている」なんて方はぜひ参考にしてくださいね。
1.魚焼きグリルの汚れの原因は「魚のあぶら」と「焦げつき」
掃除を始める前に、まず魚焼きグリルが汚れる原因を理解しましょう。
魚焼きグリルの汚れの原因は「魚のあぶら」と「焦げつき」です。
魚焼きグリルは、魚に含まれる余分なあぶらを落としながら焼き上げる仕組みになっています。そのためグリル内では魚のあぶらが網や受け皿に残り、また庫内にもはねたあぶらが付着してしまいます。これが「魚のあぶら」による汚れです。
また、魚を焼くときに、グリルの網部分に張り付く魚の身などが焦げると「焦げつき」の汚れになります。
「あぶらの汚れ」も「焦げつきの汚れ」もグリル使用後、温かいうちに拭き取るのが鉄則です。そうすれば汚れは簡単に落ちます。しかし、汚れを放置してしまうと汚れは頑固なこびりつき汚れに変わり、やがてニオイの原因にもなってしまいます。
2.魚焼きグリルの掃除4つの手順
魚焼きグリルの掃除手順を4項目に分けてご紹介します。
2-1.網の掃除には、つけおきが効く!
網は魚を直接乗せる部分なので、つねに清潔にしておくため使用後は必ず掃除しましょう。
使用後すぐであれば、汚れがこびりつく前なので「台所用の中性洗剤」をつけたスポンジで汚れをこすり落とし、水で洗い流すだけきれいになります。
<時間が経過し固くなった焦げつき汚れがある場合>
「台所用の中性洗剤」を40度ほどのお湯に混ぜ、そこに網を浸け置きします。汚れがふやけてきたら、スポンジやスチール製たわしなどで、ゴシゴシとこすって汚れを落としましょう。
<それでもまだ取れない頑固な焦げつきの場合>
40度のお湯1リットルに対し、「重曹」を大さじ3杯入れ、そこに1時間ほど網を浸けおきをしてみましょう。この方法なら頑固な汚れもスポンジでこするとスルッと落ちるはずですよ。
<網掃除の注意点>
焼き網がフッ素加工されているかどうかを確認しておきましょう。フッ素加工されている場合は、強くこするとコーティングがはがれる恐れがあるため、やわらかいスポンジを使用して優しくこするようにしてくださいね。
2-2.受け皿の掃除は、「セスキ炭酸ソーダ」にお任せ!
魚焼きグリルの受け皿は、ほとんどのメーカーのものが外して洗えるようになっています。
そのため、使用後すぐであれば、網と同じく、台所用中性洗剤でゴシゴシと洗うだけでピカピカになります。
<受け皿に頑固な汚れが蓄積されている場合>
あぶら汚れは「セスキ炭酸ソーダ水」が効果的ですのでぜひ試してみてください。
「セスキ炭酸ソーダ水」は40度くらいのお湯1リットルに対し、セスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を混ぜて作ります。汚れがこびりついた受け皿を「セスキ炭酸ソーダ水」に30分ほどつけ置きをしてから、スポンジでこするとピカピカになります。
2-3.庫内の掃除には「不要な布」や「歯ブラシ」「割りばし」など小物を使いこなそう
<使用後まだ温かいうちに掃除をする場合>
不要になった「布切れ」に水を含ませ、拭くときれいになります。魚の身が飛んではりついているときは、使い古しの「歯ブラシ」でかき出すとよくとれますよ。
ただ、庫内は小さなスペースのため中の様子がわかりにくいです。やけど防止に「厚手のゴム手袋」を着用し、庫内温度に注意して作業するよう心がけてください。
<時間経過により頑固な汚れが残っている場合>
水拭きだけでは汚れを落としきれないこともあります。その場合に頼りになるアイテムが、受け皿掃除でもご紹介した「セスキ炭酸ソーダ水」です。
ここで使用する「セスキ炭酸ソーダ水」は、水500mlに小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れて使います。
それを庫内にスプレーし、汚れが浮いてきたら「布切れ」で拭き取ります。炭酸はそのままにしておくと白い粉が残りますので、最後に水拭きを忘れず行ってくださいね。
なお、手が届かない奥の方の汚れには、「割りばし」の先にキッチンペーパーを巻き付けたものを使うと、すみずみまできれいになるのでオススメです。
まめな掃除を心がけつつも、あまり神経質になりすぎないように注意しましょうね。
2-4.魚のニオイは「お茶」や「コーヒー」でなかったことに!
玄関を開けると「あ、今日のおかずは焼き魚だ!」とわかるほどに、部屋全体に広がりがちな魚のニオイ。そんな気になる魚のニオイを「お茶の葉」や「コーヒー」でなかったことにできますよ!
使用方法は、「煎茶や紅茶の出がらし」もしくは「コーヒーの搾りかす」を受け皿に広げて置き、2~3分加熱します。
完了の合図は、お茶、もしくはコーヒーの香りが広がりはじめたタイミングです。
たったこれだけ。とても簡単ですが、効果は絶大!嫌なニオイをすっきり消してくれますよ。
3.魚焼きグリルの掃除の負担を減らす4つのコツ
手間がかかる魚焼きグリルの掃除はちょっとしたコツで楽になります。ここでは、掃除の負担を減らすコツを4つご紹介します。
3-1.アルミホイルを使う方法
<アルミホイルを網に置く>
魚を乗せる網の上にアルミホイルを乗せ、そのうえで魚を焼くと網が汚れません。
同時に、ししゃもなどの小さな魚の場合は網の隙間から身が落下するのを防止することにも役立ちます。
ただし、サバやサンマなど、あぶらの多い魚の場合は、アルミホイル部分にあぶらがたまり、それが引火する恐れもあるため注意が必要です。
必ず、事前にアルミホイルに穴を数か所あけて、水をはった受け皿に魚のあぶらを流すようにしましょう。
<アルミホイルを受け皿に置く>
もし、受け皿に水を入れないタイプの魚焼きグリルをお使いでしたら、アルミホイルを置く場所を、網ではなく受け皿の方に置く方法もおすすめです。
受け皿に落ちたあぶらをアルミホイルが全てキャッチするので受け皿が汚れません。アルミホイルの端を少し折って、あぶらがこぼれないようにセットするのがコツです。
なお、網には軽くサラダオイルを塗ってから魚を置くと身のこびりつきを最小限に抑えられます。
3-2.片栗粉を使う方法
事前に水300mlに片栗粉大さじ4杯を混ぜ、それを受け皿に入れます。この水溶き片栗粉は魚を焼く温度で温められ、その後温度が下がることで固まります。
受け皿に落ちた魚のあぶらと一緒に固まるので、最後に固まったものをぺりぺりとはがせば、受け皿はあっという間にきれいになります。
注意点として、水溶き片栗粉は、放置してしまうとカビの原因になります。使用後はうっかり掃除を忘れることがないようにしてくださいね。
3-3. 重曹を使う方法
<重曹を受け皿に敷き詰める>
水を入れないタイプのグリルでは、受け皿に「重曹」を敷き詰めておきましょう。重曹が魚のあぶらもニオイも吸収してくれます。重曹はそのまま数回ほど使用できますが、汚れが目立ち始めたらゴミとして捨て、受け皿は残った重曹で洗えば簡単に手入れができます。
<重曹水を受け皿に入れる>
受け皿に水を入れるタイプの場合は、水300mlに重曹大さじ4杯を混ぜた「重曹水」を受け皿にはるとよいでしょう。受け皿に落ちた魚のあぶらや汚れは重曹水に浮くので焦げつき防止になりますし、ニオイも軽減してくれます。
3-4. グリルストーンを使う方法
グリルストーンは100円ショップなどで手軽に手に入ります。魚の脂を吸着するうえ、煙を減らす効果があります。また、遠赤外線効果でふっくらと焼きあがるのも特徴です。
使い方は、受け皿にアルミホイルを敷き、その上にグリルストーンを敷き詰めるだけ。
グリルストーンはあぶらを吸うと黒くなるので、混ぜながら使い全体的に黒くなったら取り替え時期です。黒くなったグリルストーンを使い続けると発火の恐れがあるので注意してください。
4.まとめ
最近はライフスタイルの変化で焼き魚を食べなくなってきていると言われていますが、筆者は断然焼き魚派です。昨年キッチンを改修する時に両面焼きグリル付きのコンロを導入したら、焼き上がりが早い上にひっくり返す手間もかからず、焼き魚が食卓に上る回数がさらに増えました。
魚焼きグリルはお手入れが大変と思われがちですが、「事前の汚れ防止対策」と「使用するたびに手入れをする」のこの2点を守るだけで、実は案外、楽に扱えます。
ただし、魚焼きグリルは、使い方を間違えると発火の恐れや故障の原因にもなります。今回ご紹介した掃除テクニックは、必ずご家庭のグリルの取扱説明書を確認してから試すようにしましょう。
魚はお刺身も煮魚もフライもおいしいですが、この記事をきっかけに、ぜひ今夜はご家庭で焼きたての焼き魚を味わってみてはいかがでしょうか。
魚焼きグリルのお掃除のときには、合わせてガスコンロもきれいにしてみましょう。
部品が多くて大変そうなガスコンロのお掃除は、パーツに分けるのが正解。こちらの記事を参考にしてください。
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