「最近スマホしか使わないけど、固定電話って本当に必要……?」
新居へ引越しをするときはもちろん、すでに家に固定電話がある場合も家計を見直すときなどに、「固定電話の必要性」について考えることがありますよね。
携帯電話が普及する前までは、「固定電話」は連絡手段としてなくてはならないものでしたが、一人一台携帯電話やスマートフォンを所持する時代となった今、固定電話はどのように考えればいいのでしょうか。
今回はそんな固定電話の必要性について、考えていきたいと思います。
リアルな声を聞いてみました!
「固定電話」を置いているかどうか、またその理由について、筆者のまわりの子育て世代26歳~47歳の女性約30名に話を聞いてみました。その結果、
●固定電話がある→14名
●固定電話がない→18名
という比率になりました。固定電話があると答えた人の年齢層は高めで、<38歳~40歳以上>が9割。その他、両親と同居している世帯や、自営業・仕事でFAXが必要な人が固定電話を置いているようでした。
次に、具体的な理由についてご紹介したいと思います。
※あくまでも個人の意見であり、情報の信憑性を保証するものではありません。
固定電話は【必要】だと思う派
- 仕事でFAXを使うので(42歳・自営業)
- 書類などに携帯番号を書くのがイヤなので(40歳・会社員)
- 子供が留守番するとき用に使っているので(45歳・飲食店勤務)
- フリーダイヤルにかけるとき重宝する(30歳・病院勤務)
- インターネットやスマホとセットになったお得なパックがあるので(30歳・薬剤師)
- 子供の受験時や就職時に、信用に繋がると思う(43歳・パート)
- 緊急時や災害時のために必要だと思う。震災のとき、携帯より繋がりやすかった。(38歳・看護師)
固定電話は【不要】だと思う派
- 固定電話を置いていないが、携帯で充分事足りている(31歳・一般事務)
- 夫婦共働きで在宅時間が短いので固定電話の出番がない(37歳・会社員)
- 固定電話はセールスしかかかってこないし、ほとんど使わなかった(38歳・会社員)
- かかってきても面倒だから出ず、ずっと留守電。大事な要件なら携帯にかかってくる。(28歳・医療事務)
- 使わないのに、料金も、電話機を置くスペースもムダ(33歳・販売)
- 子供がいたずらするので電話機自体がうちにはNG(30歳・販売)
- 子供が一人でお留守番をする可能性がある小学生になってから考える予定。今は不要。(32歳・介護)
- 前は置いていたが、引越しを機に解約した。結果、まったく不便なし。(41歳・介護)
「固定電話」の種類とその特徴
固定電話を検討したり、契約したことのある方ならおおよそご存知かも知れませんが、固定電話にはいくつかの種類があります。その種類と特徴について見ていきましょう。
NTT加入電話
NTT東日本・西日本が提供する電話回線で、アナログ回線とデジタル回線(ISDN)の2種類があります。アナログ回線は1本の回線で1通話の、一般家庭向けのもの。一方デジタル回線のISDNは、1本の回線で2通話の利用ができます。また最大2つの番号をプラスできるなど、とても便利な回線といわれています。
直収型電話サービス
NTTではなく、他の通信会社と契約するタイプの直収型電話というものがあります。この場合も基本は、NTTの電話回線を利用することになるので、通話の品質は担保されています。また、NTTと契約するよりも料金が安くなるので、非常に人気があります。
マイライン
NTT東日本・西日本のアナログ固定電話で、利用者が使いたい電話会社を登録し、その電話会社を利用する電話サービスです。
IP電話
主にプロバイダが提供しているサービスで、光ファイバーやADSL・ケーブルTVなどのブロードバンド回線を利用して通話する電話サービスです。一般の固定電話では一定の基本料金がかかりますが、IP電話では基本料を設けているプロバイダはほとんどなく、あっても数百円程度です。またIP電話同士での通話料無料があったり、日本全国<約8円/3分>の一律料金となっていたり、料金に関するうれしいメリットが多くあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「固定電話」ついては、必要派・不要派、メリット・デメリットともに存在することがわかりました。
携帯電話が普及する前ほどではありませんが、まだまだ固定電話を『信用度』として見るケースもあるようですね。
筆者自身は固定電話を置いていない派なのですが、夫婦共働きなので在宅時間が短く、休日も外出することが多いので、固定電話がなくても今のところ不便はありません。また子供の留守番に関しても、子供が小学生になったら子供用携帯を持たせようと思っているので、やはり固定電話は不要な気がしています。携帯だとGPSが付いていたり、防犯ブザーなどの緊急機能が付いていたりするので、安全面での実用性も高いですよね。
それぞれのライフスタイルや考え方によって、固定電話が必要かどうかは変わってくると思います。自身の使い方や希望をしっかり考えたうえで、通信会社に相談し、固定電話を置くかどうかや加入プランを検討していくといいでしょう。