お家の中で、多くの時間を過ごす“リビングダイニング”。ソファを置いてラグを敷き、ダイニングセットを置いて・・・というのが理想のスタイルですよね。しかし、限られたスペースの中に大きな家具を並べてみると、狭くもなりますし、かえってごちゃごちゃしてしまう場合もあります。また、広いリビングダイニングに憧れますが、現実はそうじゃない!という人もいるのではないでしょうか?
そこでオススメなのが“ソファダイニングスタイル”です。ソファダイニングとは、リビングとダイニングの要素を兼ね備えたスタイルです。ソファに座って食事を取り、ソファとしてくつろぐこともできます。
そんな一石二鳥の“ソファダイニング”についてご紹介していきたいと思います。
1.ソファダイニングのメリット
まずは、ソファダイニングを取り入れる上でのメリットをご紹介します。
1-1.コンパクトなリビングダイニングに最適!
最初にお伝えしたように、ソファダイニングは“リビング”と“ダイニング”が1つになったスタイルです。リビングセットとダイニングセットの両方を置く場合、ある程度の広さのあるリビングダイニングが必要になります。しかし、2つの要素が1箇所にまとまっているソファダイニングだと、限られたスペースの中にも置くことが可能です。また、一般的なダイニングセットを置くよりも、ソファダイニングは高さが低くなるので、圧迫感も軽減されます。なので、狭いリビングダイニングには最適です。また、一人暮らしのお部屋でも重宝するのではないでしょうか?
コンパクトなタイプなので、一人暮らしには丁度いいサイズですね。
1-2.片方を他の用途に使える!
狭いリビングだけでなく、広さのあるリビングダイニングでも活躍してくれるソファダイニング。リビングセットとダイニングセットを置くことができるリビングダイニングに、あえてソファダイニングを取り入れることで、どちらか片方のスペースを確保することが可能。空いたスペースを有効活用することができますね。
例えば、小さいお子様がいる場合には、お子様の遊び場として使うことができます。目の届くところで遊んでくれるので安心ですね。お子様が成長したら、勉強できるような机を置いてみるのもいいと思います。他にも、パソコンなどを置くことのできる書斎スペースとしてや、収納スペースとして使うことができますね。
リビングダイニングの半分にスペースが!写真のようにラグを敷いてお子様の遊び場にもできますし、他の用途に使えるスペースが十分確保できますね。
1-3.カフェのようなお洒落なリビングダイニングを演出!
お洒落なカフェに行くと、インテリアや雰囲気を自分の部屋でも真似したい!と思うことはありませんか?カフェのようにご飯を食べながら、くつろぐことのできる空間がソファダイニングによって実現することができるのです。実際に、ソファダイニングはカフェなどで見かけることが多いと思います。自分の部屋にもソファダイニングを取り入れて、理想の雰囲気に合った小物や照明を使うことで、自慢したくなるようなカフェ風のインテリアに仕上がるのではないでしょうか?周りの人と差をつけたい!と思っている方にはオススメですよ!
1-4.転勤がある方にぴったり!
実は転勤がある方にオススメのソファダイニング。転勤になると引越しは付き物です。ダイニングセットとリビングセットを別々に購入すると、今の部屋には置くことができても転勤先の家には入らない・・・なんて可能性も考えられますよね。しかし、ソファダイニングであれば家具も少なく、省スペースで活躍してくれるので、引越しのたびに入るか入らないかという心配をしなくても大丈夫ですよ!
1-5.家族のコミュニケーションの場に最適!
リビングとダイニングを分けると、家族内でも“リビングにいる人”と“ダイニングにいる人”で分かれてしまうことが多いですよね。1つの部屋で家族がバラバラに過ごしている中で、2つが一体化したソファダイニングを採用することにより、家族が1箇所に集まることが増えるはず。日中は学校や仕事で各々過ごしているので、夜は家族が集まり、団らんの時間を過ごしてみるのもいいのではないでしょうか?みんなが集まることにより、家族のコミュニケーションの数が増えますよ。
2.選ぶ際のポイント
最近では、家具屋に行くと“ソファダイニングセット”として販売しているものも増えています。セットで購入すると、ソファとテーブルの間隔や相性は使いやすいものになっています。しかし、セットで購入する場合、ソファとテーブルの組み合わせが決まっているため、自分好みであるソファやテーブルとは違うものの可能性もありますよね。“使いやすさ重視”で考えているのであれば、少々のデザインは妥協してセットを購入すると思いますが、“デザイン重視”で考えるのであれば、自分の納得いくデザインのものをそれぞれ購入したいはず。
別々での購入を考えている方のために、わたしがオススメするソファとテーブル選びのポイントをご紹介します。
2-1.ソファ編
◎座り心地
ソファ選びにおいて、最も重要視されるのが“座り心地”です。くつろぐためのソファであれば、ゆったりと座れるものを選ぶべきですが、ソファダイニングの場合は食事することも考えなくてはいけません。逆に、食事することだけを考えて選ぶと、座面は固くて奥行きの狭いソファを選ぶことになります。このソファだと、くつろぎにくいですよね。しかし、“くつろぎやすさ”と“食事のしやすさ”の両方を叶えてくれるソファを見つけるのも、なかなか難しいことだと思います。ですので、どちらを重視するのかを自分のライフスタイルと向き合いながら、しっかりと考えてみてから選んでください。選ぶ際は、お店で座りながら生活をイメージしてみるといいですね。
◎張地
ソファの張地には、大きく分けて3種類あります。
・本革
・合成皮革
・ファブリック(布)
ソファダイニングですので、『食事をする=手入れのしやすいもの』を選ぶ必要があります。そうなってくると、手入れに手間がかかり、水に弱い“本革”は避けた方がいいですね。
革のソファにしたい場合は、合成皮革を選びましょう。合成皮革であれば、飲み物などといった水分にも強く、食べ物を落としてしまった場合には水拭きすることができるので、手入れも楽ですよ。
また、ファブリックであれば、取り外すことのできるカバーリングタイプを選ぶといいでしょう。汚れた際に、カバーを洗うことができますし、買い替えることもできますね。ファブリックを選ぶ際は、使用する前に防水スプレーをかけておくことで、汚れが軽減されますよ!
《参考記事》
ソファの選び方に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。
『快適ソファライフ!理想のソファに出会うための選び方』
2-2.テーブル編
◎高さ
テーブル選びにおいて、まず重要となってくるのがテーブルの“高さ”です。一般的な高さのダイニングテーブルを選ぶと、ソファと一緒に使った際に高すぎて使いづらくなります。一方で、ソファと一緒に使うことの多いセンターテーブルを置くと、食事をする際に低すぎると感じてしまいます。実際に使う上で、座面とテーブルの天板との間が280mm程度だと使いやすい高さになると言われています。(参照:http://www.flannelsofa.com/contents/page.php?id=102)ですので、ソファの座面より280mm程度高いダイニングテーブルを選びましょう。
また、高さを調節できるタイプのテーブルもあります。調節できるものであれば、用途に応じて高さを変えることができるので、食事を取るときには高くして、くつろぐときには低くするといった使い方もできますよ。
写真のテーブルには、脚にペダルが付いているので、使う場面に応じて高さの調節ができますね。
◎天板の大きさや形
テーブルの“大きさ”も重要となってくるポイントの1つです。まず、『置きたいテーブルがリビングダイニングに入るのか?』、『置いたときに動線を確保することができるのか?』を確認する必要があります。しかし、小さすぎるテーブルを選ぶと、ソファの端に座ると届かない!なんてことが起きる可能性もあります。ソファの座面と同じ幅のテーブルがちょうどいいサイズ感になると思います。サイズは必ず確認してから購入するようにしましょう。
また、ダイニングテーブルにはいろんな形があります。椅子を自由に動かすことのできる場合は、丸いテーブルもお洒落でいいのですが、ソファは動かすことができず、その場所に固定となってしまいます。ソファダイニングにおいては、丸いタイプではなく、長方形などの四角形を選ぶようにしましょう。
2-3.番外編!一緒にスツールも置いてみよう
背もたれがなく、1人掛けサイズの“スツール”。ソファとセットで購入する方が多いと思います。このスツールが、ソファダイニングにおいて大活躍するのです!
◎座る人数の調節ができる
来客時などといった座る人数が増える際に便利です。普段はソファに座ると思いますが、友人などが来たときには、スツールがあることで座ることのできる人数を増やすことができます。
◎アクセントになる
ソファの柄と揃えて置くことが多いですが、あえて違う柄のものを置くことでアクセントになります。ソファダイニングセットを購入する際には、スツールを取り入れてインテリアを楽しんでみるのもいいかもしれません。
ソファと違う柄のスツールがアクセントになっています。
このようにソファとは全く違う素材の椅子を置いてみるのもいいですね!
3.取り入れる際の注意点
3-1.配置場所は十分確認しよう
ソファダイニングには“ソファ”と“テーブル”の大きな家具を使うこととなります。ソファやテーブルは普段の生活でも動かすことは少ないと思いますが、重たいものになりますので、一度置いてしまうとなかなか動かせなくなります。配置する際は、位置や向きを確認してから設置するようにしましょう。
また、ソファの下は普段から掃除がしづらいですよね。ソファダイニングだと、ソファを使う頻度が増えると思います。少しでも掃除がしやすくなるように、ソファの両サイドや背面にスペース作るようにしてみてください。
3-2.人の出入りを考える
ソファダイニングで食事をする際など、背もたれのあるソファに座っている場合は、両端の人は出ることができますが、真ん中に座っている人は出づらくなってしまいます。ソファに座る人数が2人以上になる場合は、背もたれのないベンチタイプのものを選ぶといいですね。また、お子様がいる場合も、ベンチタイプの方が子どもは出入りしやすくなります。家族数や家族形態に応じて、ソファのタイプを選ぶようにしましょう。ソファを向かい合わせて置く場合なんかは、一方を背もたれのあるソファ、もう一方をベンチタイプのものにしてみてもいいですね。
4.まとめ
いかがでしたか?ソファダイニングスタイルを取り入れることで、リビングダイニングをより有効的に使うことができます。まだまだメジャーではありませんが、リビングダイニングが小さい方やすっきりさせたい方、そして周りの人より差をつけたい方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
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