4月からの新生活。引越しをしたり、一人暮らしを始めるという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、1台2役の「ソファベッド」についてご紹介します。専用のソファやベッドを選ぶより少し複雑ではありますが、ポイントさえ押さえればとても便利なアイテムです。「ソファベッド」の購入を検討中という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
まずはソファベッドの種類を知ろう!
ご存知のとおり「ソファベッド」には色々な種類があります。自身に最適なものを上手に選ぶためにも、まずはどんな種類があるのかを知っておきましょう。
背もたれを倒すタイプ
まず代表的なのが、ベッドのマットレス部分が縦半分に折れるタイプのものです。反面を起こせばソファ、倒せばベッドに。ソファにしたとき、一番シンプルな見た目になります。
座面を引き出すタイプ
次に、ソファの座面を引き出して伸ばすとベッドになるタイプです。座面を引き出すだけなのでソファ自体を動かす必要もなく、女性でも簡単に操作できます。
マットレスタイプ
マットレスを折りたたむとソファになるタイプです。広げたときは普通のマットレス状になるので、床に直接敷くのはもちろん、ベッドフレームと組み合せてベッドにもできます。
フロアソファ(カウチソファ)タイプ
脚がなく、背もたれと肘置きの部分がリクライニング式になっていて、全部フラットにするとベッドになるタイプです。背もたれと肘置きを立てた状態では、カウチソファ風になります。
専用クッションパーツをセットするタイプ
ベッドフレーム×マットレスという至って普通のベッドに、専用のクッションパーツをセットしてソファにするタイプです。クッションを外せば、シンプルなベッドになります。
ソファベッドのメリットは?デメリットは?
次にソファベッドの「メリットとデメリット」について見ていきましょう。
<メリット>
●狭い部屋でも1台2役!
一人暮らしのワンルームマンションや、実家の自室などソファとベッド両方を置くのは難しい場合でも、ソファベッドなら1台2役!普段はベッド、お友達が来たときにはソファという使い方ができます。
●収納がなくてもOK!来客用ベッドに
お客様が泊まりにきたときに、ベッドとして使うことができます。普段はソファとして使えるので、収納にも困りません。
●お昼寝も快適♪
リビングのソファがベッドになったら、お昼寝も快適!小さい子供がいる場合も、とても便利ですよ。子供のお昼寝にはもちろん、お疲れのお母さんも一緒に添い寝できてしまいます。なお、お子さんの落下には充分注意しましょう。
<デメリット>
●汚れ・通気性の問題
ソファベッドはベッドではないので、ベンチレーター(通気穴)がないことが多いです。また、直接天日干しすることもできないので、湿気やカビには要注意。人は一晩でコップ一杯分もの汗をかくと言われていますので、ベッドとして使用するときは、吸水性の高いベッドパッドやシーツ等を敷いて対策しましょう。
また、ソファは生活シーンで使うので、飲み物をこぼしたり生活汚れもつきやすくなります。ベッドとして清潔に使うためには、厚手のカバーをしておく等の工夫が必要になりますね。
●寝ごこち・座りごこち、両方は得にくい
餅は餅屋というように、やはり、寝ごこちも座りごこちも最高!というわけにはいきにくのが実際のところです。ソファメインで使いたいのか、ベッドメインで使いたいのかによって、選び方を変えるのが鉄則です。
●座る部分のクッションがヘタりがち
ソファ状態にしたとき、座る位置はだいたい固定されていますので、その部分だけクッションがヘタってきてしまいます。また、普通のマットレスのように前後左右裏表をローテーションすることができないので、劣化が早いといえるでしょう。
いざ実践!ソファベッドの選び方
ソファベッドの種類とメリット・デメリットを把握できたら、いよいよ、自分にとって最適なものを選んでいきましょう。基本となる考え方をご紹介します。
基本的に「ベッド」として使いたい派は
毎日の寝床として使うなら、やはり「寝ごこち」にこだわって選びましょう。ベッド用のマットレスを使用したものなど、普通のベッドにも引けをとらない上質で快適なソファベッドもありますので、ぜひ店舗で色々試してみて決めてくださいね。
基本的に「ソファ」として使いたい派は
普段はソファとして使い、ベッドとしてはたまにしか使わないという場合は、「座りごこち」にこだわるといいですね。「肘置き」や「背もたれ」の角度、「座面」の奥行き、「デザイン性」にも注目してみてください。また、ソファ→ベッドへの機動性はそこまで重視しなくてもいいでしょう。
「省スペース」重視派は
ソファベッドを選ぶ理由はたいてい、“スペースを有効活用したい”ということが共通していると思います。そこでおすすめしたいのが、マットレスの下が収納になっているタイプ。カバーやシーツ、冬用の布団のファブリック類はかさ張るものが多いので、ソファベッドに収納スペースがついているととても便利ですよね。1台2役どころか、3役ということに♪一人暮らしの狭い部屋では、嬉しいポイントになりそうです。
まとめ
筆者は大学生の頃、小さなワンルームに一人暮らしをしていました。最初は布団を敷いて寝ていましたが、毎日畳んだり、週末に干したり…というくり返しが面倒になり、ある日ソファベッドを購入!シンプルな見た目と扱いやすさから、<まずはソファベッドの種類を知ろう>の章の一番目にご紹介した「背もたれを倒すタイプ」を選びました。
夏は寝具が軽いのでたびたびソファにして、テレビを見たり、本を読んだりと楽しんでいましたが、冬は寝具が大きいのでほとんどベッドのままでした……(笑)でもお友達が遊びに来たときなどは、ソファとして活躍しましたよ。
布団を干す手間がなくなり、カビが生えるようなこともなかったので、一人暮らしの狭いお部屋にはとても重宝するアイテムだと思いました。
また、ファミリーマンションの子供部屋のベッドとしても「ソファベッド」は使えそうですね。小・中・高とお子さんが学校に行っているうちは、お友達が遊びに来ることも多いと思うので、ソファにアレンジできるのはとても便利だと思います。
子供が小さいうちは「ソファベッド」をリビングで使い、子供が自室を使うようになったらそちらへスライドするというのも賢い使い方かも知れません。
自分や家族のライフスタイルに合った快適な「ソファベッド」を見つけて、ぜひ上手に使ってくださいね。