近年すっかり浸透したハロウィン。
仮装した人が街にあふれているのを見ているだけでも、異世界に迷い込んだようでワクワクします。
今回は、仮装まではしなくても、暮らしに少しだけハロウィンらしさを取り入れたいという方のために、ハロウィンモチーフを取り入れたお菓子の作り方をご紹介します。
普段の食卓にちょっとしたハロウィン要素を取り入れて、一緒にハロウィンを楽しんでみませんか?
ハロウィン風浮島の作り方
今回レシピをご紹介するのは、かぼちゃやこうもりといったハロウィンモチーフを描いた「浮島」です。着色には、秋を意識してかぼちゃパウダーと紫芋パウダーを使いました。
浮島は、あんを練り込んだ和風のカステラ。カステラよりきめ細かく、しっとりとした口当たりが特徴です。
ハロウィン時期のお茶菓子に、ハロウィンの食卓のデザートに、ぜひ挑戦してみてください。
材料・道具
今回は、2~4切れくらい分の小さな流し缶で作ることを想定しています。
お手持ちの流し缶がもっと大きなサイズの場合は、流し缶に合わせた分量に調整して作ってみてください。
<材料>※120mm×75mm(小サイズ)の流し缶1台分
- 卵…1個
- こしあん…70g
- 白あん…70g
- 砂糖…大さじ2(約30g)
- 薄力粉…小さじ1(約5g)
- 上新粉…小さじ1(約5g)
- 紫芋パウダー…小さじ1くらい。なければ入れなくてもOK
- かぼちゃパウダー…小さじ1くらい。なければ黄色と赤の食紅
道具
- 流し缶(120mm×75mm)…1台
なければパウンドケーキ型やシリコン型などでも代用できます。 - かぼちゃ・こうもりなどハロウィン用のクッキー型(流し缶に入るサイズ)
- オーブンシート
- 蒸し器(電子レンジを使うスチーマーは不可)
- ボール…3個
- 泡立て器
- ゴムべら
- 粉ふるい(茶こしサイズでOK)
- 絞り袋が2つあると便利です
作り方
下準備
- 流し缶にオーブンシートを敷く
- 蒸し器に水を入れ、火をつけておく
手順
- 卵を白身と黄身に分けてボールに入れ、それぞれに砂糖を分量の半量ずつ入れる。
- 黄身を泡立て器ですり混ぜる。(白身側は冷蔵庫で冷やしておく)
- 黄身が白っぽくなるまで泡立ったら、半分を別のボールに分け、片方にこしあん、残りに白あんを入れてゴムべらで混ぜる。
- あんが混ざったら、それぞれに粉類を分量の半量ずつをふるい入れる。こしあん生地には紫芋パウダーを入れる。白あん生地にはかぼちゃパウダーを入れる。なければ黄色と赤色の食紅を少量ずつ入れてオレンジ色にするとハロウィンらしくなります。
- あんが混ざったら、それぞれに粉類を分量の半量ずつをふるい入れる。こしあん生地には紫芋パウダーを入れる。白あん生地にはかぼちゃパウダーを入れる。なければ黄色と赤色の食紅を少量ずつ入れてオレンジ色にするとハロウィンらしくなります。
- 白身を角が立つくらいまで泡立ててメレンゲを作る。
- メレンゲを半量ずつ白あん/こしあん生地に入れ、泡を潰さないように手早く混ぜる。
- これで、それぞれの生地は完成です。
- 流し缶にクッキー型を置き、型の外側に生地を流す。
モチーフにつけたい色とは逆の色の生地を、クッキー型の周りに流します。 今回は、コウモリを紫色に・かぼちゃをオレンジ色にしたいので、全体を2色に色分けすることにしました。コウモリ型の外側には白あん生地、かぼちゃ型の周りにはこしあん生地を流しています。
このとき、絞り袋を使うとクッキー型の際まできれいに生地を流し込めます。 - クッキー型の高さより少し低いくらいの高さまで生地を入れ、平らにならす。流し缶を何度かテーブルに落として空気を抜く。
- 流し缶を蒸し器に入れ、15分中火で蒸す。
- 蒸しあがりがこちら。クッキー型を丁寧に外しましょう。
- モチーフ型の穴に、先に入っているのとは逆の生地を流し込む。
流し缶の口まで流し込んで平らにならす。流し缶を何度かテーブルに落として空気を抜く。
- 流し缶を蒸し器に入れ、少し蓋をずらした状態で10分強火で蒸す。蓋を閉めて10分中火で蒸す。
- 蒸しあがったら型から外し、網の上で冷ます。
- 冷めたらまな板の上などに上下をひっくり返して置き、オーブンシートを剥がす。側面を整えるために四方を切り落とす。このとき、モチーフの絵が滲んでいるようなら、上面も薄く切り落としてみてください。
食べやすい大きさに切り分けて完成。
バリエーション・楽しみ方
今回はかぼちゃと紫芋のパウダーを混ぜた浮島レシピを紹介しましたが、野菜パウダーを入れることで、少し粗い仕上がりになります。
きめ細かい、なめらかな浮島が好きな方は、食紅でオレンジ色や紫色を作るといいでしょう。
また、今回はクッキー型を使ってモチーフを描いていますが、同様の作り方で文字を書くことなどもできます。
- 文字を裏返しで書いた状態で10分ほど蒸す。
- その上に違う色の生地を流し込んで蒸す。
こんな手順で文字入り浮島を作ってみてください。
※写真は読みやすくするために、蒸し上げた後に黒の食用色素で文字をなぞったり顔を描き足したりしたものです。
浮島は、冷蔵庫で3~4日保存することができます。
ハロウィン当日は、クッキー袋などに入れて配ってみてもいいですね。
ハロウィンを連想させるモチーフ・色でハロウィンらしさを演出
ハロウィン浮島を食卓に出すときは、テーブルにもハロウィンらしさを意識したいところ。
ただ、よく見かけるハロウィンがテーマの小物はにぎやかで子供っぽいものが多いので、大人だけの食卓には取り入れづらいかもしれません。
そこで注目したいのが、「ハロウィンを連想させるモチーフ・色」の小物やお花のアレンジメント。
ランタンの顔がついていないかぼちゃを、木の実と一緒に食卓に並べてみると、ハロウィンが過ぎてもしばらくは使える秋冬飾りになります。
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色をオレンジから外すと、おしゃれ感がさらにアップしますよ。
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また、ハロウィンらしいオレンジ・紫・黒の配色を活かしたお花のアレンジメントを食卓に飾るのもおしゃれです。
アレンジメントの中には、小さなハロウィンモチーフを仕込んでもいいですね。
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アルファジャーナルでも、ハロウィンをモチーフにした10月のフラワーアレンジメントの作り方を紹介しています。
ぜひ参考にして、今年は一味違うハロウィンを楽しんでくださいね。
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