みなさんは、ご近所付き合いをされていますか?
「私の住んでいる地域では、近所同士の付き合いが多くて大変」「一戸建てに比べて、分譲マンションは近所付き合いが少ないのかな?」など、どんな形態の住まいであれ誰もが一度は考えたことのある“近所付き合い”。
分譲マンションの近所付き合いは「少ない」、もしくは「ほぼない」と思われがちですが、実は分譲マンションに住んでも近所付き合いはあります。そして、程よく付き合いがあるほうが、居住者にとってより快適なマンションライフとなる場合もあります。
多くのお客様から“近所付き合い”に関する質問を受けてきた、新築分譲マンションを販売する筆者とともに、分譲マンションに住む上での近所付き合いの必要性と、上手な付き合い方を理解していきましょう。
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1.分譲マンションに住む上では近所付き合いが不可欠
分譲マンションに住む上で、ご近所付き合いは必要です。
一般的に分譲マンションに住まれる方は、お部屋の住み心地はもちろん、同じ階に住む人や子どもがいる家庭同士の交流、通勤時間が同じ人とのあいさつなど、住民との付き合い方も気になるという声をよく聞きます。
実際に、分譲マンションという集合住宅に住んでいると、様々な場面で住民同士での付き合いが生まれています。なぜなら賃貸住宅とは異なり、人の出入りが多くなく、限られたコミュニティの中で永住を意識して住んでいる方が多いからです。
つまり、近所付き合いが上手くいくかどうかは、ご自身が住みやすい環境で快適に暮らせるかどうかという部分に大きく関わってくるので、分譲マンションにおける近所付き合いは必要不可欠なのです。
2.分譲マンションでは上手な付き合い方が、快適に暮らす秘訣
分譲マンションでは、それぞれで管理組合を設立しているケースがあり、マンションによっては、マンション生活にあたってのルールや規則等を管理組合の規約で取り決めている場合があります。
住人はマンションでのルールに沿った行動や生活ができるように心がける必要があります。できるだけトラブルになるような行動は避け、良好な関係を築けるよう心がけましょう。
上手な近所付き合いとは
分譲マンションでの、“上手な”近所付き合いの方法(一例)をご紹介します。
[1]あいさつはお約束!
集合住宅のため、通勤通学時や帰宅時にエレベーターやエントランスで同じマンションの住民に会うことは多いでしょう。その際は、老若男女問わず気持ちよくあいさつをしましょう。
何度もあいさつを交わすようになると、お互いが顔見知りとなり、円満に関係性を築くことができるようになりますよね。
[2]住民の噂話をしない
前章でも述べたように、賃貸住宅とは異なり、分譲マンションは永住を意識して暮らしている方が多く見られます。例えば、最近のレアなトラブルケースとして、複数人の住民によるSNSのやりとりが挙げられます。個人的なメンバーによるSNSでのやりとりの中で、他の住民の噂話をしてしまい、トラブルになったというケースを筆者も耳にしたことがあります。
永住を意識して住んでいる方が多い分譲マンションだからこそ、住民の噂話をしてしまうことにより、住民間で円滑にコミュニケーションを図れなくなる可能性があります。噂話はしないように心がけましょう。
[3]引越ししてきた際は、上下階及び左右の住戸にあいさつを
集合住宅に住んでいるということは、上下や左右に住人がいるということです。
個人的な感想ですが、まったく顔も知らない人が住んでいる家から音や声が聞こえてくるよりは、顔や家族構成などがある程度わかっていたほうがストレスも少ないはずです。中には“お互い様”、”しょうがない“といったこともありますので、これは一戸建てでも同じですが、ご近所へのあいさつは大切かもしれませんね。
[4]マンション内のルールを徹底的に守りましょう
マンション内では管理組合による、マンションで暮らす上でのルールやお約束があります。例えば、ゴミ出しのルールです。マンションごとにルールは異なっていますが、家庭ごみを“いつからいつまで“に出す必要があるかというルールの中で、ルールを守れない方がいたり、そんなところを住民が目撃してしまった場合、あまりいい気はしませんよね。
快適に生活する上でも、マンション内のルールは必ず守りましょう。
[5]ご近所付き合いの中で気になることがあった場合
毎日の生活に関することで、騒音やペットの飼育等に関して気になることが発生した場合どうしたら良いかわからないという思われる方が多いかもしれません。今後の近所付き合いを考えると直接注意しにくいですよね。かといって、放っておくと大きなトラブルになりかねません。
会社によって対応は異なりますが、マンション内の共用部に張り紙や注意喚起をしてもらうなど、大きなトラブルを回避できる方法がないか管理会社に相談してみましょう。
管理会社に直接連絡をしにくい場合は、管理人さんを通じて伝えてみてもいいかもしれません。管理人さんはマンションで常に身近で見てくれている存在です。マンションの管理組合に関する詳細はこちらをご覧ください。
3.【分譲マンション居住者に聞く!】近所付き合いがあってよかったと思える体験談
では、実際に分譲マンションに住む中で、近所付き合いがあってよかったと思える体験談をご紹介します。それぞれに異なった体験をされていますので、参考にしていただければ幸いです。
◇Aさんの場合 40代 4人家族
共働きの私たち夫婦は、マンション全体で小学校の集団登校をしていることや、下校後には子どもたちだけで家でお留守番をしてもらう必要があることから、マンション生活を決めました。
私の場合、マンションに入居して1番に感じたのは、同じマンション内に同世代の子どもたちを持つご家族が多くいらっしゃったこと。そうなると必然的にマンション内ではもちろん、近所のスーパーでもどこかで会えば、お互いが挨拶をしますし、笑顔が生まれます。挨拶はお互いが明るい気持ちにさせる効果もありますが、入居者同士が顔見知りになることにより、防犯面にも効果ありますよ。
さらに、上下左右にお住まいの方にはご迷惑のないよう、配慮した生活を心がけていますが、同じマンション内である程度の関係性ができていると、“お互い様”という考えも生まれ、トラブルも発生しにくいように感じます。マンションの入居者同士のコミュニケーションが円滑なおかげもあり、私はこのマンションが大好きです。購入してよかったと心から思っています。
子どもがきっかけで、マンション内での円滑なコミュニケーションが図れている。
→入居者同士の気持ちの良い関係性により、防犯面も効果
◇Bさんの場合 80代前半 2人夫婦
私たち夫婦は、一戸建てからの住み替えです。
マンションを選んだ理由は他にありますが、もともと一戸建て生活での、町内会や近所付き合いにはわずらわしさを感じていて、マンションにはそういった横のつながりがあまりないと聞いたので、そういった点にも期待を持って住み替えを決意しました。
引越し当初に、上下階と左右の住人の方へ夫婦で挨拶に伺い、近隣には同世代のご夫婦や、私たちの娘と同じ世代のご家族など、どこか親近感のわく方々がお住まいだと判明。引越し時のご挨拶以降、エントランスやゴミ捨て場などで会えば、お互いが気持ちの良い挨拶を交わし、時には私たち夫婦が重い荷物を抱えていると、荷物を運ぶのを手伝ってくれ、一緒にエレベーターまで乗ってくれることもありました。
「マンションに住む=近所付き合いを一切しない」と決め付けるのではなく、無理ない程度にコミュニケーションをとってみるのも良いかもしれません。程よい距離感を保つことで、負担なくかつ快適にマンション生活が送れます。
これといって大きなエピソードはないですが、とにかくマンションでの近所付き合いには、とても満足しています。
一戸建てのように、昔からある横(近所)の強いつながりをなくしたい
→無理のない程度のコミュニケーションをとることで、快適にマンション生活を送ることができる
◇Cさんの場合 30代後半 単身者
私は単身者ですし、日中は働いていますので、ご近所さんとはほとんどお付き合いがありません。ただ、エレベーターや郵便受け等でお会いする際は、必ず挨拶をしています。
普段近所付き合いができていないぶん、年に一度の管理組合主催の総会に出席した際には、意見交換もできますし、皆さんの近況が聞けて良い機会になっています。
正直、人付き合いが得意ではない性格なのもありますが、マンション住民の程よい距離感が心地良いです。これからどれだけの期間一人暮らしをするかわかりませんが、ある程度の関係性があると、安心して一人暮らしをすることができる気がします。
人付き合いが苦手だからこそ、住人との程よい距離感で楽
→安心して一人暮らしができる
4.まとめ
一戸建てやマンション、どこに住んだとしてもお決まりの“近所付き合い”。今や「近所付き合いがないから楽」という風潮から、「近所付き合いがあるからこそ助かる」と変化が生じています。
筆者もそうですが、人付き合いがそもそも苦手な方も多いと思います。しかし、分譲マンションでは付かず離れずの程良い距離感のコミュニケーションにより、多くの方が様々な場面で、日々の生活をより快適に過ごせています。
近所の方との付き合いを負担に感じるのではなく、気軽に考えて関係性を築いてみてはいかがでしょうか。円滑なコミュニケーションにより程よい関係性を築き、快適な分譲マンションライフを送りましょう。
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