うちわ製造の国内シェア9割、うどんに次ぐ香川県名物「骨付き鳥」発祥の地と言えばどこでしょう?
答えは、香川県丸亀市です。
瀬戸内に面した穏やかな街、丸亀市は、築城400年を誇る「丸亀城」が街のシンボルで、お城を舞台としたイベントが非常に多い街です。
このイベントは街おこしも目的のひとつ。そう、丸亀市は街おこしの活気で賑わう地方都市なのです。
今回は、その丸亀市の魅力を、地元出身の私がお伝えしていきます!
とにかくイベントが盛りだくさん!活気あふれる丸亀市
近年、帰省する度に何かしらイベントが行われていて、街に活気があるように感じていました。調べてみると、1年を通して街おこしイベントが開催されていることが分かりました。
まずは市街地でのイベントをまとめてご紹介します。
【1月】日本一の高さを誇る石垣の上で元旦を!「初日の出を迎える会」
日本一の高さを誇る丸亀城の石垣の上から、初日の出を見る会です。毎年、天守前では先着順で小豆粥が振る舞われ、福袋の抽選会に長蛇の列ができます。
私は毎年ギリギリに行くので、小豆粥も抽選会も未だお目にかかったことはありません。
ギリギリに行くと良い場所が取れないので、皆さまは早めに行かれることをオススメします。
- 開催日時の目安:1月1日 日の出前~
- 開催場所:丸亀市一番丁 丸亀城天守前広場
【4月】桜の名所「丸亀城桜まつり」
丸亀城には、650本以上のソメイヨシノが植えられており、春になると、多くの花見客で賑わいます。
夜になると提灯に灯りが灯され、風情がある中、夜桜を楽しめますよ。
- 開催期間の目安:4月前半(ライトアップは桜の開花時期より)
- 開催場所:丸亀市一番丁 丸亀城(亀山公園)
【5月】丸亀市の一大イベント「丸亀お城まつり」
マーチングバンドのパレードや、芸能人を招いたステージショー、フリースタイルのダンス等、様々なプログラムを2日間にわたって開催します。
昔は5月の第2土日に行われていましたが、GWに開催するようになり、観光客も増えたそうです。
年によって、各地のお祭りを誘致するなどの注目企画も用意されていますので、要チェックです!
- 開催期間の目安:5月3日~4日 9:00~21:00
- 開催場所:丸亀市一番丁 丸亀城一帯
イベントの詳細は、丸亀お城まつり公式サイトをご確認ください。
【8月】婆娑羅ダンスと花火大会が楽しみ「まるがめ婆娑羅まつり」
昔は花火大会だけの開催でしたが、衰退する市街地の活性化を目的に、新しい夏の街おこしイベントとして2000年よりパワーアップしました。
婆娑羅とは、「自由気ままに」「過去にとらわれない新しい気風」という意味。大勢の若者達が自由な曲に合わせて自分達の好きなように踊る婆娑羅ダンスは、まさに婆娑羅を体現したよう。このお祭りの目玉となっています。
- 開催期間の目安:8月下旬
- 開催場所:丸亀市民広場 丸亀市大手町二丁目2-4番地1
浜町商店街 丸亀市本町1
みなと公園 丸亀市西平山町203 など
イベントの詳細は、まるがめ婆娑羅まつり(ばさらまつり)公式サイトをご確認ください。
【10~11月】色とりどりの菊の花に癒される「丸亀城菊花展」
手塩に掛けて育てられた菊鉢約800個が、城内大手門広場に展示される秋の風物詩です。菊の即売や相談なども行っています。
- 開催期間の目安:10月下旬~11月中旬
- 開催場所:丸亀市一番丁 丸亀城大手門広場
【11月】今年で13回目。地域に根付きつつある「まるがめジャズストリート」
市内のお寺や飲食店を会場に、ジャズのライブを行うイベントです。
全会場共通のチケットなので、好きなバンドの演奏をはしごすることができます。
- 開催期間の目安:11月
- 開催場所:JR「丸亀」駅~商店街エリアの参加各店舗・寺院
イベントの詳細は、丸亀ジャズストリート公式ホームページをご確認ください。
市街地だけではない街おこし。郊外でも特色あるイベントが
ここまでは丸亀市街のイベントを紹介してきましたが、丸亀市の郊外でも特色あるイベントが開催されています。大きなものをご紹介しますので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
【7月】“飯山の桃”は丸亀市の特産品「飯南桃喰うまつり」
飯野山のふもと、丸亀市飯山町は、桃の産地であります。
白桃を使用したフード・ドリンクが食べられるほか、「種飛ばし大会」や「早食い競争」といった、特産品を使った街おこしイベントも行われます。
試食もありますよ!
- 開催期間の目安:7月第3日曜日 9:00~16:00
- 開催場所:丸亀市飯山町川原1112-5 飯山北コミュニティセンター
【4~11月】丸亀市からも汽船が出港「瀬戸内芸術祭」
県を挙げて3年に1度開催される現代アートの祭典は、今や全国区のイベントになっています。丸亀市の本島も瀬戸内芸術祭の舞台の一つ。
かつて塩飽水軍の本拠地であった本島は、塩飽勤番所(しわくきんばんしょ)をはじめ、歴史・文化財の宝庫としても有名です。歴史ある街並みを見て歩くのも楽しいですよ。
- 開催期間の目安:3年ごとに開催
春|3月下旬~4月下旬
夏|7月下旬~9月上旬
秋|10月上旬~11月上旬 - 開催場所:<丸亀市内>丸亀市本島町 各会場
<それ以外>直島 / 豊島 / 女木島 / 男木島 / 小豆島 / 大島 / 犬島 / 沙弥島 / 高見島 / 粟島 / 伊吹島 / 高松港・宇野港周辺
※島によっては一部の季節のみの開催となるのでご注意ください。
イベントの詳細は、瀬戸内国際芸術祭公式サイトをご確認ください。
上記の他にも、サマーフェスタやクリスマスフェスタ、全国物産展など多種多様な催しが行われ、文化の発展や街おこしの一助を担っているようです。
私も帰省したときに、このような街おこしイベントに参加すると、地元の友人と出会うことがあります。街の活気を感じて、「帰ってきたな」と実感したりしています。
丸亀市では、滞在型、回遊型観光を積極的に推進しており、丸亀市で開催する大会や会議、学生さんのスポーツ・文化合宿や修学旅行、団体旅行に助成金を出して支援する制度があります。旅行の企画を立てるときには、ぜひ活用してみてください。
詳しくは観光協会のウェブサイトをチェックしてみてください!
ほどよい便利さで住みやすさも◎、丸亀の住環境をご紹介
丸亀市は観光で来た方も、地元の方も楽しめるイベントが目白押しですが、これらのイベントは、交流人口の拡大や移住・定住促進も目的の一つ。
そこで、住みやすさにも優れた地方都市、丸亀市の住環境についてもご紹介します。
生活利便施設が揃い、平坦で暮らしやすい街
丸亀市は、香川県第2位の人口を擁する街で、お城の北側が市街地として発展してきました。
市内には、ゆとりある駐車場を備えた大型商業施設や全国チェーンの家電量販店が数多くあり、お買い物を非常にしやすいのが特長です。スーパーに並ぶ食材が安くて新鮮なのも◎。
医療施設は、総合病院が2つと各種クリニックが市内のあちこちに点在していて、もしもの時も安心です。
市内の移動は車がメイン。「まるがめコミュニティバス」というバスも走っていますが、各路線1~2時間に1本程度と本数が少ないので、自家用車を持たないという方は、JR「丸亀」駅周辺の市街地や、バス停の近くに住むことをお勧めします。
駅周辺の市街地エリアは、坂がなく平坦な道なので、日常生活は徒歩や自転車で楽に生活できますよ。
市街地エリアには商店街やスーパーが揃っているので、徒歩・自転車でのお買い物に便利です。
ランドマークの讃岐富士と瀬戸内を望む、穏やかな気候に囲まれた暮らし
丸亀市の大部分は平地です。田畑と貯め池と用水路が広がる中、所々ポツンポツンと山がある光景は、県外から来た方からは驚かれます。
おにぎりのような形をした、標高422mの飯野山(通称:讃岐富士)の頂上には、この山をつくった伝説の巨人「おじょも」の足跡が残るという言い伝えがあります。
往復2時間くらいで気軽に登れる山なので、小中学校の遠足スポットにもなっています。
そして、山だけでなく、海が近いのも魅力です。
塩飽諸島と呼ばれる5つの島も丸亀市に属しており、夏は島で海水浴が楽しめます。
瀬戸内地方は1年を通じて雨が少なく、大きな自然災害もほとんどない住みやすい気候。そのせいか、人々もどこかのんびりしているように感じます。
芸術・文化、スポーツすべてに触れられる生活
芸術・文化には特に力が入っています。
昭和期に活躍した洋画家、猪熊弦一郎さんは丸亀市の出身。猪熊氏より寄贈を受けた作品約20,000点を所有する「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」は、全国では類をみない駅前美術館であり、様々な企画展やワークショップが開かれています。
また、若手芸術家への支援も熱心に行われています。
芸術だけでなく、今はスポーツも盛んです。
一昔前までは、プロ野球のオープン戦が高松に来る時くらいしかプロのスポーツに触れる機会はありませんでしたが、近年、丸亀市を含む香川県には地元の企業の協賛を受けたスポーツチームが沢山存在します。
丸亀市には、サッカーJリーグに所属する「カマタマーレ讃岐」のホームグラウンドや四国アイランドリーグplus(野球)チーム「香川オリーブガイナーズ」のスタジアムがあります。また2月には、有名選手も参加する「香川丸亀国際ハーフマラソン」が開催され、スポーツを身近に楽しめる格好の場所となっています。
いつもの商店街が華やかに変身!市民で取り組む街おこし
以前は、お城の北側の市街地には、大型スーパーや、アーケードがついた商店街が存在し、大変賑わっていましたが、20年くらい前から、郊外型店舗の出店が相次ぎ、人の流れが郊外に集まるようになりました。
現在丸亀市では、少子高齢化、生産人口の減少など、将来の社会情勢を想定し、商店街の活性化のみに着目するのではなく、社会インフラが充実している中心市街地において都市機能をコンパクトに集約し、利便性の高い市民生活や社会コストの低減を目指す方向にシフトしているそうです。
2016年11月に四国初となる「リノベーションスクール@丸亀市」が開催されました。
市内の空き物件について具体的な事業計画を作り、オーナーにプレゼンテーションを行い実践していくもので、志を持つ多くの市民が参加しました。
これまでの行政主導のまちづくりから、ここに暮らすみんなが「ほしい暮らし」を自分の手で創り出す「まちづかい」への転換へと、新たな挑戦が始まっています。
また、平成26年から開催されている丸亀市若手職員まちづくり研究チームによる「みちあかりプロジェクト」やシャッターをあける会(商店街有志)による日本酒まつり・「おきゃく」イベントや丸亀バルフェスティバル、ミモカフラフェスタなど、行政や市民による街おこし活動も活発です。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館へ訪れる県外の若い女性を中心に、街中で行われる様々なイベントで市民や県外からの移住者、外国人などと交流する動きが出てきています。
とりわけフラフェスタなどは、幅広い年齢層のダンサーとの交流が深まり、徐々にイベントの規模が大きくなっているとのことです。
また、バルフェスティバルは、丸亀市の親善都市であるスペインの「サン・セバスティアン」との交流の観点から実施されており、美食のまちを楽しむ新たな取り組みとして注目されています。
子育て支援を始めとする生活支援が充実
丸亀市は、子育て世帯にも優しい街です。
中学校を卒業するまでの子どもは医療費が無料(丸亀市ウェブサイト参照)で、小中学校は給食や制服があり、保育所や幼稚園の送迎や、子どもの預かりを地域の皆で助け合う制度が整い、育児の悩みや不安などの相談活動を行っているなど、子育てしやすい環境があります。
今年の4月からは、全国に先駆けて、キッズウィークを導入しました。
キッズウィークとは、地域ごとに学校の夏休みなどの長期休業日を分散化することで、大人と子供が一緒にまとまった休日を過ごす機会を創出しやすくするための取り組みです。親子で遠出する機会が増えることで、観光需要が高まり、街おこしの効果も期待されています。
今後、企業・事業所への周知・啓発活動に努め、取組の輪を広げていくそうです。
まずは気軽に行ってみよう!丸亀市へのアクセス
高松空港から丸亀市へのアクセス
高松空港からはリムジンバスで約1時間10分、車で約45分(高松自動車道経由)です。高松空港は、羽田空港間に一日13往復、成田空港間に一日3往復の飛行機便が運航されています(2018年現在)。
瀬戸大橋経由で丸亀市へ
【鉄道】
特急停車駅のJR「丸亀」駅へは、JR「岡山」駅からは乗り換え無しで約1時間(特急電車利用時)。
岡山発、高松行きの快速電車「マリンライナー」に乗った場合は、JR「坂出」駅で丸亀・松山方面行きの電車に乗り換えてくださいね。
【車】
瀬戸中央自動車道を使って坂出インターチェンジから丸亀城まで車で10分程度。
丸亀城内と丸亀市民広場(丸亀城北)には無料の駐車場がありますが、休日やイベント時には混雑します。無料駐車場が混雑しているときは、丸亀市役所周辺の大手町第一~第三駐車場を利用されるのをオススメします。
便利な高速バスがオススメ
関東、関西、中部、九州方面からの高速バスの発着もあります。
路線バスやタクシーの起点となるJR「丸亀」駅に発着するので、観光に来るときも迷わず安心。丸亀駅前広場の南側では、自転車をレンタルすることもできますよ。
ちなみに、私は現在関西に住んでいるのですが、帰省する時は高速バスを使っています。
乗り換えなしで家の近くまで帰ることができて、非常に便利です。
ですが、車窓からの景色を楽しみたい方には、断然電車がオススメ。瀬戸大橋から見える瀬戸内の島々と船の往来に、のんびりと心癒されます。
まとめ
一年を通してイベントが開かれ、市民が街おこしに取り組む、活気あふれる丸亀市。
訪れたときには、イベントを楽しむだけではなく、のんびりと街を散策して、丸亀市の過ごしやすさも肌で感じていただければ幸いです。
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