春は1年で一番花が楽しめる季節
春の陽気は花が育ちやすい環境
近頃気温が暖かくなり、季節はもうすぐ春ですね。気温が暖かくなる春の気候は、寒さで凍結が心配な冬や、暑さで萎れてしまう心配のある夏とは違い、花を育てるのには適した気候です。そのため花の種類も多く、ピンクや黄色を中心とした、彩り豊かな花を楽むことができます。
春は花を飾ってストレスケアを
入学や卒業、入社や転勤など、春は生活環境が変わることでストレスを受けがちです。ストレスがたまると自律神経が乱れ、様々な体の不調の原因となります。そこで、ストレス対策の一つとして花や植物を飾ることをおすすめします。花を飾った時と飾らない時とで、交感神経と副交感神経の働きを研究した結果、花を飾った時の方が、リラックス時に活発になる副交感神経の働きが増したという研究結果もあります。花を日常生活で目に入る所に飾り、ストレスケアをしましょう。
春にオススメの花
チューリップ
チューリップを使ったアレンジ
材料
・チューリップ(白ピンク)1本
・サンダーソニア(オレンジ)1本
・スプレーカーネーション(黄色)2本
・ブプレリューム(グリーン)1本
作り方
チューリップは春らしいピンクと白のミックス色を使います。チューリップの隣にスプレーカーネーションを2本合わせ、その後ろにオレンジのサンダーソニアとグリーンのブプレリュームを合わせて完成です。
花を長持ちさせるためのコツ
チューリップには葉がついていますが、花瓶に水を入れる際、葉が水に浸かると腐ってしまう心配があるので、水に浸かりそうな葉は手で皮を向くようにして取り除きましょう。
ラナンキュラス
ラナンキュラスを使ったアレンジ
材料
・ラナンキュラス(ピンク・オレンジ)2本
・アルストロメリア(黄色)1本
・ブプレリューム(グリーン)1本
作り方
ラナンキュラスは、春らしいピンクと黄色の原色カラーの組み合わせがオススメです。ラナンキュラス2本を合わせ、その後ろにアルストロメリアとブプレリュームを左右のバランスを見ながら組み合わせれば完成です。
花を長持ちさせるためのコツ
花が枯れてしまう原因の多くは、茎にバクテリアが詰まることです。水を吸い上げる役割の茎が、水中のバクテリアで詰まってしまうことで、花の部分まで水が行き渡らず、枯れてしまうのです。そのため、茎が水を吸えるように、バクテリアで詰まった部分の茎を定期的に取り除くことをオススメします。できれば毎日、1cm程度ずつ茎を切りましょう。茎は写真のように斜めに切ることで、水を吸い上げる面が広くなります。また、バクテリアの繁殖を抑えるため、できるだけ毎日花瓶の水を替えましょう。
桜
桜を使ったアレンジ
材料
・桜(ピンク)5本
・ニゲラ(青)5本
作り方
桜とニゲラを使った、対照的な色のピンクと青のシンプルなアレンジです。まず、桜の枝先を30cmにカットします。桜は枝分かれしているものが多いので、1本を2〜3本に切り分けることができます。桜が切れたら、高い枝を花瓶の中心に、低い枝は花瓶の両端に活けます。最後に、ニゲラを15cmくらいに切り、桜の半分の高さになるようにバランスよく活けて完成です。
花を長持ちさせるためのコツ
桜は蕾が乾燥すると咲かずに枯れてしまう場合があります。そのため、できれば毎日霧吹きで桜の枝に水をかけましょう。
まとめ
今回ご紹介したお花は、3月にお花屋さんでお買い求めいただきやすい旬の花です。簡単に始められる春の花のアレンジで、お部屋を春仕様に模様替えしてみませんか?
須貝文音(すかいあやね)
実家は花の生産農家を営む。2011年に不動産ポータルサイト LIFULL HOME’Sを運営する株式会社LIFULLに入社。花のある暮らしを広めることで花業界に貢献したいという想いから、2017年に新規事業の花の定期便サービス「LIFULL FLOWER(ライフルフラワー)」を立ち上げる。