インテリアに瑞々しさをプラスしてくれる観葉植物。室内でも植物の生命を感じられるため、おうち時間の癒しにもぴったりのアイテムです。
ひと鉢置くだけで、お部屋のインテリアをぐんとおしゃれに見せてくれますよ。
とはいえ、観葉植物を初めて飾るときは、おしゃれにインテリア映えする植物の飾り方や、そもそも飾りたい場所にどんな観葉植物が合うのかを判断するのも難しいものです。
そこで今回は、インテリアを素敵に彩る観葉植物について、お部屋別の選び方と飾り方のポイントを紹介します。
【事例紹介】観葉植物が叶えるおしゃれなインテリア空間
観葉植物はインテリアをおしゃれに彩ってくれる強い味方です。一点置くだけでも、お部屋の雰囲気を素敵に演出してくれます。
最初に、インテリアとも相性がいい観葉植物の活用事例を見ていきましょう。
【事例1】観葉植物を並べるだけでクリーンな印象に
自然の恵みを感じる観葉植物は、さりげなく並べて置くだけでクリーン&フレッシュな空間に。お部屋もぱっと明るくなり、清潔感が漂います。
場所は、家の中でも人目につきやすい玄関や窓際などにさり気なく並べるのがおすすめです。来客時に観葉植物に目が止まり、整ったクリーンな空間として印象づけられます。
【事例2】観葉植物でリラックス空間を演出
植物のグリーンは視覚疲労の緩和をサポートし、気分をリラックスさせてくれます。そのため「居心地のいい空間を作りたい!」という方は観葉植物をインテリアアイテムとして取り入れるのをおすすめします。
リラックスしたいスペースに観葉植物を置くことで、落ち着きのある空間を作ってくれます。
【事例3】インテリア雑貨がますますおしゃれに映える
観葉植物をインテリア雑貨と組み合わせることで、おしゃれ度がアップします。
観葉植物は温かみのある木材と特に相性がよく、アンティークやヴィンテージの雑貨にもよく合います。年月を経た味わいのある風合いと観葉植物の生き生きしたグリーンが合わさり、バランスのよい落ち着きのある空間を演出してくれます。
【事例4】ワンポイントでインテリアがレベルアップ
大小さまざまなタイプがある観葉植物ですが、特に大ぶりのものを一点お部屋に配置するだけで、ガラリとお部屋の雰囲気を変えてくれます。もちろん小さめの観葉植物でも、棚の上などに置くだけでさりげなく空間をおしゃれに彩ってくれるのですが、より効果を上げるなら、大きな観葉植物をおすすめします。
「お部屋を模様替えしたい」という方は、大幅にお部屋の配置などを変える前に、観葉植物を置いてみるのはどうでしょうか。一鉢置くだけでもお部屋のインテリアレベルがぐっと上がりますよ!
【場所別】お部屋を彩るおすすめの観葉植物
お部屋に観葉植物を取り入れたいけれど、何を選べばいいのかわからない…。
そんな方にぜひ読んでいただきたい、お部屋の場所別のおすすめ観葉植物をご紹介します。
玄関は日陰でも育てやすい観葉植物がおすすめ
玄関は植物にとって日当たりが不十分になりやすい場所。そのため日陰でも比較的育てやすい植物がおすすめです。
ガジュマル
コンクリートを突き破るほどの強い生命力を持つガジュマル。初心者にも育てやすいという利点があります。また寒さや日陰にも耐える耐陰性があり、どんな環境にも馴染みやすいのが特徴です。
ガジュマルは沖縄では古くから「精霊が宿る木」と呼ばれ、大切に育てることで、精霊が幸福をもたらしてくれると言い伝えられる縁起のいい植物です。玄関で育てることで、外からも幸運を呼び込んでくれるかもしれませんね。
コンパクトサイズのガジュマルをシューズボックスの上にさり気なく飾りましょう。
ユニークな樹の形が際立ち、スッキリ見せたい玄関にほどよいアクセントを与えてくれます。白色のコロンとした陶器の植木鉢がおすすめです。
ポトス
観葉植物のなかでも比較的よく見かける「ポトス」。ツル性植物のため、上へ伸びるように育てると葉が大きくなり、下垂するように育てると葉が小さいまま伸びていきます。
室内の明るい場所を好みますが、耐陰性があるため半日陰でも育てやすいおすすめの観葉植物です。
ポトスはおしゃれな陶器の植木鉢に入れて飾れば、洗練されたインテリアとして見栄えがします。
玄関ホールのスペースに余裕がある場合は、木製のスツールの上に置いて飾るとナチュラル&おしゃれな空間を演出してくれますよ。
モンステラ
深い切れ込みや穴がある葉形が印象的な「モンステラ」。小ぶりなサイズから大ぶりなものまでさまざまなサイズが楽しめます。耐陰性があり、高温多湿の環境にも強いため、玄関に適しています。
おすすめの飾り方は、大ぶりなモンステラを玄関のウェルカムツリーとして活用する方法。個性的な存在感のあるモンステラはおしゃれなインテリアとして玄関を彩ってくれますよ。
植物を育てやすいリビングでは、見た目が特徴的な観葉植物を
リビングは、日の光が入り、さらに風通りがよく温度環境もよい場所。ほぼ全ての観葉植物にとって適した環境であると言われています。
また家のなかでも過ごす時間が長いリビング。心地よいリビング作りのために、目に楽しい観葉植物を育ててみるのはいかがでしょうか。
シュガーバイン
小さな葉っぱと長く伸びるツルの動きが可愛らしいシュガーバイン。生命力にあふれ、寒さや乾燥にも比較的強い植物です。そのため観葉植物初心者にも育てやすいでしょう。
おしゃれに飾るなら、長く伸びるツルを生かすのがポイントです。天井から吊るしたり、高い棚に置いて葉を垂らして飾ったりすると素敵に映えます。シュガーバインの動きのあるグリーンがお部屋をおしゃれに彩ってくれますよ。
※植物を天井に吊るす場合は部屋の構造に注意が必要です。
重さによっては、補強工事などが必要な場合があります。
パキラ
光沢のある葉っぱが手のひらのようにパッと広がる形状が特徴的な「パキラ」。サイズは手のひらサイズのものからシンボルツリーのような大きなものまで幅広くあります。
乾燥に強いため、毎日水やりは不要。耐陰性はあるものの、日当たりのよい環境で育てるのが適しています。
パキラをリビングに飾る場合は、リビングのシンボルツリーにするのがおすすめです。大きめサイズのパキラをソファやダイニングテーブル周りに置くことで、お部屋が明るい印象になりますよ。
フィカス・ウンベラータ
ハート型の葉っぱが印象的な「フィカス・ウンベラータ」は、インテリアショップのインテリアとしても活用される人気の観葉植物です。寒さに弱いため、リビングなどの暖かい場所で育てるのが適しています。
リビングに飾る際は、大きめサイズのものをシンボルツリーとして置くのがおすすめです。小ぶりのものならナチュラルなカゴにいれるとおしゃれ度がアップしますよ。
寝室には耐陰性のある観葉植物を
1日の疲れを癒す寝室。あまり光が当たらない方角にあるため、観葉植物を置く場合は比較的暗い場所でも育つものが向いていると言われています。
寝室のインテリアとして映える観葉植物の飾り方もご紹介します。
ドラセナ
幸福の木とも言われる「ドラセナ」は、新築祝いや開店祝いなどの贈答品としても知られる観葉植物です。約50種類以上の種類があり、葉の形や美しさにはそれぞれの個性が光ります。
ドラセナの特性として、基本的に日当たりのよい場所を好むものの、耐陰性は比較的優れています。しかし寒さに弱い観葉植物のため、最低でも5℃以上の温度を保つ必要があります。
ドラセナの種類のなかでもコンパクトに育てられる「ドラセナ・コンパクタ」は特におすすめアイテムです。ベッド脇のサイドテーブルに飾れば、細身で高さもあるため寝室が洗練された空間に!
サンセベリア
乾燥にも強く丈夫で育てやすいサンセベリア。観葉植物初心者におすすめの植物です。半日陰でも育ちますが、ときどき光に当ててあげましょう。
サンセベリアは白い陶器の植木鉢に入れてベッド脇に飾れば、清潔感がある空間を演出してくれますよ。
アジアンタム
レースのような繊細な葉っぱが印象的なアジアンタム。直射日光に弱いため、一年を通して日陰で育てることができます。ただし、乾燥も苦手なため、直接エアコンの風が当たってしまう場所は不向きです。飾る場所は配慮しましょう。
かごに入れて吊るしたり、棚の上に飾ったりするとナチュラルで可愛らしい印象に。ワシャワシャした葉っぱが垂れるように広げて飾ると、さらにおしゃれ映えしますよ。
※植物を吊るす場合は部屋の構造に注意が必要です。
重さによっては、補強工事などが必要な場合があります。
デスクには省スペースでも映える観葉植物を
観葉植物を仕事デスクに置くことで、ちょっとした癒しを与えてくれます。自宅の書斎や会社のデスクなど、省スペースでも映える観葉植物をピックアップします。
コーヒーの木
光沢とツヤのある葉っぱを持つコーヒーの木は、文字通りコーヒー豆をつける木のことです。丈夫な性質なため、初心者でも育てやすいでしょう。
真夏の強い日差しは避け、レースカーテン越しの日光に当てるぐらいでよいです。
デスク上のミニ観葉植物として楽しむなら、ハイドロカルチャー(水耕栽培)にするとさらにおしゃれなインテリアになります。
シェフレラ
メジャーな観葉植物の一つである「シェフレラ」は、低木から高木までさまざまな種類があります。
環境に対する順応性が高く、耐陰性も高いため、マンションなどの窓が少ない部屋や光が入りづらい部屋でも育てられます。
ハイドロカルチャーやミニ盆栽にすれば、デスク上でも邪魔にならずおしゃれな植物としてインテリア映えします。
テーブルヤシ
テーブルに置くだけで、南国の爽やかな風を感じるテーブルヤシ。耐陰性があるため、室内の管理に向いている植物です。強い日差しに弱いため、直射日光を避け半日向で育てるようにしましょう。
テーブルヤシをデスク上に飾る際は、植木鉢に麻布を巻いたり、おしゃれなグラスを使ったハイドロカルチャーにしたりすると、素敵なデスクインテリアとして目を引きますよ。
インテリアがレベルアップ!観葉植物のおしゃれな飾り方
最後に、おしゃれに映える観葉植物の飾り方を伝授します!
ちょっとしたポイントを押さえるだけで、手軽に素敵な空間を演出できますよ。
鉢カバーにこだわる
鉢からの水漏れを防いだり、土の急な温度変化から植物を守ってくれたりと、機能的な役割を果たしてくれる鉢カバー。インテリアアイテムとしても観葉植物を素敵に演出してくれます。
鉢カバーを変えるだけで観葉植物の印象もガラリと変わり、好みのテイストに合わせて手軽な模様替えを楽しめます。
色はお部屋のトーンに合わせつつ、質感や素材を変えると遊び心があるディスプレイになりますよ。
吊るしておしゃれに
省スペースでおしゃれに観葉植物を飾るなら、天井から吊るす方法がおすすめです。
照明器具を取り付けるダクトレールに専用フックを設置してプラントハンガーで吊るす方法もあります。自宅の仕様に合わせた適切な方法でハンギングプランツを取り入れてみましょう。
※植物を吊るす場合は部屋の構造に注意が必要です。
重さによっては、補強工事などが必要な場合があります。
壁際に吊るすなら「ピクチャーレール」を取り入れるのもおすすめです。
大きめ植物を一点投入
パッと目を引く大きな観葉植物は一点あるだけで、華やかな空間を作り上げてくれます。
住まいのシンボルとなるような、いわゆる「シンボルツリー」として、リビングダイニングなどに配置するのがおすすめです。
細々と飾るのが苦手な方でも配置に悩まず、インテリア映えが期待できます。
並べる場合は高低差でメリハリを!
棚の上などに複数の観葉植物を飾る場合は、高さや伸び方が異なるものを並べましょう。メリハリがついて、洗練された印象になります。
小さいものはボックスなどを台にして高低差をつけると、美しいバランスを保てますよ。スタンドや縦長の植木鉢などを活用してもよいでしょう。
まとめ
お部屋に一点飾るだけで、おしゃれな空間を演出してくれる観賞植物。
最後に、場所別のおすすめ観葉植物と飾り方のヒントをまとめました。
こちらを参考に、ぜひ観葉植物をインテリアとして取り入れて、お部屋をおしゃれにレベルアップしてみましょう!
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