今年は、大型連休の予定がなくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。
空いた時間を使って、このお休みは家族で餃子を手作りしてみませんか?
餃子の皮をわざわざ買いに出かけなくても、強力粉があれば餃子は作れます。
今回は、できるだけ少ない材料で簡単にできる、シンプルな作り方の水餃子レシピを紹介します。
ひき肉だけではなく缶詰で作る具も紹介しますので、買い物に出かけなくても作れますよ。家で過ごす時間で、ぜひ挑戦してみてくださいね。
手作りの餃子の皮は、もちもちした食感がやみつきになる美味しさです。市販の皮にはもう戻れなくなるかもしれませんよ。
2色の水餃子の作り方
せっかく皮から手作りするので、市販の皮ではできない餃子に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
今回は野菜を練りこんで色を付けるレシピを2つ紹介します。
1つ目は、すりつぶしたほうれん草を練りこむ緑の餃子。
具は鶏肉ときのこで、酢醤油が合うヘルシーな餃子です。
もう1色は、トマトジュースを使った赤い餃子。
中の具も鯖缶を使った変わり種。しょうがと青じそで魚の臭みを消し、さっぱりした味わいの餃子です。
材料・道具
<ほうれん草×鶏肉の餃子>※20個分
<皮>
- 強力粉…100g
- 湯がいたほうれん草の葉の部分…(水を絞った状態で)20gくらい
- 水…40cc
<具>
- 鶏ひき肉…200g
- しいたけ(生でも干ししいたけでもOK)…4枚
- 酒…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1
- 塩・こしょう…適量
- ごま油…大さじ1
<トマト×鯖缶の餃子>※20個分
<皮>
- 強力粉…100g
- トマトジュース…50~60cc(ジュースの粘度によって調節)
<具>
- 鯖の水煮缶…200g
- 玉ねぎ…1/4個(長ねぎ…1/4本でもOK)
- 青じそ…4~5枚(お好みで調節)
- すりおろししょうが(チューブでOK)…小さじ1
- しょうゆ…小さじ1
<道具>
- すり鉢・すりこぎ
- ボウル3~4個
- 食品用の手ぬぐい
- 麺棒(なるべく小さいもの)
- 鍋
- (あれば)すくい網
作り方
下準備
- 湯がいたほうれん草を包丁で刻んで、すり鉢ですりつぶしておく。
- 干ししいたけを使う場合は、水でもどしておく。
- 鯖の水煮缶は、ざるにあけて水気を切っておく。
手順[1]ほうれん草の生地と具づくり
- 強力粉とすりつぶしたほうれん草をボウルに入れ、菜箸などで軽く混ぜ合わせる。
水を2回に分けて加えながら菜箸で混ぜ、水分がいきわたったら手でこねてまとめる。
生地は濡れ布巾をかぶせて30分程度寝かせる。
この時点では、写真のように、表面に若干の荒れがあっても大丈夫です。
生地を寝かせている間に、具を作ります。
ボウルに鶏肉を入れ、刻んだしいたけを加えて捏ねる。
調味料を上から順に加え、一つ加えるごとによく捏ねましょう。
手順[2]トマトの生地と具づくり
- 強力粉をボウルに入れ、トマトジュースを2~3回に分けて加えながら、菜箸などで混ぜる。水分がいきわたったら手でこねてまとめる。
- 生地は濡れ布巾をかぶせて30分程度寝かせる。
生地を寝かせている間に、具を作ります。
ボウルに水を切った鯖の水煮を入れ、玉ねぎと青じそをみじん切りにして加える。
しょうが・醤油を加えてよく捏ねる。
具材が均等に混ざり、全体に水分が行きわたるくらいまで、手で捏ねましょう。
手順[3]餃子を包む→茹でる
- 台に打ち粉(強力粉)をして、台の上で寝かせた生地を捏ねる。
しっかり捏ねておくことで、表面にツヤが出て滑らかになります。伸びもよくなるので、餡を包みやすくなります。
それぞれの生地を4等分し、棒状に伸ばしてから5等分する。20等分した一つひとつの生地を伸ばして、皮を作ります。
※残りの生地は乾かないよう濡れ布巾をかけておきましょう。
生地を丸めて台に置き、下半分を麺棒で伸ばす。
生地を少しずつ回しながら下半分を伸ばし、円形に整えます。だいたい8cmくらいの円形になっていればOK。
※伸ばす前に円形に丸めておくと、きれいな円にしやすいですよ。
具を包みます。
広げた皮の中央に具を乗せる。
皮の片側のみにひだを寄せて具を包む。
この時、具の際をつまんで、具の水分で皮を留めます。
※鯖缶の方は、油分が多いので皮が留まらないことがあります。その場合は、市販の皮と同じように縁に水を付けて皮を留めるようにしましょう。鍋に湯を沸騰させ、餃子を入れる。
餃子が膨らんで浮き上がってきたら、一度差し水を入れる。
再度沸騰して浮き上がってきたら、網ですくい上げ、よく水を切ってから盛り付けて完成。
バリエーション・楽しみ方
今回の餃子の皮作りレシピは、他の野菜・野菜ジュースを使うこともできます。強力粉100g:水分50~55ccくらいを目安に、液体の粘度によって分量を調節してください。
ただし、使った野菜・野菜ジュースの風味が少し出るので、甘みの強いジュースはあまりお勧めしません。
また、餃子の具も何を使っても大丈夫です。余った野菜や肉・魚介類なども、餃子にして使い切ってしまいましょう。
水餃子は余ったら、スープや麺類にいれておいしくいただけますよ。
皿の上に変化をつけて、餃子をおしゃれに盛り付けよう
食べると美味しい餃子ですが、意外と絵にはなりません。
それは、基本的な包み方だと中の具がほぼ見えないため、普通に並べただけでは皿の上に色の変化が出ず、のっぺりしてしまうから。
焼き餃子の焼き面を上にして盛り付けるのは、見え方に変化をつける手軽な方法です。
焼き色に加えて、パリパリの羽根がついていたりすると、さらに食欲をそそりますね!
焼き色のつかない水餃子や、焼き餃子の焼き色を下にして盛り付けるときは、皿の中に薬味や野菜などを添えると変化をつけることができます。
黒ゴマを添えるだけでも、こんなに洗練された一皿になりますよ。
また、餃子の命でもある熱々さを演出するために、調理器具を器として使うのもおしゃれです。
蒸し餃子ならせいろ、焼き餃子ならスキレットやフライパン、水餃子なら土鍋などで提供すると、非日常なイベント感を演出できます。
作るところから楽しい手作り餃子。餃子の包み方を子どもに教えながら一緒に作ると、親子のコミュニケーションにもなりますよ。
STAY HOME週間のイベントにして、お家での思い出を増やしてみませんか?
アルファジャーナルでは、餃子のほかにも家庭で作れるおしゃれなレシピを紹介しています。
こちらも、家で過ごす時間のお供にぜひ活用してください。