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鯉のぼり
くらしのヒント

【難易度別】鯉のぼりを手作りしよう!作り方と素敵なアイデア7選

5月にある季節の行事といえば、端午の節句です。しかし、最近は大空を泳ぐ鯉のぼりというものをあまり見かけなくなりました。特に、マンションにお住まいの場合はベランダでの設置が禁止されているところもあるでしょう。

とはいえ、鯉のぼりは子どもの健やかな成長を願うものです。できれば飾ってあげたいですよね。
そんなときは、室内鯉のぼりを購入するという手もありますが、せっかくなら鯉のぼりを手作りしてみるのはいかがでしょうか。

鯉のぼりの形は単純で、必要なパーツもそれほど多くないため手作りに向いているといえます。
今回は、子どもと一緒にできる簡単なものから、少し手のこんだものまで、難易度別に手作り鯉のぼりのアイデアをまとめました。

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鯉のぼりを手作りする前におさえたい3つの基本

鯉のぼりの基本

鯉のぼりを手作りする前に、飾る時期・鯉のぼりの形・鯉の数の3つのポイントをおさえておきましょう。

春分の日~4月中頃までに飾り5月の中頃までに片付ける

まず、鯉のぼりをいつ出していつ片付けるかです。結論から言うと、どちらも厳密には決まっていません。
一般的には、4月中頃から5月中頃の約1ヶ月間が適当です。

諸説ありますが、飾りはじめは春分の日を過ぎてからとされています。つまり、3月20日以降なら飾りつけてもいいということです。しかし、桜が咲く前から鯉のぼりを飾るのは、いささか早すぎるような気もします。とはいえ、タイミングを逃すとあっという間に5月5日になってしまいます。ですので、春分の日を目安に4月中頃までに出しておくのがちょうどいいでしょう。
縁起を担いで大安の日に飾るのもいいですが、家族が揃っている日や天気のいい日など、出しやすい日に用意するのがベストです。

一方の片付けは、端午の節句が終わってから、5月中頃までをめどになるべく早く片付けたいところです。6月になっても鯉のぼりが出ているのは、少し間延びした印象をうけます。鯉のぼりの季節感を損なわないよう、スマートにその出番を終えましょう。

回転球・矢車・吹き流し・黒・赤・青が基本スタイル

鯉のぼりの基本形

鯉のぼりはポールの上から、回転球、矢車、吹き流し、黒い鯉、赤い鯉、青い鯉の順番にあげるのが一般的とされています。

鯉のぼりが飾られるようになった江戸時代は、今のような色とりどりの鯉ではなく黒い鯉を一匹だけ飾るのが主流でした。
時代が進むにつれ鯉の数が増え、黒のあとに赤が足され、続いて青も加わるようになりました。次第に、この3色の鯉とその順番が鯉のぼりの基本になったようです。

また、鯉のぼりには鯉だけでなく5色のカラフルな装飾も欠かせません。これは、「吹き流し」と呼ばれるものです。
吹き流しに使われている、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の5色は、中国の五行説に由来しており、子供を災いから守る魔除けの役目をしています。

加えて、ポールの先端にある回転球と風車のような「矢車」と呼ばれる飾りは、神様の目にとまるようにつけられたと言われています。

手作りの鯉のぼりなら、あまり形式にとらわれず自由に色や形を楽しんでも構いません。とはいえ、鯉以外の飾りや鯉の色や順番といったことを守ると、よりそれらしく見えるでしょう。

鯉のぼりは家族の人数に合わせて用意

最後に、鯉の数です。
鯉のぼりといえば、「やねよりたかい こいのぼり」ではじまる童謡を思い出される方も多いかもしれません。「おおきなまごいはおとうさん ちいさいひごいはこどもたち」という歌詞のとおり、鯉のぼりは家族一人ひとりをあらわしています。

しかし、歌のなかに「おかあさん」は出てきませんよね。実は、この歌が発表された昭和初期は父親や男性が敬われていた時代でした。
一番上に飾られる黒い真鯉はお父さん、当時の赤い緋鯉は子どもたち、特に男の子を指していたのです。

家族の役割が変わるなかで、だんだんと赤い緋鯉がお母さんをあらわすようになりました。近頃では、子どもの鯉は青だけでなく、緑やオレンジ、女の子であればピンクというように、子どもの性別や人数に合わせて増やすようになっているそうです。

飾りつけのときには、そんな鯉のぼりの歴史をまじえるのもいいかもしれませんね。


【初級編】不器用さんでもOK!とっても簡単な鯉のぼり

さて、ここからはいよいよ手作り鯉のぼりの作り方とアイデアをご紹介していきます。
まずは、不器用さんでも失敗しない簡単な初級編です。

紙を切るだけの鯉のぼり

 
 
 
 
 
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用意するもの

  • はさみ
  • 色画用紙や折り紙など
  • のりやセロハンテープ(目やウロコなどを貼りつける場合)
  • ペン

作り方

  1. 画用紙や折り紙を長方形に切ります。
  2. 片方の短辺を尾にみせるため、三角に切り落とします。鯉のぼりの形づくりは、これだけで終了です。
  3. ペンで目やウロコを書き足したり、別の色の紙を貼りつけたりして装飾しましょう。
 
 
 
 
 
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お父さん、お母さん、そして子どもの手形でウロコを表現しています。
手の大きさを残しておけば、初節句の素敵な記念になりそうですね。

 
 
 
 
 
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模様つきの紙を鯉の形に切り抜き、植物と一緒にかざっています。
緑の丘の上で、空を泳いでいるようにみえますよね。玄関やリビングなどに飾っても見栄えしそうです。

折り紙で折る鯉のぼり

折り紙で作る鯉のぼりも、手軽に出来てオススメです。

 
 
 
 
 
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用意するもの

  • 折り紙
  • ペン
  • のりやセロハンテープ(目やウロコなどを貼りつける場合)

作り方

折り紙JAPAN コイ(鯉)の折り紙より

  1. ひし形になるように折り紙を半分に折って開き、折り目をつけます。
  2. 上下の辺が[1]で作った折り目に沿うように三角に折ります。
    折り方2
  3. 左と右の頂点が重なるように、左の頂点を後ろ側に折ります。
    折り方3
  4. 上下のふくろの部分を開いて 広げてつぶすように折ります。
    折り方4
  5. 右側の重なっている部分を開いて、横長のひし形にします。
    折り方5
  6. 片方をちょうど真ん中まで折り返します。この部分が鯉に顔になります。
    折り方6
  7. 半分の大きさになるように、上下に折ります。
    折り方7
  8. 三角の部分を折ってヒレを作ります。ヒレだけでも、鯉のぼりに近い形になりますね。
    折り方8
  9. 最後に、しっぽの部分を内側に折り込んで完成です。
    折り方9

筆者も年長さんの子どもと一緒に作ってみました。複雑な折り方はありませんが、ふくろを開いてつぶすように折るところが、子どもには難しいようでした。それでも少しお手伝をすれば、無事に完成しましたよ。

マスキングテープを使った鯉のぼり

マスキングテープの鯉のぼりも家にある材料で簡単に手作りできます。

用意するもの

  • はさみ
  • マスキングテープ
  • つまようじや割り箸、ストローなどポールになるもの
  • ペン
  • のりやセロハンテープ(目やウロコなどを貼りつける場合)

作り方

  1. マスキングテープを、鯉のぼりの大きさの2倍の長さに切ります。
  2. 真ん中につまようじなどを置き、半分にはり合わせます。
  3. 閉じた端を、尾の形に三角に切り落とします。
  4. ペンなどで目やウロコを書き込んで完成です。

お弁当のピックや盛り付けのアクセントとして使えば、子供も喜んでくれそうです。


【中級編】存在感がでる立体的な鯉のぼり

初級編よりも、少し工作や手芸の要素が加わります。
紙コップやラップの芯などを鯉の体に見立てて作ったり、鯉のぼりの形に縫った布の中に綿を入れたりしてみましょう。立体的な鯉のぼりは、まるで風をうけて泳いでいるように見えますよ。

紙コップなどを使った鯉のぼり

 
 
 
 
 
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用意するもの

  • はさみ
  • 紙コップやラップの芯、お菓子の空き箱など
  • ペン
  • のりやセロハンテープ
  • 装飾用の折り紙や色画用紙
  • 吊るすときの紐

作り方

  1. 紙コップなどの底は切り抜いておきます。
  2. 体になる部分に折り紙を貼りつけて、鯉の体を色付けします。
  3. ウロコの形に切った紙を、体に貼りつけていきます。
  4. ペンで目を書き込みます。
  5. 底と尾の開口部に紐を通して輪っかに結び、完成です。
 
 
 
 
 
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こちらの手作り鯉のぼりは、四角い箱のなかに立体的な飾りをつけてウロコに見たてています。アイデア次第で、一味違った鯉のぼりになりますね。

ぬいぐるみのような鯉のぼり

 
 
 
 
 
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用意するもの

  • 裁断バサミ
  • 綿
  • 手芸用接着税か木工用ボンド(目やウロコなどを貼りつける場合)

作り方

  1. 布を鯉のぼりの形に2枚、裁断します。
  2. 表が内側になるように重ね、綿を入れる部分を残して布端から1cm内側を縫います。
  3. 縫い合わせたものを表が外側になるようにひっくり返し、縫い残したところから綿をつめます。
  4. 口の部分をまつり縫いなどで閉じて完成です。


【上級編】手芸が得意な人にオススメの手作り鯉のぼり

ここからは、上級編のアイデア集になります。
ミシンを使うのが得意な人や編み物ができる人は、きっとオリジナリティあふれる鯉のぼりができるはずです。ぜひ、創作のヒントにしてみてください。

子供に着せる手作り衣装の鯉のぼり

 
 
 
 
 
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大きく開いた口に、子どもがすっぽり入っています。
この鯉のぼりは、子どもの体の大きさに合わせて作る必要がありますが、赤ちゃんサイズなら作りやすいかもしれません。兄弟で大きさを比べたり、毎年手作り鯉のぼりを横に並べたりして、成長を感じるのもいいですね。

編み物で温かみのある鯉のぼり

毛糸の鯉のぼりは、その素材ならではの温かい雰囲気があります。
こちらは、回転球やポールの部分まで毛糸で作られています。柔らかい編み物なら、小さな子どもが手に持っても危なくないですね。

 
 
 
 
 
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まとめ

端午の節句は、江戸時代から続く日本の伝統行事です。鯉のぼりの姿形は時代とともにうつりかわってきましたが、子どもの成長を願う気持ちは今も昔も同じです。

少しくらい上手くできなくても、思いを込めた手作りの鯉のぼりなら、きっと子どもたちは喜んでくれるでしょう。ぜひ、今年は手作りの鯉のぼりで、古き良き日本の伝統行事を家族で楽しんでください。

こちらの記事でも、マンションで鯉のぼりを飾りたい人のために、既製品の室内向け鯉のぼりを中心に室内での鯉のぼりの楽しみ方を紹介しています。
手作りの鯉のぼりの飾り方の参考にしてくださいね。

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