クリスマスシーズンにぴったりの、美しいスワッグ作りに挑戦しましょう。クリスマスらしいアイテムがひとつあるだけで、お部屋の雰囲気もぐっと華やぎます。
今回紹介するのはガーランドという、紐状の細長いスワッグ。スワッグはドイツ語で「壁飾り」という意味ですが、ガーランドなら壁以外に飾ってもバランス良く決まりますよ。
そんなクリスマス飾りの作成手順とデコレーションアイデアを解説します。
目次
クリスマスガーランドを作る
STEP00.用意するアイテム
- 花材(ヒムロスギやコニファー系のグリーン)
- デコレーション用アイテム(木の実・リボンなど)
- 麻紐(土台部分)
- リールワイヤー(土台に花材を固定するもの)
- ホットグルーガン(デコレーションアイテムの固定用)
この時期なら入手しやすいこと、モコモコと茂る葉っぱは、初めての方でも形を決めやすく扱いやすいというメリットも。
STEP01.グリーンでガーランドの土台づくり
下準備として、土台となる麻紐にリールワイヤーを取り付けておきます。
また、花材は枝のままでは大きすぎるので、細かく切っておきます。
次に、切ったものを麻紐を軸にして、リールワイヤーを使って巻きつけていきます。
軸の上で少しずつずらしながら、ワイヤーで巻きつけて固定していくようなイメージで作業すると良いでしょう。
STEP02.ツリーを飾るようにガーランドをアレンジ
土台が完成したら、ホットグルーガンで木の実などをとめていきます。
まるでツリーに飾り付けをするような気分で。飾りは均等に配置してもよいですし、両端を細くしたり、中央部にボリュームを出したりしてもよいですね。端からどんどん太く作っていき、縦に吊るしたときにドロップ型に飾るのも素敵です。
クリスマス用オーナメントを追加したり、両端にリボンをつければ、また違う印象のガーランドになります。ガーランドを丸めるようにすれば、リースのようにもアレンジ可能です。
クリスマス気分を盛り上げる飾り方
スワッグは壁に吊るすのが基本ですが、壁に吊るして完全にドライになった花束状のスワッグは、横たわらせたり、立てたり、花瓶に飾ったりと、生花より飾り方の自由度が増します。部屋のどこに飾るのかを考えてみるのも楽しいですね。
今回ご紹介したガーランドは、壁面やとびらなどに両端を画鋲などでとめてぶらさげるのが一般的ですが、あえて片端だけとめると、縦長のスワッグとして狭い壁面や柱などにも飾れます。つるすだけでなく棚の上に横たわらせたり、ダイニングテーブルの中央にテーブルランナーのように置いても素敵です。インテリアとの相性を見ながら、お部屋をきれいにデコレーションしてみてくださいね!

初心者でも簡単に楽しむための3ポイント
- 初心者は扱いやすい素材でガーランドの土台を作りましょう
- 木の実やリボンを使ってオリジナルのデザインが楽しめます
- 棚の上やテーブルに飾って素敵なクリスマスのインテリアに
監修専門家プロフィール
岡本 典子(花生師、「Tiny N」主宰)
恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業後、イギリスに留学し、花コンペティションにて多数の優勝・入賞を果たし、国家技能資格上級を取得して帰国。ゴトウフローリストに勤務後、アイ・スタイラーズの立ち上げを経て、二子玉川に自店を構える。
2015年にアトリエ「Tiny N Abri」を三軒茶屋にオープン。
テレビ・雑誌・広告などのフラワースタイリングほか、カルチャースクールの講師、婚礼や展示会、パーティの装花、イベント出店など多方面で活躍中。
※この記事は、2017年12月に公開されたアルファあなぶきStyle内コンテンツ記事を再編集したものです。