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住むのにベストなのは何階?<タイプ別>マンションのオススメ階数

「気に入った間取りの部屋だと低層階しか選べない。本当は高層階に住みたいのに」
「私は低層階がいいけど、家族は高層階を希望している」
といったことは、マンション選びにおいてしばしば直面する問題です。

マンション購入を検討する上で、間取り選びと同じくらい気をつけたいことが階数選びです。なぜなら、同じ間取りであっても、階数によって価格・住み心地などの条件がまったく変わってくるからです。
では何階ならベストなのか——それは住まう方の目的、求めるものによっても変わってきます。
この記事では「あなたはマンションの何階に住むべきか」をタイプ別に解説していきます。マンションの階数選びに迷ったら、ぜひ読んでみてください。


マンションの部屋選びでお悩みの方へ

マンションの部屋選びでは、間取りや方角、階数など悩むポイントがたくさんあります。

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・家事動線のよい間取りの選び方

 

高層階?それとも低層階?タイプ別オススメ階数

生活環境を向上させたい人は高層階がオススメ

眺望重視!周辺の景色を眺めたい

マンションの高層階における最大のメリットは、眺望の良さです。バルコニーからの景色や、周辺の花火大会がバルコニーから見えることを売りにしている物件もありますね。
低層階の場合、周辺の他の建物や高架などが目の前にあって、眺望が悪くなることがしばしばあるため、眺望の良さを求めるなら断然高層階がオススメです。

ワンポイントアドバイス

マンションの立地によっては、並木道や街路樹沿いなど、低層階や中層階からの眺めのほうが良く感じられる場合もあります。眺望写真を参考にしたり、現地周辺の環境を確認しておきましょう。

虫をできるだけ避けたい

蚊などの小さな虫は、マンションの中層階以上には自力で上がって来られないと言われています。日常生活において、虫をできるだけ避けたい人も高層階が向いているでしょう。
ただし周辺に川や森がある、マンションの敷地内に植栽や池があるような場合は虫が発生しやすく、それが人にくっついて高層階まで登ってくる可能性がありますので、周辺環境をしっかり確認しておきましょう。

筆者体験談

筆者はかつて1階、3階、4階、7階の部屋に住んだ経験がありますが、虫にほとんど遭遇しなかったのは3階以上の部屋。特に7階で住んでいた時代には、ほとんど虫を見かけることはありませんでした。
しかし、川沿いの木造建てアパートだった4階の部屋の時代には頻繁に虫に遭遇したので、やはり階数だけでなく、周辺環境にも左右されそうです。

静かな環境で毎日を過ごしたい

高層階の場合、周辺道路の音や通行人の声などが低層階に比べると聞こえにくいです。また最上階のお部屋なら、上階の生活音の心配がないのでオススメです。

ワンポイントアドバイス

高層階は目の前の交通音は聞こえにくい一方で、周囲に遮るものがないため、遠くから聞こえる電車音や救急車の音、風の音などは聞こえやすくなります。

毎日を快適に過ごしたい人は低層階がオススメ

価格重視!購入費用を抑えたい

一般的にマンションは下層階から上層階に向けて価格が高く設定されるケースが多く、上層階と低層階では価格が大きく変わる傾向にあります。

例えば右図の価格のマンションの場合、高層階と低層階のお部屋では、月々の支払い額に約5,000円~16,000円ほどの違いが出てきます(金利1.0%/返済期間35年で計算)。

したがって住宅購入費を抑えたい人、月々の支払額を抑えたい人には低層階がオススメといえます。

ワンポイントアドバイス

マンションによって階数による価格差や価格設定は様々です。
しかし、タワーマンションに多く見られるように、高層階になるほどお部屋面積が広くなり、価格が上がるマンションが多く存在するため、お部屋選びには注意が必要です。

エレベーターの待ち時間を避けたい

マンションでの上下の移動では、基本的にエレベーターが利用されます。そのため朝の出勤・通学時間には混み合うことが多いです。しかし低層階であれば階段を使っての移動も簡易、エレベーターを待つ必要がありません。エレベーターの待ち時間を避けたい人には低層階がオススメです。

どちらの希望もバランス良く叶えられる中層階

実は狙い目なのが中層階のお部屋です。上層階と低層階に求めることの、どちらもバランスよく叶えることができるからです。
ほどほどに見晴らしが良く、虫も上がって来づらい高さ。低層階の部屋よりは購入費用が上がりますが、月々の支払額が負担になるほどではありません。

また災害や停電でエレベーターが止まってしまった場合でも、中層階程度なら階段での上り下りも大きな負担にはなりにくいでしょう。低層階なら心配な水害の影響を受けにくいのも中層階です。

筆者がオススメするのも、ずばり「中層階」

経験上、一番おすすめしたい階数は4~7階あたりの中層階です。
筆者自身が7階に住んでいた際は適度に見晴らしが良く、ほとんど虫にも遭遇しなかったためとても快適に生活できました。購入価格も、低層階の部屋に比べてて約100万円ほどUPしましたが、月々の支払額としては約2,700円程度増えただけだったので、そこまで苦しくはなかったです。

マンションの階数選びは、価格や総戸数、エレベーターや階段の数・仕様、周辺環境といった要素が非常に重要になってきます。納得いくまでしっかりとモデルルームで営業スタッフに確認しましょう。


マンションの階数に関するFAQ

 

防犯性が高いのは、やっぱり高層階?

階数によって防犯性は変わりません。
警視庁のデータによれば、マンションにおいて被害が多いのは低層階となっています。イメージ的にも、お部屋が地面から離れれば離れるほど安全だと考える人も多いでしょう。

しかし周辺の建物を伝って侵入してくるケースや、屋上から雨どいを伝って侵入するケースもあり、中層階・高層階だから安全であるとは言い切れません。むしろ、中層階・高層階だからと油断して施錠せず、結果として侵入される、ということもあります。
何階だから安全ということはありません。とにかく防犯の意識を持って戸締りを忘れず生活しましょう。

 

階数によってお部屋の広さは違ったりしますか?

基本的には、階数によって広さが変わることはありません。
しかし、例えばタワーマンションなど、上層階にいくほど広さや間取りが変わるマンションもあります。

 

階数によって水道の水圧は変わりますか?

マンションの給紙方式によっては、変わることもあります。
重力による給水を採用しているマンションの場合、上層階は水圧が低くなることがあります。どのような給水方式を採用しているか営業担当やマンション管理会社の方に確認しておきましょう。

給水方式に関しては、こちらの記事をチェック
マンションの「水道」に関する疑問を解決!給水方法別に詳しく解説★


まとめ

それぞれの階数について良い面があれば悪い面もあります。
みなさま個人・家族間において何が外せないポイントなのかをしっかりと確かめ、理想の階数を決めていきましょう。

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