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マンション勉強記Vol.3
特集

結婚3年目の主婦がつづるマンション勉強記~Vol.3設計企画編~

結婚3年目の主婦がつづるマンション勉強記Vol.3では、マンションをつくる「設計企画に携わる人たち」にスポットをあててお届けします。

「マンションって、どこも似たようなイメージで違いがよく分からない」、「一戸建てと比べて住まいづくりには大きく制限がありそう…」と思っていた筆者。しかし、取材を通して見えてきたのは、あなぶき興産のマンションに隠された「オリジナルのコンセプト」、「お客様に直接話を聞いて得たニーズを形にしたい」というスタッフの熱い想いでした。

家事の負担を軽減させながら、暮らしを便利にする「あなぶき興産オリジナル仕様のマンション設備」や、大きな災害が頻発している今だからこそ知りたい、「マンションの災害対策」についてもご紹介します。

※記事の内容は2019年9月取材時点の情報です。
販売時期、エリア、商品企画によって、内容が異なる場合があります。

マンションのオリジナル

穴吹興産株式会社
馬場 健

今回の登場社員

不動産開発本部 建設部
本社建設グループ グループリーダー兼 商品開発担当

 

マンション営業、アフターサービス部門での現場経験を経て、建設部で商品開発を担当。地域の特色に寄り添いながら、お客様に喜んでいただけるマンションづくりに取り組んでいます。


「マンションはどこも同じなんじゃないか説」に切り込む!「アルファマンション」のブランドコンセプトとは?

不動産の【設計企画】の仕事とは?
設計企画の仕事は、マンションの企画設計の図面作成や棟外モデルルーム(※)の設計、アルファマンションに入居されているお客様へのモニターヒアリングなど多岐に渡ります。
マンションの建設には、企画→設計→施工のステップがあり、そのうち、あなぶき興産では設計、施工を外部委託しています。
マンションが完成するには外部会社の協力はなくてはならないものです。「あなぶき興産」がつくりたいマンションの仕様や図面の描き方を、各社へ依頼するための補佐も、建設部が担っています。
※マンションが建設される前に、マンションの間取りや設備を実物大で再現して造られたモデルルームです。

うえだ ぶっちゃけ「マンションは間取りや構造など、だいたいどこも同じかな」と思っていたんです。
注文住宅のように、「自分たちのこだわりを追求する」「オリジナルの仕様やデザインを選ぶ」にはかなり制限があったり、選択肢も少なそう…というのが、マンションに対するイメージでした。いきなりネガティブですみません…

馬場 そんなうえださんのマンションへのイメージを覆すべく、解説していきたいと思います。(笑)
ちなみにうえださんは、現在賃貸マンションにお住まいと伺っていますが、入居されて何年目になるんですか?

うえだ 入居してちょうど3年が経ったところです。
私は一戸建ての実家暮らしだったので、結婚を機に地元を離れて今の賃貸マンションに引っ越すまでは、「マンション」とは無縁の生活でした。「マンション=賃貸」のイメージも強かったので、マイホームにマンションが選ばれているポイントってなんだろう?という疑問もありました。

馬場 一からこだわりを取り入れたマイホームを造る!のならば、「一戸建て」。というイメージが皆さんまだまだ根強いですね。
でも実は「マイホームに選ぶメリット」という点では、マンションも一戸建てに負けないメリットがたくさん!
さらに、あなぶき興産のマンションには、「暮らしやすさ」を考えたオリジナル設備のラインナップも充実しているんですよ。

うえだ オリジナル設備ですか!気になります…

馬場 今回は、あなぶき興産の主となるアルファシリーズのマンション、「アルファステイツ」と「アルファスマート」のブランドコンセプトに基づきながら、「マンションにはこんなメリットもあるんだ」、「こんな設備も揃ってあるんだ」というポイントをご紹介します。

アルファステイツ

アルファステイツ

馬場 まず、こちらの「アルファステイツ」。ワンランク上の暮らしを望まれる方にご提供できる住まいづくりをコンセプトとしています。マンションの周辺環境の利便性はもちろん、生活に必要な設備についても一通りのものがあらかじめ揃えられていることが特徴です。

うえだ 前回のモデルルーム見学では、香川県の「アルファステイツ錦町」(編集部注:完売済み)を見学しました。 「ワンランク上の暮らし」を意識したお部屋の設備の充実、高級感が溢れる内装にワクワクしました。

馬場 ありがとうございます!さらに、あなぶき興産のマンションでは、「水のある暮らしは豊かな空間を生み出す」と考え、アルファステイツのブランドコンセプトに「水施設」を取り入れています。
エントランスの共用部分に設置された「水盤エントランス(※写真右下)」や「水路」は、植栽とともに設置することで川や池をイメージしているんですよ。

うえだ 鉄筋コンクリート造のマンションは、使用されている素材からも「硬い」イメージですが、そこに「自然の動き」を取り入れられているんですね。
マンションに帰ってくるたびに水面のきらめきが迎えてくれるようで、癒されそうです!

馬場 実際に入居されているお客様からも、「水面が輝く様子や、エントランスの中に反射する木漏れ日が綺麗」というお声をいただいています。
他社のマンションと比較しても「水施設」がエントランスに取り入れられている例は珍しく、あなぶき興産のマンションの特徴の一つだと考えています。

※寒冷地の凍結や火山活動で降灰が懸念されるエリアのマンションでは、エントランスに水施設を設けておりません。

アルファスマート

アルファスマート

馬場 次に「アルファスマート」。機能的で大型収納を備えながらも、内装はシンプルな設計が特徴。商業施設が隣接する好立地に建てられていますが、家賃並みのローン返済を実現し、暮らしにゆとりを生むコストバランスマンションです。

うえだ 家賃並みのローン返済で暮らしにゆとりを生むコストバランスマンション。いいですね。マイホームを検討するうえで、家計のゆとりも考慮できることは、とても理想的です。「シンプルな設計」をコンセプトにされている点には、何か意図があるんですか?

馬場 情報過多な今の時代、裏返せば「自分たちの好きなものを好きなだけ」選択できる時代です。
マンションの住まいづくりを考えるうえでも、「必要なものだけオプションをつけたい」「建物には機能性を求めたい」というお客様が増えてきています。

うえだ シンプルだからこそ実現できる「自分たちらしさ」ですね。
既存の内装にとらわれずに好きな壁紙を選んだり、お気に入りのカラーでインテリアに統一感を出してみたり…機能的でリーズナブルでありながら、「こだわり」も追及できる、ということですね。

馬場 シンプルな設計であることで、自分たちの好みを細やかに再現できるプラットホームのような存在でありたいという意図がこめられています。

うえだ 「マンションは、一戸建てと比べて制限も多そう」と思っていましたが、あなぶき興産のマンションでは、「自分たちらしい住まいづくり」を楽しむためのコンセプトが充実しているんですね。マイホームにマンションを選ぶ人たちが増えているのも、納得できるポイントだと思います。


お客様のニーズを形に。あなぶき興産のマンション「オリジナル設備」を調査!

あなぶき興産オリジナル設備

うえだ あなぶき興産のマンションでは、お客様の「こんなものがあったらいいな」というニーズを形にしていると、前回のモデルルーム見学でもお聞きしました。
具体的には、どのようなものを企画されているのですか?

馬場 「家事全般にかかる負担を軽減させたい」というお客様からの要望は、よく上がっています。食器洗浄乾燥機は、もはやなくてはならないもの。さらに、天候に左右されずに洗濯物を仕上げられる衣類乾燥機も人気の高い設備です。

うえだ あると助かる救世主!ですね。家事にかかる時間を少しでも短縮できれば、暮らしやすさ・快適さもさらにアップすると思います。

馬場 私たちが提供するアルファシリーズのマンションでも、お客様の声を反映させながら、より良い住環境を提供していきたいと考えています。
あなぶき興産がお客様の声を元に開発した人気の高い「オリジナル設備」を一部ご紹介します。

mi+mo(ミタスモ)シリーズ

mi+mo(ミタスモ)ロゴもっと使いやすく快適な住まいのために、あなぶき興産、独自の工夫をプラスした、「mi+mo(ミタスモ)」。
家事の負担を楽にする「mi+mo(ミタスモ)シリーズ」は、お客様の声を元につくられたあなぶき興産オリジナル仕様。クロゼット、キッチン、パウダールームなど設備ごとに工夫が施されています。

mi+mo(ミタスモ)クロゼット

mi+mo(ミタスモ)クロゼット
前後のポールにかけた衣類をかけ替えると衣替えが完了するクロゼット。洋室や廊下からもクロゼットに収納したものを出し入れできる動線につくられています。
機能面はもちろん、収納量もウォークインクロゼット並みという使い勝手の良さ。大きなものでも楽々収納できます。

mi+mo(ミタスモ)クロゼット

mi+mo(ミタスモ)パウダールーム

mi+mo(ミタスモ)パウダールーム
従来の洗面スペースにはなかった「機能性」と「快適さ」を、お客様の声を元に取り入れたパウダールーム。
アイロン掛けや洗濯物をたたむ作業などのスペースとして活用できるカウンター、洗濯物の室内干しも可能なスペースなど、家事を効率的に行えるようにつくられています。
足元収納も広々としているので、置き場に困る洗濯カゴや、タオル・下着などをすっきり整頓できます。

mi+mo(ミタスモ)パウダールーム

mi+mo(ミタスモ)キッチン

mi+mo(ミタスモ)キッチン
シンクの隣に食器の水切りカゴなどを置くことができるよう、スペースを確保した機能的なキッチン
調理スペースからダストボックスまでの距離も短くなっているため、キッチンで出たゴミの処分も楽々です。

mi+mo(ミタスモ)キッチン

パパルーム・ママルーム

パパルームママルーム
夫婦がそれぞれ独立したプライベート空間として利用できる部屋。
採光や換気も確保された快適な環境で、趣味の部屋として、家事の部屋としてなど使い道は自由。思い思いの時間を過ごすことができます。

パパルームママルーム


あなぶき興産のマンションの「災害対策」がスゴイ!

災害対策

馬場 近年、台風の大雨による大停電など、私たちの予想をはるかに上回る災害が発生していますよね。
南海トラフ巨大地震も、いつ起きてもおかしくないと言われていますが、うえださんのご家庭では、何か災害への備えをされていますか?

うえだ わずかですが、非常用の備蓄グッズは購入して、自宅に置いています。でも、もし今住んでいる賃貸マンションが大きな地震で倒壊してしまったら…と考えると怖いですね。
マンションの「災害対策」についてもお聞きしたいです!

馬場 この後にご紹介する「モニターヒアリング」でも、特にうえださんのように、もともと賃貸マンションに住んでいたお客様から「地震が怖いから分譲マンションを選んだ」という声が上がることが多いです。
賃貸マンションの老朽化に伴って耐震性も危惧されるように。そこで、築年数も新しく、最新の災害対策設備が整ったマンションの購入を決められるケースも今非常に増えているんです。

うえだ 今は住み心地に満足している賃貸マンションでも、いざ大きな災害に見舞われたときにどうなるんだろう?という不安はあります。
あなぶき興産のマンションでは、どのような災害対策をとられているのでしょうか。

馬場 あなぶき興産のマンションでは、設計・建設段階での耐震性の厳しい審査はもちろん、施工時の細やかなチェックも徹底して行っています。(次回の勉強記のテーマ、「施工管理」でも詳しくお伝えします。)
それから、これは他社にないあなぶき興産のマンションの特徴でもあるのですが、災害時に備えた【防災備蓄倉庫】などの設置も推進しています。

うえだ いつ起こるか分からない災害への対策が整っていることは、あなぶき興産のマンションに入居されている皆さんの「安心ポイント」にもなりますね!

馬場 今後は、災害対策はもちろん、マンションにおける電気とインフラの「安全性」と「持続性」も高めていきたいと考えています。
鹿児島県の「アルファステイツ宇宿」(編集部注:完売済み)では、共用部に災害停電時に使用が可能な蓄電池を導入しました。携帯電話の充電や、特定のコンセントへ電源の供給ができます。
さらに、非常時に無料で利用できる自動販売機「エネレンジャー」や、災害用トイレの設置も対応しています。

うえだ すごい!ここまで対策が徹底されていると、災害発生時に慌てる心配もかなり軽減されるのではないでしょうか。賃貸マンションと比較しても、安心度が全く違います…住みたいです…(笑)

災害対策設備紹介

非常時ライフライン対応自販機『エネレンジャー』

非常時ライフライン対応自販機(エネレンジャー)
非常時に、いつでも飲料を取り出せるライフライン対応自販機。停電時には、手回し自家発電で電気をつくることも可能です。(携帯電話の充電もできる機能を備えています。)  

災害用トイレ(災害停電時使用可能)

災害用トイレ
こちらは、災害時に少ない水でトイレを使用することができます。衛生面の良さ、トイレに使用する水の確保の負担を軽減できることがメリットですね。

蓄電池(災害停電時使用可能) 

蓄電池
停電時に、携帯電話の充電、特定コンセントへの電源供給が可能になるフレキシブル蓄電システム(災害時蓄電池)が採用されています。

防災備蓄倉庫

防災備蓄
マンションの敷地内に、非常時に備えた「防災備蓄倉庫」を設置しています。

防災備蓄倉庫の備蓄品例

  • 簡易トイレセット
  • 飲料水用ポリバケツ
  • 台車
  • 防災備蓄毛布
  • 折りたたみ担架
  • カセットボンベ
  • ガスパワー発電機
  • 非常用食品
  • 油圧ジャッキ
  • ブルーシート
  • 救急セット
  • 担架
  • 電池
  • 布テープ
  • 土のう袋
  • 保存用ビスケット 等

※災害対策設備は、物件によって異なる場合があります。


マンションオーナーの声をピックアップ!より良いマンションづくりを考える「モニターヒアリング」とは?

モニターヒアリング

うえだ 先ほどお話に上がった「モニターヒアリング」の取り組みについて、詳しくお聞かせください。

馬場 あなぶき興産では、許可をいただいたアルファマンションのオーナー様の元へ私たち建設部のスタッフが訪問し、マンションの住み心地に関するヒアリングやアンケート調査を行っています。
普段、お部屋の設備をどのようにご利用いただいているかなど、現物を見せていただきながら、お客様の話をお聞きします。

うえだ 直接足を運ばれて、お客様の声を収集されているんですね!モニターヒアリングは時間と労力がかかりそうですが、あえてお客様の声に耳を傾けることに徹底されているポイントがあるのでしょうか。

馬場 お客様の生の声を聴くことで得られる情報は非常に多く、私たちにとってもためになることばかりなんです。今後のアルファマンションを造るうえでの、確かなエネルギーに繋がっています。
私たちが思う「いいマンション」と、マンション購入を希望されるお客様が「住みたいマンション」に悪いギャップを生まないためにも、大切なことなんですよ。


あなぶき興産の設計企画担当がめざす今後の展望とは?

うえだ あなぶき興産の設計企画担当として今後の展望についてお聞かせください。

馬場 技術の向上・時代の変化に伴って、最新のネット環境の登場や、自家用車のカーシェアリング化など、今まであって当たり前だったマンションの設備にも大きな転換期が訪れていると感じています。
今後5年、10年先にあなぶき興産のマンションをご購入いただくお客様の「暮らし」にも目を向けながら、新しいマンションライフの環境づくりに取り組んでいきたいと思います。


取材後記

時代とお客様のニーズの変化にあわせて、新しく進化を続けるアルファシリーズマンション。
ワンランク上の豊かな暮らしを実現する「アルファステイツ」生活にも便利な設備とコストバランスを兼ね備えた「アルファスマート」
家事にかかる負担を軽減し、便利で過ごしやすいマンションライフを叶えるあなぶき興産オリジナル設備も魅力的です。

マイホームにマンションを選ぶ決め手の一つにもなっている「マンションの耐震性や災害対策」も今回のマンション勉強記で注目したいポイントとなりました。

次回マンション勉強記Vol.4では、マンションの「安全」と「品質」を支える【施工管理】のセクションにスポットをあててお届けします。
あなぶき興産のマンションは、筆者が想像していた以上に長い期間をかけて一つ一つに厳正なチェックを重ね、私たちの住まいとして提供されていました。

※記事の内容は2019年10月取材時点の情報です。

8つのプロセス

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