スマートフォンや公共Wi-Fiなど、現代の私たちにとってネット環境は生活に欠かせないものとなってきました。家計のうち、「携帯電話」「インターネット回線」「固定電話」が主な通信費とされています。
特に携帯電話については、スマートフォンの普及率が上がり、通信費に占める割合も高まっています。
スマートフォンの場合、1ヶ月のデータ通信量(「今月の通信量は○GB(ギガバイト)です」などと表現されるものです)によって料金プランが設定されているケースが多く、契約時や機種変更時にプランを選択します。その後、多くの方が「通信費は必ず必要な固定費だから、支払は仕方ない」と料金プランを見直さないそうです。しかし、料金プランの見直しや自宅のネット環境を見直すことで、家計の通信費は下げることができます。
そこで、通信費を下げるためにお勧めの方法を「携帯電話」「インターネット回線」「固定電話」ごとに、ご紹介いたしますので、見直しのきっかけになればと思います。
1.携帯電話を見直そう
1-1.携帯電話の料金プラン変更
まずはご自身の携帯電話がどのような料金プランになっているのか確認しましょう。
スマートフォンのデータ通信量は、使用状況によって大きく変わります。ゲームをしたり動画をよく見たりする方はデータ通信量が多くなり、メールやちょっとした調べものをする程度の方はデータ通信量が少ないのです。
同じキャリアで契約期間の長い方は、過去に遡って毎月のデータ通信量を確認することが出来ます。まずは、ご自身がどの程度のデータ通信量を使用しているのか知ることが大切です。現在選択している料金プランに無駄はないか検証してみましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、料金プランは月ごとに気軽に変更することができます。普段はそれほど利用頻度が多くないのでデータ通信量の少ないプランを、旅行や年末年始などのデータ通信量が増えがちな月はデータ通信量の大きいプランを選ぶなど、計画的に変更していけば節約の効率が上がります。
また、携帯電話の契約時に様々なコンテンツへの加入を勧められたことはありませんか?
コンテンツの申込をすると利用の有無にかかわらず月額使用料が発生している場合があります。各キャリアの店頭やWEBサイト上で申込状況を確認できるので、利用していないのであれば解約し、無駄な出費を抑えましょう。
1-2.契約先キャリアの見直し
CMでも見るようになってきましたが、携帯電話の大手3社以外に様々な通信会社(MVNOと表記されることがあります)が誕生しています。これは、大手通信会社の通信回線を借り受け、独自のサービスや柔軟でリーズナブルな料金プランを提供する事業者のことです。そしてこの事業者が扱うSIMカードが、いわゆる「格安SIM」と呼ばれるものです。さらにこの事業者は、大手3社よりも低価格のスマートフォン本体=「格安スマホ」を取り扱っています。
つまり最近よく耳にする「格安スマホ」とは、「格安SIM」を使うためのスマートフォンのことですね。
「格安スマホ」は通話をメインでされる方にとっては、通話料がやや高めの設定になっているケースが多いですが、乗り換えをすることで、データ通信の月額使用料を大幅に下げることが可能かもしれません。実際、私の両親は「格安スマホ」に家族全員で乗換えをしましたが、月額使用料が約半額になったそうです。
「格安スマホ」に限らず、家族全員がスマートフォンを所有している場合は、同じキャリアにすることで「家族割り」などが適用になる場合がありますので、検討してみても良いかもしれません。
格安スマホについては、こちらの記事でも解説しています。合わせて参考にしてください。
1-3.自宅をWi-Fi環境にする
自宅にインターネット回線が設置されていることが前提になりますが、在宅中のスマートフォンのデータ通信を全てWi-Fi環境で行うことも大きな節約につながります。無線LANの親機には、簡単にWi-Fi環境を構築できる機種もありますので導入を検討してみましょう。自宅でのスマートフォンの使用がメインの方は、最安の料金プランを選択しても問題なくなるかもしれませんね。
最近では公共施設でも無料のWi-Fiが増えてきているようです。外出先でWi-Fiが使える環境では、積極的に利用するとデータ通信量を減らせるでしょう。
2.自宅インターネットの見直し
インターネット回線をご自宅に設置されている方にも見直しの余地はあります。
自宅のインターネットについても多くの接続会社がありますが、総じて携帯電話で契約しているキャリアを利用するのがお得になるケースが多いようです。大手キャリアにはスマートフォンと「ひかり電話+インターネット」をセットで申し込んだ場合の「スマホ割」を用意している場合があります。その場合、スマートフォンの月額使用料が安くなったり、通信量が安くなったりします。
家族全員が同キャリアを使用している方や、スマートフォン・タブレットなどを複数所有している方は、検討してみても良いかもしれませんね。
3.固定電話の見直し
固定電話の回線には、アナログ回線・デジタル回線・光回線があります。
もっとも歴史の古いアナログ回線を利用した場合、電話をかける相手先の場所によって料金が変わります。近くへの通話は安く、遠くへの通話は高いといった具合です。また、携帯電話への通話は固定電話への通話に比べてかなり高い通話料に設定されていることが多いようです。
このアナログ回線とよく比較されるのが光回線です。基本的にはインターネットと固定電話のセットプランとなっていて、料金はやや高めの設定です。しかし、この回線を利用したIP電話(NTTの「ひかり電話」が有名です)は基本的に全国一律料金となっているため、インターネットを利用しないという方でもアナログ回線より料金を抑えられる場合もあるようです。
番外編:ネット環境が組み込まれた住宅を選ぶ
最近の賃貸集合住宅には「インターネット付き」の物件が増えてきました。以前は、セキュリティや水周りなどの設備を重要視するのが一般的でしたが、「インターネット付き」となっている物件も人気の条件のひとつとなっています。
「インターネット付き」の物件は、入居したその日から諸手続きをすることでインターネットを利用できます。ネット回線の工事費がかからないのも魅力ですね。
また分譲マンションでは「インターネット使い放題(※)」の物件が増えてきました。こういった物件を選ぶことも通信費の節約には繋がるかもしれません。
※賃貸の場合は家賃に、分譲マンションの場合は管理費等にインターネット料金が含まれている場合があります。
まとめ
通信費を下げるためのお勧め方法をご紹介いたしました。
私もネット環境が組み込まれた住宅を選び、自宅Wi-Fiをフル活用することで、スマートフォンは基本的にデータ通信量の少ないプランを選択しております。また携帯電話の料金プランの見直しも小まめに行っており、1,000~2,000円ほどの料金にこだわって節約しています。
ひとことに通信費といっても、様々な種類のサービスや料金プランを提供している事業者があるので、全員の方に当てはまるとは限りませんが、「通信費は固定費だから毎月決まった額が必要」と決め付けずに、「プラン変更などで都度削減できる」と意識すれば思いがけない節約に繋がることもありますので、見直してはいかがでしょう。
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