ゆったりスムーズに生活したい!誰しもがそう考えてお部屋作りに勤しむもの。
生活に必要な家具や置きたいインテリアはたくさんあるけれど、限られたスペースの中で、生活するために必要なスペースを確保しながら配置するのはなかなか難しいものです。
今回は、生活の基本になる4つの行為を元に、それぞれ必要な広さや配置のコツをご紹介します。
限られたスペースの中でも、ゆうゆうと暮らせる快適空間を作っていきましょう!
4つの基本行為とは?
- 食べる
- くつろぐ
- 仕事・勉強に勤しむ
- 眠る
の4つ。
間取りや家族の人数によっては、これらの基本行為を同じ部屋の中で複数行わなければならなくなります。
それぞれの行為の組み合わせの中で、気をつけるポイントとは何でしょうか。
1.“食べる+くつろぐ”を目的とした家具配置のコツ
ゆったりひろびろ、家族がくつろげる空間づくりを。
「食べる」時は、キッチンで作った料理をスムーズに運べる動線や、立ったり座ったりするときに椅子が自由に動かせるスペース、食べるときに隣の人とぶつからない大きさのテーブルも必要です。
「くつろぐ」場合は家族でゆったりテレビを見たり語らったり、疲れたときは横になったりできる広めのスペースが欲しいところ。
家具を壁際にまとめて配置するなど、「食べる」「くつろぐ」両方に使えるような室内構成を考えることが大切です。
「くつろぐ」際にはソファーに腰掛けたりすると、住む人の視線が低くなるため、背の高い家具を配置すると圧迫感を感じさせることがあります。
低めの家具をセレクトしたり、壁面をできるだけ広く見せて明るさと広さを演出しましょう。
ダイニングを広く見せるテクニックについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
→狭いリビングダイニングを快適な空間にする工夫-ダイニング中心生活のススメ-
2.“食べる+くつろぐ+仕事・勉強に勤しむ”を目的とした家具配置のコツ
それぞれの行為を邪魔しないよう、スペースとタイミングでひと工夫。
「食べる」「くつろぐ」「仕事・勉強・趣味に勤しむ」といった3つのまったく違うイメージの行為を同じ場所で行うためには、6帖以上のスペースを確保しましょう。
スペースに余裕が無いところにソファーを置きたいときは、「家族が3人だから3人用!」と決め付けず、小さめのものを選んで空きスペースをつくるのがおすすめ。センターテーブルを使わず、サイドテーブルや低めの家具でカップなどを置く場所を作ることもできます。
「仕事・勉強・趣味に勤しむ」スペースを確保するときは、家族の視線や生活音があっても集中できるかどうか、道具などが収納できるかどうか、まわりの環境を考慮して検討します。
また、作業するタイミングが、家族がダイニングを主に使っているときなのか、リビングスペースを主に使っているときなのかも重要なポイント。作業に集中できるよう、家族が集まるスペース・タイミングから離れた場所に設置しましょう。
書斎とリビング・ダイニングとの関係については、こちらの記事も参考にしてください。
→<書斎インテリア編>自宅の部屋で真似できるモデルルームのコーディネートポイント
間仕切りなどを置くとどうしても圧迫感が出てしまう場合は、ラグを使って一工夫!
くつろぐエリアは暖かい色や素材のもの、集中したいスペースにはすっきりした色のカーペットやラグを敷いてエリア分けを。それぞれのエリアにあった雰囲気も演出でき、一石二鳥です。
3.“くつろぐ+仕事・勉強に勤しむ”を目的とした家具配置のコツ
くつろぐ空間と集中スペース、気持ちを切り替えるレイアウト
安らぎを求める「くつろぐ」行為と、集中して「仕事・勉強・趣味に勤しむ」という相反する行為を同じスペースで行うためには工夫が必要です。
はじめからスペースを区切って分けてしまう、仕事・勉強・趣味のスペースを壁際に持っていく、棚などで囲って独立したスペースにするなど、部屋のつくりや広さにあわせて工夫してみましょう。
デスクで使うスタンド照明は、間接照明としても使えるので、くつろぎの時間をゆったり味わいたいときに天井を照らすなどすれば雰囲気もアップ。便利なアイテムとして活躍してくれます。
間接照明を使った照明計画の考え方は、こちらの記事も参考にしてください。
→間接照明で癒やしの空間に!一室多灯を意識した照明の使い方と選び方
仕事や勉強で使っている道具や本など、細かなものが集まって並んでいる場合はどうしてもごちゃついて見えてしまうもの。細かな道具などは、本棚や物入れを布や扉などで目張りをするなど、くつろいでいるときに目に付かないようなひと工夫を。棚や目張りの色を壁などと合わせると、空間もすっきり広く見えます。
4.“寝る+くつろぐ”を目的とした家具配置のコツ
スペースをしっかり確保して、心も体もくつろげる空間に
休息に欠かせない睡眠と、体や心をよりリラックスさせるくつろぎ感を充実させるために、両方の行為が満足できるスペース作りをめざします。
人が動きやすい家具の配置や、圧迫感のない広さはもちろんですが、ベッドの他にソファも置けるスペースがあればベター。
住まいの中で、くつろぐスペースはここだけ、という場合もありえるので、お気に入りのソファや家具を置いて、心からくつろげる空間にすることも大切。
ベッドの大きさも、シングルサイズかダブルサイズかで大きく変わってきます。 ソファも、大きなものにこだわらず、部屋の広さや一緒に置く家具の大きさ、数と照らし合わせて適切なサイズのものを選びましょう。
日本国内で販売されている、一般的なベッドのサイズは以下の通り。
※メーカーによってサイズは変動します。検討時には最大サイズの確認をお忘れなく!
名称 | 幅 | 長さ |
---|---|---|
シングルベッド | 970~1020mm | 1950~1960mm |
セミダブルベッド | 1200~1220mm | |
ダブルベッド | 1390~1410mm | |
クイーンベッド | 1500~1700mm | |
キングベッド | 1800~2040mm |
※キングベッドの幅は、およそシングルベッドを2台合わせたサイズです。
まとめ
成人男性がスムーズに歩ける横幅は平均90cmと言われています。
間取り図上で家具の配置をシミュレーションするだけでなく、実際に人が歩けるかどうか、家族が全員揃っても狭くないか、実際に図上で生活や行動もシミュレーションしてみましょう。家具がうまく配置できて安心していても、実際暮らしてみると通路が通りづらく、生活しにくい…なんてことも。
家族みんなで新しい生活をシミュレーションしてみるのも、新しい発見があるかもしれませんよ。
※この記事は、2012年8月公開のアルファあなぶきStyle内コンテンツ記事を再編集したものです。
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