ご近所付き合いを円滑に!マンションでの引越し挨拶のマナーと注意点

引越し挨拶のマナーと注意点

心機一転明るい気持ちで新生活が始まるマンションへの引越し。家具の配置や荷解きなどでバタバタ忙しいですが、欠かせないのが「ご近所への挨拶まわり」です。
マンションではご近所への挨拶は絶対しなければならないの? いつどのタイミングで誰に挨拶に行けばいいの? など初めて接する人とのコミュニケーションに不安を感じる方もいると思います。

私は約8年間マンションの販売に携わり、多くのお客様のお引越しに関わらせていただきましたが、結論からいうと、ご近所の方々とのお付き合いをより円滑なものにするためには、引越し時の挨拶はしっかり行うべきです。

今回の記事では、数々のお客様の事例を経験して、私が思うマンション引越し時の挨拶におけるマナーやタイミングをご紹介します。
マンションにおける挨拶のマナーや注意点を始め、手土産の選び方についてもわかりやすく解説しておりますので、お引越しを控えている方は参考にしてみてください。


1.引越し時に挨拶を行うべき3つの理由

引越しの挨拶はしっかり行うべき

引越しの際の「挨拶」は昔の話。と思う方もいるかもしれませんが、今後の近所付き合いをより良いものにするためにも、きちんと挨拶しておくことを筆者はおススメします。
まず最初に、きちんと挨拶をするメリットを説明いたします。

[メリット1]自分たちのことを近所の人に知ってもらえる

引越しの挨拶は「ご近所の方に自分たちのことを知ってもらう」という意味で非常に大切です。

マンションとはいっても、特に子どもやペットがいるご家庭などは、生活していく中で何かしらの迷惑をかけてしまうこともあります。
上下階の音が聞こえる可能性があるマンションでは、自分たちの家族構成を知ってもらうことで、後々のトラブル回避に繋がるかもしれません。また、地震などの災害時は、ご近所の方と協力し合う機会がでてきます。家族構成を知らせていれば、逃げ遅れた家族を探してもらえるといった場面もあるかもしれません。

防災、事件や事故といった万が一の事態に備えるためにも、ご近所に自分たちのことを知っておいてもらいましょう

[メリット2]近所にどんな人が住んでいるのか知ることができる

このように、引越し時の挨拶ではご近所の方に自分たちのことを知ってもらうことが大切です。
逆に、挨拶時に「近所にはどんな人が住んでいるのか」を知ることも重要です。
自分の子どもと同じ歳くらいの子がいるとか、気が合いそうな夫婦がいるとか、中には少し気難しそうな人がいるなど、周りにどのような人が住んでいるのか自分たちが理解しておくことで、トラブルなども事前に回避できるかもしれませんし、見知らぬ人がマンション内に入ってきたときに気がつくことができるかもしれません。

こういった防犯上の対策としても、ご近所のメンバーと顔見知りになっておくのはとても大事なのです。 

[メリット3]ご近所さんと早く打ち解けられる

きっかけになるマンションでの生活が始まると、直接的な関係はないにしても朝家を出るときやゴミ出しの際、管理組合の総会などの際にご近所さんと顔を合わせる機会があります。
当たり前の話ですが、これから長く同じマンションで暮らすのですから、ご近所さんとは良好な関係を築いておくに越したことはありません。

最初の挨拶をしっかりとしておくことで、お互いの信頼を築いておきましょう。

挨拶に伺うときは「家族全員」がおススメ

挨拶のときは家族全員で

このようにお互いの信頼を築くための挨拶なので、挨拶に行くときにはできるだけ「家族全員」で伺うことをおススメします。

例えば同世代の子どもがいる世帯がご近所にもいた場合は、挨拶が話のきっかけになることが多く、結果的に早く打ち解けられるようになります。子どもの顔を覚えておいてもらうことで、何かあった時に声をかけてもらうなど、防犯面の強化にも繋がります。

また、家族全員で挨拶に来てくれたということが相手からの信頼にも繋がるように思いますので、ぜひ実践してみてください。


2.マンションでの引越し挨拶の方法と注意点

続いては、実際の挨拶の仕方、方法、注意点などをご紹介します。
今回の記事で最も重要な話となりますので、必ず目を通してくださいね。

挨拶は2~3分程度を心がけよう

挨拶時には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
まず大切なのは「できるだけ長話をしないこと」です。引越し挨拶はどうしても、相手にとっては突然の訪問となってしまいます。伝えるべきことを簡潔に話し、2~3分程度で済ませるよう心がけましょう。
ただし話が弾むことは決して悪いことではありませんので、あくまでも「できるだけ」と考えていただいて結構です。

挨拶の言葉はこれくらい簡潔でいいでしょう。

挨拶の例

  • 「はじめまして。この度隣に越してきました◯◯と申します。よろしくお願いします」
  • 「こんにちは。◯◯号室に越してきました◯◯と申します。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますがよろしくお願いいたします」

この他、余裕があれば簡単な自己紹介や、生活するうえで気になるマンションのルールなどを聞いてみてもいいかもしれません。
挨拶時には、相手の立場に立って、この2点を第一に考えましょう。

  • いかに相手に負担をかけないように挨拶するか
  • 第一印象をいかに良く思ってもらうか

左右の部屋と下の階の部屋には挨拶しておこう

マンションの場合、周囲のどの部屋まで挨拶すればいいの?と心配される方も多いようです。
一般的には、隣接する左右のお部屋と、自分の部屋の真下のお部屋に挨拶するケースが多いでしょう。

左右のお部屋については、顔を合わせる機会が多いので今後のコミュニケーションがとりやすくなります。
そして、下の階については先にも説明した「音」の問題があるからです。自分たち家族の生活音が下の階に聞こえてしまう可能性もゼロではないので、真下の階には挨拶しておくほうが無難です。

また、マンションにもよるかもしれませんが、忘れてはいけないのが「管理人さん」や「大家さん」への挨拶です。今後自分たちの快適なマンション生活のお手伝いをしてくれる存在なので、引越しの際は挨拶しておくことをおススメします。

※総戸数が少ないマンションの場合や、同じフロアにあるお部屋の数が少ない場合には、左右と下のお部屋だけでなく他のお部屋にも挨拶に伺ったほうがいい場合もあります。
 1部屋や2部屋だけ残してしまうと、よく思わない人もいるかもしれませんので、マンションの形状や総戸数によって臨機応変に対応するようにしましょう。

挨拶に適したタイミングと時間帯を押さえておこう

挨拶に適したタイミング

初対面の人に挨拶する際は、挨拶に適したタイミング・時間帯も気にしておきましょう。

挨拶に適したタイミングは、引越し当日~3日後まで

一般的には引越し当日から3日間程度が良いとされています。時間が空きすぎてもいけませんので、できるだけ早めに訪問するようにしましょう。

早朝や夜間ではなく、日中の明るい時間帯に挨拶に伺おう

一般的な引越し挨拶に適した時間帯は「土日の昼間(外が明るい内)」がおススメです。もう少し具体的な時間でいうと、「午前10時頃~夕方5時頃」がいいでしょう。
朝早すぎると、「化粧もできてないのに…」「出勤の準備で忙しいのに」といった迷惑になったり、夜勤などの仕事がある方の場合は睡眠を妨げてしまったりするかもしれません。逆に夕方6時以降の夜間は、夕飯の準備中で手が離せないこともありますし、夜遅くになると単純に迷惑になります。
相手のことを一番に考え、時間帯には注意を払いましょう。

不在が続く場合はドアノブに手紙と手土産を掛けておこう

相手によってはなかなか挨拶のタイミングが合わず、結果的に会えない場合もあるかと思います。その場合、無理に訪問する必要はありません。この場合の最も適した挨拶の方法は「手土産に手紙を添えて、ドアノブに掛けておく」です!
※手土産については3章で詳しくご紹介します。

手紙には簡単な挨拶文を書き、引越しをしてきた日や号室、名前を記載すればOKです。誰が挨拶に来てくれたのかがわかれば、相手も意図を汲み取ってくれるでしょう。

この場合は、今後何かのタイミングでそのお相手と対面する機会があれば、改めて簡単な自己紹介しておくことをおススメします。

女性一人暮らしの場合など、防犯上、挨拶しなくても良い場合も

一概には言い切れませんが、中には無理して挨拶に行かなくて良い場合もあります。

例えば、一人暮らしの女性の場合。
防犯上の理由から、女性一人で住んでいるということが近所に知られないように、逆に挨拶を控えたほうが良いということもあるかもしれません。そんな場合でも、礼儀として挨拶だけはしておきたいという場合は、男性の身内や知人と一緒に伺うことをおススメします。同行してくれる人がいれば本人も安心ですし、一人暮らしをしていることを極力知られないようにもできるからです。

周囲にどのような人が住んでいるかわからないのが引越し挨拶の難しいところ。マナーはとても大事ですが、自分の身を守ることも同じくらい大事です。無用なトラブルを避けることも意識しておきましょう。


3.どんなものが喜ばれる? 手土産の種類と相場とは

引越しの手土産

引越し挨拶に伺う際に気になることといえば、「手土産」についてです。
いくらくらいの金額のものを持っていけばいいのか、どんなものが喜ばれるか、包装の仕方などがわからないとお困りの方もいらっしゃいます。
ここでは、思いのほかセンスが問われる「手土産」について解説します。

手土産の金額相場は、500円~1,000円が一般的

気になる手土産の金額については、一般的に500円~1,000円が相場です。
1,000円以上するような高価なものを選ぶと、もらった側も気を使ってしまいます。気兼ねなく受け取ってもらうためにも1,000円くらいまでで、「相手に喜ばれるもの」を選びましょう

しかしながら、管理人さんや大家さんにお渡しする手土産は、ご近所さんへの手土産よりも少し相場が高く2,000円前後とされています。引越し時の手続きや共用部分の清掃など、お世話になることも多い存在ですので、少し高めのギフトを選びましょう。

渡して喜ばれる手土産一覧

[1]焼き菓子の詰め合わせ

手土産の王道といえば焼き菓子などのお菓子ギフトです。形に残ってしまうものは好みも人それぞれのため、すぐに食べてもらえるお菓子は特にオススメ。
引越し挨拶の場合は、自分たちが以前住んでいた地域の特産品などのお菓子を渡すと喜ばれることが多いようです。自分たちがどこの地域から来たのかを印象づけることもできますし、出身地に縁のある方なら、関係性が一気に深まることもあるかもしれませんね。

ただし、ここでひとつ注意!
焼き菓子をはじめとした食べ物や飲み物をお渡しする場合は、とにかく日持ちするものを選びましょう。賞味期限が1ヶ月以上あるものが一般的で、もらった側も困りませんよね。

[2]どこの家庭でも使う生活雑貨

もらった側が困らない手土産としては、タオルやふきん、スポンジなどの家庭用品もおススメです。記事を読んでいただいている皆さまも一度はもらったことがあるのではないでしょうか。文房具やコップなどもいいかもしれません。

こうしたちょっとした生活雑貨なら、趣味の違いなどで忌避されることが少ないのも人気の理由ですね。おしゃれなリボンでラッピングをすると見栄えもして、そこから会話も広がるかもしれませんよ。

[3]その他の消耗品

生活雑貨と似ている部分もありますが、使い捨てできて場所を取らない消耗品も、受け取る側が気を使わないので引越し挨拶向きです。ティッシュペーパーやキッチンペーパー、洗剤、入浴剤、石鹸などは毎日使うものなので嫌がる人はあまりいませんし、すぐに使えて手元に残らないのも良いとされています。

注意が必要な点としては、洗剤などは好みがあるので、香りや成分などに配慮が必要です。洗剤や石鹸などを選ぶのであれば、無香料のものがいいでしょう。

手土産には「のし」を忘れずにつけよう!

手土産にはのしを引越しの挨拶に伺う際の手土産には「のし」を必ずつけましょう。のしの表書き上の部分には「御挨拶」と書き、下の部分には送り主の苗字を書きます。名前を書いておくとご近所の方も名前を憶えやすいので、忘れないように記名しましょう

余談ではありますが、のしの表書きの上の文言については、このような書き方が一般的です。

  • 引越し先の新しい地でご近所に配る場合は、「御挨拶」
  • 引っ越す前のお世話になったご近所に配る場合は、「粗品」

4.まとめ

今回はマンションにおける引越しの挨拶についてご紹介しました。
引越しに限らず、人との円満な付き合いをしていくために「挨拶」はとても大切です。自分たちのことを近所に知っていただき、助け合って生活していくためにも、挨拶のマナーや注意点はしっかりと押さえておきましょう。

また、引越し後もマンション内でご近所さんと顔を合わせることも多々あります。その際も明るく挨拶をして、良好な近所付き合いを続けていきましょう。

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