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くらしのヒント

譲る?売る?捨てる?おもちゃを処分する方法とタイミング

子供が小さいうちは、月齢や年齢ごとに異なるおもちゃを用意することが多く、「気が付いたら家の中がおもちゃであふれてしまっていた!」というご家庭も多いのではないでしょうか。

処分の必要性は感じていても、子供との思い出が詰まったおもちゃは手放しづらいものですよね。

そこで今回は、おもちゃを処分する方法を「譲る・売る・捨てる」の3つのパターンに分けてご紹介します。

自分に合った方法を見つけて、家の中をスッキリさせましょう!


おもちゃの処分方法(譲る・売る・捨てる)

思い出が詰まったおもちゃを、ほかの誰かに使ってもらえたら嬉しいですよね。また、使えるものを簡単に捨てないのは、エコの視点からも良いアイデアです。

「譲る」「売る」という選択肢を検討したうえで、どうしても難しい場合は「捨てる」という判断をしていただくとよいのではないでしょうか。

「譲る」場合の選択肢

まずはおもちゃを「譲る」場合のパターンを見ていきましょう。

おもちゃを譲ったり寄付したりする場合、相手がだれであっても以下のことに気をつけてください。

  • 汚れや欠損などがある場合はやめる

  • 注意書きや安全性に関する情報を確認し、安全性が確保されているおもちゃを選ぶ

  • 対象年齢未満のお子さんに譲る場合、窒息の危険がある小さなパーツがついていないことを確認する

  • 譲り渡す前に、おもちゃをきれいに清潔にする

親戚・友人・知人に譲る

 親戚・友人・知人に、そのおもちゃの対象となる年齢の子供がいないか探してみましょう。

親しい人が使ってくれたら嬉しいですし、おもちゃの状態や人となりもよくわかったうえで引き取ってもらえるので、あとあとトラブルにもなりづらいです。

譲るのにかかる手間暇や費用が、比較的小さく済むのも助かります。

保育施設・NPO法人などに寄付する

身近に子供がいない場合は、保育施設やNPO法人に寄付するという方法もあります。

保育施設に寄付したい場合は、まずは自分の子供が通っていた施設に聞いてみるとよいと思います。

NPO法人等のお団体に寄付したい場合、寄付を受付けている団体は「おもちゃ 寄付」などのキーワードでインターネット検索をすれば見つけることが出来ます。
団体によって運営理念、寄付先、おもちゃの受入基準などが異なりますので、自分にあった団体を探してみてください。

地域の不用品交換会に持っていく

寄付とは少し異なりますが、地域で不用品交換会を行っている場合は、それを利用するのも手です。

不用品交換会とは、参加者が自分の不要な品物を持ち寄り、他の参加者の持ち寄った品物と交換するイベントのことです。お互いに顔を合わせることになりますので、同じ地域に暮らす子育て世代の方との新しいつながりが生まれるかもしれません。

ルールや参加方法は主催する団体によって異なりますので、イベントのウェブサイトやSNSで確認しましょう。

「売る」場合の選択肢

次は「売る」場合のパターンです。売るのはリサイクルにつながる良い方法ですし、販売収入を新しいおもちゃに使うことも出来ます。

おもちゃの状態によっては売れない(買い取ってもらえない)場合もありますが、その場合は「捨てる」という選択肢も、少し選びやすくなるのではないでしょうか。

いずれの場合も、おもちゃの状態をきちんと確認し、欠損部分や傷などがある場合は、誠実にその旨を伝えましょう。虚偽の情報を提供すると、買い手とのトラブルにつながることがあります。

リサイクルショップで売る

 一番簡単なのは、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらうことです。買い取り後の販売はショップの責任で行われますので、購入した人と直接のトラブルを避けることもできます。

ただし、手間やリスクが避けられる分、買取価格は低くなることが多いので注意してください。

様々なものを取り扱っているショップであれば、おもちゃだけでなく衣類なども一緒に処分することが可能です。

フリーマーケットやバザーで売る

各地で開催されるフリーマーケットやバザーで販売する方法です。自分で金額を決められますし、お客さんは実際に商品を手に取ってから購入をするので、後々のトラブルも発生しにくいです。

フリーマーケットは出店に費用が掛かることが多く、数時間にわたって接客販売をしなければいけないので大変ですが、様々な人と接する楽しい時間でもあります。人と話すのが好きという人であれば、地域での新しい交流が生まれるかもしれません。お友達と一緒に出店するのもオススメですよ。

バザーは自分のお小遣いにはなりませんが、不要なおもちゃが幼稚園や保育園の資金となりますので、有意義な処分方法だといえます。

フリマアプリで売る

フリマアプリを利用すれば、インターネット上で自分でおもちゃを販売することができます。

ほかと比べると買取価格は高くなる傾向があり、時には「こんなに高く?」と驚くような値段で売れることもあります。

ただし、出品手続き、購入希望者からの質問への回答、梱包・発送手続きなど、販売には手間がかかります。また『届いたら使えなかった』『傷がついていた』など、トラブルに発展するケースも少なくありません。

買い手は直接商品を見ることが出来ず、アプリに掲載された写真や文字の情報だけで判断します。トラブル防止のため、おもちゃの状態は可能な限り正確に、また写真もなるべくたくさん掲載するようにしましょう。

「捨てる」場合の選択肢

最後に「捨てる」という方法です。

壊れたり汚れたりしてもう使うことができない場合や、とにかく早く処分する必要がある場合は、ゴミとして捨てることも選択肢のひとつでしょう。

一口におもちゃと言っても、素材や大きさによって捨て方はさまざまです。またお住まいの地域によってルールは異なりますので、自治体のウェブサイトや広報誌などを確認をして捨てるようにしてください。 

また、費用は掛かりますが不用品業者に回収してもらって処分するという方法もあります。玄関先や室内まできて回収してもらえるので楽ですし、買取も行っている業者であれば、まだ使えるおもちゃは有料や無料で引き取ってもらえる可能性もあります。

プラスチック製のおもちゃを捨てる場合は、リサイクルに適したプラスチックであることを示すプラマーク(プラスチックリサイクルマーク)の有無を確認しましょう。プラマークがついている場合は、プラスチックゴミとして処分します。そうでない場合はリサイクルに適していない可能性が高いため、市町村のごみ処理方法に従って処分してください。

※容器包装に表示されているプラマークは、あくまで容器包装についての表示です。製品そのものにプラマークが無い場合は、プラスチックゴミではありません。


決めておくと楽!おもちゃを処分するタイミング

手放すことがなかなか決断できないという場合には、あらかじめタイミングを決めておくことで、処分するのが楽になります。

おススメのタイミングをご紹介しますので、お子様と相談してみてくださいね。

1.学年が変わるとき

学年が変わるときや、未就学児であればお誕生日を迎えるタイミングで、手放すおもちゃを決めます。成長するにつれて、遊ぶおもちゃも変わってきますので、1年に一度、最近使っていないおもちゃや、壊れたおもちゃがないかを確認してみましょう。

子供が小さいと「まだ全部遊ぶ!」といって、なかなか手放すおもちゃを決められないことがあります。そんな時は、『少なくとも1つは手放す』など事前にルールを決めておくとよいですよ。

2.新しいおもちゃを購入したとき

新しいおもちゃを購入したときに、古いおもちゃは手放すと決めておけば、それ以上おもちゃが増えることはありません。また、子供にとっても、新しいおもちゃが手に入る喜びもあるので、比較的手放すことを決断しやすいタイミングだと思います。

新しいおもちゃが欲しいと言い出したら、まず手放すおもちゃを決めて、可能であればさきに処分してしまいましょう。処分を後回しにすると、「やっぱり手放したくない!」と言い出してしまう可能性があります。

3.収納スペースに入り切らなくなったとき

おもちゃの収納スペースを決め、そこに入りきらなくなったら手放すと決めておきます。収納スペースに入っていないおもちゃは処分する、と決めておけば、自分でお片づけをするきっかけにもなりますよ。

4.1年以上使っていないとき

1年以上使っていないおもちゃを、また使って遊ぶということはめったにありませんので処分しましょう。懐かしくなって1、2回は遊んだとしても、また忘れてしまうことがほとんどです。

ただし、子供に「もう1年以上遊んでいないから処分しよう!」といっても、「この前も遊んだ!また遊ぶ!」と言い出すのがオチです。そこで、しばらく遊んでいないおもちゃがあれば、日付を記録して別の場所に移動させておきましょう。そして、1年以上経っても子供が気づかなければ、「1年以上遊んでないから処分するね。」と伝えます。
事前に約束をしておけば、さらに納得してもらいやすいと思います。

勝手に処分しても気づかれないかもしれませんが、約束をして、納得したうえで処分したほうが気持ちがいいですし、後々のトラブルも避けられます。


まとめ

おもちゃを処分する方法を紹介してきましたが、「やっぱり手放し難い」という方は、処分前に写真を撮って思い出に残してみるのはいかがでしょう?

また、最近ではおもちゃのサブスクサービスも登場していますので、そもそも所有しないという選択肢もアリかもしれません。

さまざまな選択肢がありますので、それぞれのご家庭の価値観や状況にあった方法を探してみてください。

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