”家の中の掃除が面倒そうな場所ランキング”があるとしたら、確実に上位に食い込むであろうレンジフード。でも、実は驚くほど簡単に掃除できてしまうんです。
レンジフードの汚れの正体は油とホコリ。
料理中に蒸気と一緒に舞い上がる油と、換気扇に吸い込まれた空気中のホコリが付着しているのです。この2つを効率よく落とすコツさえつかめば、お掃除はカンタン。難しそうに思えるファンの取り外しも、手順さえ分かっていれば楽に取り外すことができます。
そこで今回はレンジフードの掃除を(1)掃除の準備(2)換気扇の取り外し(4)汚れ落とし(4)換気扇の取り付け の4ステップに分けて、実際にお掃除しながら解説します。
ステップ1│レンジフード掃除の準備
掃除の時は汚れても大丈夫な服装で
レンジフードの汚れは油とホコリ。掃除中は汚れが付着しても大丈夫な服に着替えておきましょう。
またレンジフードの中を覗いたりすると、髪の毛に油がつくこともあります。汚れてもよいタオルや三角巾などで覆うもおすすめです。
洗剤・掃除用道具など、必要なものを揃える
掃除道具は掃除を始める前に揃えておきましょう。汚れを拭う雑巾やキッチンペーパー、新聞紙は多めに準備しておくのがおすすめです。
- 中性洗剤
- 洗浄用スポンジ
- 歯ブラシ、または小さいブラシ
- ゴム手袋
- 新聞紙
- 雑巾、または使い古しのタオル
- キッチンペーパー
- 大きめのゴミ袋2枚(つけ置き洗い用)
- 踏み台(換気扇に手が届かない場合)
洗剤の代わりに重曹を使ったり、固いブラシで擦ることは、換気扇を傷める原因になるのでおすすめしません。
安全に掃除をするために、換気扇・ガスコンロは完全にOFFにしておく
掃除中に誤って換気扇の起動スイッチを押してしまうと危険です。止めるだけではなく、大元のブレーカーを「切」(OFF)にしておきましょう。
またレンジフードの下にあるガスコンロは、掃除道具を置いたり、中を覗くために踏み場にすることがあります。誤って点火することがないよう、元栓も閉じておきます。
周囲が汚れないように片付ける
レンジフードの下は汚れが落ちてくるので、新聞紙を敷いておきます。
換気扇を取り外した後に、汚れた部品を置く場所も確保しておきましょう。新聞紙の上に置けば、周りを汚さずに済みます。
ここまで準備ができたら、踏み台を設置、手袋を装着して、いよいよ換気扇の取り外し作業にかかります。
ステップ2│換気扇を取り外す
1.整流板を外す
板の手前にフック(整流板の両サイドについていることもあります)を押し込むと整流板が開きます。
整流板を持ち上げるようにして、奥のフックから外します。整流板は大きいので、置き場所を確保してから外しましょう。
2.フィルターを外す
つまみを持って、奥に押すようにして外します。
簡単に外すことができますが、かなり油汚れでベトベトしているのでゴム手袋を着用は必須です。
3.プロペラの抑えを外す
機種によってはプロペラ部分に抑えがあるものがあります。この部品は、つまみをひねって簡単に外すことができます。
外した後の部品は小さいので、無くさないように気を付けてください。小皿に入れるなど、転がらない場所に置くのがおすすめです。
4.プロペラを外す
プロペラは真ん中のネジをひねって取り外します。
そのままひねるとプロペラが一緒に回転してしまうので、プロペラを押さえながらひねりましょう。ネジは固く閉まっているので、少し力が必要です。
外す前には、プロペラの向きを必ず確認しよう!
換気扇は、フィルターとその中にあるプロペラまで取り外すことができます。
ここで気を付けておきたいのが、プロペラには裏と表があることです。
掃除後に取り付けるときに困らないよう、どちらの向きで入っているのか、外す前に確認しましょう。
また「これを外したら、再度取り付けられなくなるかも…」と心配なものは、無理に外さないようにしましょう。
ここで解説した取り外し方は一例です。取り外し方・取り付け方は機種によって違いますので、詳細はお手持ちの取扱説明書をご確認ください。
ステップ3│汚れを落とす
つけ置き洗いで油を浮かせる
ゴミ袋のような大きなビニール袋を2枚重ねれば、つけ置き洗いをすることが可能です。
ビニール袋に40度程度のお湯と中性洗剤を入れ、その中に部品を入れて30分ほど放置します。すると油が浮いてきて汚れが落ちやすくなります。
お湯を入れたビニール袋は安定しないので、置き場所には注意しましょう。どうしても上手く安置できない場合は、無理につけ置き洗いをする必要はありません。次の洗浄ステップを何度か繰り返せば大丈夫です。
ベトベトの油汚れは「お湯」で洗う
洗浄の基本はお湯と洗剤を使うことです。
油汚れは低温だと固まってしまうので、水よりもお湯の方が汚れが緩んで楽に落とせるようになります。特に気温の低い時期は注意しましょう。
取れにくい油汚れには「キッチンペーパー湿布」
洗剤だけでは落としきれない油汚れには「キッチンペーパー湿布」が効果的です。洗剤を部品に付けたあと、キッチンペーパーで覆って30分ほど放置します。その後こすり洗いをして、お湯で流しましょう。
細かいパーツは「歯ブラシ」で擦る
プロペラやフィルターなど、細かい部品の掃除には歯ブラシを使うと効率よく掃除できます。特にプロペラは羽の表と裏、どちらも擦って汚れを落としておきましょう。
レンジフード本体には「ホットタオル」を使う
水洗いできないレンジフード本体の汚れには、温めて落としやすくする「ホットタオル」を使うのが効果的。
ホットタオルは、水に濡らしてゆるく絞ったタオルを電子レンジで温めるだけで簡単に作れます。油汚れを包み込んだ後に、拭きとるようにしてください。
ステップ4│換気扇を取り付ける
全ての部品がキレイになったら、元通りに取り付けをします。
プロペラの取り付けが上手くいかないことがありますが、部品のくぼみに引っかかり入らないだけのことが多いです。まずは設置するパーツの窪み部分を確認しましょう。
外から見て窪みが分からない場合は、プロペラのねじ穴を覗いてみてください。棒の窪みとプロペラの窪みの位置を合わせるように設置すれば、上手に取り付けることができまるはずです。
日常の工夫で「汚れ防止」をしよう
頑張って掃除をしたら、そのキレイな状態を長持ちさせたいもの。そこで、日常のちょっとした工夫でできる「汚れ防止」対策を紹介します。
使い捨てフィルターを使う
油汚れを繊維が吸収し、中の換気扇が汚れにくくなります。汚くなったら捨てれば良いだけなので、使い勝手は抜群です。ホームセンターなど、近くのお店ですぐに購入できる手軽さも魅力です。
コンロに火をつける前から換気扇をつける
換気扇は回り始めてから空気の流れができるまでに時間がかかります。この空気の流れができていないと、レンジフード内に油を含んだ空気が充満し、油汚れが換気扇内部に付着しやすい環境を作ってしまいます。
料理をする際は早めに換気扇のスイッチを入れ、空気の流れを作っておくことをおすすめします。
レンジフード掃除の頻度は、少なくとも半年に1度がおすすめ
油汚れを放置しすぎてしまうと、汚れが落ちにくくなってしまいます。掃除はできるだけこまめに、少なくとも半年に1度の頻度で行うことをおすすめします。
またフィルターが目詰まりすると、換気の機能自体も低下してしまいます。
まとめ
面倒に思えるレンジフードの掃除は、実は簡単な4ステップで完了します。
- 作業の準備
- 換気扇の取り外し
- 汚れ落とし
- 換気扇の取り付け
換気扇の取り外し・取り付けも、やり方さえ分かってしまえば、難しくないことがお分かりいただけたと思います。
こまめに掃除をしてキレイなレンジフードを保ちましょう!
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