気分を上げてくれるスイーツといえばパフェ!おうち時間を充実させたい、ホームパーティに華やかなデザートを…といったときには「おうちパフェ」で楽しいひとときを過ごしてみませんか?
特別な素材や器を用意しなくても、ちょっとした作り方のコツで手軽に映えるパフェを楽しむことができます。
今回は、きれいに見せるためのコツ、手軽にできるトッピングのレシピ、そしておうちパフェのグラス別アイデアをご紹介します。
パフェの神髄は“層”の見せ方にあり!綺麗に盛るためのコツ
おうちパフェを作るなら、やはり美しく仕上げたいものですよね。
パフェらしく見せるにはレイヤー(層)が重要です。美しい層に仕上げることで、見た目も華やかに、食べる楽しみも倍増します。
レイヤーをきれいに保つための4つのテクニックを抑えておきましょう。
1. 初心者は食材の種類は少なめで
一般的にパフェではアイスクリームやフルーツ、グラノーラなど、いろいろな素材が使われますが、美しく盛るなら素材は少ない種類でトライしたほうが扱いやすくなります。
数は少なくても、色味の異なる素材を意識して組み合わせれば、彩りも十分鮮やかに仕上げることは可能です。
最初は身近に手に入るものやすでにご家庭にある材料から始めて、徐々にバリエーションを増やしていくと良いでしょう。
2. グラスに入れる際にはゆっくりと
レイヤーを作る際には、スプーンでゆっくりと材料を盛り付けましょう。横からバランスを見つつ、均等に仕上げます。
また、アイスクリームを使う場合は、アイスクリームディッシャーやスプーンなど、すくう道具をぬるま湯に浸けてあたためておくと、スムーズに盛り付けることができます。
3. フルーツのカットは大きめに
フルーツをカットする際には、大きめにカットするのがオススメです。
大きくカットすることで見た目にインパクトを持たせることができます。また、果汁が流れ出にくく、層が崩れるリスクを減らすことにもつながります。
なおトップに飾る場合のカットは“縦長”を意識してみてください。高さが出ると見栄えがよくなります。
4. 水分の多いものから盛り付ける
パフェに水分の多い食材を使う場合、層の下になるように配置すると良いでしょう。
たとえば、スイカやメロン、プリンやゼリーなどの水分が多いフルーツは、時間が経つにつれてフルーツの水分が浸透してしまい、層が崩れてしまうことがあります。
そのため、水分の多いものは最下層のベースにし、トップに置く場合は飾り程度にすることを意識してみてください。
また、上にフルーツを飾る場合、バナナやイチゴなど、水分が少なくて食感がしっかりしたフルーツを使うと飾りやすくなります。
トッピングも手づくり!レシピ3種
トッピングに手軽に手に入る市販のお菓子を使っても楽しいですが、自作してみるのはいかがですか?
パパッと作れておうちパフェをさらに楽しくしてくれる、トッピングのレシピをご紹介します。
1. アイスにパリッと食感「チョコ風シェルソース」
アイスクリームを入れるならぜひおすすめしたいのが、このソース。
20〜25℃以下で固まるココナツオイルを使うことで、手軽にシェルチョコのようなパリパリ食感を再現できます。
材料
- ココナツオイル 大さじ1
- ココアパウダー 大さじ1
作り方
- ココナツオイルを小鉢に入れる。固まっている場合は電子レンジ500Wで10秒ずつ、人肌程度に温める。
- ココアパウダーを1に混ぜ、ダマにならないようによく混ぜる。
2. クリーミーな「お手軽ベイクドチーズケーキ」
ボリューム感のあるパフェが食べたいときには、シンプルなベイクドチーズケーキとフルーツで大満足の一品に。
材料を量って、混ぜて、焼くだけの3ステップでできるベイクドチーズケーキです。角形に切ってベースにしても、スティック状にしてトップに挿しても、見栄えすること間違いなしです。
材料(およそ5人分 22cm×15cm型)
- クリームチーズ 200g
- 生クリーム 200ml
- 砂糖 大さじ4
- 全卵 2個分
- 米粉 大さじ1
- レモン汁 大さじ2
作り方
- 材料をすべて常温に戻し、クッキングシートをクシャクシャにしてから焼き型にフィットさせる。
- オーブンを230℃に余熱をする。
- 深型の容器の中に材料をすべて入れてブレンダーにかけ、なめらかになったら型に注ぐ。(ブレンダーがない場合には、クリームチーズをホイッパーでやわらかくしてから残りの材料を1つずつ混ぜていく。)
- 230℃のオーブンで20分、その後200℃に落として10分焼く。
- 型に入れたまま冷まし、粗熱がとれたら冷蔵庫で一晩寝かせる。
3. 贅沢な味わいを楽しめる「メロンゼリー」
食べ時を逃してしまってメロンの底がグズグズになってしまった…なんて経験ありませんか?そんなときは、上部の身の硬いところを飾りに、柔らかいところはゼリーにして贅沢メロンパフェはいかがでしょう。
メロンは生のまま乳製品と合わせると、果肉に含まれる酵素が作用して苦味が出てしまいます。そこで、溶ける温度の高い「アガー」を使うことで、酵素の働きを抑えて風味豊かでプルプル食感のゼリーができます。
アガーが手に入らない方は、食感がサクサクに変わりますが粉寒天でも代用可能です。
材料
- メロン(熟しすぎてやわらかいもの) L大サイズ半玉(果汁換算約250cc)
- アガー 4g(粉寒天の場合 2.5g)
- 砂糖 10g
- レモン汁 少々
作り方
- メロンの果肉をスプーンでこそいでざるで濾し、果汁を小鍋に入れる。
- 小鉢にアガー(または粉寒天)と砂糖を合わせて均一になるように混ぜる。
- 1の果汁をかき混ぜながら2を振り入れて、ザラザラとした感覚がなくなるまでよく混ぜる。
- 3を中火にかけて混ぜながら加熱する。沸騰したら弱火に落とし、1分加熱する。
- レモン汁を加えて混ぜたら耐熱容器に移し、ラップをして粗熱が取れるまで常温に置き、固まったら冷蔵庫で1~2時間冷やす。
身近なグラス等を使った盛り付けアイデア画像集
パフェといえば、足のついた背の高いグラスを思い浮かべる方も多いはず。おうちでカフェ気分を楽しむにはもってこいですが、使う頻度の少ないパフェグラスをわざわざ買うのはもったいないと感じる方もいらっしゃると思います。
身近な食器も盛り付け方ひとつで、ワクワクするようなパフェに活用できます。
1. タンブラー
どこのご家庭にもあるガラス製のタンブラー。安定感があるのが特徴で、食べるときはもとより、盛り付け時にも落ち着いて作業できるのでおうちパフェ初心者にはピッタリです。
浅型のタンブラーは軽めのパフェを作るのにちょうどよいサイズ感です。
2. グラスジャー
持ち手のついたグラスジャーは、ポップな雰囲気のおうちパフェに大活躍。
スクリューの溝にツイストコードでアレンジメントをすると、さらに可愛い”映え”スイーツになります。
3. ワイングラス
ワイングラスやシャンパングラスを使うと、ぐっと大人の雰囲気に。ダークチョコレートやリキュールを使ったパフェとの相性は抜群です。
脚(ステム)があるので、縁ギリギリまで詰め込んでもあまり重たい印象になりません。
少量のフルーツとアイスを入れ、薄いクッキーで蓋をするのもぜひ真似してみたいテクニックです。
4. 大きめのフルーツの皮
スイカやメロンなど、大きめのフルーツを使うときに残る皮を器にすれば、見た目も豪華なパフェが出来上がります。
パーティーはもとより、自分へのご褒美スイーツとしても満足度の高いおうちパフェになること請けあいです。
注意点として、酸味が強かったり、酵素を多く含フルーツに乳製品を合わせると凝固や苦味が発生します。使用するアイスクリームをシャーベットにする、乳製品不使用のホイップを選ぶなどすると良いでしょう。
まとめ
さまざまなアレンジがあり、決まった作り方がないパフェは、自由な発想が醍醐味でもあります。
自宅で作るおうちパフェは、大人も子どもも気軽に楽しめるインスピレーションを使ったエンターテインメント。
作って、見て、食べて満足のおうちパフェ、自分好みの1品を作ってみてくださいね。
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