現代の暮らしにも「神棚」を♪マンションの神棚設置アイデアもご紹介◎

神棚

皆さんのおうちに神棚はありますか?以前は当たり前にあったものですが、若い世代の家では、あまり見かけなくなってきました。『暮らしの役に立たないし、インテリアにも合わないし、神棚なんて必要ないでしょ』という考えの人も多いかと思います。
では、神棚とはそもそも何のためにあるものなのでしょう?神棚について理解を深めることで、”暮らしに必要なものかどうか“が見えてきますよ。

そもそも「神棚」って何をするためのもの?

神棚は何のために必要?

知っておきたい「神棚」のこと

神棚とは、家や事務所などにおいて主に神道の神をまつるための祭壇のことを指します。神棚は江戸時代頃、伊勢神宮への信仰を広める目的で、『伊勢神宮のお神札(お札のこと)を家でもまつれるように』と考案されたものが始まりとされています。平たく言えば、わざわざ伊勢まで行かなくても、家にいながらにして、お伊勢参りができますよ、といったところでしょうか。つまり、神棚は家の中に神社があるようなものなのです。

やがて神棚は庶民の間に神道上の習慣として定着するようになり、今では氏神様(住んでいる土地の神様)をまつるとともに、家内安全や繁栄を願って設置されるようになったそうです。神社で手を合わせて「家族が健康でいられますように」とお願いするのと同じと考えれば、神棚が一気に身近な存在に感じられますね。

購入方法やそろえる道具について

神棚を買おう!

神棚を買おう神棚は扉の数や屋根の仕上がりなどによって、色々なタイプがあります。国産のヒノキを使った職人の手によるものはとても立派な造りで、価格も数万円と高額!しかも、大きくて幅があるので、設置場所が限られるマンションには、あまりおすすめできません。
神棚初心者やマンション住まいで省スペースなものを探している人は、まずはお手頃な神棚をホームセンターなどで購入しましょう。造りがシンプルな分、場所をとらず、軽量で設置しやすいのが魅力。マンションのちょっとしたスペースにも対応してくれます。『神様をまつるものをホームセンターで買うことになんだか抵抗がある……』という人は、神社に依頼して神棚祓をしてもらえば安心ですよ。

神具をそろえよう!

お供え物を揃えよう神棚とともに必要となるのが神具です。神具には、榊を飾る「榊立」、お酒を入れる「瓶子(=徳利)」、お水を入れる「水器」、お供え物を入れる「皿」、「神鏡」などがありますが、スペースを確保しづらいマンションなどで一式をそろえるのは、やはり難しいもの。ただ、こうした神具は必需品ではないので、無理にそろえる必要はありません。神棚の大きさや飾る場所の広さにあわせて神具を選定すればOKです。

お神札を準備しよう!

Jingu taima front.jpg By 教派研究投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

お神札は「神宮大麻」「氏神神社のお神札」「崇敬神社のお神札」の3体(お神札は「体」という単位で数えます)が必要とされています。

「神宮大麻」とは伊勢神宮のお神札のこと。
「氏神神社」は、住んでいる土地の神様をまつる神社のこと。
「崇敬神社」は、地縁や血縁的な関係以外で個人の特別な信仰により、崇敬している神社のこと。

この3体のお神札が基本とされていますが、1体だけでも問題はないそうです。伊勢神宮まで気軽に行けないという人は、まずは氏神神社のお神札から手に入れてみましょう

いつ買えばいいの?取り替えのタイミングは?

神棚を設置するタイミングとしては、新築や引越しといった新しいスタートをきる時、厄年や年祝いなどの節目がおすすめです。
また、神棚は定期的に取り替えることも必要です。『神棚を捨てるなんて罰当たり!』と思うかもしれませんが、古くなったシミだらけの神棚では逆に神様に対して失礼です。伊勢神宮が20年に一度遷宮していることから、神棚も最低20年に一度は取り替えるべき。20年を待たなくても、10年、15年など、ある程度の年数が経ったものは取り替えるようにしましょう。

古くなった神棚は、神社で祈祷の上、処分してもらったり、お焚き上げをしてもらうのがベスト。どうしても神社に行けない場合は、塩で清めてから、燃えないゴミとして廃棄してもいいそうですよ。

どこにまつればいいの?

神棚は家の中のもっとも清らかで明るい場所に設置します。位置は「目の高さ以上の高いところ」、方角は「南向きか東向き」がいいとされています。神棚の上に部屋などがあり、人が神棚の上を歩くことがある場合は、「雲」という字を白い紙に書いて神棚の上の天井に貼ります。これは、『神棚の上には何もありませんよ』という意味合いをもたせるため。

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また、逆にふさわしくない場所は、トイレと背中合わせの場所や寝室、人が出入りをするドアの上、お神札が汚れてしまう可能性のあるキッチンなど。神棚と仏壇は同じ部屋に設置しても問題ありませんが、向かい合わせにすることは好ましくないとされていますので、避けるようにしましょう。

では、間取りの限られたマンションでは、具体的にどういった場所に設置すればいいのでしょうか?次章で詳しくご紹介していきます。

マンションでも神棚を設置できる?

気軽に棚を作ったり、新たに神棚用のスペースを作ることが難しいマンション。でも、工夫をすれば、マンションでも神棚を設置することは可能です。ここではマンションの神棚設置アイデアをご紹介します。

ルールを押さえて適した場所に

神棚を設置すべき場所として、先ほど位置や方角などをご紹介しましたが、間取りの限られたマンションでは、なかなか思い通りの場所が見つからないこともあります。こうした住宅事情などが理由で、条件の整ったところに設置することが難しい場合は、「家族が一番よく集まり、お供えや拝礼に都合のいい場所」に設置して構わないとされています。現代でいうと、住まいの中心であるリビングが最適ですね。新たに棚を取り付けなくても、家具の上を利用して問題ありませんよ。

上の階に人が住んでいる場合は、先ほどご紹介したように、天井に「雲」という字を貼る必要がありますが、この「雲字」は自分で手書きしてOK。白い紙に雲と書き、天井に損傷が残らないセロハンテープなどで貼り付けておきましょう。

どうしても飾る場所がない場合は?

どう頑張っても飾る場所が見つからない場合は、お神札をセロハンテープや両面テープ(壁紙を傷つけない粘着力の弱いもの)で壁や柱に直接貼り付けてもOK。また、お神札を入れるだけの「お札立て」なら、神棚を設置するよりも省スペースで済みます。

神棚がないことが失礼にあたるのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、形式にばかりとらわれて、神様を思う心を二の次にすることがもっとも良くないこと。住まいの状況に合わせて、臨機応変に神棚やお神札を取り入れていけば問題ありませんよ。

インテリアにあわせたモダンなデザインも♪

和室がない場合やインテリアにこだわりがある場合、神棚はミスマッチだから置きたくないという人もいるでしょう。しかし、最近は現代のインテリアにマッチするモダンなデザインの神棚も登場しています。なかには、一見しただけでは神棚とわからないようなデザインのものも。色もナチュラルなカラーから、シックなダーク色まで、幅広く売られていますので、インテリアに溶け込むこと間違いなし。おしゃれな神棚や榊の緑がお部屋のアクセントにもなってくれそうです。

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神棚を設けて、神様をおまつりしよう

神棚の役割やそろえる神具、設置する場所などを確認したら、あとは神様をおまつりするだけ。ここでは、神棚を設置した後にやるべきことや気をつけたいことなどを紹介していきます。

毎月の榊の交換を忘れずに

榊の交換を忘れずに神棚には榊を飾るのが、基本とされています。榊はもちろん植物ですので、日が経つにつれ枯れていくもの。そこで、毎月1日と15日に新しいものに取り替えることが推奨されています。ただ、月2回の交換が難しかったり、寒い時期で葉の鮮度が長持ちするような場合は、1日・15日でなくても臨機応変に対応してよいでしょう。枯れたまま、いつまでも放ったらかしにしておかないことが何より大切ですよ。

年に一度の“やるべきこと”

お正月やお祭りの他、結婚・誕生日・七五三など家庭内でお祝い事がある時には、お酒や季節の初物など、いつもより豪華なお供えをしてお参りをしましょう。特に年末は、新しい一年を迎える準備として、神棚をきれいに大掃除したり、正月飾りをしたりする大切な時期。忘れず、毎年の習慣にしたいですね。
ただ、ここで注意するポイントが!年末といっても12月29日と31日は神棚の掃除や飾り付けを避けるべき日と言われています。というのも、29日は「二重苦」に通じ、31日は「一夜限り」で神様に失礼とされているため。神棚の掃除や飾り付けは「毎年12月28日まで」と覚えておいてくださいね。

形式よりも気持ちが大事!

神棚の準備ややるべきことなどを知って、『なんだか大変そう……』と思った人も多いのではないでしょうか。でも、実は神棚については基本的な決まりごとはありつつも、結局のところ「毎日の神拝や神様を大切に思う心が一番大切」とされています。
そのため、形式にこだわりすぎるあまり、榊の交換やお参りが「毎日の作業」になってしまっては本末転倒。そろえる神具や設置場所にこだわりすぎず、自分のライフスタイルや住環境にあったやり方で、神棚を取り入れていくことから、まずは始めてみましょう

まとめ

現代は核家族が当たり前になり、神棚のような昔から脈々と受け継がれてきた古い慣習は、どんどんと失われつつあります。役割や意義を改めて見直し、現代の住まいにあう形で伝統や慣習を守り続けていきたいものですね。
ちなみに、筆者の家には神棚がないので、これを機に神棚を新しく設ける予定です。「神棚のある暮らし」が2歳の息子にとって、神様に感謝する、ひいては周りの人たちに感謝の心を持てる人間への成長につながればいいな。そんな風に思っています。

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