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営業マンがおすすめするマンション2階住戸のメリットと注意点
マンションを買う

マンションの2階が選ばれる理由|メリットや見るべきポイントを解説

これからマンションの購入を検討されている方の中には、「せっかくマンションを買うなら、2階だと不安が多いのでは」「損に感じるかもしれない」といった懸念をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンション販売の現場に立つ私がお客様とお話しする中でも、「他の人はどのような理由で2階の購入を決断したのですか?」といったご質問をいただくことがあります。

マンションにおいて、階数によって条件が異なるのは当然ですが、実は2階住戸には数多くのメリットが存在します。
今回はマンションの2階住戸にスポットを当て、そのメリットや注意点をご紹介していきます。上層階にはない独自の魅力や利点も豊富にありますので、住まい選びの参考になれば幸いです。


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1.マンションの2階にするメリット4つ

マンション販売をしている私がお客様をご案内する中で「マンションの2階に住むメリット」と感じるのは、こちらの4つです。

こちらの記事では1階住戸が無い場合(1階部分が駐車場や駐輪場などのマンション)を想定しています。1階住戸がある場合の2階住戸の場合は、当てはまらない内容がありますのでご注意ください。

1階が駐車場などで、最下層が2階の場合についてご説明します

1階が駐車場などで、最下層が2階の場合についてご説明します

1-1.高層階と比較して価格を抑えやすい

マンションでは一般的に、階数が高くなるほど日当たりや眺望が良くなることなどから分譲価格が高く設定されています。そのため、2階住戸は3階以上の住戸と比べると価格が抑えられているケースが多く見られます。
また、1階住戸も広い専用庭や専用駐車場などがある場合には、その付加価値により価格が上乗せされることもあります。結果的にそのマンションの中で2階住戸がもっとも価格が抑えられているという状況も珍しくありません。

同じ広さの住戸でも、階数の違いだけで数百万円もの差が生じることもあります。住まいとしての機能は保ちつつ、眺望などにはこだわらずに価格を重視したい方にとって、2階住戸は大きなメリットがあります。

1-2.階段もエレベーターも利用できる

部屋まで階段を利用することができる点も、2階住戸の大きなメリットです。マンションといえばエレベーターを利用するイメージをお持ちの方も多いように思いますが、2階住戸をはじめとした低層階であれば階段を利用することも可能です。朝の通勤時間などはエレベーターが混雑し、乗るまでに時間がかかる場合もあります。状況に応じて階段を利用できるメリットは大きいといえます。

また、地震などの災害時にも階段の負担が少ない2階住戸は安心です。地震発生時はエレベーターが緊急停止しますし、大雨で浸水した場合もエレベーターは利用できなくなります。階段での移動も負担が少ない2階住戸は災害時も安心です。

1-3.下階への配慮がいらない

1階がエントランスや駐車場・駐輪場などの共用部分になっているマンションの場合、2階住戸の真下には居住者がいないため、足音などの生活音を過度に気にすることなく過ごせるでしょう。特に小さなお子さんがいる世帯では子どもの足音を心配される方が多いため、この点は大きなメリットとなります。
ただし、音は下階だけでなく周囲の住戸にも響く可能性があるため、他の居住者への配慮は引き続き必要です。2階であっても、騒音や足音には十分な注意を払いましょう。


2.マンションの2階はこんな方におすすめ!

マンションのリビング
前章でご紹介した2階住戸のメリットを踏まえ、どのような方におすすめできるかをご紹介します。

2-1.小さな子どもがいるファミリーの方

小さな子どもがいるご家庭が、マンションの2階(最低階であることが多い)を希望されるケースは少なくありません。
子どもが小さいと部屋の中を走り回ることも多いため、下階への騒音を心配される方も多いでしょう。しかし、2階であれば下階に居住者がいないため、子どもの足音を過度に気にすることなく生活できます。

また、子どもがいると公園や友人宅など、外出の機会が多くなるかと思います。荷物が多くなったり、忘れ物や急な天候変化で一度帰宅するといったことも頻繁にあるのではないでしょうか。そのような際に、階段で気軽に行き来ができる点も2階の大きな魅力です。

2-2.家賃や購入価格を安く抑えたい方

前述の通り、マンションは高層階になるほど販売価格も高くなる傾向があります。
同じ広さでも2階と高層階では数百万円もの価格差が生じることも珍しくないため、眺望は重視せず、価格を抑えたい方には2階住戸がおすすめです。
マンションによっては周辺環境次第で、2階住戸でも良好な眺望を得られたり、十分な日当たり・風通しが確保できたりする場合があります。価格を抑えたい方は、物件の現地で周辺の建物の状況をよく確認することをおすすめします。

2-3.家の出入りの頻度が多い方

マンションの2階であれば階段を利用できるため、エレベーターの待ち時間を省くことができます。
そのため、朝のラッシュ時に出勤するビジネスパーソンや、頻繁に買い物に出かけるご家庭など、日常的に家の出入りが多い方に2階住戸はおすすめです。

2-4.階段での上り下りの負担を少なくしたい方

地震や大雨による浸水などの災害時にはエレベーターが停止する可能性がありますが、2階住戸であれば階段移動の負担が少なくて済みます。災害時に自宅避難をする際、停止したエレベーターの復旧に時間がかかっても、移動の負担が軽減されるでしょう。
一方、高層階からの階段移動は大きな負担となり、高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では不安を感じる方も少なくありません。階段の上り下りに負担を感じる方には、2階住戸がおすすめです。

2-5.高いところが苦手な方

「高いところが苦手」という方も多くいらっしゃいます。
立地やお部屋の広さなどは時間が経てば慣れることもありますが、高い場所への苦手意識は人によってはどうしても克服できない、根深いものもあります。
高いところが苦手な方には、2階をはじめとする低層階がおすすめです。


3.【プロが解説】2階住戸の注意点と物件選びのポイント

2階住戸の資産価値

これまでご説明した通り、2階住戸には多くのメリットがあります。しかしながら、高さがない分、いくつかの注意点も存在します。本章では、主な注意点とそれらに対する対策についてご紹介いたします。

3-1.日当たり・眺望

2階住戸は、周辺にある建物の高さや配置によって日当たりや眺望が悪い場合があります。特に日当たりは日常生活にも影響があるため、必ず確認しておきたい重要なポイントです。
2階住戸を検討する際は、現地で周囲の建物や日当たりへの影響を確認してみましょう。

マンション周辺の建物の有無
分譲マンションは、一般的に利便性の高い立地に建設される傾向があります。そのため、隣接する建物や向かいの建物との距離が近いケースも少なくありません。まずは周辺建物の有無や、建物がある場合はその建物との位置関係を把握することが重要です。特にバルコニー側は洗濯物を干したり、植物を育てたりする場合もあるため、日当たりは重要です。
バルコニー側が川や幹線道路に面しているマンションの場合、日当たりへの制限を受けにくく、将来的に建物が建設される可能性も極めて低いため、このような立地に建つ物件を選ぶことも有効な手段の一つといえます。

3-2.虫の発生

2階などの低層階に住む場合は、「害虫」を懸念される声もよくお聞きします。
あなぶき興産が新築分譲マンション居住者に行った階数別のアンケートでは、1~3階の低層階で虫を「見たことがない」「ほとんど見ない」という回答が58.3%と半数以上を占めました。残りの41.7%も「たまに見る」との回答で「低層階だから虫が発生する」とはいえないようです。

虫に関しては階数よりも近くに川や大きな湖などがある立地条件や、建物の古さ、飲食店の有無など周辺建物の影響が大きいことが考えられます。 虫を気にされる方は2階かどうかということより、まず周辺に虫が発生しそうなスポットがあるかどうかに注意し、その点をチェックした後、検討をスタートしましょう。

参考記事
【体験談】居住者に聞いた!マンションの階数で良かったこと、困ったこと

3-3.防犯性

2階住戸の防犯性を気にされる方も少なくないでしょう。
2階の防犯性が気になる場合は、バルコニー側に侵入の足がかりになるようなものがないか、現地やパンフレットで確認しましょう。物件によっては、バルコニーのすぐ下に受水槽やゴミ置場、電柱、塀など、侵入経路となり得る足がかりがあることもあります。バルコニーや窓からの侵入を防ぐには、敷地内の構造物について確認しておくと安心です。

「2階だから空き巣の被害が多い」というわけではありません。分譲マンションの場合、多くの物件で敷地内に複数の監視カメラが設置されています。また、管理人が常駐していることや、マンション内の住民の目があることから、防犯面においてむしろ安心感があるケースもあります。
侵入経路となる足がかりがないかを確認するとともに、階数に関わらず玄関や窓の施錠をしっかり行うことが重要です。

3-4.外部からの視線

2階での生活をイメージすると、外部からの視線が気になる方もいらっしゃるかもしれません。外部からの視線が気になり、昼夜問わずカーテンを閉め続けることで、室内が常に暗くなってしまうのはストレスにつながりますね。
そのような場合は、「ミラーカーテン」での対策が有効です。
ミラーカーテンとは、カーテン生地の裏側が光を反射し、外から透けにくいレースカーテンのことです。
プライバシー保護を目的に作られており、外からの光を取り込みながら、ある程度の紫外線もカットしてくれる便利なアイテムです。

2階住戸だと人目を気にする生活になるのではないか、という懸念もあるかもしれませんが、条件次第では上層階でも同様の状況となり得ます。3-1でもご紹介した通り、マンションの立地においては周囲に建物が密集していることも多く、周辺建物の高さによっては、上層階でもプライバシー確保に課題が生じるケースもあります。周辺建物とマンションの位置をよく確認し、状況に応じてミラーカーテンなどの対策をすることをおすすめします。


4.マンションの2階の購入をおすすめできる3つの理由

「マンションの2階は損に感じる」「マンションは高層階こそ価値がある」といったイメージから、2階住戸の資産価値を低く評価されがちです。しかし、2階住戸の資産価値は決して低いものではなく、むしろ独自の魅力と数多くのメリットを兼ね備えています。

お部屋の「資産価値」とは、住まいとして感じる快適さや利便性などの『使用価値』(例:広さや開放感、家事動線の良さなど)と、将来的な売却や賃貸運用を考慮した際の『交換価値』(例:売却のしやすさなど)という二つの視点があります。
私が2階住戸の資産価値は決して低くないと考える理由を、以下の通りです。

  • 各地での災害が増加している昨今、災害時の避難が容易であること
  • 防犯・プライバシー面での安心感と、出入りの利便性を両立できること
  • 上層階と比較して、購入価格が低めに設定されていることが多いこと

4.まとめ

2階だから価値がないということはない
今回は、マンションの2階住戸についてご紹介しました。
マンションは高層建物というイメージが強く、「せっかくなら上層階を購入したい」とお考えの方も多くいらっしゃいます。しかし、2階住戸が決して「損」というわけではありません。むしろ、2階住戸ならではの魅力が数多く存在します。

この記事で挙げたメリットと、マンションに住んだ後のご自身の生活スタイルを照らし合わせ、「2階住戸のほうがメリットが多い」と感じられた方は、ぜひ2階住戸も選択肢の一つとして検討してみてください。

実際にマンションに居住している人の体験談が知りたい方はこちらをご覧ください。

【体験談】居住者に聞いた!マンションの階数で良かったこと、困ったこと
マンションの居住者に階数選びの理由と住み心地をアンケート。階段の利用状況や虫の出現などもヒアリング。全体的にどの階数も、住み心地に満足する声が多数となっています。

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