" マンション × くらし × まち "の魅力を新発見。
地方都市のマンションライフを充実させるための情報メディア

共働き家庭が幼稚園を利用するメリットと注意点
くらしのヒント

共働き家庭の新しい選択肢!仕事と両立する幼稚園選びのポイント4つ

「共働き家庭の子ども=保育園」とイメージがあるかもしれませんが、最近は、預かり保育に力を入れる、共働き家庭でも利用しやすい幼稚園が増えているのをご存知でしょうか?
文部科学省の平成26年度データによると、全国の幼稚園の82.5%(公立:60.9%、私立:95.0 %)が預かり保育を実施しており、共働き家庭でも利用しやすい施設になりつつあります。
※データ出典:文部科学省 平成26年度 幼児教育実態調査より

かくいう筆者の家庭も共働きで2歳までは保育園を利用していましたが、3歳になった春から幼稚園に転入した経験があります。
我が家の場合は、「もともと幼稚園教育に興味があったこと」と、「引っ越しに伴い転園せざるを得ない状況だったこと」が重なり、幼稚園を選択しました。
最初は保育園と幼稚園の違いに戸惑いもありましたが、共働き家庭に理解のある幼稚園を選んだこともあり、なんとかやりくりし卒園を迎えることができました。

今回の記事では、幼稚園への入園を検討している共働き家庭に向け、幼稚園選びのヒントになる情報を、筆者の実体験を交えてご紹介します。

子育てファミリーの失敗しない住居探しを解説したPDFの資料をダウンロード!

1.幼稚園と保育園の基本的な違いは?

幼稚園と保育園の違いは?
まずは、幼稚園と保育園の違いを比較してみましょう。
どちらも子どもたちは親と離れて、幼稚園教諭や保育士のもとで集団生活をします。その部分だけ見ると同じ意味をもつ施設に感じます。しかし実際は、制度や目的など異なる点もあるのです。

1-1.教育施設である「幼稚園」と児童福祉施設である「保育園」

<幼稚園>

幼稚園を管轄するのは文部科学省です。つまり、幼稚園は学校教育法に基づく「学校教育施設」に該当します。幼稚園の目的は、母子分離で集団生活をするなかで、子どもの心身の発達を助長することです。

一般的な概要は以下の通りです。

■保育年齢対象:3歳になって迎える春~就学前まで(2歳保育を行う幼稚園も一部あり)
■保育時間:大体9時~14時(延長保育の状況は園により異なる)
■昼食:給食もしくはお弁当(園により異なる)
■先生:幼稚園教諭免許が必要

園によって、「鼓笛演奏に力を入れている」「丈夫な体つくりを目指している」など特色が様々なので、見学をして気に入った幼稚園を選ぶことができます。

筆者が利用していた幼稚園の場合…
週4日は園内の調理室で作られた温かい給食が食べられるというのがひとつの特色でした。栄養バランスの取れたおいしい給食がでることは本当にありがたかったですね。
お弁当の日は週1日だったので、朝のお弁当作りもそこまで負担に感じなかったです。

<保育園>

一方、保育園は、厚生労働省の管轄です。幼稚園が「学校教育施設」であったのに対し、保育園は、「児童福祉施設」という位置づけであり、保護者の仕事などの理由で保育の必要性がある子どもを預かり、保育をすることが目的です。

一般的な概要は以下の通りです。

■保育年齢対象:0歳~就学前まで
■保育時間:大体8時~19時 (延長保育含む)
■昼食:給食あり 
■土曜保育あり
■先生:保育士資格が必要

幼稚園と比較すると、保育時間が長かったり、土曜保育があったり、給食があったりと共働き家庭にとって心強いサービスが充実していますね。

1-2. 年齢を満たせばOKの「幼稚園」と、入園条件が厳しい「保育園」

<幼稚園>

幼稚園は、特に厳しい入園条件はなく、保育対象年齢を満たせば入園を希望できます
一般的に、秋(9月〜11月頃)に願書の配布・受付が行われ、面接などを経て年内には入園が決まることが多いようです。

<保育園>

保育園は保育の必要性がある子どもを保育する施設です。保育の必要性の事由としては、就労や病気・介護などがありますが、その優先順位は各自治体で定められています。条件を満たす方が優先順位ごとに入園が決まるしくみです。

保育園は、事前に待機児童として登録しておくと欠員状況によって年度途中でも入園が可能ですが、4月入園が比較的入りやすいといわれています。
4月入園の場合、10〜11月ごろに入園案内・12月ごろまでに申請受付を済ませ、年明け1~2月ごろに入園の可否が決まることが多いようです。

1-3. 保育料が一律である「幼稚園」と、家庭状況によって保育料が異なる「保育園」

保育料が一律である「幼稚園」と、家庭状況によって保育料が異なる「保育園」

幼稚園と保育園は、保育料の料金システムが異なります。
説明の前にひとつ伝えておきたいことは「幼稚園と保育園のどちらか得か(保育料が安いのか)は言い切れない」ということ。それは、各家庭の世帯収入や地域、園によって状況は異なるからです。
また、保育内容に見合った保育料なのかどうかが、損得の感覚に関わってくるのではないかと、筆者は個人的に感じています。

<幼稚園>

幼稚園は私立と公立で保育費用に差はありますが、世帯収入は関係なく、金額は一律です。

公立の幼稚園は、運営元が自治体なので、ほとんどの場合、保育料は比較的安価です。一方、私立幼稚園は、入園金、通園バス代、給食代、冷暖房費、課外活動費、延長保育料金などが、保育料以外にも必要な費用が発生することがあります。
特に共働きで幼稚園を利用する場合は、延長保育をした場合の料金も含めて考えた方がいいでしょう。

費用がかさみがちな私立幼稚園に子どもを通わせる家庭の負担を軽くするため、自治体によっては補助金を出しているところもあります。お住まいの自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

<保育園>

認可保育園の場合、保育料の設定は以下のルールに基づきます。
■前年度の世帯収入(課税状況ランク)に応じて保育料が決まる(金額は各自治体による)
■子どもの年齢が小さいほど高額である。2・3人目以降は安くなることが多い
■時間外保育は別料金がかかる

認可外保育園の場合は、保育園ごとで独自に保育料が設定されています。自治体からの助成金がない、もしくは少ないため、認可保育園に比べて割高なことが多いようです。なかには独自の教育方針を掲げている高額保育料の保育園もあります。

幼児教育・保育の無償化でどう変わる?
幼児教育・保育の無償化でどう変わる?
2019年10月より幼児教育・保育の無償化の実施が予定されています。当事者のご家庭は詳細が気になりますよね。かくいう筆者もただいま未就園児の子育て真最中。まさに当事者でありこの施策に大きな期待を抱いています。
幼児教育・保育の無償化とひとくちに言っても、家庭状況や収入、預ける施設などによってサービス内容が異なるようです。各ご家庭がそれぞれどのようなサービスを受けられるのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
■子どもの年齢:0~2歳 /世帯状況:住民税非課税世帯(年収250万円未満)
【認可保育園】無償
【認可外保育施設】月4.2万円まで
■子どもの年齢:3~5歳 /世帯状況:共働きなどで保育の必要性が認定されている家庭
【認可保育園・認定こども園】無償
【幼稚園】月2.57万円まで
【幼稚園の預かり保育】月3.7万円まで(幼稚園の保育料無償化上限額の2.57万円を含む)
【認可外保育施設】月3.7万円まで
【幼稚園・認可保育園・認定こども園+障害児通園施設】ともに無償(幼稚園は月2.57万円まで)
■子どもの年齢:3~5歳 /世帯状況:専業主婦(主夫)家庭
【認定こども園】無償
【幼稚園】月2.57万円まで
【幼稚園の預かり保育・認可外保育施設】無償化の対象外
【幼稚園・認可保育園・認定こども園+障害児通園施設】ともに無償(幼稚園は月2.57万円まで)
※「認定こども園」とは幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設のこと。保護者の就労の有無にかかわらず、0歳から就学前までを預かり、教育・保育を一体的に行います。
※参考
 文部科学省 幼児教育の無償化に関する住民・事業者向け説明資料1
 文部科学省 幼児教育の無償化に関する住民・事業者向け説明資料2

2.共働き家庭から見た幼稚園のメリットと、実際に通って感じた「良かったところ」

共働き家庭の子どもの多くが保育園に通うなか、あえて幼稚園に通わせたいと思う人がいるのには理由があります。ここではそのメリットと、筆者の実体験から「通わせて良かった」と思えた幼稚園のメリットをご紹介します。

2-1.保育園と比べ、幼稚園は一般的に入園条件が厳しくない

保育園と比べ、幼稚園は一般的に入園条件が厳しくない
認可保育園を申し込むには「保育の必要性の事由」が必要となります。さらに、保育園への入園希望者が多い場合には勤務日数や時間、就労形態(自宅勤務かどうか)等も見て「保育の必要性が高い」と認められる順に入園が認められるようになっています。
そのため、パートタイム勤務の方やこれから仕事先を探したい方は入園が厳しい場合もあります。

一方で、幼稚園の入園申込には保護者の勤務形態等の条件はありません。勤務時間等による優先などもないため、パートタイム勤務や自宅労働など自分たちに合った働き方をすることができます。

待機児童として、いつ入れるのかわからない状況で保育園の空きがでるのを待ち続けることを考えると、希望の幼稚園にすんなりと入園できるほうが、仕事復帰の見通しも立てやすいかもしれませんね。

2-2. 様々な価値観を持つ保護者がいるので視野が広がる

保育園では、共働き家庭が多くなりますが、幼稚園はそうではありません。共働き家庭の利用も増えてきているとはいえ、専業主婦(主夫)家庭や扶養の範囲内でのパートタイム勤務という方も多いです。
家庭環境が違えば価値観も違います。さまざまな保護者と関わることで、視野が広がり子育ても柔軟に取り組めるようになるのではないでしょうか。

また、地元の幼稚園に通う場合、保護者のつながりは小学校にいっても続きます。小学校では保護者同士関わる機会が少ないため、幼稚園からの知り合いが多いと何かと心強いものです。

2-3.<筆者の場合>通園して良かったところ

ここからは、筆者の子どもが幼稚園に通う中で、良かったと感じた点をご紹介します。

小学校と同じような環境で過ごすことができた

筆者の子どもの場合、「いすに座って先生のお話しを聞き、指示にしたがって作業する」といった集団生活の規律を幼稚園で身につけることができたのが子育ての助けになりました。何気ないことのようですが、小学校の授業と同じような雰囲気だったので、小学校入学後もスムーズに学校生活に馴染むことができたようです。

小学校入学という環境の変化に、子どもたちは多かれ少なかれ戸惑いを感じます。入学前の時期を小学校生活と同じような環境で過ごしていると、入園後のギャップを最小限に抑えられ、小学校生活にスムーズに馴染めるのではないかと感じました。

筆者の子どもは、入学当初は「学校って難しいことをたくさんするのかな…」と緊張していましたが、いざ授業が始まると、文字の学習、鍵盤ハーモニカの演奏、鉄棒・跳び箱・縄跳びなど自分が幼稚園でやってきたことが多かったため、ほっとしたようでした。
慎重派のお子さんは特に、小学校生活と同じような環境のある幼稚園・保育園を選ぶと安心だと思います。

園内で受けることができる課外レッスン(習い事)

園内で受けることができる課外レッスン(習いごと)
共働きをしていると子どもに習い事をさせにくいのでは…という不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者の子どもが通った幼稚園では、英語・体操・ピアノ・サッカーの課外教室が曜日ごとに行われていました。他にも、温水プールでの水泳教育、楽器の演奏、珠算教室などさまざまな課外レッスンがある園もあるようです。

園内での課外レッスンは、友だちが参加している姿を見て興味のない分野にも興味を持ち始めたり、いつも同じ環境でリラックスしてレッスンを受けることができるなど、たくさんのメリットがあります。保護者が習い事の送迎をする必要がないのも、働く保護者にとっては大変ありがたいですね。


3.共働き家庭が感じる幼稚園のデメリット4つ

共働き家庭が仕事と子どもの幼稚園生活を両立するには、以下のデメリットをいかにクリアするかがポイントになるでしょう。

3-1.保育時間が短いので延長保育は必須

延長保育は必須
幼稚園の保育時間は、だいたい9時~14時のところが多いです。そのため、フルタイムの共働き家庭の場合は、早朝保育や預かり保育を利用が必須となります。

早朝保育や預かり保育は、通常の保育料とは別に料金が発生するので、入園前に、月額いくらくらい追加で必要なのかを把握しておきましょう。

筆者が利用していた幼稚園の場合…

預かり保育の時間と利用料をご紹介します。あくまで一例として参考にしてくださいね。
 

預かり保育の種類時間料金
早朝保育7時30分~1回200円、月極2000円
平日の預かり保育14時30分~18時30分1日700円、月極なし
土曜日の預かり保育8時~16時1日1,100円
長期休暇の預かり保育8時~18時1300円 ※定員あり

3-2.長期休暇がある

幼稚園には、春休み・夏休み・冬休みの長期休暇があります。共働き家庭は、長期休暇期間の預かり先を確保するため、幼稚園の制度を事前に確認しておきましょう。

長期休暇中でも「1日預かり保育」を行っている幼稚園もあります。しかし、その場合であっても長期休暇は定員数が少ないことも考えられますので、幼稚園の預かり保育以外に、地域の保育園や子育て広場の一時保育を利用するなど、預け先の候補を探しておくことをおすすめします。

筆者が利用していた幼稚園の場合…

定員数に限りはありますが、幼稚園の長期休暇の預かり保育が充実していたので主にそれを利用していました。
しかし、長期休暇中、預かり保育がない日もあったので、その場合は、地域の子育て広場の一時保育(9時~18時/利用料1時間200円)を利用していました。

3-3.平日に行われる行事がある

幼稚園の行事の多くは平日に行われ、保護者の参加が求められることも少なくありません。
そのため、行事ごとに仕事を休む、または早退せざるを得ないことも想定しておきましょう。

しかし、幼稚園によっては、共働きの家庭を配慮して平日の行事が少なかったり、親の参加が少なかったりすることもありますので、確認しておくと安心ですね。

筆者が利用していた幼稚園の場合…

保護者参加型のイベントは主に、参観日、誕生月の誕生日会、夏祭り(土曜日)、運動会(土曜日か日曜日)、作品展(土曜日)、生活発表会(土曜日か日曜日)でした。共働き家庭も多い幼稚園だったので、平日の保護者参加のイベントは比較的少ない方だと思います。
行事ごとにプロのカメラマンが写真撮影を行い、それを後日インターネットから確認・購入することもできたので、参加できなかったイベントがあっても、家でゆっくり子どもの写真を見ることができました。

3-4.昼寝がない

保育園生活ではルーティンとなっている昼寝タイム。しかし、幼稚園で昼寝はありません。
そもそも幼稚園の保育時間は14時ごろまでなので、眠くなる前に多くの子どもたちは帰宅します。昼寝の習慣がある場合は帰宅後に寝る子もいるでしょう。

しかし、預かり保育を利用するとなると自宅で昼寝ができません。睡魔に勝てず預かり保育中に眠ってしまう子や、園では寝ないけどその分夜の就寝時間が早くなる子などさまざまです。昼寝サイクルができあがっていた子どもは、幼稚園に入ることで新たな生活リズムを整える必要があります。

筆者が利用していた幼稚園の場合…
年少の時は、疲れて昼寝をしてしまうことが多かったので、よく預かり保育の部屋の隅で寝かせてもらっていました。幼稚園としては想定内のことのようです。園の布団をお借りしていました。
年齢が大きくなるにつれ体力がつくので、昼寝がなくても平気になりました。

4.共働き家庭が重視したい幼稚園選びのポイント4つ

共働き家庭が重視したい幼稚園選びのポイント4つ
前章では、幼稚園のメリット・デメリットについて詳しく説明してきました。
これらを踏まえたうえで、共働き家庭が仕事と両立できる幼稚園を選ぶポイントを4つご紹介します。

4-1.預かり保育の実施状況の確認は必ず行おう

通常保育後の預かり保育や早朝保育、長期休暇中や土曜日の預かり保育の実施の有無。そして、実施しているのなら何時から何時まで受け入れているのか。
共働き家庭にとって第一に確認しておくべきことが預かり保育の実施状況です。

また、預かり保育といっても、その過ごし方は園によって異なります。
預かり保育中は自由遊びが主なところもあれば、しっかりとカリキュラムが用意されているところも。中にはDVDをひたすら見せ続ける園もあるといいます。
幼稚園で長い時間過ごすことになるお子さんのためにも、預かり保育の実施状況はしっかりと確認することをおすすめします。

4-2.家庭の教育方針と子どもの性格に合った園を探そう

幼稚園の方針や特色は園によって実に様々です。入園前の見学や説明会はぜひ足を運びましょう。
家庭の教育方針に合っているか、特色が子どもの性格に合っているのかを見極めて選択することをおすすめします。

参考までに、幼稚園のタイプを3つご紹介します。

  1. 早期教育型
    文字の読み書きはもちろんのこと、計算や漢字学習など小学校の受験対策を含むカリキュラムをとりいれている幼稚園。いわゆる名門幼稚園はここに該当します。
     
  2. のびのび型
    園庭遊び、泥遊び、植物や動物の世話、自由絵画など、遊びを通して心を育てることを主に行っている幼稚園。
     
  3. 独自カリキュラム型
    「モンテッソーリ」や「ヨコミネ式」などの教育法を独自にカリキュラムに取り入れた幼稚園。
筆者が利用していた幼稚園の場合…
仏教教育を通して報恩と感謝の心をはぐくむことを教育方針としていました。
鼓笛マーチング指導をはじめ、英語、体育、絵画など幅広い教育を行う一方で、自然とのふれあいも大切にしています。
「独自カリキュラム型」と「のびのび型」のあいだの幼稚園だと思います。

4-3.保護者参加型イベントが少なめの園を選ぼう

保護者参加の行事が少なめの園を選ぼう
これも、共働き家庭が幼稚園を選ぶうえで外せないポイントです。
幼稚園のイベントとして、運動会・発表会などの大きなイベントへの参加は想定内だと思いますが、園によっては、何かと保護者の出番が多いところがあります。

例えば、遠足の引率、絵本の読み聞かせ当番、発表会の衣装つくり、夏祭りやバザーの係などを頼まれることも。共働き家庭は、できれば保護者が参加するイベントが少ない幼稚園を選ぶことをおすすめします。

筆者が利用していた幼稚園の場合…
遠足の引率や絵本当番はありませんでしたが、発表会の衣装つくりや夏祭りやバザー、運動会の手伝いはそのつど募集がかかっていました。
働いていることを理由にすべてお断りするのは気が引けたので、少なくても年に1回、手伝える行事は参加するようにしていました。

4-4.通園が楽な幼稚園を選ぼう

特に時間に追われる共働き家庭にとって幼稚園選びに「通いやすさ」は外せませんよね。
「通いやすさ」は各家庭によって異なると思いますが、やはり毎日の送迎を考えると自宅から近いところが便利ですね。筆者は、徒歩圏内の幼稚園を自転車で通っていました。
行事への参加のときも楽でしたよ。また、徒歩圏内だと悪天候や万が一の災害時も安心です。

もし、徒歩圏内に希望の幼稚園がなければ、バスの送迎の利用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。延長保育を利用する場合はお迎えに行くことになりますが、忙しい朝に自宅近くに幼稚園バスが迎えにきてくれることは、共働き家庭にとってはありがたいサービスです。
送迎バスの決まった時間に一緒に通園する友だちがいると、子どもも親もつながりを持てるようになり、小学校に上がるときにも安心できるかと思います。

また、共働きの場合は、勤務先の近くの幼稚園を選ぶという選択もあります。
この場合、子どもと一緒に家を出られますし、お迎えも仕事が終わったらすぐにいけますね。急な呼び出しの時もすぐに駆け付けられるので安心です。

子育てファミリーの失敗しない住居探しを解説したPDFの資料をダウンロード!

5.まとめ

自分に合った園を選ぼう
幼稚園を選ぶメリット・デメリットを実体験を交えてご紹介しましたが、働きながら子どもを幼稚園に通わせるイメージはできたでしょうか?

幼稚園を希望する共働き家庭には、「2歳児までの小規模園に通っているため3歳で転園が必要」「保育園を希望しているがずっと入れずにいる」「3歳から育休が明ける」「子どもの幼稚園入園のタイミングに仕事・パートを始めたい」「小学校受験の対策をしたい」「幼稚園の教育カリキュラムに興味がある」「小学校入学前のコミュニティつくっておきたい」といったさまざまな事情や理由があることでしょう。

共働きだから保育園でないといけないというルールはありません。

しっかりとリサーチを行い、保護者と子どもにとって「無理のない幼稚園」を選ぶことができれば、きっと仕事と子育てを両立させながら幼稚園生活を送ることができることでしょう。

みんなの暮らし、住まい探しをリサーチ!

「住宅ローンを組むには年収はどれくらい?」
「頭金はどれくらい出すのが妥当?」
「収納が足りないけど、みんなどうしてる?」

あなぶき興産が運営する「アルファあなぶきStyle」では、住宅購入にまつわるアンケート調査から、わざわざ人に聞かないけどずっと気になっている日常生活のアレコレまで、独自リサーチをお届けしています。

会員登録してみんなの「どうしてる?」をキャッチしよう!
あなたのアイデアもぜひ聞かせてください!

 
アルファジャーナル
アンケートリサーチの情報をメルマガで配信中!