「将来的には沖縄へ移住したい」なんて考えている方、少なくないと思います。「海の見える海岸線沿いのマンションなんて素敵だなあ」とお考えの事でしょう。憧れますよね。年間約3万人が県外から移住しているほど、沖縄は移住先として人気です。(人口移動報告年沖縄県統計資料WEBサイト)
しかし、しまないちゃー(※沖縄に住んでいる沖縄県外出身者)の私からすると、あんまり海を見に行きませんし、海が近いところのほうが不便な印象です。もちろん海の近くも素敵な場所はたくさんありますが、今回は筆者が実際に生活してみて住みやすいと思う沖縄県の内陸部の街「南風原町津嘉山」について紹介します。
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1 沖縄へ移住!メリット、デメリット
沖縄へ移住を検討中の方に私なりにメリット、デメリットを考えてみました。
メリット
1.一年中暖かい亜熱帯気候
沖縄の年間平均気温は23.1℃(※気象庁・気象統計情報1981~2010年の平均値)と年間を通して非常に暖かい気候です。内地では夏場近年の異常気象の影響による猛暑が続いたりといったこともありますが、沖縄では35℃を超えることはあまりなく夏場も意外と涼しいです 。冬場ではおよそ15℃程度が平均ですが風が強いため体感温度は意外に寒いというのが印象です。
2.花粉が飛んでいない
沖縄と内地の違いに花粉が飛んでいるか否か、があります。主にスギやヒノキの花粉による症状が多いですが、沖縄にはスギ・ヒノキがほとんど植えられていません 。したがって花粉症がありません!沖縄で生活していると、たまに会うのですが花粉シーズンだけ沖縄へ移住しているという人もいます。戦後復興の際、内地ではスギ・ヒノキが植林されてきましたが、沖縄はまだその頃アメリカの統治下にあった為ほとんど植林されていないとされています。
3.キレイな景色に癒される
車で少し行けばどこへ行っても海にたどり着きます。私も休日にはあてもなくドライブへ出かけ、海を眺めに行ったりしています。内地では見られないきれいな沖縄ブルーの海はやはりどこでみてもキレイ です。
4.アクセスが良い
那覇空港は全国各地31の空港にアクセスできます。飛行機での移動のため費用は高くなりがちですが全国各地旅行へは行きやすい 場所です。また、空港までのアクセスもよく、車以外にもモノレール直結であったりバスがあったりと非常に便利です。
5.みんな優しい
これは私が会った人がそうなのか、個人的な意見なのですが、沖縄の人はみんな優しいです 。言葉では語れません。暖かい雰囲気です。
デメリット
1.台風の時はほんとに怖い
沖縄といえば台風です。台風が発生してちょうど勢いが強くなるところで沖縄にぶつかります。ここ数年沖縄本島での被害は少ないですが、離島では電柱が倒れたり、家に木片が飛んできたりと台風被害は本当に恐ろしいものです。本島でも台風の時には非常時に備えて買いだめをするのが通例 となっており、コンビニのお弁当・おにぎり・パン・カップ麺コーナーは閉店間際のコンビニのように何もなくなります。台風の時期は早めに買いだめに行きましょう。
2.湿気に注意
沖縄の年間平均湿度は74%(気象庁・気象統計情報1981~2010年の平均値)と年間を通して非常に高いです。特に5月~梅雨時期にかけては連日80%を超え、じめじめしています。だいたいの家庭はクロゼットを開けたままにして除湿機をつけています。でなければ洋服がカビだらけになったりすることもあります 。私も最初知らずに洋服をダメにしてしまった事があります。そんなことのないよう、移住する際はしっかり対策をとりましょう。
さてここまで沖縄移住のメリットデメリットについて述べてきました。2章からは、実際に住む場所としておすすめな南風原町について紹介していきます。
2 南風原町ってどんなとこ?
南風原町ってまず読めませんよね。これは「ハエバルチョウ 」と読みます。沖縄県内の南エリアに位置しており、沖縄県内の市町村の中で唯一海に面していない町でもあります。
人口は約3万7千人。沖縄県内の町の中で一番人口が多いです。近年では区画整理が行われている地域もありどんどん住みやすい街になってきています。また、皆さんご存知の「ウルトラマン」。この生みの親である脚本家の金城哲夫氏の出身地 でもあります。
南風原町と一口に言っても実は南風原町○○のように地域が細かく分かれています。全部で12の地域です。なかでも居住地として人気のエリアは「宮平エリア」「兼城エリア」「津嘉山エリア」になります。(それぞれ「ミヤヒラ」「カネグスク」「ツカザン」)
今回は私の意見ではありますが中でも最も住みやすい「津嘉山エリア」について紹介してきます。
3 津嘉山のここがオススメ!
オススメ1 津嘉山北土地区画整理事業
南風原町の中でも最も土地開発と区画整理事業が進んでいるのが特徴 です。道が広がり、交通が整理され、歩道も整備されるので子どもが一人で歩く時も車との距離ができるので安心です。また、道ができ、店舗開発や住宅も増えてきているのでこれから益々住みやすくなり発展していく地域です。
オススメ2 主要な生活施設が揃っている
スーパーやドラッグストア、病院に飲食店など主要な生活施設が津嘉山には揃っています。国場(隣接した那覇市の地域)に住んでいる私も生活用品を購入する時には津嘉山に頼りっきりです。
オススメ3 高速道路が近い
「南風原南インター」という高速の入口が近いエリアでもあります。名嘉地IC-豊見城IC-南風原南IC-南風原北ICまでは現在無料区間 となっており、津嘉山から那覇空港方面へのアクセスが抜群です。また、南北に長い沖縄県なので津嘉山から県北へ行く時は高速道路が必須になってきます。もちろん高速道路を使わず一般道からもアクセスできますが、沖縄県は渋滞もひどいので所要時間が大きく変わってきます。
オススメ4 子育てに嬉しい医療制度
南風原町では0才~中学3年まで(満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)通院・入院費に関して医療費の助成制度があります。保険医療による医療費の自己負担分が無料 になったり、入院時の食事負担金も半額助成してくれたりします。これから子育てをと言う方にはピッタリですね。詳しくは南風原町のホームページをご覧ください。(南風原町ホームページ)
オススメ5 坂道が少ない
沖縄県に住んでみてまず思った事は、「坂道が多い」ことです。道のアップダウンが多く、到底自転車での移動は無理だと思いました。私が今住んでいる場所の近くにも坂道があり車でも非常に行き来しにくいです。沖縄で住宅を探す時は地図で見るだけでなくグーグルマップなどを使い周辺の道付きにも気を配りましょう 。また可能であれば実際に現地に行って見ることをおすすめします。
この坂道が少ないのが津嘉山 でもあります。もともと畑ばかりの土地でしたが区画整理により土地が開拓された場所なので比較的平坦でキレイな道が作られています。これも住みやすいと思う一つの理由です。
4 まだまだ発展する津嘉山
何度も登場していますが、「区画整理」がされている津嘉山。道路もこれから新しくなり、また新しい道も計画中です。(南風原町HP)道ができると街が形成されていきます。
沖縄銀行国場支店【2018年夏ごろ、開業予定】
沖縄の地方銀行として長い歴史を持つ沖縄銀行。国場十字路近くにあった国場支店が、津嘉山に移転してきます。現在は工事中となっておりますが、銀行も揃えば津嘉山も言う事なしです。
5 まとめ
さて、沖縄県でも海のない街「南風原町津嘉山」を紹介してきました。私が住んでみて思う事は内地と同じ感覚で生活できること 。むしろこちらの方が便利ではないかと思うくらいに街がコンパクトにまとまっています。沖縄県に移住を考えられている方、海沿いももちろん素敵ですが、日々の生活がきちんと成り立つ場所を基準に考えてみてもよいのではないでしょうか。
津嘉山、オススメです。
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