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卒園式でのママの服装マナー
くらしのヒント

卒園式の服装にお悩みのママ必見!知っておくべき基本マナーとNG例

春は、別れと出会いの季節。新1年生のいるご家庭は、卒園式に入学式と式典が続きます。
子どもたちの服装は、制服や服装指定があることが多いのでそれほど迷うことはありませんが、ママの服装となると、迷う方も多いのではないでしょうか。

ママは卒園式ではどのような服装をしたら良いのでしょう。スマホやパソコンで検索してみても、出てくるのはアパレルの宣伝ばかり…。いったい何が正解なのでしょう。
ここでは、卒園式でのママの服装について、基本マナーと避けておきたいポイントをご紹介します。

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1.卒園式のママの服装、これが正解!

マナーを守って思い出に残る卒園式に
卒園式やその後に来る入学式は、子どもの晴れの舞台、ママにとって子どもの成長を感じる記念すべきイベントです。
ママの服装のチョイスを間違えて「周りから浮いてしまったらどうしよう」「子どもに恥ずかしい思いをさせたくない」など、心配になってしまうこともあるでしょう。でも、基本さえ押さえておけば大丈夫!

忘れてはならないのは「あくまでも主役は子ども」ということ。きちんとマナーを抑えて、すてきな思い出にしてくださいね。

1-1.やっぱりスーツのママが多数

卒園式の服装でもっとも選ばれているのは、スーツです。「着回しがきく」「式の後にも役立てることができる」「温度調節がしやすい」などが人気の理由のようです。
卒園式のスーツを選ぶときに覚えておきたいのは、卒園式が終われば数週間後には入学式がやってくるということ。服装を考えるときは一緒に考えておいた方が良いでしょう。一般的には、卒園式より入学式の方が、明るい色や華やかなものを選ぶことが多いようです。

しかし、卒園式と入学式に別の服装を2セット用意するのは大変! そんな場合は同じ服装で、インナーやアクセサリーを変えて変化を出すという方法もありますよ。
スーツを用意するときは、卒園式と入学式のどちらにも対応できるような色味のスーツを購入しておくといいですね。


2.卒園式のママの服装、これが基本マナー

卒園式の服装、これが正解
卒園式のママの服装はフォーマルが基本です。入学式よりもすこしカッチリとしたカジュアル要素がない服装が好まれます。
セミフォーマルとフォーマルの明確な線引きは難しいですが、迷ったら店員さんに聞いてみるといいですよ。百貨店などでは特にマナーに詳しい店員さんがいるところもあるので、頼りになりますね。

2-1.基本カラーは「黒」「ネイビー」「ダークグレイ」

卒園式の主な趣旨は「お別れの会」です。子ども達の門出を祝うという式典ではありますが、式自体は厳かでしんみりとした雰囲気であることがほとんど。そのため、出席するママの服装もダークカラーでまとめるのが一般的です。主流は「黒」「ネイビー」「ダークグレイ」。入学式に比べ、落ち着いた色合いが好まれます。卒園式と入学式、どちらにも使いたい場合は、卒園式ではインナーの色味やアクセサリーを控えめに、入学式には春らしいインナーと少しボリュームのあるアクセサリーなどを合わせて違いを出すといいでしょう。

厳かな卒園式では、周りから浮かないことがより大切です。園や学校によって雰囲気が違ったり、地域性もあったりするので、そこは先輩ママに実際の雰囲気を聞いてみるのが一番。同じ学校の子どもをもつ先輩ママは強い味方です。

2-2.パンツスーツやブラックフォーマルもマナー違反ではありません

まだ小さく動き回る下の子どもを連れて出席する場合などは、動きやすいパンツスーツで出席してもOKです。スカートの方が格式が高いとされていますが、パンツでも問題ありません。この季節はまだ寒いので、パンツスーツだと安心感もありますよ。

また、喪服であるブラックフォーマルもセレモニー服に変わりないのでマナー違反ではありません。ただし、最近では「ブラックフォーマル=お葬式」というイメージのママが多いので少数。避けられるなら避けた方が無難かもしれません。どうしてもという時は、ジャケットや小物で工夫をしてみましょう。

2-3.ストッキングの基本マナー

普段はカジュアルな服装をすることが多く、ストッキングは使わないというママも多いと思います。ですが、卒園式に出席するときはどうしてもダークカラーのスーツにストッキングを合わせなければなりません。ストッキングの色は意外に迷ってしまうポイントです。
一般的には肌色、ベージュのストッキングを履くことが多いよう。パンツスーツの場合はショートストッキングを合わせてもOKです。

では、黒いストッキングはマナー違反になるのでしょうか? 黒いストッキングもマナー違反ではありませんが、卒業式の服装はダークカラーが基本とされているのでストッキングまで黒を合わせてしまうと全体的に暗くなりすぎてしまうので注意してください。バランスが大切です。


3.卒園式のママが着物を着るなら

卒園式のママが着物を着るなら
卒園式の服装に、ちょっと気合を入れて着物をチョイスするママもいると思います。着物は、おめでたい式典にぴったりな華やかさと上品さを出すことができます。
卒園式なら、準礼装といわれる「付け下げ」か「色無地」が良いとされています。一つ紋の色無地が一番ふさわしいとされていますが、訪問着でもマナー違反にはなりません。

着物の場合も、スーツなどと同じで色柄には気を使いましょう。着物は卒園式でも、スーツのようにダークカラーには限りません。薄いグレーやブルー、ピンクやベージュといった色味の落ち着いた柄がふさわしいと言えます。帯は子どものお祝いという意味を込めて「二重太鼓」に結んで。

着物は、流行に左右されることが少ない服装です。卒園式を機会に購入しても、体型や年齢にかかわらず長く着ることができます。デメリットは雨だと着物や草履の痛みが気になってしまうところや、動きにくさなどが挙げられます。着物は普段から着慣れていないと身動きがとりにくいので、事前に試着をしておくことをおすすめします。

着物を持っていない場合は、レンタルすることもできます。卒園式や入学式のシーズンには予約が集中する為、早めに予約を入れましょう。着付けを依頼する場合も、早めに予約を入れないと時間帯が早朝になってしまう恐れがあるので注意してくださいね。


4. アクセサリーや小物のマナー

服だけでなく、アクセサリーや小物に関するマナーも気になるところです。マナーを意識して服を選んでも、アクセサリーや小物を間違ってしまうと印象が台無しになってしまうことも。
この機会に細かいところまでマナーを知っておくと、後々まで役に立ちますよ。

4-1.アクセサリーやコサージュのマナー

アクセサリーのマナー
アクセサリーは、卒園式・入学式ともに、パールのアクセサリーがおすすめです。マットな質感で輝きも控えめなパールは万能アイテム。きちんと感がありながら、華やかさを出して顔周りを明るくしてくれます。
パールのアクセサリーの中にはロングタイプで2連になるものや、コットンパールのものなどもありますが、これらはセミフォーマルの場合にはOK。フォーマルの場合はやはり1連で小ぶりのものが良いでしょう。

指輪をするなら、シンプルなものを。結婚指輪や婚約指輪は正式な装いとされているので付けても良いですが、ファッションリングや華美なものは避けた方が無難です。
手元は意外に見られているもの。指輪とともにネイルにも気を配りましょう。普段おしゃれなネイルを楽しんでいるママも、このときばかりは落ち着いたカラーにしてください。

ダイヤモンドのアクセサリーを考える方も多いかと思いますが、ダイヤなどの光物のアクセサリーは夜のイメージを持つのでこのような式典には向かないとされています。

4-2.靴やカバンのマナー

靴は黒のヒールのあるパンプスが一般的です。ヒールは3cm~6cm程度のものを選ぶと落ち着いたイメージになります。またヒールの太さにも注意。細すぎるピンヒールなどはおすすめしません。卒園式の後などに、園庭で子どもと集合写真を撮ることなどもありますので、太さがあるヒールの方がおすすめです。小さな子どもが同伴する場合はヒールがないものでもOKですよ。

カバンはフォーマル用の小さめのハンドバッグを用意して。カーフやスエード、布製といった素材のものがおすすめ。シンプルなデザインのものを選ぶようにしてください。
式典には配布物が多いので、上品な雰囲気のサブバッグがひとつあると便利です。


5.気をつけたいNGな服装

卒園式で避けたい服装マナー
ある程度自由な校風のところや、カジュアルが認められる場合もありますが、そんなときも「これだけは守りたい!」というマナーがあります。

5-1.卒園式・入学式に避けた方が良い恰好

式典で注意が必要なのは服装の色や柄だけではありません。服の素材も印象を大きく左右するので気を付けた方が良いでしょう。例えふさわしいカラーのものを選んでも、素材がカジュアルすぎては台無しに。
またスーツやワンピースのスカート丈が短すぎるのはマナー違反。式典では座っているだけでなく、立ち上がる場面も多いので、スカート丈が短いと気になってしまいます。理想はひざが隠れるくらいの長さです。

装飾が派手過ぎるのもNG。スーツのインナーに着るブラウスもレースやボタンが派手過ぎないものを選んでください。アクセサリー類も同様に、派手過ぎたり大きすぎるものはマナー違反です。
さらに、過度なつけまつげや派手なリップなど、メイクや髪型も派手になりすぎないよう気をつけましょう。髪は動きやすいようすっきりまとめておくのがベストですよ。

5-2.NGなストッキング

足元にもマナーがあります。3月、4月はまだ寒い日も多いですが、タイツはマナー違反になってしまいます。スーツやワンピースにはストッキングを合わせるようにしてください。ストッキングの中には、ラメや模様が入ったものが売られていますが、これらはNGです。個性的になり過ぎないよう心がけてください。

普段パンツスタイルの時にはフットカバーを使うママも、式典の時はパンツスーツでもフットカバーはNGです。理由は座った時に素足の部分が見えてしまうため。どんな服装でも素足が見えることはマナー違反ということを忘れずに。

5-3.靴とバッグのNG

靴は黒のパンプスに限りませんが、派手な色のものはマナー違反です。つま先があいているものやスニーカースタイルもNG。ヒールが高すぎたり細すぎたりすると、派手な印象になってしまいます。
バッグに関してもフォーマル専用でなくても構いません。ただし、クラッチバッグやブランドロゴが大きいものはNGです。上品な大きさのものを選んでください。

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まとめ

卒園式・入学式での服装マナーをご紹介しましたが、参考になったでしょうか。

その他にもプチ情報として、式典には室内履きやストールを持ってくと便利です。その場合も色などはマナーに沿ったものを準備してください。

育児の中には子どもの式典に出席するタイミングが何度もあります。服装のマナーをしっかりと学んでおくことは今後も役に立つはず。
卒園式・入学式に限らず、子どもの門出を祝う式典にはマナーを守った素敵な装いで、良い思い出にしていきたいですね。

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