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革財布の寿命はどのくらい?買い替え時期の目安と財布を長く使うコツ

突然ですが、あなたの財布はいつから使っていますか?
初めてのお給料で買った財布、自分へのご褒美に奮発して買った財布、大切な人にプレゼントされた財布など、お気に入りの財布を長い間大切に使い続けている方も多いかもしれませんね。
かくいう筆者の財布も、5年前の誕生日に購入しました。
革が少しくたびれてきた感じはありますが、時間とともに変化した手触りや使い心地のよさに、愛着を感じている今日この頃です。

では、財布の寿命とは、いったいどのくらいなのでしょうか?
この記事では、革財布の寿命と買い替えの目安について解説します!
あわせて、大切な財布を長く使うためのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。


1.革財布の寿命はどのくらい?

革財布の寿命

財布の寿命は、材質と使い方によって前後しますが、本革なら10年、合成皮革なら3年ほどもつといわれています。本革と合成皮革、それぞれの特徴を挙げながら、寿命について解説していきます!

1-1.【本革の寿命10年】手入れすれば、革の風合いを楽しみながら長く使える!

本革の特徴

まずはおさらい!本革の特徴

本革とは、動物の皮をなめして作られたものです。牛革、豚革、羊革、ワニ革、ヘビ革など様々な種類があり、特徴としては以下の通りです。

  • 経年変化がある(時間の経過により色の変化やツヤが出る・手触りがよくなる)
  • 耐久性がある(動物の皮でできているので、丈夫で破けにくい)
  • 重厚感がある(上品な光沢やしわ感、ずっしりとした重みがある)
  • 耐水性が弱い(水分を吸収するとしみや型崩れにつながる)
  • 高価である

お値段は高めですが、耐久性があり経年変化が楽しめる本革は、長持ちする素材で知られています。

本革財布の寿命は約10年

本革財布の外観や機能が、保たれる期間を寿命とするなら、本革財布の寿命は約10年です。ただし、いくら丈夫な本革財布といっても、財布に負担をかける雑な扱い方をすれば、5年も経たないうちに、みすぼらしい外観になることもあります。
また一方で、細やかな手入れを行っていれば10年以上経っていても、見劣りしない外観を保ち、使い続けられることもあります。10年という数字は、一般的なお手入れを行い、無理のない使用方法で使い続けた場合の目安とお考えになるとよいでしょう。

高い財布も、ブランド品の財布も一生使い続けるのは難しい

本革の寿命が10年であることを、意外だと思われた方もいるのではないでしょうか。革製品を一生ものだと認識されて使っている方にしたら、10年というのは短く感じますよね。
確かにTPOで使い分けをする鞄や靴は、手入れをしながら、ローテーションして使えば、それこそ一生涯使うことができるかもしれません。
しかし、財布の場合、革製品の中でも特に使用頻度が高いアイテムですので、使っているうちにどうしても劣化していきます。財布は、価格やブランドに関わらず、”消耗品”であることを理解しておきましょう。

革の質×作り手によっても前後する!本革財布の寿命

一口に本革と言っても、革の質や作り手が違うことで、価格に大きな差がうまれます。この価格の差は財布の寿命にも関わってきます。
例えば、「大量生産されている低価格の皮革×機械縫製」と「採取量が少ない有名産地の皮革×熟練した職人による縫製」では、後者の方が明らかに高価ですが、その分、経年変化をじっくり楽しめる丈夫なものに仕上がっているので、長く使い続けられることが期待できるでしょう。

1-2.【合成皮革の寿命3年】人工素材=劣化しやすいと、割り切ろう

合成皮革の特徴

まずはおさらい!合成皮革の特徴

合成皮革とは、人工的に本革の質感に似せて作られた素材のこと。動物の皮は一切使用されておらず、繊維生地に樹脂層をコーティングして作られています。
主な特徴は以下のとおりです。

  • 安価である
  • 耐水性がある(水分や油分を弾くので汚れにくく、お手入れが楽)
  • 軽い
  • 耐久性が低い(破れ、はがれ、ひび割れなどが起きやすい)
  • 見た目は本革に近い(ただし、本革特有の匂い・肌触り・馴染み感などはない)
  • 経年変化はない(時間とともに劣化する)

合成皮革財布の寿命は3年

本革は経年変化を楽しめますが、合成皮革は時間が経てば経つほど劣化し、ひび割れや表面のはがれが目立つようになるため、寿命は約3年といわれています。
ちなみに、この合成皮革の寿命=3年というのは、製造してから3年ということ。つまり極端な話、もし製造後1年間店頭に並んでいた財布を購入したのなら、きれいな状態で使える期間は約2年ということなのです。

合成皮革は長持ちしないと割り切ろう!

本革の寿命と比べると、合成皮革の寿命が3年というのは短く感じるかもしれません。ですが、その分価格は安く、水に強く手入れが楽というメリットがあるため、特徴を理解したうえで割り切った選択をするのもひとつですね。
一過性の流行デザインを求める方や、財布は定期的に替えたいとお考えの方には適しているといえますね!

【番外編】風水の視点では、財布の寿命は1000日(約3年)といわれている

風水の考え方

風水において財布は、「金運に大きな影響を及ぼす重要なアイテム」とされています。
例えば「財布の色は〇色がよい」「財布を買う時期は〇〇がよい」「お札の向きを揃えるとよい」というような話を耳にしたことはありませんか?
風水の世界では、財布の選び方や使い方次第で、お金の運気が変わるといわれているのです。

そんな風水の考え方では、財布の寿命は1000日(約3年)とされています。理由は、新しい財布に備わっている金運のパワーが1000日で切れてしまうためだそう。
約3年というと、合皮財布の寿命と同じくらいですが、寿命10年といわれる本革財布であれば、3年で買い替えるのは早いと感じてしまいそうですね。
ただし風水は、あくまでスピリチュアルなものであり、寿命といっても革そのものの寿命ではありません。また風水には諸説あるので、この考え方は一例です。

風水を特に気にされないのであれば、財布の寿命は自分のものさしで決めましょう。革の変化に目を向けながら、大切に愛用すればよいのではないでしょうか。


2.財布の買い替え時期は、5つのサインを目安にしよう!

財布の買い替え時期

財布は常に携帯していて使用頻度が多いアイテムです。同時にお会計の際など、周囲の目に触れる機会が多いアイテムでもあります。そのため、あまりにボロボロでみすぼらしい財布だと恥ずかしい思いをしてしまいますね。
この章では、財布の劣化サインを5つ確認しておきましょう。5つのうちのどれか1つでも当てはまれば、買い替えを検討する時期といえます。

2-1.金具の破損

金具の破損

財布には、ホック、がま口、ファスナーなどデザインにより様々な金具が使われています。何年も使用していると、「ファスナーを動かせない」「ホックが閉まらない」「がま口がゆるむ」「ブランドのマークが取れた」といった不具合が起こります。また、金具の色が剥げてしまって見た目がみすぼらしくなってしまうケースもあります。

金具は自分で修理や取り換えをすることが出来ませんので、不具合が起きたときはまず、財布の修理専門のお店に相談をしましょう。ちょっとした不具合であれば、修理をして使い続けることができます。ただし、何度も不具合を繰り返しているなら、買い替えを検討するのがよいでしょう。

2-2.複数の傷や糸のほつれ

複数の傷や糸のほつれ

本革であれば、多少の傷は経年変化で、目立ちにくくなるものですが、あまりに多く傷がついているのは劣化のサイン。見た目も汚らしく見えてしまいますよね。
また、糸のほつれが見られる場合も要注意です。ほつれが発生すると、その部分から革は劣化し、最終的には縫い合わせてあったパーツが、はがれてしまうこともあります。
複数の傷や糸のほつれを見つけたら、そろそろ買い替えを検討する時期といえます。

2-3.著しい色落ちや、ひび割れ

著しい色落ちやひび割れ

長く使ううちに色が著しく落ち、ツヤを失っているものや、革特有のひび割れが目立ちだしたものは、革の寿命が近いというサインです。
本革の場合は、専用クリームなどで適切なお手入れを行えば状態が改善されることもあります。しかし、メンテナンスをしても改善されない場合は、寿命であることを受け入れましょう。

2-4.角すれ

角すれ

財布は、使用しているうちに角の部分がすれていきます。そして、角の部分に色落ちや破れが見られるようになります。
角すれは専門店で修理することができますが、すれの状態が酷いと、修理にかかる費用も高くなるので、買い替えを検討してもよいでしょう。

2-5.変形・型崩れ

変形型崩れ

財布は気がつかないうちに、型崩れをおこしていることが多いです。型崩れの主な原因は、中身を詰めすぎること。カードや小銭などをたくさん入れすぎていませんか?
本来の収納容量を超えた状態で使用していると、革は次第にその形に合わせて伸び、変形します。一度、中身をすべて出して、財布をチェックしてみましょう。財布の形が変形していることに気が付いたら、買い替えを検討するタイミングです。


3.革財布を長持ちさせる5つのポイント

革財布を長持ちさせるための一番のコツは「財布に興味を持ち、様子を気にかけること」毎日、財布の様子を気にかけて見ていると、財布の変化に早い段階で気づけ、適切な対処が可能です。
この章では、革財布を長持ちさせるためのポイントを5つご紹介します!

3-1.1日の終わりに軽く乾拭きを

乾拭き

財布は毎日手で触れるので、ほこりや手汗・手あかが少しずつ蓄積され、黒ずんできます。こうした汚れを溜めこまないためにも、1日の終わりに、財布の表面を柔らかい布で優しく乾拭きすることをおすすめします。乾拭きを習慣にすれば、同時に財布の観察も習慣化できるので、革の変化に一早く気づくことにつながりますよ。

〈注意点〉

余分な力を入れたり、ハリのある素材の布で拭いたりすると表面に傷がついてしまう恐れがあります。力加減は優しく、そして、使用する布は眼鏡ふきや古くなったTシャツなど、柔らかいものを選びましょう。

3-2.1ヶ月に1回程度、革製品専用クリームでケアを

革製品専用クリーム

本革財布の場合

天然素材を使用しているので、1ヶ月に1回程度、革表面のカサつきが目立ち始めたタイミングに革製品専用のクリームで革に保湿や栄養を与えましょう。これをするのとしないのでは、革の寿命が大きく左右します。特に、革が曲がり頻繁に動かす場所は、ダメージを受けやすい部分なので、念入りにクリームで油分を与えると傷みにくくなります。
また、クリームを塗ることで、小さな傷やシミが目立たなくなるので、見た目の美しさをキープできますよ。

〈注意点〉

革専用クリームといっても革によって相性があります。まずは目立たないところで試してから、使用するようにしましょう。革の種類や製法によっては、デリケートな素材のものもあります。心配な方は販売元に確認をしてから行うようにしてください。

合成皮革の場合

合成皮革は化学素材でできているため、本革のように水分や油分が浸透しません。そのため、基本的にはクリームを使用したケアは必要ありません

3-3.汚れにはなるべく早く適切な対処を

汚れの対処

財布に汚れがついてしまったら、できるだけ早く対処しましょう。時間が経つと汚れが革の内部まで浸透してしまい、汚れをきれいに落としきるのが難しくなってしまうので注意してくださいね。

〈注意点〉

これからご紹介するのは、あくまで基本的な対処方法です。革の種類や製法によってはデリケートな素材のものもあるので、心配な方は販売元に確認をしてから行うようにしてください。

【本革:少しの汚れ】

水を含ませてきつく絞った布で拭いて対処します。素材を傷つけないように、布は柔らかいものを選びましょう本革は水が苦手なので、ほんの少し湿っている程度の布で拭くのがポイントです。最後は、しっかりと陰干しして湿気が残らないようにします。

【本革:目立つ汚れや、手あかの黒ずみ汚れ】

革製品専用クリーナーを使うといいでしょう。まずは、目立たないところで試してから、本格的に使用しましょう。クリーナーは、汚れの気になる箇所に少量だけ塗ります。
そこからムラが出ないように、財布全体にのばして丁寧に磨けばきれいになります。塗り終えたら30分程度陰干しをします。しっかり乾いたのを確認して、清潔な布でやさしく乾拭きをします。最後に、防水スプレーを吹きかけて汚れを予防しておきましょう。

【合成皮革:少しの汚れ】

水を含ませてきつく絞った布で表面を拭き、仕上げに乾いた布で乾拭きをすれば完了です。合成皮革の手入れにおいても、できるだけ柔らかい布を使うようにしましょう

【合成皮革:目立つ汚れや、手あかの黒ずみ汚れ】

衣類用洗剤をぬるま湯で薄めたものを布に含ませ、財布の表面を、トントンと軽くたたくように拭きます。仕上げに乾燥した布で水分を拭き取ります。

〈注意点〉

中性洗剤を使用する際は、目立たないところで試し色落ちしないかどうかを確認してから行いましょう。また、中性洗剤が残っていると劣化につながるので、拭き残しのないように注意しましょう。

3-4. 本革の場合、水ぬれしないよう注意する

本革製品は水ぬれに注意

本革製品にとって水は最大の弱点です。本革が水にぬれることは、しみや水ぶくれ、変形の原因になるので細心の注意をしましょう。雨の日や、手を洗った後はもちろんのこと、バッグの中であっても、湿ったハンカチやペットボトルの水滴など水分に触れさせてしまうことも考えられるので油断できません。

水ぬれの予防方法

水ぬれの予防方法

あらかじめ防水スプレーをかけておけば、革の表面に皮膜ができ、水滴を弾くことができます。ただし、防水スプレーをしたからといって完全防水になるわけではないので、過信しないでくださいね。防水スプレーの力を借りながら、財布をぬらさない注意をすることが大切です。

水ぬれした時の対処方法

乾いた布で水分を拭きとってから、陰干しをします。完全に乾くまで自然乾燥させましょう。できる限り風通しのいい場所で陰干しすれば、早く乾きますよ。乾燥後は、革の油が抜けてしまうので、専用のクリームなどで油分を補給して仕上げます。

〈注意点〉

早く乾かしたいからといって直射日光の当たる場所で乾かしたりドライヤーの温風を当てたりするのは絶対にやめてください。温度の変化で革が傷みますし、温風を当てることで一部分が急激に乾燥すると、周辺と収縮率が変化し革が割れてしまうケースもあります。

3-5.財布はお尻のポケットに入れて持ち歩かない

財布はお尻のポケットに入れて持ち歩かない

よく街中で、おしりのポケットに財布を入れている方を見かけますが、財布を長持ちさせたいなら、やめておいた方が無難です。なぜなら、お尻ポケットの中に詰め込まれた財布は、座るたびに強い圧をうけ、どんどん型崩れしていくからです。

また、ポケットの生地との摩擦で、キズや糸ほつれなどが生じたり、ポケット内の湿気や汗により革の表面に水ぶくれができたりすることも。財布をお尻ポケットに入れることで、確実に財布の劣化を早めます。財布を長持ちさせたいなら、カバンに入れて持ち歩くようにしましょう。


4.春は財布の買い替えに適している?

春は財布の買い替えに適している

昔から春は、財布を新調するのに縁起がよい季節といわれています。その理由は、「財布が張る(春)」=「財布が膨らむ」という語呂合わせにより、春に買う財布は金運がよくなると伝えられているからです。また、春は、新しい門出を迎える時期でもあります。新生活を始めるにあたり「本革の財布を持ちたい」「年齢や立場にあった財布に替えたい」など、新調をお考えの方も多いことでしょう。そう考えると、春がお財布を買い替えて心機一転できるベストタイミングともいえますね♪


5.まとめ

財布の寿命は、材質、製法、扱い方で大きく異なりますが、財布にダメージが目立ちだしたら、買い替えを検討することをおすすめします。くたびれた財布を使うというのは、風水的に運気を逃すのでよくないという考えもあるようです。何より、くたびれた財布を使っているあなた自身が周囲の人から「だらしない人」「いい加減な人」という印象を抱かれかねません。

あなたの使っている財布は、今どんな状態ですか?十分に手入れが行き届いていますか? ぜひ、この機会にご自身の財布をチェックしてみましょう。

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