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今治商店街のココが好き!県外出身の私が教える知られざるその魅力

徳島県の池田町出身でありマンションの営業マンである私が、転勤で愛媛県今治市に来て早いもので1年以上が経ちました。魅力の多い街ですが、私の中で特に「今治商店街」が一番のお気に入りスポットです。今治にお住まいの方の中には「何で?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、地元の方が当たり前に感じているようなことでも、私にとってはすごく魅力的に感じることの多いエリアが「今治商店街」なのです。今回はそんな「知られざる今治商店街の魅力」について徳島出身である私がご紹介しますので、皆様もぜひ一度この記事を読んでいただき、ゆっくりと商店街を散歩し体感してみてはいかがでしょうか?きっと今までとは違った今治商店街の魅力を感じていただけること間違いなしですよ。(この記事は2017年8月に取材した内容に基づいて記載しております。※2022年7月、一部内容を修正)


魅力その1.これが今治商店街の最大の魅力!今治市の魅力が勢ぞろいの商店街!

今治市の中心部ドンドビ交差点から始まり今治港まで直線で約670メートルある今治商店街。今治商店街はどんどび商店街、常盤町銀座商店街、川岸端商店街、米屋町商店街、新町商店街、本町商店街、港町商店街の7つから構成されており、そのほとんどがアーケードで覆われているので、雨の日でも傘を持たず気軽に散歩へ出かけられ、日差しが気になるときにも紫外線や熱中症の心配もいりません。

↑こちらが今治商店街の玄関口ドンドビ交差点です。四国では珍しいスクランブル交差点になっています。私は初めて渡った時には慣れていなくて少しドキドキしましたが、歩行者と車両がきっちりと分かれているので安心ですね。

今治商店街の突き当たりにある今治港まで行くと目の前には瀬戸内海が広がり、今治市の観光名所である「しまなみ海道」と「今治城」を望むことが出来ます。瀬戸内海の潮風がとても心地よく、気分転換したいときには持って来いの場所ですよ。


↑今治市を代表するしまなみ海道がとても綺麗に見えます。絶景のお散歩コースになりますよ!余計なことを忘れさせてくれるので良い場所ですよ。私の癒しスポットです!

↑お城好きの方必見!しまなみ海道の反対方向には、こちらも今治市を代表する今治城が見えます!少し小さいですが、風情があって良いですよ。


↑今治港には「ふれあいマリン広場」があるので、綺麗な景色を眺めながら休憩も出来ます。ベンチもあるのでサンドウィッチを食べながらのんびりとした時間を過ごすのも良いですね。
 
その他にも今治市といえば、タオルブランドとして有名な「今治タオル」があります。B級グルメでは「焼豚玉子飯」「今治焼鳥」「今治ラーメン」が有名です。そしてこれらすべてが今治商店街に揃っています。

↑特産品である今治タオルを購入できるお店もあります。今治タオルのロゴマークは、赤字に白丸、その下に青と白のラインが入っています。私も今治タオルのハンカチを持っていますが、肌触りが良く吸水性も抜群ですよ。右の写真は私が食べた今治ラーメンですが、レモンが入っておりさっぱりと食べやすく、地元の食材がふんだんに使われていておいしいですよ。こってり系ラーメンが多い中、こういったさっぱり系の味もいいものですよ。

そして今治市の代表的なお祭りといえば、やはり「おんまく」ではないでしょうか。その会場となる今治商店街では、大変な盛り上がりを見せます。その他にも1年を通して今治商店街で開催される数多くのイベントがあり、歌・踊り・演奏で賑わいます。

このように今治商店街では、今治市を代表する観光、グルメ、特産品、お祭りやイベントを楽しむことができるスポットなのです。今治市の魅力が勢ぞろいしているスポットなので「ちょっと散歩に行ってみようかな。」と思えること間違いなしです。

私の母親は池田町の田舎で一人暮らし、もうすぐ70歳になり車にも乗りません。天候に行動が左右されるうえに街中までも距離があるので、家で過ごすことが多く、運動不足と人とのコミュニケーションが年々少なくなってきている事が心配です。池田町にも商店街はあるのですが「ちょっと散歩に行ってみようかな。」と思えるようなところでは残念ながらありません。今治商店街のように、地域の魅力が勢ぞろいしているスポットがあるというのは珍しく本当に素敵だと感じます。


魅力その2.今治商店街の旬は夏!イベントが熱い!

今治商店街が1年の中で最も活気付く時期といえばやっぱり夏です。ここではその夏のイベントが熱い理由についてご紹介いたします。

長期間続く「土曜夜市」が熱い!

夏のイベントが熱い一番の理由は「土曜夜市」という今治商店街で開催されるイベントがあるからです。その名の通り毎週土曜日の夜に開催されイベントです。屋台が商店街に立並び、歌や踊りで活気付きます。夏休みに入った子供たちや、故郷に帰省した人たちで賑わいます。「土曜夜市」の最大の魅力は、長期にわたって開催されるところにあります。2022年は6月下旬~7月末までの約1か月間の開催です。

↑(2017年撮影)開閉式のアーケードになっていてイベント時にはオープンすることもあるので、風通しがとても良いですよ。懐かしい人との出会いが待ってるかもしれませんね!

「土曜夜市って普通じゃないの?」と思われている方!大間違いですよ!どこの商店街でもやっている訳ではないのです。私の地元の池田町では、お盆の時期に商店街で3日間開催される「阿波踊り」が一年を通しての最大のイベントです。阿波踊りを見たり踊ったりするだけでなく、旧友との出会いの場でもあるので今でもとても楽しみにしています。いつもお盆の時期になるとワクワクします。「阿波踊り」と同じような賑わいを見せる「土曜夜市」は、3日間だけではなく長期間のイベントであるのがとても魅力的です。「土曜夜市」が開催されるこの期間は、毎週「阿波踊り」があるような感覚になり、私はとてもワクワクして楽しいのです。1年の中で私が一番好きな今治商店街の光景です。

西日本最大級の花火大会「おんまく花火」が熱い!

夏のイベントとしてやはり見逃せないのが、8月上旬に開催されるお祭り「おんまく」です。夜だけでなく日中も踊りや郷土芸能などの色々なイベントでとても賑わいます。1日目の「本祭り」と、2日目の「後祭り」の2日間開催されます。西日本最大級の打ち上げ数を誇る「おんまく花火」は、おんまくの後祭りで行われる花火大会です。25回目を迎える2022年は、約1万発を誇る規模となっており迫力満点です!この「おんまく花火」も今治商店街から楽しめます。

↑おんまく祭りは地域住民と企業とが協力し合って開催される一大イベント!大人から子供まで参加しており年代に関係なく楽しむことが出来ますよ。

↑さすが造船と海運の都市!船の模型まで登場します!汽笛も鳴るんですよ。踊りだけでなく工夫を凝らした参加者もいますよ。おんまくも年々進化していっているんですね。

↑この迫力は写真ではなく、ぜひ実際に体感してください!私は1万発を打ち上げる花火大会は見たことが無かったので、その迫力にビックリしました。さすが西日本最大級!見応え抜群ですよ!


魅力その3.シャッター街だと思っている方必見!新しい変化を見せる今治商店街の取り組みの数々!

地元今治の方から「昔と比べ今治商店街もお店が少なくなった。」「閉まっている店が多いから最近は商店街には行っていない。」とのお話も聞きます。確かに昔と比べると随分閉店してしまったお店も多いようです。しかし、今治商店街では、街中を活性化させようとする新しい取り組みがあります。しかもその取り組みがひとつだけではありません。

多くの商店街の場合、一度衰退してしまうとそのままになってしまうケースも多いのですが、このように問題に対して真剣に向き合い、考え、取り組みを実施し、解決をしていこうとしている今治商店街の姿はとても頼もしく感じます。そしてこれからどんな新しいことが起こるのか私はとても楽しみです。ここではそんな取り組みをいくつかご紹介したいと思います。

学生が商店街に集う!「中高生の秘密基地F」

学生が商店街に集まるような取り組み「中高生の秘密基地F」、大まかな目的別に分かれたフロアで学生が思い思いの時間を過ごせる2017年に出来上がった施設です。この施設を利用した学生が今治商店街に愛着を持ってくれ、大人になっても商店街を利用してくれると良いですね。

商店街の情報発信拠点!「まちなか活性化サロンぷらっと」

今治商店街でのイベント情報やテナント情報を発信するだけでなく、何か活動をしようと思ったときにも手助けをしてくれる2016年に出来上がった施設です。このような施設が身近にあると安心して相談して新しいことにチャレンジできますね。

↑1階が「まちなか活性化サロンぷらっと」、2階が「中高生の秘密基地F」になっています。ネーミングがとてもいいですね。私も子供の頃に秘密基地をつくってよく遊んでいました。ちなみに「F」とは自由を意味するFreedomの頭文字から取ったみたいですよ。

交流をテーマとした海の玄関口!「みなと交流センターはーばりー」

海の玄関口としてだけではなく、交流をテーマに2016年に出来上がった施設が「みなと交流センターはーばりー」です。切符売り場としてだけでなく、レンタサイクル、FMラジオ、カフェなどが入っています。その他にも会議室やホール、キッチンスタジオも貸し出しています。いろいろなケースに利用できる多目的空間となっているので、フェリーの利用客だけでなく多くの人に使っていただけますね。

↑みなと交流センターはーばりーです。船の形をしたとても珍しくカッコいい建物になっています!子供はきっと大好きだと思います!カフェもあるので子供と散歩した後もゆっくりとくつろげますよ。2022年は今治港開港100周年記念事業「みなとフェスティバル」も開催されます。

今治商店街が多くの笑顔で包まれるイベント!「まちなかマルシェin今治商店街」

今治商店街での新しい大規模な市場イベントで、食べ物、雑貨、植栽、ワークショップなどの多種多様な数十のお店が軒を並べるイベントが「まちなかマルシェin今治商店街」です。ミュージックイベントも開催されます。年2回程度で開催されており、2016年から始まったイベントです。驚くほどのお店と人が集まります。間口の広い今治商店街の特徴を上手に利用したイベントですね。その他にも新しいイベントとして「今治ABC祭」や、昔からのイベントとして、今治商店街では第2・4日曜日に開催される「日曜朝市」、2月の「えびす市」、10月の「海道よさこい祭り」などもあるので1年を通して退屈しません。


魅力その4.昔も今もこれからも!今治市の中心市街地は今治商店街!

昔から海上運輸が盛んで、今治城の城下町として栄えてきた今治商店街。その為、商店街を中心として、その周辺エリアの開発も目まぐるしい勢いで進んできました。JR・今治市役所・郵便局・警察署・金融機関・バスターミナルなど生活に欠かすことの出来ない主要施設が今では多く立ち並んでいます。

ここまで発展することが出来た理由として、今治市には「海運業」や「造船業」だけではなく、その他にも日本を代表するものがたくさんあるからだと思います。「今治タオル」のブランド力、サイクリングの聖地として知られている「しまなみ海道」、ご当地グルメとして有名な「今治焼鳥」「焼豚卵飯」「今治ラーメン」などといった数多くの魅力があることも発展してきた大きな要因になっているのだと思います。だからこそ、今治市は四国で松山市・高松市・高知市・徳島市に次いで、四国の中で5番目に人口の多い都市にまで発展したのではないでしょうか。

私は四国の県庁所在地以外の商店街の中で、最も発展の可能性を秘めているのが今治商店街だと思っています。商店街を中心に形成された既存の街並みと、今治市としてのこれらの魅力がある限り、今治商店街が中心市街地であることに昔も今もこれからも変わりは無いと思います。


5.まとめ

「今治商店街は可能性に満ちている!」私が今治に来て率直に感じた感想です。徳島出身でいろんな地方で単身赴任生活をしているので分かるのですが、今回ご紹介したように、こんなに魅力の多い商店街はとても珍しいのです。今治市の魅力がすべて今治商店街に勢ぞろいしているのです。

しかし必ずしもそのように思っている方ばかりでもないのが事実です。ひょっとすると地元の人からは、当たり前すぎてその魅力に感じにくくなっているのかも知れませんし、昔の高度成長期時代と今を比較しての事かも知れません。若い方は商店街を利用していないのかもしれません。こんなに魅力が多い商店街なのに、とても勿体無いことだと思いました。

今の私に出来ることは、「新しい今治商店街の魅力を地元の多くの人に感じていただくために発信する。」という事です。徳島出身の私が今治商店街の魅力をご紹介することで、多くの地元の方に街中へ足を運んでいただき、今後の更なる今治商店街の発展へと繋がることができれば幸いに思います。今治商店街が昔のような賑わいを取り戻す日を心より願っています。

※イベント情報は変更となる可能性があります。詳細は自治体や商店街のサイトにてご確認ください。

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