キッチンの排水口、どのくらいの頻度で掃除していますか?
キッチンのシンクは毎日使う場所なので、排水口の汚れが気にならない人はいないのでは。けれども、ちょっと面倒に感じるキッチンの排水口のお掃除。ついつい後回しにしがちです。
掃除をしないで放っておくと、どんどん気になるヌメリや臭い。排水口が汚れていくだけでなく、これが排水管のつまりの原因にもなってしまうのです。
そうなる前に掃除してきれいに保ちましょう。キッチンの排水口がピカピカだと、食事の支度や後片付けのストレスも減りそうですね。
目次
1.キッチン排水口の汚れの原因は「食品」「油汚れ」「水アカ」の3つ
気がつけば汚れてしまっているキッチンの排水口。ヌルヌルしているだけでなく、臭いまで!なんだか水の流れも悪くなってきたような…。
キッチン排水口の汚れはいったい何が原因なのでしょう。
排水口のヌメリの正体は、調理で出た野菜くずや料理の残りもの。これらの生ごみをエサにキッチンの排水口では雑菌がどんどん繁殖します。加えて油汚れに水アカなど。どちらもキッチンでは避けられない汚れです。
それらが一緒になって、ヌメリやカビが生まれ、臭いの元になってしまうのです。これでは普通に使っているだけでどんどん汚れてしまうわけです。
2.念入り掃除は週1回がおすすめ
では、キッチン排水口のイヤなヌメリや臭いを解消するには、どのくらいの頻度でどんな掃除をすると良いのでしょう。理想は、軽めの掃除を毎日行い、念入りな掃除を週に1回程度といったところでしょうか。手順を覚えてルーティンにしてしまいましょう。
2-1.準備するものはたった4つ
キッチン排水口の掃除に特別なものは必要ありません。
以下の4つを準備しましょう。
- 台所用中性洗剤
- スポンジ
※金属・ナイロンタワシやメラミンスポンジ、粉末クレンザーは使用しないでください。 - 使い古した歯ブラシ
- (あれば)ゴム手袋
直接触るのは少し抵抗がある排水口。お掃除には、ゴム手袋があると安心です。
どれも家庭にありそうなものばかりですね。あとは、やる気があれば完璧です!
2-2.排水口のヌメリも臭いもすっきり落とす4つの手順
念入り掃除の基本は排水口を分解して、パーツごとに洗うことです。
- まずはゴム手袋をはめ、排水口のカバーを外し、中性洗剤をつけたスポンジでこする。
- 次はゴミ受け。
ゴミ受けにたまっている生ごみを捨てたら、カバー同様に中性洗剤で洗う。細かい部分は歯ブラシを使って。 - いよいよ排水トラップの蓋を外します。
排水トラップとは、ゴミ受けの下にあり、この部分で下水からの臭いやコバエなどを防ぐもの。蓋を外したら、排水トラップと排水口の中をスポンジと歯ブラシでしっかりと洗う。 - 各部分を洗い終えたら、部品を元通りに。
最後に少し水を流して、排水トラップに水がたまるようにして完成。
面倒に感じるキッチン排水口の掃除ですが、手順は4つだけ。掃除方法もシンプルです。
2-3毎日の簡単掃除も忘れずに
念入りな掃除が頻繁にできなくても、毎日の簡単掃除を行うことで汚れ方が随分違います。
ポイントは、ゴミ受けの中に生ごみを残すことがないように捨てること。あとは目に見える範囲を、中性洗剤で洗っておきましょう。
これなら数分で終わるので、それほど負担になりません。
3.つまりはタオルを使って一気に解消!
長い間キッチンの排水口を念入りに掃除せずにいると、水が流れなくなってしまうことも。
それは、排水口のつまりが原因です。排水口がつまってしまったら、ただ掃除をしても解消されない場合があります。
キッチンの排水口がつまってしまったら、タオルを使ってみてください。
準備するものは以下の2つ。
- 使い古したタオル
- お湯
手順は以下の通り。
- 排水口のカバー、ゴミ受け、排水トラップの蓋を外す。
- 排水管にタオルを詰め、水が流れないように栓をする。
- タオルを詰めたら、シンクにお湯を溜める。(お湯はシンクの8割くらいまで)
- 一気にタオルを引き抜いて、勢いよくお湯を流したら完成。
お湯が流れる勢いで、簡単なつまりなら解消されるはずです。
もしも排水口のつまりが気になるようなら試してみてください。
4.ひと工夫でキッチン排水口の掃除を楽に!
家事はキッチン仕事だけではありません。やることがたくさんあって、キッチンの排水口にまで手が回らない!
簡単掃除さえできない日は、ちょっとした一工夫でしのぎましょう。
おすすめの工夫は以下の2つ。
- 生ごみを排水口に直接捨てないこと
- アルミホイルを排水口に入れておくこと
調理中のゴミは新聞紙にまとめて捨てるなどして、ゴミ受けに直接入らないようにしましょう。
アルミホイルは2~3センチほどに丸めたものを2、3個入れておくと良いでしょう。金属イオンの力でヌメリを防いでくれます。
まとめ
キッチンの排水口の掃除は、なかなか進んでやろうという気にならない家事です。けれども実際やってみると道具も手順もシンプル。
汚れた排水口を気にしながらストレスを溜めてしまうより、思い切って一度ピカピカにしてみてはどうでしょうか。
合わせて、シンクの水アカや油汚れも、こちらの記事を参考に一掃してみてくださいね。