畳を長持ちさせるコツ!正しい掃除方法と手入れのすすめ♪

畳を長持ちさせるコツ!正しい掃除方法と手入れのすすめ♪

断熱性や防音性に優れ、独特の香りと肌触りで癒しを演出してくれる畳。

客間や寝室としてはもちろん、子供の遊びスペースや休憩スペースとしても活用できることから、核家族化が進む近年でも、一部屋だけ和室を作ったり、リビングの横に小さな和室コーナーを設けたりと、畳を求める方は少なくないようです。

そんな畳を気持ちよく使い続けられるかどうかは、日ごろの掃除や手入れが肝心。
畳はフローリングに比べ、掃除や手入れにちょっとしたコツがありますが、決して難しいことはありません。

そこで今回は、畳を長持ちさせるための正しい掃除方法と手入れについて詳しくご紹介します!

目次

1.畳に必要な手入れ方法は3つ!頻度別にご紹介

頻度別畳のお手入れ方法
畳に必要な手入れは、大きく分けて3つあります。それぞれを、必要な頻度ごとにご紹介していきましょう。

1-1.普段の手入れは「掃除機」+月1回の「拭き掃除」でOK

掃除機で掃除をする

〈掃除機で掃除をする〉

週に数回のペースで行う日頃の掃除では、掃除機を使ってほこりやゴミを吸うだけで充分です。

ただし、掃除機のかけ方に少し注意が必要です。
フローリングなら細かいことは気にせず、掃除機を使用できますが、畳の場合は、畳の目に沿って、1列1列やさしくゆっくりと掃除機をかけるようにしましょう。
畳の目に逆らって掃除することや、掃除機の吸引ヘッドを畳に強く押し付けることは畳の表面を痛める原因になってしまいます。

また、1畳ごとに40秒~60秒ほど時間をかけて掃除機をかけることが、アレルゲン対策に効果的といわれているので、目安にしてくださいね。

〈拭き掃除をする〉

普段の掃除機での掃除に加え、月1回程度は、拭き掃除も取り入れましょう。

ただし、拭き掃除は原則、から拭き
畳は湿気を吸収する性質があり、ぬれた布で拭くと畳特有の光沢がなくなってしまいます。市販の不織布モップを使用すると便利ですよ。

もし、から拭きで汚れが取れないようなら、固く絞った布を使いましょう。この場合、水よりお湯を使うほうが乾きやすいのでおすすめです。拭き掃除が終わったら、窓を開けるなど、換気をして畳をしっかり乾燥させることを忘れずに!

拭き掃除も掃除機と同様、畳を傷めないように、目に沿って優しく拭くようにしましょう。

1-2. こまめに換気や除湿を行い、湿気対策を!

こまめに換気を行い、湿気対策を!

湿気はダニやカビの原因になり、畳を劣化させる一番の原因ともいわれています。近年の住宅は、気密性が高い構造で保湿効果に優れているため、特に湿気がたまりやすいことが考えられます。

天気の良い日は、窓を開けたり、換気扇やサーキュレーターを回したりするなど、こまめな換気を日頃から意識しておくことが大切です。
ただし、湿度の多い梅雨の季節は窓を開けると余計にジメジメしてしまうことも。そんな時は、エアコンをうまく利用し除湿をするとよいですよ。

1-3.畳干しは年2回がベスト。日光消毒と徹底除湿でダニ・カビ防止

畳干しは年2回がベスト。日光消毒と徹底除湿でダニ・カビ防止
畳は吸湿性があるので、できれば年2回(気候のよい春秋がベスト♪)、畳干しを行うのが理想です。

畳干しは少し手間がかかりますが、太陽光には、乾燥と殺菌の効果がありダニやカビの防止につながります。畳干しをするのかどうかで、畳の寿命は大きくかわるので、面倒くさがらずぜひやってみてくださいね。

〈畳干しの手順〉

  1. カラッと晴れた晴天の日は、まさに畳干し日和!
    自宅ガレージなど、コンクリートやタイルの上に、畳を裏向けて寝かせます。日ごろ外気に触れておらず湿気がたまりやすい畳の裏側に、4~5時間ほど直接太陽光を当てしっかりと乾燥させましょう。ブロック塀やベランダに立てかけて干す方法でもよいですよ。
     
    もし、畳を干す場所がない場合は、空き缶などを使って畳を床から離して数時間、風を通す方法もあります。扇風機を使用するとより効果的です。
     
  2. 十分に畳が乾燥したと思われたら、次はほこり落としを行います。
    畳には細かな目があるため、その隙間にほこりがたまりやすいもの。ほこりはダニが発生する原因のひとつになるので、畳干しの機会にぜひ、しっかりとほこりを落としきりましょう。

    ほこり落としは、畳を立てかけた状態で、ハタキなどを使いしっかりとたたいて落とします。

〈畳干しの注意点〉

  1. 畳は、場所や向きが変わるとはまらなくなります。不用意に位置を変えてしまうと、元に戻らなくなって職人さんに依頼しなければならないなんてことにも…。
    畳を取り外す際は、必ず目印をつけておきましょう。簡単な見取り図を書いて、畳それぞれに対応する番号と方向を貼っておくのがおすすめです。
     
  2. 土の上や草の上に畳を干すのは避けてください。
    土や草の上は湿気が多く、また自然のダニなどが畳に入り込んでしまう恐れがあります。

2.こんな時どうする?畳の部分汚れと傷みの対処方法

日々の手入れをしっかり行っていても、ちょっとしたトラブルにより部分的に畳を汚してしまったり、傷めてしまったりすることもありますよね。この章ではトラブルのケース別に対処方法をご紹介します。

2-1.飲み物や調味料…すぐに拭く/塩・小麦粉をかけ掃除機+拭き掃除

飲み物や調味料…すぐに拭く/塩・小麦粉をかけ掃除機+拭き掃除
ジュースやお酒などの飲み物や、しょうゆ・ソースなどの調味料は、こぼして放置していると畳に染み込んでしまいます。液体汚れは、染み込む前に、即ペーパーやタオルで拭き取りましょう。
拭き取った後、汚れ部分に食塩や小麦粉をかけておきます。しばらくしたら粉末が水分を吸い、湿ってくるので、それを掃除機で一気に吸いとりましょう。

2-2.化粧品・クレヨン…中性洗剤+歯ブラシかき出し+拭き掃除

化粧品・クレヨン…中性洗剤+歯ブラシかき出し+拭き掃除
口紅やファンデーションといった化粧品や、お絵かきでついてしまったクレヨンの汚れには、住まいの洗剤(中性洗剤)と歯ブラシを使用します。
使用済みの歯ブラシに中性洗剤をつけ、畳の目に入った汚れを、目に沿って丁寧にかき出しましょう。そのあとは、固く絞った布で水拭き+乾拭きで仕上げます。

2-3.ガム…布にシンナーもしくはベンジンを含ませ拭く

ガム…布にシンナーもしくはベンジンを含ませ拭く
ガムが畳にへばりついて取れなくなったときは、布にシンナーかベンジンを含ませ拭いてみましょう。
また、畳の目にガムが詰まっている場合は、布の上からアイロンをあてると、ガムが柔らかくなり取りやすくなります。

2-4. 灯油・赤ちゃん・ペットの尿…粉末洗剤や塩・小麦粉をふりかけて掃除機+拭き掃除

灯油・赤ちゃん・ペットの尿…粉末洗剤や塩・小麦粉をふりかけて掃除機+拭き掃除
臭いが気になる灯油や赤ちゃん・ペットの尿は、粉末洗剤や塩、小麦粉などを上から振りかけ、汚れを粉末に吸い取らせます。粉末が湿ってきたら掃除機で吸い、その後は固く絞った布で数回拭き、最後は乾拭きで仕上げます。

2-5.カビ…中性洗剤orアルコールスプレー+拭き掃除

い草畳は吸湿性があるため、日ごろ換気を心がけていても、気候や住環境によりカビが生えてしまうことはめずらしくありません。
もし、カビが生えてしまっても、早い段階で対処できれば、きれいに取り除けますよ。

方法は、希薄した中性洗剤、もしくは消毒用のアルコールスプレーを含ませた布で、カビをゆっくりと拭き取ります。その後、水を固く絞った布で拭き、最後に乾拭きで仕上げます。畳に水分が残っている再びカビの原因になるので、扇風機を使って乾燥させるとなおのことよいでしょう。

2-6.家具のへこみ…濡れタオルを当ててアイロン

家具を移動した際、家具の重みで畳がへこんでいるのを発見したことはありませんか?
この畳のへこみは、簡単な方法で元に戻せますよ。

まずは、へこんだところに、固く絞ったタオルをのせましょう。
その上からアイロンをかけるだけ!元の状態近くまで復元できます。

〈注意点〉

畳に直接アイロンを当てると焦げてしまいます。タオルを間に挟むことを忘れないでくださいね。 

2-7.焼け焦げあと…セロハンテープを貼り応急処置

タバコの焦げあとなど比較的小さな穴は、それ以上大きくならないように透明のセロハンテープを貼り応急処置を行いましょう。
穴が大きくなるのを防ぎつつ、目立つ焦げあとも隠したいなら、ホームセンターなどで購入できる畳補修用シールが便利です。

2-8.日焼け…酢を混ぜたぬるま湯で拭く

はじめは緑色で美しい光沢がある畳ですが、使用しているうちに日焼けを起こし徐々に黄色くなり光沢がなくなってきます。天然のいぐさを使用している畳の場合、残念ながらその変化は避けられません。
もし、畳の状態を少しでも元の状態に近づけたければ、酢を1%程度混ぜたぬるま湯を含んだ布を固く絞り、それで畳を拭いてみましょう。少しですが効果が見られます。

新素材畳の紹介と手入れについて
新素材畳

■新素材畳について
昨今は、樹脂や和紙など、い草以外の素材で作られた「新素材畳」が多く販売されるようになっています。
各素材の特性を活かして「ダニ・カビがつきにくい」「色あせしにくい」「はっ水性に優れ手入れが楽」「鮮やかな色や織パターン」「床暖房対応」「ペット対応」といった様々な特徴を持つ畳が誕生しており、ライフスタイルに合わせて畳を選ぶことができます。

■い草畳同様に、換気と掃除は必要
新素材畳には、もともとダニやカビの発生原因となる栄養素がありません。しかし、いくらダニ・カビに強い特徴を持つといっても、温度・湿度・衛生状態がそろえばダニ・カビは発生しますので、油断はできません。
い草畳と同様に、換気と掃除を怠らないことが大切です。畳干しも、ぜひ行ってくださいね。

■汚れは即座に拭くこと
新素材畳には、あらかじめ汚れがつきにくい加工が施されています。もし、畳のうえに汚れをつけてしまったら、即座に乾いた布で拭くことが手入れのコツです。時間経過とともに汚れが染み込み、落ちにくくなるので、できれば2~3分以内に対処しましょう。

■汚れ別の対処例

  1. 液体の汚れ(例:お茶・ジュース・コーヒー・しょうゆ・ソース・シンナー・ベンジン・インク・ペットの尿など)
    乾いた布で拭き取ります。
     
  2. 油性の汚れ(例:油・ドレッシング・マヨネーズ・バター・乳液・口紅など)
    薄めた中性洗剤を布に含ませ固く絞ってから拭き取ります。
     
  3. マジック・クレヨン
    残念ながらとれません。
     
  4. 粉の汚れ(例:小麦粉・粉薬・ベビーパウダーなど)
    畳の目に沿って掃除機をかけから、固く絞った布で拭き取ります。

〈注意点〉
拭き掃除では、力加減に注意が必要です。強くこすると表面が白っぽくなるので優しくこすりましょう。拭き掃除をしたあとは換気をして、よく乾かしてください。

3.畳をダニ・カビから守るために心がけたいこと4つ

ダニとカビは別のものですが、繁殖条件は似ており、適度な温度(20~30℃)、湿度(60~80%)、栄養(カビ、フケ、アカ、食べこぼし等) の条件がそろうと季節問わず、いつでも繁殖します。ダニやカビは畳の劣化を進めるうえ、わたしたちの体にも悪影響を及ぼすため、何としても予防したいものですよね。

そんなダニ・カビの予防で最も効果的なのは、1章ですでにご紹介している「掃除」「換気」「乾燥」これにつきます。これらのお手入れに加え、心がけたい予防方法がありますので、ここで4つご紹介します。

3-1.畳の上にじゅうたんやカーペットを敷かない

畳の上にじゅうたんやカーペットを重ねて敷くと、畳が吸収した湿気を逃がすことができず、湿気がこもった状態になってしまいます。
結果的にダニやカビの繁殖につながります。

3-2.和室では、植物を育てたり、ペットを飼ったりしない

和室では、植物を育てたり、ペットを飼ったりしない
畳の上に植物を置くことや、犬・猫・鳥などのペットを飼うことは、ダニ・カビの発生を招くうえ、さらにその他の害虫が発生する要因にもなるので避けたほうがよいでしょう。
どうしても畳でペットを飼いたい方は、ペット専用畳を取り入るといいかもしれませんね。

3-3.和室では洗濯物の室内干しをしない

部屋の加湿効果がある室内干しですが、和室で室内干しをすると湿度が上がり過ぎてしまうので、注意してください。

3-4.加湿器を過剰に使用しない

和室で加湿器を使うときは、湿度が上がり過ぎていないか注意しましょう。特に寒い時期は、部屋の温度や湿度の上昇により、窓際に結露がびっしりとつきます。
結露はカビを発生させる原因になるので、結露対策も意識しておきましょう。

4.畳の張替え時期。目安はいつ頃?

畳の張替え時期。目安はいつ頃?
日々のお手入れやカビ・ダニ予防対策を怠らずに実践していても、畳は年月が経つにつれ少しずつ劣化していくもの。
より畳を長持ちさせるためには、定期的な張替えが必要です。
畳の張替え時期の目安を知っておくとよいでしょう。

4-1.[約2~3年]日焼けや傷がつき始めたら「裏返し」

新しい畳を使用し約2~3年後、畳の表面に日焼けによる色あせや、傷がつき始めたら「裏返し」のタイミングです。

畳表は両面使用できるため、ひっくり返して再利用します。畳縁だけは新しく取り替えます。
この作業によりまるで新品のような畳に生まれ変わります。

4-2.[約4~5年]裏返しをした畳表が傷んできたら「表替え」

新しい畳を使用してから約4~5年後、裏返した畳表が傷みだしたら「表替え」のタイミングです。
表替えでは、畳床はそのまま再利用しつつ、畳表と畳縁を新しいものに交換します。

4-3.[約10年]弾力性がなくなったら「新畳に入れ替え」

新しい畳を使用してから約10年後、弾力性がなくなったら、畳を新調するタイミングです。

畳表、畳床、畳縁をすべて新しいものに交換するので、いぐさの香りや、畳表のつや、しっかりとしたクッション性のある踏み心地がよみがえります。

5.まとめ

畳は自然素材のため生きています。適切な方法で大事に手入れを行っていれば、畳床(畳の芯材)は、50年も使い続けることができるともいわれています。
細やかな手入れや定期的な取り換えを行い、ぜひ愛着を感じながら、畳のある生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

和室の活用方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。畳をきれいにして、すっきりした和室の新たな使い方を探してみてくださいね。

今こそ見直されるマンションの和室、その魅力と使い方

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