「住宅ローンとはいったいどういうものなのか?」と疑問に思ったとき、「まずは自分でネットを利用して調べてみる」「マイホームの検討時に、金融機関や不動産業者からの説明を受ける」といった方が多いのではないでしょうか。そして住宅ローンについて知った後は、自分に合った住宅ローンを見つけ出さなければならないのですが、不動産営業の仕事をしていると「自分に合った住宅ローンが良く分からない!」という相談をお客様から受けることが多くあります。
不動産の営業マンである私自身も、住宅ローンを利用してマンションを購入しているのですが、これまでに住宅ローンで3回も失敗をしています。この失敗には、住宅ローンには知識が必要ではあるものの、それだけではない事を痛感させられました。今では私自身の失敗を教訓にして、お客様に合った住宅ローンが利用できるようにお手伝いをしています。
住宅ローンの利用方法は人それぞれ違ってきますが、私がどのような失敗をしたのかは皆様の参考にもなるのではないかと思います。失敗の内容だけでなく、そこから学んだこともご紹介しておりますので、住宅ローンをこれから利用する方だけでなく、既にご利用中の方にも参考になりますよ。皆様は私と同じような失敗をしないように、自分に合った住宅ローンを利用できるようになってくださいね。
住まい購入に関わる税制・ローンの知識を深めたい方へ
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【1回目の失敗】商品知識だけで住宅ローンを決めようとして失敗
<これで解決>商品知識ではなく「現状」と「将来」から考える
そんな私の状況を知っている人から「奥さんが働けるようになるまでの数年間は、金利の低い住宅ローンを利用した方が良いのではないの?」とアドバイスをもらい、「その通りだなぁ」と納得させられました。そして、私はやっと住宅ローンの無限ループから抜け出すことができたのです。住宅ローンは商品知識ではなく、現状と将来から考えることの大切さを学びました。
- 現在加入している定期預金が○年後には満期になる。そのお金で住宅ローンを一括返済する事も出来るので、住宅ローンの返済年数について考える。
- 現在は保険に多数加入しているが、保険付きの住宅ローンを利用して、加入している保険を見直すのか考える。
- 現在の貯金を住宅購入の頭金として使うのか、それとも○年後に車を買い替える予定なので使わないでおくのかを考える。
※現状と将来の考え方について簡単にご紹介していますが、住宅ローンをどのように組むのが一番良いのかについては、個人の考え方や他の要素が複合的に関係し一概には言えませんので、明言は差し控えさせていただきます。その解決手段については後段にて紹介いたします。
【教訓】「商品知識」は自分に合った住宅ローンを探すための基盤と考える。
【2回目の失敗】金利だけで住宅ローンを決めようとして失敗
マンションを購入し住宅ローンの支払いが始まってから、私は2回目の失敗をしてしまいました。今回の失敗のキッカケは、住宅ローンの低金利が進み金融機関同士で金利競争が激化し始めたことでした。ネットバンクは特に魅力的な金利でしたので「住宅ローンの支払いが今より少しでもラクになるのなら、金融機関Aからネットバンクへ住宅ローンを借換えよう!!」と私は考えたのです。
すると「今後の手続きについてはメールで案内しています」とのことでした。日頃、家庭のメールを利用することがなかったので、届いたことに気付かずにいたのでした・・・。そしてメールを確認し、手続きを進めようとしたものの、慣れないメールと書類の準備で、その後もミスを何度も繰り返してしまうことに。私は「今後住宅ローンで何かあった時に、ネットバンクで手続きをする自信がない・・・」と感じて、住宅ローンの借換えを諦めることにしました。
このようにして、私は2回目の失敗でも、かなりの時間と労力を無駄にしてしまったのでした。私は仕事で疲れて帰ってきてから休養したい時や、家族で休日をゆっくり過ごしたい時にメールを確認したり、書類を準備したりしていました・・・。
<これで解決>自分の利用しやすい金融機関について考える
- 繰り上げ返済を予定している方→繰り上げ返済手数料金は高くないか?
- 窓口を利用する方→金融機関までの距離が遠くないか?対応はしっかりしているか?
- 転勤のある方→金融機関の拠点数やネット手続きが可能かどうか?
住宅ローンは利便性も考えておくことが大切です。「自分にとっての利便性とは何なのか?」についても一度考えておきましょう。
【教訓】金利は低い方が良いのは当然。住宅ローンは金利だけで選べるほど単純ではない。
【3回目の失敗】誰にも相談せずに住宅ローンを決めようとして失敗
もう失敗しないだろうと思っていたのですが、2回目の失敗から数年が経ったころに3回目の失敗をしてしまいました。
「当初のリスクを減らす特徴のある住宅ローン」を利用していたのですが、その「当初のリスクを減らす期間」が満了となるお知らせが金融機関Aから届きました。私はこれまでの失敗を教訓に、一人であれこれ考えた末に他の金融機関Bに住宅ローンを借換えすることにしたのでした。
金融機関Bへの借換えには費用が数十万円かかりますが、金融機関Aでの手続き変更は数万円です。結局、手続き変更を選んだのですが、私だけでなく借換えをしようとした金融機関Bの方の時間と労力も無駄にしてしまったのでした・・・。
<これで解決>思い込みや勘違いを防ぐために「金融機関の相談窓口」を利用する
私の場合は親切にも金融機関の相談窓口の方が事情を聞いてくれ、さらに提案もしてくれたので良かったのですが、大きな失敗にも繋がるケースもあります。私自身とても反省させられました。金融機関への相談方法は窓口へ来店するだけでなく、電話やメールでもかまいませんので、気軽に活用するようにしましょう。
【教訓】誰にでも思い込みや勘違いはある。どのように防ぐのかを考えることが大切。
失敗から学んだ「人生の節目で相談しながら住宅ローンを見直す」という事
3度の失敗の原因はそれぞれ違ったのですが、その根幹にあるのが「住宅ローンについて、行き当たりバッタリで、しかもその都度一人で考えていた」ということです。私は住宅ローンを自分の生活スタイルで考えていたのではなく「マンションを購入した時」「目新しい情報が入った時」「金融機関から案内があった時」に、誰にも相談することなく一人で考えて決めていたのでした。
皆様が相談する場合は、身近な人だけでなく専門知識と最新情報を持った金融機関にするのが良いでしょう。複数の金融機関に相談するのも効果的です。「○○について相談させてもらえませんか?何か良い方法はありませんか?」といった具合に尋ねてみましょう。
【教訓】人生は変化する。自分に合った住宅ローンも変化して当然。
まとめ
皆様が私と同じような失敗をしないように、この記事がお役に立つことが出来れば幸いに思います。
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