9月の第三月曜日は「敬老の日」。敬老の日は「お年寄りを敬い、長寿を祝う祝日」です。ぜひこの機会に、大好きなおじいちゃんおばあちゃんに孫からの手作りのプレゼントで感謝の気持ちを伝えましょう。
近くに住んで何かと手助けをしてくれる、住まいは遠くてもいつも温かく見守ってくれている、いろんな形はありますが、いつも孫を想ってくれるおじいちゃんおばあちゃん。
孫からの手作りプレゼントが届くと、格別嬉しい敬老の日になるのではないでしょうか。
ここでは赤ちゃんから幼児までが簡単に手作りできる、敬老の日のプレゼントをご提案します。
離れて暮らすおじいちゃん、おばあちゃんにも届けやすいものを中心に選びました。ぜひメッセージカードとともに、手作りプレゼントを郵送してみてくださいね。
目次
1.赤ちゃんから挑戦できる手作り「アートなプレゼント」を贈ろう
特別お金をかけなくても、孫が手作りしてくれた贈り物は何より嬉しいもの。小さいうちは上手くできないこともありますが、一生懸命作ったものなら気持ちが伝わるでしょう。
ここでは特別な材料を使わず手作りすることができる「アートなプレゼント」をご紹介します。保護者の方の手助けがあれば、小さな子どもでも手作りすることができるものばかりです。
このような形の敬老の日の手作りプレゼントなら、遠く離れているおじいちゃんおばあちゃんにも郵送で送ることができるのもポイントです。
1-1.赤ちゃんの手形足形アートフレーム
最近ではSNSでもよく見かける「手形足形アート」。手形足形アートとは、絵の具やインクを使って画用紙に手形や足形をつけ、それを動物や植物に見立ててアートに仕上げるものです。
孫の手足を使って作る手形足形アートは、敬老の日の手作りプレゼントにも喜ばれそう!赤ちゃんくらいの小さな子どもでもチャレンジでき、作る過程も親子で楽しめます。
プレゼントされた側は成長記録としても飾っておけるので、おすすめです。
<準備するもの>
- 好きなサイズのフレーム(100円ショップや雑貨屋さんで手に入ります)
- 画用紙
- 絵の具
- 筆
- クレヨンやペン、色鉛筆など
- カップ(紙コップやトレイ)
<作り方>
- 画用紙を使いたいフレームに収まるようにカット
- カップに絵の具を入れ、水でとく(水が多いとにじんでしまうので注意して)
- 手のひらや足の裏に筆で絵の具を塗る
- 画用紙の上にゆっくりと手のひらや足の裏をおき、上から軽くおさえる
- ゆっくりはがす
- 手形足形が乾いたら、クレヨンやペンでお絵かきをして完成!
アイデア[1] 子どもの手形で花束を!
画用紙の下部分に手首を寄せ、指側を下に左右の手形をとりましょう。手形の上に花束に見立てて花を書き加えたら完成。
アイデア[2] 家族の手形で素敵な樹木に
子どもが複数いる場合は兄弟で、あるいは家族みんなの手形足形を使って、一本の樹木に見立ててみましょう。樹木の幹の部分を絵の具やペンで書いたら、手形を葉っぱに見えるよう緑の絵の具でペタペタとおしたら生き生きとした家族の樹木の完成!
アイデア[3] 手形足形を動物に
手形足形をとったら、手形をゾウに、足形を鳥に見立てるなどしてお絵かきしましょう。
その他にも横向きの手形を金魚に見立てたり、足形をペンギンに見立てたりするのが人気です。
1-2.(2歳~)写真でお絵かきアート色紙
2歳頃に成長すると、おじいちゃんおばあちゃんと写真を撮る機会も多いと思います。「写真でお絵かきアート色紙」はそんなおじいちゃんおばあちゃんとの思い出の写真で作るプレゼントです!
主に写真を使うので、お絵かきがまだまだ上手にできない幼児でも大丈夫。最近ではスマートフォンやデジカメで写真を撮ったらデータで保存というパターンが多いですが、祖父母世代にとっては、やはりデータより紙の方が見やすいもの。喜んでもらえそうです。
このプレゼントは贈られる側が見やすい、手に取りやすいというメリットもあります。
<材料>
- 祖父母と撮った写真 複数枚
- 色紙 1枚
- クレヨンやペン
- 飾りに使うシールなど
<作り方>
- 祖父母と撮った写真を好きな形にハサミでカットする
- 色紙を準備したら、色紙の中に円形になるようトリミングした写真を配置する
- 配置した写真の中に好きなメッセージを書く
- 空いているところに好きなように飾り付けをして完成!
2.折り紙ができる幼児の手作りプレゼント「折り紙」で作ろう
少し大きくなると子ども達も自分で何か手作りしてプレゼントしたいという気持ちが出てきます。
そんな時は「折り紙」がおすすめ!高価なものでも、特別な材料が必要なわけでもないので子どもたちにぴったりです。折り紙ならいろいろな物が作れますし、必要なのは練習だけ。一生懸命作った折り紙のプレゼントなら気持ちが伝わりそうです。
おじいちゃんおばあちゃんにとっては、その一生懸命な気持ちが伝わるプレゼントが一番嬉しいのではないでしょうか。
ここでは折り紙で作る敬老の日のプレゼントを2種ご紹介します。
2-1.(4歳~)折り紙ができたら、千代紙で作る手作りお守り
ここでご紹介するのは「千代紙で作るお守り」です。千代紙は、和柄や和紙でできた折り紙のことで、100円ショップや雑貨屋さんで手に入ります。
折り紙の中にメッセージを書いておいたり、お守りの表に白い紙を貼って「ありがとう」や「大好き」「元気で長生きしてね」などの一言を書いても喜んでもらえそうです。幼稚園や保育園の年中さんくらいであれば挑戦できる難易度なので、ぜひチャレンジしてみてください。
敬老の日に孫からもらったお守りなら、おじいちゃん、おばあちゃんが健康に長生きできるお守り効果抜群かもしれませんね!
<お守りの折り方>
- 千代紙を1枚準備する
今回の作例では、表が柄・裏がピンク色の千代紙を使います
- 1枚を半分に切る
- 上部分から、1~1.5cmほど折り返す
- 半分に折る
- 下の角部分を折り目に合わせて折り上げる
- 左右を中心に向かって折る
- 下の角(とがった部分)を少しだけ折り上げる
- 全体を半分に折る
- 後ろの角を折る
- [9]で折った角を上にして置いた図
写真で見て下の部分にある角を上に差し込む
- お守りの表に紙を貼り、メッセージを書いて完成!
2-2.(5歳~)折り紙でハートのリースを
複数折り紙が折れるようになったら、挑戦したいのが「折り紙で作るハートのリース」です。
色とりどりのハートをつなげて作るリースはとても可愛く、喜んで飾ってもらえそうです。
つなげてリースにするには、ハートの折り紙を8個作る必要があるので、難しそうであれば大人の手も貸してあげてください。
<ハートのリースの作り方>
- 折り紙を半分に折る
- 折り紙を広げ、上下を真ん中に向かって折る
- 裏返し、後ろを一枚残して半分折り上げる
- 反対側も同じように、後ろを一枚残して折り上げる
- 裏返し、上から3/1を下へ折り返す
- 真ん中部分を折り広げる
- 左右の角を折り込む
- 裏返して、ハートの完成。これを8枚作る。
- テープやのりでリースのようにつなげて完成!
3.おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に食べよう! 敬老の日に簡単手作りスイーツをプレゼント「白玉スイーツレシピ」
おじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでいる、または敬老の日に一緒に過ごすことができるなら、一緒に白玉を使ったスイーツを手作りして食べてみるのもおすすめです。
白玉は簡単に作ることができるので、小さな子どもでも比較的チャレンジしやすいメニュー。ここでは白玉を使った簡単スイーツ2種をご紹介します。
普段は一緒に料理をする機会はなかなかないかもしれませんが、キッチンに立って一緒に作った白玉スイーツを食べるのも素敵な時間。おじいちゃん、おばあちゃんが喜ぶこと間違いなしです!
なお、白玉は子どもやお年寄りにも食べやすいよう、小さめに、柔らかめに作るよう心がけてくださいね。
また、固くなってしまうと食べにくくなってしまうので、作りたてを食べるのがおすすめです。
3-1.白玉フルーツポンチ
白玉を使った簡単白玉フルーツポンチを一緒に作ってみましょう!
<材料(3人分)>
- 白玉粉 150g
- 水 120ml
- お好きなフルーツの缶詰
- お湯 適量
- 冷水 適量
<材料ーシロップ用>
- 水 80ml
- 砂糖 30g
- 耐熱ボウル
<作り方>
- 白玉粉に少しずつ水を加えて混ぜる
- 耳たぶくらいの固さになったら、一口大に丸める
- 鍋にお湯をわかす
- 沸騰したお湯に[2]を入れ、浮き上がってきたら2分ほどで冷水にとり冷やす
- フルーツの缶詰を、果肉とシロップに分ける
- フルーツを一口大にカット
- 耐熱ボウルにシロップ用の砂糖と水を入れ、レンジで溶かす
- 粗熱が取れたら、[5]で分けておいた缶詰のシロップとあわせる
- 白玉、フルーツをシロップに入れ混ぜたら完成!
3-2.白玉パフェ
白玉フルーツポンチで作った白玉を応用して、白玉パフェもおすすめです。
<材料>
- 白玉粉 150g
- 水 120ml
- お湯 適量
- 冷水 適量
- お好きなフルーツの缶詰
- 小豆餡
- 生クリーム
- 市販のスポンジケーキなど
<作り方>
- 白玉フルーツポンチと同じ要領で白玉を作る
- 缶詰をフルーツとシロップに分けておく
- 市販のスポンジケーキをちぎって器にいれ、[2]で分けたシロップを少し染み込ませる
- [3]の上に、白玉、フルーツ、生クリーム、小豆餡を盛り付けて完成!
まとめ
いつも温かく見守り、ときには助けてくれるおじいちゃんおばあちゃん。
子どもが敬老の日に感謝の気持ちを伝えるなら、やはり手作りのものが一番。この機会にぜひ手作りのプレゼントを贈ってみましょう。会うことができれば「ありがとう」の言葉と一緒に手渡して。
中には施設にいるおじいちゃんおばあちゃんもいらっしゃると思いますが、遠くにいて会えない場合はメッセージカードと一緒に作品を郵送しても良いですよ。
親子で手作りプレゼントに挑戦して、家族みんなの思い出に残る敬老の日を過ごしてくださいね。