購入検討者必読!マンションチラシで知っておくべき6つのポイント

新築マンション購入を検討されている方で、参考にする情報のひとつとして「マンションチラシ」を見る方もいると思います。たかがチラシとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、マンション広告においてはチラシ1枚で様々な情報を読み取ることができます。
今回は新築マンション購入の際、広告イメージに惑わされることなく決断できるよう、新築マンションチラシに書かれている、知っておくべきポイントを6つお教えいたします。この6つをおさえていただければ、後悔のないマンション購入が可能です。


ポイント1:パース(完成予想図)の見た目だけで判断しない

新築分譲マンションで建物の完成予想図(以降パースと言います)が載っているチラシをよく見かけると思います。

↑完成予想図(パース)はこのようなものがあります↑
↑完成予想図(パース)はこのようなものがあります↑

自分が住むかもしれないマンションですので、もちろん外観のセンスのよさを気にする方もいらっしゃるかと思いますが、ただ、このパースを見て外観のカッコよさだけでその物件を判断しないようにしましょう。
あくまで、物件のパースですので敷地の隣や目の前にある、別の建物まで表現しておりません。ですから、もしかしたら、目の前にすでに大きな建物が存在している可能性もあります。例えば、「南向きのマンションです!」と謳われていても実際は目の前の大きな建物により日光がさえぎられてしまう物件なのかもしれません。パースも様々な角度から描かれているものが通常ですが、チラシに一つの角度からのパースしか載っていない場合は周辺の建物の状況を確認することを忘れないようにしましょう。


ポイント2:ここを見てマンション売主の信用度を確認しよう

そのマンション販売会社が信用できる会社であるかどうか判断できる指標として、「宅地建物取引業免許」を見てみましょう。マンションチラシには必ず表記されています。この「宅地建物取引業免許」の後ろには番号が記載されていますが、特にこの番号に注目します。
不動産を取引する業者は国土交通大臣、もしくは都道府県知事からの許可(免許交付)がないと営業できません。
さらにこの許可は5年ごと(※1)に更新をされないと引き続き営業はできません。

つまりここで、この数字が高ければ高いほど、営業年数が長いということが読み取れます。
どういうことかと言うと、例えば、宅地建物取引業免許国土交通大臣(3)と書いてあれば、少なくとも10年以上は営業を続けているということが分かります。永く続いている会社であればそれだけ実績も残っているでしょうし、信頼もおけると判断できるでしょう。
(※1)1996年以前は3年ごとの更新で、5年ごとの更新は1996年からとなっております。


ポイント3:駅から近くても実際に現地に行って確認しよう

マンションチラシにおいて、例えば「駅まで5分」と書かれたチラシを目にすることがあるかと思います。この場倍、5分ってどのくらいの距離のことを指すか分かりますでしょうか? これは80mを1分で移動していると計算して距離を出すことと決まっています。つまり5分であれば400m以内の距離であるということが分かります。3分であれば240m以内、10分であれば800m以内の距離感であると思ってください。
1点、注意しておく点としていくら「駅まで3分!」と書かれていてもそれだけで「駅まで近い!」と判断するのは避けましょう。なぜなら、もしかするとこの3分の道のりは坂道かもしれません。フラットで240mなのか坂道で240mなのか、これはチラシでは表現できませんので実際の確認が必要です。【※平成28年6月9日一部情報修正いたしました】

akasi


ポイント4:そのマンションの販売方法をチラシの帯で確認する

マンションの表面の下帯あたりに、どのチラシを見ても書いてありますが、2つの言葉の意味を説明します。「登録申込受付開始」と「先着順受付開始」の2つです。「登録申込受付開始」と書いてあれば、だいたい何日までに登録できる旨が書かれています。これは申し込み締め切り日までに同時に何組かのお客さんが登録すれば抽選になる可能性がありますし、その旨が記載されているはずです。逆に「先着順受付開始」と書いてあれば、文字通り先着順で希望住戸が購入できます。自分のお気に入りの新築マンションが「先着順」のチラシを出していれば、急いで販売センターへ行くことがよいでしょう。

2弾B3_表OL


ポイント5:チラシに載っていない間取りでも販売している可能性アリ

マンションチラシはスペースの都合上、販売住戸すべての間取りを載せているとは限りません。ただ自分の希望する間取り図が載っていないからといってあきらめる必要はありません。物件概要には販売中の間取りと住居専有面積が記載されています。
ですから例えば、チラシに間取り図が2LDK(住居専有面積:55平米)のものしか載っていなくても物件概要に3LDK(住居専有面積:75平米)と記載されてあれば、希望の広さの物件が購入できるということになります。


ポイント6:住みたい時期が決まっている人はここを見るべし!

2sonodagaiyou

物件概要※拡大版
物件概要※拡大版

物件は気に入った。価格も買える金額で満足。ではすぐに買っても良いと判断して大丈夫でしょうか。いいえ、サンプルの物件概要の「入居予定日」という箇所を読んでください。「平成26年7月下旬」と書いていますよね。たとえばこのマンションが平成25年の8月に販売されていたとしてその年の9月にあなたがこのマンションを購入したとしましょう。当たり前ですが、すぐには住むことはできません。平成26年の7月にならないと鍵はもらえません。このことで何に注意しなければいけないかというと、例えば平成26年4月から自分の子供が小学校にあがるという理由でマンション購入を検討しているのであれば、この場合7月入居ですので入学式の段階では、まだマンションに住むことはできません。
このほかにも、結婚・出産・転勤などを理由にマンション購入を検討される方もいらっしゃると思いますが、ここに書かれている入居開始日はしっかりチェックしておいたほうがいいでしょう。


まとめ

マンション購入を検討し始めた場合、これから先まっていることは気になっているマンションのことを知ろうとすることから始まりますよね。もちろん、高い買い物ですので、いろいろな物件からよりいいものを見つけたいと思うはずです。しかしたくさんの物件をそれぞれしっかりと検討するには時間もかかりますし、疲れてもくるでしょう。ですから、あらかじめ検討する物件を絞り込むためにもマンションチラシを読み込むことをおススメします。
気になる物件のチラシを並べるだけでいいのですから、そんなに疲れませんよね? お気に入りの物件に出会えるために、是非この記事を読んで参考にしていただければと思います。

住まいのプロに
聞いてみよう!

マンションギャラリーは、住宅ローンや税制度の最新情報が集まる情報ステーション。希望に沿った情報を得ることができます。
住まいのプロへ気軽に相談してみてくださいね!

モデルルーム
これから住まい探しをはじめる方へ
モデルルームの活用方法を解説