「もっと自然あふれる場所で子育てをしたいな」「大好きな海のそばで暮らしたい」
そんな憧れをもったことはありませんか?少し前までは移住というと「定年退職したあとに田舎暮らしを」というイメージだったと思いますが、近頃は若い世代でも広がってきています。
実際に私の友人も昨年、移住しました。
今回はいろいろなエリアに住んでみた転勤族の私が、移住したいと感じた、宮崎への移住の魅力についてご紹介します。
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1.私が宮崎へ移住をオススメしたい、3つの理由
1.1何はともあれ、物価が安い!!
宮崎に転勤して、一番に感じたことは「物価が安い!!」ということです。
“それって感覚でしょ!?”そう思われるかもしれませんが、これは決して私の感覚ではなく、実際に平成25年(2013年)「平均消費者物価地域差指数(総合)」では全国一の安さでした!
※消費者物価地域差指数とは、都道府県庁所在市及び政令指定都市(川崎市、浜松市、堺市及び北九州市)の51市について、51市の平均を基準(=100)とした年平均の指数のこと。
その後も3年連続で全国一の安さを誇ってました。
平成28年のデータでは全国一にはなっておりませんが、それでも全国的に上位になっています。
宮崎に引越をした当初、それまで鹿児島に住んでいた私は『これ、安い』『あ。これも安い』と特価だと思い、大量に日用品を購入していました。
しかし、宮崎ではその価格はいつもの価格だったようで、驚いたことを覚えてます。
(出典)総務省統計局「平成28年平均消費者物価地域差指数」より引用
同じ収入だとしても、もしくは移住により多少収入が下がったとしても、支出が減らせれば生活水準は変わらなく生活できるかもしれません。
1.2一年中、温暖な気候!
宮崎県の気候は海洋性気候に属し、冬でも暖かいのが特徴で、湿気が少なくすごしやすい気候になっています。
「日本のひなた宮崎県 」というキャッチフレーズのとおり、年間平均気温は17.7℃ 。日照時間は九州1位 長く、快晴日数も全国平均日数が年間22日に対し、宮崎県はなんと47日 もあり、全国第4位なんです!
※日照時間というのは、1日のうちで、直射日光が地表を照らした時間のことです。
(出典)総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた2013」より引用
この温暖な気候と快晴日数の多さを評価され、近年では沖縄県と同様にプロ野球や、サッカーのキャンプも毎年たくさん行われています。
ちなみに、私が宮崎に住んでいた2016年1月25日に九州各地が大雪に見舞われ、鹿児島でさえ12センチの積雪があったときに、宮崎市では積もることさえありませんでした。
1.3日本一、通勤・通学時間が短い!!!
朝の苦手な私が転勤して、1番助かったこと。宮崎県は他県に比べて、ほとんど渋滞がありません。
そのため多少朝寝坊をしても、遅刻することはありませんでした。
それもそのはず。日本一、通勤時間が短い県は宮崎県なんです!
一日の宮崎県の通勤時間は50分、反対に一番長い県は神奈川県の1時間48分。
(出典)総務省統計局「平成23年社会生活基本調査」より引用
つまり、宮崎に移住したら、今まで通勤や通学に使っていた時間を、趣味や勉強などに使える!というメリットもあります。
私は基本的に平日休みの勤務体形で、出勤時間も9時30分と一般的なサラリーマンより遅いかもしれません。また車通勤をしていましたが、他県のような渋滞は見たことはありませんでした。
2.私がオススメしたい、3つの魅力
<魅力その1>食べ物がおいしい!!
★毎日でも食べられる、本場の『チキン南蛮』
まず、私がオススメしたい宮崎の食べ物は『チキン南蛮 』です。
全国的に普及しているので、「チキン南蛮」と呼ばれるものを食べたことはあると思いますが、宮崎でぜひ一度食べてもらいたいです!
ジューシーな鶏肉に、南蛮酢の甘酸っぱさと、タルタルソースが絶妙に絡んで、思わず笑みがこぼれます。笑
チキン南蛮はお店はもちろん、家庭によっても、それぞれの味があります。
有名なチェーン店『おぐら』、こちらはお昼前から常にお客様が並んでいますので、早い時間か、お昼などの時間帯をずらしていくほうがスムーズに入店できると思います。
そして、宮崎市のレストラン『クレイトンハウス』は、タルタルソースのバリエーションが豊富です。
他には大好きな居酒屋『和ダイニング川越本店』の写真です。
是非、いろんなお店を食べ歩いて自分の好みのチキン南蛮を見つけてください。
★大人も子どもも虜になること、間違いなし!バリエーション豊かな『地鶏』
チキン南蛮も鶏ではありますが、他にもオススメなのは「地鶏」です。
宮崎では『みやざき地頭鶏(じとっこ)』という宮崎県を中心に飼育されている、ブランド鶏になっています。『地鶏の炭火焼き 』はもちろん、『地鶏のお刺身 』もオススメしたい絶品グルメのひとつです!
塩コショウで味付けされた「地鶏の炭火焼き」は、ゆず胡椒をたっぷりとつけたら、それだけでお酒のアテになりますし、小さいお子様はそのままで食べるとおかずとして食べられます。
宮崎駅のそばにある地鶏の有名なお店『粋仙』、またチキン南蛮でもご紹介した『和ダイニング川越本店』などです。
「地鶏のお刺身」を食べる地域は少ないと思いますが、ぜひ食べてみてもらいたい!
九州の甘いお醤油に、しょうがをいれて食べると臭みも感じずに美味しくいただけること、間違いなしです。
チキン南蛮、地鶏含めこちらの写真はすべて私が行っていたお店のもの。そしてこの3つは、宮崎の居酒屋で私が必ず頼む黄金セットです!
★書ききれないほどたくさん『宮崎のおすすめの食材』
他にも、有名どころでは「マンゴー」、他にもブランド牛になっている「宮崎牛」、意外と知られていないのは「伊勢えび」や「ハモ」という海産物、そして「きゅうり」や「きんかん」「日向夏」なども宮崎県は栽培面積、収穫量ともに日本一と言われています。
『てげうめえ 』(すごく美味しいの意)と思わずアナタも宮崎弁で話したくなる、素材そのものが美味しい食べ物がたくさんあることが、宮崎県の魅力の一つです!!私の宮崎への愛が伝わりましたか(笑)?
(本記事の写真については、関係者の許可を得て掲載しております。)
<魅力その2> 自然がたくさん!!
2つ目の魅力は「自然がたくさん」あるということ。
『海』、『山』、『川』、市街地からちょっと離れるといたるところに自然があります。
実は、日照時間や、快晴日数の多い県という反面、降水量でも九州一を誇っています。
バランスのよい気候のおかげで植物も自然と育ちやすいとか。
★私のとっておきのマリンスポット『青島~日南海岸』
南国好きの私のオススメはやはり、『日南海岸』です。
日南海岸とは、宮崎県南部の海岸線を総称していうのですが、宮崎市内から日南市へ向かう「青島」からの「広がる青い海」、「青い空」、南国の象徴である「フェニックス」をいっぺんに見ることができ、その景色に心奪われることは間違いなし!
まるで“南の島”にいるような気分になります。
これは全部夏場に撮影したものですが、ほんの少しドライブするだけでデイトリップのような気分を味わうことができます。
なにもしなくても、一日中ぼーっと海をみているだけでも、十分私は幸せな気持ちになれます。
もちろん、サーフィンや釣りも楽しめますよ!
また、夏場には『青島ビーチパーク 』というイベントが開催され、多くの人で賑わいます。
さまざまな飲食店や、ハンドメイドのアクセサリーショップなどが立ち並び、ライブやヨガなども開催されます。
花火大会などもありますので、お子様も一緒に一日中楽しめますね。
★移住先としても人気『綾町』
それから、宮崎県の中西部に位置する綾町。
「有機農業の街」「照葉樹林都市」などをスローガンとする町で、移住者も多い町として有名です。
照葉樹林一帯が九州中央山地国定公園に指定された1984年3月28日に架橋された、「照葉(てるは)大吊橋」高さ142メートルあり、日本で2番目の高さを誇る吊橋として有名です。
実はここ、2006年に大分県の九重“夢”大橋ができるまで、日本一高い吊橋でした。
私も幼いころから何度も訪れていますが、なかなかの高さで足がすくみます。
吊橋は渡らなくても、森林浴をするだけでもリフレッシュできますよ!
また、農協の直営センターがあり綾牛・綾ぶどう豚、野菜・果物、お米など安全で新鮮な食材が安価で購入できるのも魅力です。
あまり聞きなれない名前だとは思いますが、綾牛は宮崎県内の牛肉でもトップクラスのお肉です。
年間約300頭の出荷で希少性が高く、肉質等級4以上という上物率が約60%というブランド牛なのです。
そして、綾町には南九州発の本格的なワイナリー『綾ワイナリー』もあります。
綾町産のぶどう、ブラックオリンピアをはじめ、キャンベルアーリー、デラウェアなど宮崎県産を中心に国内産のぶどうを100%使用したワインの試飲や、製造工程が見られます。もちろん、販売もありますよ。
試飲をする際は、ハンドルキーパーがいなければなりませんが、同じ敷地の中には焼酎の工場見学や、レストラン、宿泊施設や温泉もありますので、みんなで泊まってしまったら一日中楽しめますね!
<魅力その3>人があたたかい!!
いろいろな県に転勤してきましたが、宮崎は【特に人があたたかい 】です。
九州男児、とよく聞くと思いますが、宮崎の男性は全く逆の言葉で表されます。
『いもがらぼくと』という宮崎の男性を表す言葉があるのですが、里芋の茎で作った木刀を意味し、転じて、見かけは立派で頼もしいが実際はお人よしである、という意味です。
実際、当社の社員でも宮崎出身の人が何人かおりますが、全員優しいんです。
住んでみても、この温暖な気候のおかげなのかはわかりませんが、温厚で、おおらかな人が多いです。
私も住んでいたときには、宮崎の方の優しさを体感するいろんなエピソードがありますが、印象的だったのは私が仕事の都合でしばらく自宅に帰れなくなったときに、自宅で育てている観葉植物が枯れてしまうという話しを、お客様にしたところ、「うちに持っておいで~、枯らさないから!」と言ってもらい、その言葉に甘えて数ヶ月育てていただきました。
さらに、観葉植物を預けるときには「がんばっておいで」と差し入れまでいただきました。
そんなことが、日常的にあります。
こればっかりは実際に行ってみて、住んでみないと実感はわかないかもしれないですね(笑)
3.宮崎へ移住するための5つのステップ
移住、と一言でいっても、現実は簡単なことではありません。
住む場所だけではなく、多くの人は仕事や、環境も、それまでの生活と大幅に変わります。
移住したあとの生活を成功させるためには、5つのステップが重要な鍵 となります。
STEP1:まずは家族に相談しよう。
「移住」は家族にとっても大きな決断です。だからこそ、まずは家族に相談しましょう。
移住の目的、移住して得たい生活はどういう生活でしょうか?
求めるライフスタイルによって、“住むべき場所“や”選ぶべき仕事”は異なります。
出来る限り具体的に考えることが必要です。
STEP2:宮崎県の情報を集めよう!
住まいや仕事、子育て環境など、実際に宮崎に住む場合の情報を集めましょう。
宮崎県では、全市町村に移住相談窓口を設けているほか、都市部で移住相談会等を開催しており、移住の目的や条件を相談することが出来ます。
実現の有無を含め、どのエリアが希望に近いか、などのアドバイスも行っています。
宮崎県は主に『県央エリア 』と言われる宮崎市周辺、都城市などのエリア、『県南エリア 』と言われる日南市、串間市などの漁業が中心の町、『県北エリア 』と言われる延岡市、高千穂町などの林業が中心の町に分かれています。
温かいイメージの宮崎市ですが、延岡市や高千穂町などは雪も降りますし、スキー場もあります。
また、えびの市には吸収最南端の天然のアイススケート場もあります。
それぞれ、移住の目的にあった場所を相談してみるとよいでしょう。
STEP3:希望する地域で、お試し滞在をしよう。
住みたい地域が決まったら、まずは実際の生活をイメージしてお試し滞在をしましょう。
現地を見てみることで、インターネットやパンフレットではわからなかったことが見えてきます。
また、宮崎県では15の市町村でお試し滞在ができますので、利用しない手はないですね。
交通利便性や、住まい、また病院やお買い物など、実際の生活に欠かせない場所などの確認をしましょう。
宮崎県は移住の前にお試し滞在をしてイメージをつかむことができます。
あったか宮崎ひなた暮らし「お試し滞在(移住体験)」
STEP4:仕事や住まいを見つけよう。
イメージが湧いてきたら、仕事や住まいを見つけましょう。
宮崎県ではU・Iターン就職希望者と受け入れを希望する企業のマッチングを支援する「ふるさと宮崎人材バンク」を運営していますので、ハローワークのインターネットサービスを利用して求職するのと併せて登録をすることをオススメします。
「ふるさと宮崎人材バンク」
そして、住まい選びも重要なポイントです。
賃貸にするのか、購入にするのか。公営住宅に申し込むこともできます。
宮崎県の【空き家】の情報を集めた、「空き家バンク」なども活用してみるといいでしょう。
「空き家バンク」
STEP5:実際に宮崎に移住しよう!
引越をして、いよいよ実際に宮崎での生活がスタートします。市町村によっては、支度金がでることも!
これまで住んでいた場所とは異なる慣習などあり、戸惑うことがあるかもしれません。
特に田舎になればなるほど、「遠くの親戚より、近くの他人」となり、隣近所のお付き合い、地域の行事なども増えるでしょう。
でも、せっかく飛び込んだ新しい世界。新たな人間関係も移住のメリットと捉え、積極的に楽しみましょう。
4.宮崎での仕事先
4.1企業で働く
今まで培ったスキルを活かして働く、もしくは新しい生活を始めるのをきっかけに「やりたかった仕事」を探すのもいいかもしれません。
宮崎市には「DELL」や「ホンダロック」などの有名な企業もあります。
宮崎県は県内に進出する企業のサポートの充実なども積極的に行っています。
またIT企業の誘致も積極的に行っています。
宮崎市中心部には、現在、地場企業・誘致企業あわせて約3,000人がIT・ICT産業に携わっています。
県内有志企業と県では、この人口をさらに3,000人増やそうと、今回新たに「みやざきIT3000プロジェクト 」を立ち上げたそうです。
また、実際に社員の半数がUIJターンという企業もあるそうなので、IT分野のスキルに自信がある方はオススメの移住先かもしれませんね。
4.2農業、漁業で働く
宮崎は『太陽と緑の国』と称されており、農業もさかんです。
新たに農業をはじめたい人向けの情報提供や、相談を受け付けてくれる宮崎県新規就農相談センターもあります。
宮崎県新規就農相談センター
また、宮崎の漁業は生産量、生産金額はともに全国的に上位に位置しています。
日本の豊かな食生活を支える担い手になることもできます。宮崎県漁業就業者確保育成センターでは、漁業に必要な技術など、これから漁業をめざす人の相談も受け付けてくれます。
宮崎県漁業就業者確保育成センター
4.3資格を活かして働く
看護士や美容師など、資格をお持ちだとその資格を活かして働くことができます。
医療系の資格をお持ちの方には、宮崎県総合医療機能情報提供システム『みやざき医療ナビ』などの専用の求人サイトもあります。
宮崎県総合医療機能情報提供システム『みやざき医療ナビ』
4.4地域おこし協力隊として働く
全国各地で随時募集している、地域おこし協力隊として働くことも可能です。
隊員になると、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図ります。
地域おこし協力隊といて移住して、そのまま定住するケースも多いようです。
総務省地域おこし協力隊
5.宮崎市の子育て支援
宮崎市には地域子育て支援センターが34箇所もあります。
学校就学前の子どもと保護者が一緒に利用できる施設で、専任の職員が常駐し、プレイルーム(遊び場)の開放や、育児の相談、様々な親子講座を行っています。
基本無料で、施設は利用できます。(講座によっては材料費が必要となる場合もあります。)
そして乳幼児医療費の助成制度もあり、お子様が小学校入学前の3月31日まで、医療費は無料になります。
(2018年1月現在)
※宮崎市役所での申請が必要になります。所得制限等もありますので、詳しくは宮崎市のHPをご確認ください。
また、宮崎市は数年前まで待機児童もゼロでした。
行政としても子育てにはとても協力的な環境ではないでしょうか。
6.宮崎の住宅事情と補助制度
宮崎県の専用住宅の1ヶ月あたりの家賃は、36,727円になります。
(出典)総務省統計局「借家の家賃・間代」より引用
全国的に見ると、東京都が最も高く76,648円となっており、宮崎県の約2倍となります。
また、移住した場合は宮崎市を例に挙げると、青島地区では購入した場合、自分の居住用として補助対象になっている空き家を購入した場合には、最大で60万円の補助があります。
(※空き家の所有者との3親等以内の親族は除く)
7.まとめ
2016年度に宮崎へ移住した世帯は388世帯になり、統計を取りはじめた2006年以降で最高だったそうです。移住をする理由は人それぞれ、選ぶポイントも人それぞれだとは思いますが、マンション営業をしている私の経験で言うと、実際に転勤などで宮崎に住んだことのある人は、とても住みやすいとおっしゃいますし、老後の移住先としてマンションをご購入されることもしばしばありました。
ぜひ、移住先の候補のひとつとして私の大好きな『宮崎』をご検討していただければ幸いです。
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