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浴室乾燥機の使い方
くらしのヒント

浴室乾燥機を上手に使う!節約のカギは「こまめな掃除」と「賢いモード選択」

だけど、その分光熱費がかさんでしまうのでは?と心配される声もチラホラ。
筆者も、「洗濯物を手早く乾かしたいけれど電気代が…」と少し尻ごみしてしまうことがあります。
今回は、浴室乾燥機を効率よく使い節約しながら便利さを満喫する方法をご紹介します。


浴室乾燥機のお手入れ方法

浴室乾燥機を上手に使う!節約のカギは「こまめな掃除」と「賢いモード選択」

浴室乾燥機も、エアコンや空気清浄機と同じく、フィルターの目詰まり等で運転効率が落ち、結果的に光熱費がかさんでしまいます。
それを防ぐためにも、ご家庭でできるお手入れ方法を実践し、日々効率的な運転がキープできるように心がけましょう。

製品やメーカーにもよりますが、一般的に家庭でお手入れできるのは以下の3箇所です。

  • 外側カバー
  • ファン
  • フィルター

数ヶ月~半年に1度、外側カバーを外してファンとフィルターについたホコリと汚れを取り除きましょう。
安全のため、必ず電源を切ってから作業を開始してください。

ホコリを取り除く

まずは掃除機で届く範囲のホコリを吸い取るところからです。思いのほか大きなホコリの塊や細かいカス等が出てきて、驚くかもしれません。
筆者も、「浴室はリビングや寝室と違ってホコリがあまり出ない環境なので大丈夫だろう」と高を括っていましたが、エアコンの掃除をする時と同じようにふわふわと大きなホコリの塊が出てきて驚きました。
ホコリって、結構いろいろなところで発生するものなのですね。

汚れを拭き取る

掃除機でホコリを吸い取ったら、カバーとファンを雑巾でやさしく拭きましょう。
ちなみに、細かいところに溜まったホコリや汚れは、割り箸に布を巻きつけたものでやさしく撫でるようにかき出すときれいに取れますよ。
あまり一生懸命こすると傷がついてしまったりコーティングが剥がれてしまうこともあるそうですので、飽くまでもやさしく拭いてください。
汚れがひどいところは、中性洗剤をぬるま湯で薄め、含ませてから拭くのもオススメです。
ただし、製品によっては中性洗剤を使うとはじめから備わっている効果が薄れてしまう等のデメリットがありますので、製品に付属の説明書をよく読んで判断してください。

フィルターを洗浄する

フィルターは、掃除機でホコリを吸い取った後、大きめのタライや浴槽に入れ、中性洗剤を垂らしてからぬるま湯に浸してしばらく置くと、きれいになります。
その際、排水溝にホコリが詰まってしまう可能性がありますので、気をつけましょう。
市販の排水溝づまりを防ぐアイテム等を併用すると便利です。
ちなみに、この方法はエアコンや空気清浄機のフィルター掃除にも使えます。
我が家では家中のフィルターを集めて一気に掃除をするので、大小さまざまなフィルターが集まる様子はなかなかに見応えがありますよ。
どれがどのフィルターかわからなくならないように、取り外す際にきちんと形を覚えておきましょう。

本体に戻す時は、完全に乾かしてから作業してくださいね。水気が残っていると、故障の原因になってしまいます。
筆者は一度、フィルターに水滴が付いたまま空気清浄機にセットし、故障させてしまったことがあります……。
結構ショックなので、気をつけてください。

また、日々の掃除にプラスして、専門業者に分解掃除をお願いすると、自分では手入れができない奥の方まできれいにしてくれるのでおすすめですよ。
運転効率が上がると、結果的に製品を長く使うことにもつながります。


浴室乾燥機の上手な使い方

浴室乾燥機を上手に使う!節約のカギは「こまめな掃除」と「賢いモード選択」

浴室乾燥機のコンディションを整えたら、日々無駄のない使い方を心がけましょう。
こまめな手入れはもちろん、使用時の工夫で運転効率を向上させると、より節約が可能です。

浴室内の湿気を雑巾やスクレーパーで拭き取る

浴室乾燥機がついているのに拭き取るなんて…と思われがちですが、効率を考えると壁面についた水気は先に拭き取ってしまうことをおすすめします。
天井まで隅々と、とまではいかなくとも、手が届く範囲でサッと拭き取るだけでも浴室内の空気がかなり変わるのがわかるはずです。
浴室内の湿気をできるだけ抑えるためには、浴槽内の水やお湯は全部抜いてしまうか、きちんとフタを閉めることも忘れずに!

特に、洗濯物を干す時は浴室の湿気+洗濯物の湿気でいっぱいになりますから、事前の準備を怠らないようにしましょう。
入浴後に洗濯物を干さざるを得ない場合は、水で壁面を流し、浴室内の温度を下げましょう。その後の拭き取り作業がしやすくなるだけでなく、カビの発生を抑える効果も期待できますよ。

洗濯物を干す場合は、洗濯物同士の間隔を空ける

これは浴室乾燥に限らない話ですが、洗濯物同士の間隔が狭いと乾燥の効率が下がります。
あまり多くの洗濯物を一気に干すのは避け、それぞれ充分な空間をとって干せるように量を調整しましょう。
また、シャツやパンツは厚めのハンガーを使って前身頃と後身頃の間に隙間ができるように工夫するとより効率的に乾かすことができます。パンツは裏返し、ポケットを外に出すとさらに良いです。
厚めのタオルも同様に、場合によってはハンガーを2本使って布同士が触れ合わないように干しましょう。
何を干すにせよ、布と布の間に空気の通り道を作ることが肝心です。
乾きにくいものから送風口の近くに干すのも有効ですよ。

「換気モード」と「乾燥モード」をうまく使い分ける

一般的に「乾燥モード」の方がエネルギーを多く消費し、光熱費が高くなりますから、「換気モード」をうまく使って乾かすようにしましょう。
浴室内の乾燥だけが目的であれば、筆者の自宅の場合は「水気の拭き取り」+「換気モード」で充分です。
電気やガス等の単価や製品の仕様にもよりますが、「乾燥モード」で短時間運転するよりも「換気モード」で長時間運転する方が安く済むことも……。

これは、洗濯物を干す時も同様です。
はじめは「換気モード」で水気を飛ばし、半分程乾かしたところで「乾燥モード」に切り替えると効率的に乾かすことができます。

ドアスリットがない場合、浴室のドアを少しだけ開けておく

乾燥は、「温度の上昇+空気の動き」で促進されます。
ドアスリットがある場合は空気の通り道ができますので特に問題はないですが、もしもドアスリットがない場合は、ドアを少しだけ開けて外気を入れると、効率的に乾燥させることができます。
とにかく速く乾かしたい時は、扇風機やサーキュレーターを併用するのも手です。
ただし、大きく開けすぎるとせっかく温まった空気が逃げてしまいますので、ドアを開けるときはほんの少し、細く開けるようにしましょう。


まとめ

浴室乾燥機を効率的に使うために日々意識したいことをまとめます。

運転効率を上げるため、定期的に掃除をする

数ヶ月に一度、外側カバーを外して掃除をしましょう。

  1. ホコリを掃除機で吸い取る。
  2. 汚れを柔らかい布で拭き取る。
  3. フィルターはホコリを取った後、中性洗剤を溶かした水に漬ける。本体に戻す際は、必ずよく乾かしてから!

また、中性洗剤を使う場合は、いずれの場合も製品の説明書を読んで、使用可能かどうかを確認してからにしましょう。

効率的に乾燥させるため、運転モードを賢く選択&乾燥の仕組みを利用する

  1. 浴室乾燥機を運転する前に、浴室内の水気を拭き取る。湯船は水を抜くか、ふたを閉める。
  2. まずは「換気モード」で水分を含んだ空気を入れ替えながら半分ほど乾かし、仕上げに「乾燥モード」を使う。
  3. 洗濯物を干す際は「空気の通り道」を意識して作る。

上記のポイントを意識し、「浴室乾燥機は光熱費がかかるから」と諦めてしまわずに、上手に便利に使いましょう。
家事の効率化や時短にもなりますよ!

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