兵庫県南西部に位置する姫路市。瀬戸内海に面しており、温暖な気候と豊かな産業に恵まれた人口53万人の中核都市です。日本で初めて世界文化遺産に登録された国宝「姫路城」があることも有名ですね。
また、姫路市は2019年の近畿圏版 住みたい街ランキング(※)『買って住みたい部門』にて1位を獲得した魅力あふれる都市なのです。
(※)2019年 LIFELL HOME’S 調べ ≪期間:2018年1月1日 ~ 2018年12月31日≫
今回は、これまで色々なエリアに住んできた転勤族の私が、現在姫路市に実際に住んで感じた魅力をお伝えします。
1 住みやすい街、姫路の5つの住環境
1-1 生活利便施設が揃う街
姫路市は、兵庫県内において神戸市に次いで2番目に人口が多い街です。市内ではマイカー利用がメインなので、大型ショッピングモールやスーパーマーケット、家具・家電量販店など、大体の商業施設には駐車場も備えられています。また、姫路駅周辺では、駅直結の百貨店や映画館・飲食店など商業施設が多く、マイカーなしでの生活も可能で、駅前の開発にあわせてマンションの供給も増えてきているようです。
都市銀行から地方銀行まで幅広い金融機関も支店をかまえ、医療分野では厚生労働省認定の基幹病院にてドクターヘリの利用が可能。また、JR姫路駅東側では、姫路市の再開発地域の一部に県立病院の建設も予定されており、今後ますます発展していくことが予想されています。(※2018年12月現在)
1-2 電車だけじゃない!充実した交通手段
神姫バスをはじめとする路線バスを利用すれば、充実した運行系統で市内の移動も可能なので、マイカーなしでも移動がしやすいのです。また、姫路城周辺を観光するのには、ワンコインの観光ループバスも運行しています。
姫路市から周辺エリア・県外へのアクセスには、電車はもちろんのこと、姫路市家島や香川県小豆島に行けるフェリーなどの航路も利用できます。また、高速道路のほか姫路バイパスも利用できるので、マイカー利用で県内外へ行き来できるのも便利ですね。
1-3 街と自然の程よいバランス
兵庫県南西部の播磨地区にあたる姫路市は、瀬戸内海に面しているため、温暖で降水量が少ない瀬戸内気候です。四季を通じて温暖な日が多く、天災なども比較的少ないエリアです。
市街地を中心部にかまえ、北部には広嶺山・増位山・書写山・峰相山と数々の山が点在、南部には瀬戸内海を臨むことができます。書写山は、西の比叡山とも呼ばれる山で、標高は371mあります。2003年公開の映画【ラストサムライ】や、NHK大河ドラマ【軍師官兵衛】・【武蔵】のロケ地としても有名ですね。
また、市内には播磨五川のうちの夢前川・市川・揖保川などの河川も通り、街と自然がバランスよく存在する市ともいえます。
1-4 子育てや医療などの福祉支援が充実
姫路市では、子育て支援に取り組んでいます。中学3年までの乳幼児・児童・生徒に対する医療費助成制度や、保育料軽減制度があるほか、育児援助を必要とする人と人をつなぐ子育て支援活動なども実施されています。
詳しくは、姫路市の子育て支援総合情報サイト『わくわくチャイルド』をご確認ください。
医療制度としては、夜間・休日診療のほか、救急医療電話相談の受付をしています。また、病気にかかり保育所などに通えなくなった子どもを、仕事によって保護者が養育できないときに市町内の施設で預かる制度として「病時・病後児保育」も行っています。
以上のような生活する中での福祉制度があるだけでなく、これから姫路市に住むときに役立つ支援としては【空き家バンク制度】があり、市町内の空き家情報を、住まいを探す方へ提供をしています。
1-5 地域の行事が盛んな都市
姫路城観桜会、姫路お城まつり、姫路ゆかたまつり、姫路みなとまつり、姫路城観月会、灘まつり、大塩の獅子舞、網干の提灯まつり、書写山もみじまつりなど…一年を通じておまつりやイベントが多く開催されています。四季を感じられるような独自の催しも多いので、行事ごとに地域の団結力も高まるかもしれませんね。
2 エリア別!姫路駅周辺のおすすめスポット
2-1 姫路城を臨む、休日も充実の駅北エリア
[1]世界遺産・国宝 姫路城
姫路城は1993年に日本初の世界文化遺産のひとつとなりました。現在登録されている世界遺産は、中国の万里の長城のほかエジプトのピラミッド・アメリカの自由の女神像などがあります。
白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)とも呼ばれる姫路城は、築城から400年以上の歴史を重ねてきました。これまでにも改修は行ってきたものの、少しずつ壁やひさしに傷みや汚れが目立つようになってきたため、2009年からは「平成の大修理」が行われました。延べ1万5千人の職人の手によって行われた大修理では、大天守の屋根瓦などの全面葺き替え・外部の傷んだ軒や漆喰塗などを補修しました。約5年の歳月をかけた大修理により、まばゆいほどの白い輝きがよみがえった『白鷺城』を一目見ようと、今では年間約180万人の入場者が訪れています。
外国人入城者数は約30万人を超え、全体に占める外国人の割合が高く、日本文化のひとつとして姫路城の人気の高さがうかがえますね。
(参考:姫路市公式ウェブサイト内「 2018年4月 記者発表資料 > 姫路城の平成29年度入城者数について」)
[2]利便も◎、姫路駅前再開発事業エリア
【キャスティ21】と名称のつけられた姫路駅周辺の再開発計画では、駅ビルや駅前地区のビル建設、駅前広場の整備、駅前地下アーケードのリニューアルなどが進められてきました。姫路駅を中心に大規模な再開発がなされる様子は、姫路のイメージをも大きく変えました。
駅ビルとしては、「ピオレ姫路」が約200もの店舗をもつ商業施設として2013年にオープン。駅前地下街の「グランフェスタ」に直結しているだけでなく、山陽姫路駅ビルの「キャスパ」や2018年オープンの「ホテルモントレ姫路」、映画館のある「テラッソ姫路」・再開発ビルの「姫路ターミナルスクエア」など全て、空中連絡通路にて繋がっており、歩行者がアクセスしやすい環境づくりがされています。
この再開発では他に、姫路駅~姫路城を結ぶ「大手前通り」にて一般車両の通行を禁止、バスなどの公共交通機関と歩行者の通行だけを許す市街化を行いました。この整備は、大手前通りのとある部分から姫路駅までの一部区間で、車道を片側4車線から1車線道路に減らして歩道を拡幅、一般車両の通行を制限してバスとタクシーの通行を優先させました。また、一般車両については姫路駅の東西側に送迎用の乗降場を設けました。
また、歩行者がゆっくりとくつろげる駅前広場の確保をしたり、駅から商店街まで屋根付き通路を設けたりと、人に優しい再開発事業が実現しました。
2-2 毎日の生活に便利!さまざまな施設が整う駅南エリア
[1]利用しやすい買い物施設がたくさん
姫路駅の北側は再開発事業で新たなビルが立ち並びますが、駅南エリアではマイカー生活がメインの姫路で、車があると便利な買い物施設がたくさんあります。姫路駅から車で約2分のところの「イオンタウン姫路」では60を超える店舗が入っており(2018年10月現在)、敷地内に800台を超える駐車場を確保しているのでちょっとした買い物にとても便利です。
また、24時間営業のスーパーとして、姫路駅から車で約5分のところには「マックスバリュエクスプレス北条店」、約10分のところには「ハローズ東姫路店」があり、急ぎの買い物にも対応できるお店があるのは嬉しいですね。
また、駅周辺エリアからは離れますが、姫路駅から車で約20分の距離には「MEGAドン・キホーテ」が2店舗あり、こちらも24時間営業なのが魅力のひとつです。
筆者も姫路市内の駅南エリアに居住していますが、夜遅い時間や朝早い時間に利用できる買い物施設があることで、急に必要なものができたときにはとても助かり、心強いなと感じました。
[2]公的施設が立ち並ぶ落ち着いた街並み
姫路駅より南エリアには、姫路市の総合庁舎や税務署、地方裁判所のほか市役所もあり、毎日の暮らしの中で申請手続きや相談窓口となる機関が南エリアに集中しています。また、駅南大路をはじめ、車道や歩道もゆったりと整備されているほか、数多くの公園も人々の毎日を彩ってくれます。
市役所の東側には、姫路城の外堀川に沿う公園で運河のある「運河公園」があります。公園内には歩道が整備されているほか、子どもが楽しめる遊具やベンチなどもあります。また、外堀川沿いには桜並木があり、春には桜の名所として人が集まる憩いの場になっています。姫路の街の雰囲気を感じながら、ゆったり散歩するのも良いですね。
3 各方面への便利なアクセス
兵庫県の南西部に位置する姫路市ですが、周辺都市へのアクセスに利用する電車はJRと山陽電鉄の2種類。JR姫路駅は山陽本線・姫新線・播但線、そして山陽新幹線が乗り入れる兵庫県内でも有数の拠点駅です。在来線のみならず新幹線も利用できるため、周辺主要都市へもアクセスしやすいのです。
3-1 京阪神地区からのアクセス
JR在来線を利用する場合、新快速を利用すれば大阪駅まで約1時間。新幹線の利用だと新大阪駅まで約30分で行けます。また、山陽電鉄を利用の場合は、山陽姫路駅~大阪梅田駅まで約1時間40分、山陽姫路駅~神戸三宮駅まで約40分でアクセスが可能です。
3-2 山陽方面からのアクセス
新幹線を利用の場合、姫路駅~岡山駅まで約20分、広島駅まで約1時間でのアクセスが可能です。拠点駅ならではの利便性のよさが伺えますね。
4 まとめ
街の中心に世界文化遺産 姫路城をかまえる播磨の国、姫路市。一年の中で四季を感じるイベントが数多く開催される、とても活気あるまちです。
私が実際に住んでみて感じることは、歴史や文化の中に近代的な商業施設が融合しており、日本の良さと利便性を兼ね備えた近未来的な街だということです。毎日の暮らしに不自由のない、快適な生活を送ることができる住みやすさは、これまで色々なエリアに住んできた中でも上位に入ると感じています。
まずは、姫路城をはじめとする文化やまちを肌で感じ、姫路を体感してみてください。
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